なつぞら第38話あらすじやネタバレ感想｜母・富士子（松嶋菜々子）のビンタ！天陽（吉沢亮）の悲しげな瞳に注目

NHKの朝ドラ「なつぞら」の第38話が5月14日(火)に放送されました。

阿川家の弥市郎（中原丈雄）と砂良（北乃きい）親子に助けられたなつは、朝一番に家へ帰ります。

朝日を浴びながら、あることを決意したなつ。さっそく家族に伝えようとします。

こちらの記事では「なつぞら」第38話のあらすじ・ネタバレを含む、感想や見どころをご紹介します。

前回のお話はこちらから。

1 NHK朝ドラ「なつぞら」第38話あらすじ・ネタバレ
2 「なつぞら」第38話の感想
3 NHK朝ドラ「なつぞら」次回以降の予告（ネタバレ）
- 3.1 泰樹と仲直り…？
- 3.2 悩んだなつは、天陽の家へ
4 NHK朝ドラ「なつぞら」の放送時間は？再放送はある？
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NHK朝ドラ「なつぞら」第38話あらすじ・ネタバレ

吹雪で遭難したなつ（広瀬すず）は、阿川家の弥市郎（中原丈雄）と砂良（北乃きい）に助けてもらい、無事に柴田家へと帰ってきます。

帰ってきたなつは、すぐに感じたことを天陽（吉沢亮）に話したいという気持ちに駆られ、天陽を家まで送ることにし、なつはアニメーターになるという決意を話します。

アニメーターになることを決意する

吹雪で遭難したなつ（広瀬すず）は、阿川家の弥市郎（中原丈雄）と砂良（北乃きい）に助けてもらい、無事に柴田家へと帰ってきます。帰ってきたなつは、休めという富士子（松嶋菜々子）の話も聞かず、感じたことを天陽（吉沢亮）に話したいという気持ちに駆られます。

なつは、天陽を家まで送ることにします。なつは、前日天陽が話したかった事について尋ねると、天陽は自分の話は今度と言い、なつの話を聞きたいといいます。なつは、アニメーターになりたいと、今日朝日を見たときにそう決めたと決意を話します。

天陽「なっちゃんが決めたなら、それで、いいに決まってるだろ」「俺はいいと思うよ・・・頑張れ」

天陽の表情は優しく、安堵した表情を見せます。なつは天陽が肯定してくれたことに、安心し、お礼を言います。

2人は道の途中で別れ、反対方向へ進んでいきます。天陽は振り返り、前へ進んでいくなつの背中を寂しそうに見つめています。前日、天陽の話したかった話とは、なつが好きだということでした。それを話すと、夢へと向かうなつを引き止めることになり、天陽は想いを告げることができなくなりました。

「私を東京に行かせてください」

その日の夕食は、泰樹との喧嘩のことも忘れ、なつは上機嫌でご飯をほおばっています。命を救ってくれた阿川親子の話で盛り上がります。夕食が終わると、なつは姿勢を正して「東京に行きたい」と切り出します。なつは言葉に迷ったあと、兄を近くで支えたいと、そして妹も探し、いつか3人でまた暮らしたいんだと話します。

しかし、今すぐではないと言います。どうして今すぐではないのかと剛男（藤木直人）に聞かれ、柴田家にまだ恩返しをしていないと話します。なつは自分の考えを伝えられず、柴田家の家族たちもなつの考えに疑問を持ちます。

受け止められない泰樹

泰樹「その必要はねえ。行きたきゃ行けばいいべ」

柴田家を気遣うなつに泰樹は静かな声で、酪農をさせたのは自分の勝手だといいます。泰樹「牛飼いとお前はなんも関係ねえんだ。この家とも、関係ねえ…」「出て行きたきゃ出ていけばいいべや・・・行くなら、すぐに出てけ！」声を荒らげ、「お前の顔は二度と見たくねえ」となつのことを突き放してしまいます。

なつはその言葉に絶望し、立ち上がると、２階へ行き、涙をこらえながら荷物をまとめ始めます。

泰樹となつの間を取り持とうとする照男

兄・照男（清原翔）と祖父・泰樹（草刈正雄）は食卓に残されます。照男は、泰樹にあんな言い方はないと話します。「なつがやっと話せたことかもしれない」と言うと、泰樹は明らかに落ち込んでいます。照男に「色々と巻き込んですまなかった」と謝り、居間を出て行ってしまいます。

なつにビンタを張る富士子

なつ（広瀬すず）が家族の絵と貰ったセル画を剥がそうとしたとき、母の富士子（松嶋菜々子）がその手を引き止めます。剛男（藤木直人）、夕見子（福地桃子）、明美（平尾菜々花）も部屋の入り口で心配そうに見つめます。

富士子「こんな時間に出てけば、みんなに迷惑がかかるなんてもう分かるべさ！」なつ「だけど・・・ここにはもう、申し訳なくていらんない」

その言葉を聞いた瞬間、富士子がなつの頬を打ちました。富士子の声色が低く変わります。これで、帳消しにしたら良いと言い放ちます。「申し訳ないと思われるなら、憎まれた方がよっぽどましだわ！」と再び、手を振り上げます。

「一人で苦しみたいなら・・・家族はいらないっしょ・・・」そう言われてなつは、富士子の胸へと飛び込み、思いっきり泣きました。

2人は涙を流しながら、抱き合います。剛男（藤木直人）がなつに、学校をきちんと卒業してから考えなさいと話します。

自分で答えを出すようにと伝え、なつが本当に望む事なら、泰樹も許してくれると言います。なつは高校へ行かせてもらった恩を、必要以上に感じていました。

夕見子（福地桃子）は、自分自身が納得できてから東京へ行くべきだと言い、考えすぎるなとアドバイスをします。明美（平尾菜々花）が、咲太郎（岡田将生）が北海道に住めたら良いのに…と話し、富士子（松嶋菜々子）もそれに賛同します。

なつは家族に「自分勝手」で申し訳がないと、ひとりひとりに謝ります。気を遣うなつに夕見子は「今更気づいたの？今さら振り回されるわけがない」と、遠まわしになぐさめるのでした。なつは東京へ行く本当の理由を、まだ言えずにいます。

「なつぞら」第38話の感想

天陽（吉沢亮）の悲しげな瞳！

なつと天陽（吉沢亮）が2つの道へと分かれていくシーン、今後の展開を予感させますが…このまま2人の気持ちは通じ合わないままなのでしょうか？！なつは自分の気持ちを汲み取るのが下手なんですね。

アニメーターに関しても、天陽（吉沢亮）に関しても…その反面、天陽（吉沢亮）の理論派、一貫性には驚きますね。なつの決意に動揺することもなく、応援していると伝えられるところ…高校3年生よりもやはり大人なんですよね。

小学生の時に家を継いで、この土地で生きていくことを決意しています。非の打ち所がありませんが、もっと子供っぽく感情表現をしてくれたら・・・と見ている方は思ってしまいますね。

富士子（松嶋菜々子）のビンタ！

涙！松嶋菜々子さんの声色が変わる演技、朝から泣きそうになりました。柴田家の人ってこういうところがありますよね。熱くて暖かな気持ちを持っているのに、言葉は素っ気なくきつい・・・。

ビンタを張る思いがなつに伝わっている時点で、十分家族！なつもあそこで富士子に泣きつける関係性ができているのが、柴田家がなつを暖かく見守ってきた証拠ですよね。

朝ドラ受けでの華丸「うさぎが動いた？！！」

ラストシーンで壁に掛かっていたウサギのキャラクターのセル画が動き出しました。

「心霊現象ではないよ！」と大吉さんが笑っていました。見ましたが異様に滑らかな動きでしたよ。実写の中にうさぎのアニメーションがはめ込まれるシーンは、なつがアニメ制作会社を訪れたときも登場しています。(31話)

貰ったセル画からうさぎが飛び出し、路地へと逃げ出すのです。動画にアニメーションをはめ込むというのは、どう制作されているのでしょうか？ NHKの公式サイトで、オープニングのアニメーションの裏話が紹介されています。

NHK朝ドラ「なつぞら」次回以降の予告（ネタバレ）

以下は、ノベライズ版をもとに、今後の展開を予測したネタバレありの次回以降の展開になります。

内容は、実際の放送とは変わる可能性もございます。

泰樹と仲直り…？

翌日、なつは泰樹に謝ります。しかし、昨日のことを忘れて欲しいと話してしまいます。なつ「私、ここで頑張るから。ここで・・・ずっと頑張るから」そう言うと、泰樹は怒り出し、出て行ってしまいました。

照男（清原翔）が、泰樹も悪いと思っている、と気持ちを代弁します。なつは、東京に行くと考えたこと自体を、後悔していました。

悩んだなつは、天陽の家へ

天陽となつは、天陽が絵を描く納屋に2人で座っています。天陽はなつが嘘をついたことを咎めます。本当はアニメーションを作りたい、そのことをなつは家族に言えませんでした。なつは本当に東京で漫画映画を作ることが出来るのか、全く自信がありません。

酪農よりもやりたいことがあると、祖父・泰樹（草刈正雄）に伝えることが裏切りだと考えています。中途半端ななつに天陽は容赦なく、正論をぶつけます。

天陽「そんなやつには何もできねえな、行かんほうがましだ」なつ「だから…行かんよ。もう、行けるわけねえわ」 なつは自分の思いを諦めようとします。

なつは話を変え「天陽くんの話って何？」と尋ねます。ここで天陽は力なく笑いながら、「何でもない。忘れたわ」と隠します。天陽（吉沢亮）は、照男（清原翔）とのスキー対決で負け、なつに好きだという気持ちを伝えると約束をしています。しかし、このタイミングでは言えません。なつの夢を諦める後押しをしてしまうからです。