9月2日(月)放送のNHKの朝ドラ『なつぞら』の第133話。
神地がマコプロダクションに誘われたことをきっかけに、なつに自分の夢を語ります。
一方、十勝で入院中の天陽は病院を抜け出して・・・。
こちらの記事では『なつぞら』第133話のあらすじ・ネタバレを含む、感想や見どころをご紹介します。
前回のあらすじ『なつぞら』第132話はこちら。
目次
『なつぞら』第133話の予告レビュー
次回の番組表をもとに、個人的な感想・妄想・希望を交えた予告レビュー（予想）です。
予告では優が目を覆って、テレビを見たくないと嫌がる様子が映されていました。
さらに、「優秀な人ほどいなくなるな、この会社は！」と制作部長・佐藤利之（橋本じゅん）が嘆くシーンが登場しました。神地航也（染谷翔太）が東洋動画を離れることを決断したのでしょうか？このままだと、なつもマコプロダクションに合流することも有り得るかもしれませんね。
そして予告で目が離せなかったのは、真っ白な顔で外に立つ天陽（吉沢亮）の姿。絵を描くために病院を抜け出して、アトリエに行き、徹夜で1枚の絵を仕上げます。
病院に戻る前に畑を見てくると言ってアトリエを出た天陽・・・そのシーンかもしれませんね。その後のことはなつが帰省したとき、靖枝（大原櫻子）から聞かされることになります。
第23週の予告はこちらから⇒https://www.nhk.or.jp/natsuzora/story/23/
『なつぞら』第133話あらすじ・ネタバレ
病院を抜け出した天陽、靖枝に感謝を伝え…
なつは「魔界の番長」というテレビアニメの制作に忙しくしていました。そんな中、神地航也（染谷翔太）が東洋動画を辞めて、マコプロダクションへと移ることを明かします。驚くなつでしたが、坂場一久（中川大志）からも新しいアニメーションを一緒に作らないかと誘われます。
なつは、暴力的な要素のある新しいアニメを引き受けるか悩んでいましたが、仲努（井浦新）の言葉もあって作画監督を引き受けました。
昭和48年の夏、「魔界の番長」の放送が始まりました。家で見ていたなつと優でしたが、優は怖いと目を覆います。「悪を持って悪を制す、魔界の番長ここに見参！」というセリフに、優はふすまを閉めて自分の部屋へとこもってしまいました。
なつは作画をしながら、優のことを思っていました。そこへこっそりと神地航也（染谷翔太）がやってきます。昨日の放送を見たと言って、なつを中庭へと連れ出します。
神地は「日本のテレビ漫画はひどい方向に行っている」と呟きました。ただなつの描いたものは良い作品ではあるし、ヒットはすると思うと話しました。そして、神地は「なっちゃん、俺も辞めるわ」と言うと、なつは驚きます。
映画はもうだめだと話す神地、映画も繁盛しているのではと問いかけるなつに「子供たちは東洋漫画カーニバルとして、一緒にやっているテレビ漫画が見たいだけなんだ」と嘆いています。神地は、どうせテレビをやるならマコプロダクションで、坂場一久（中川大志）や下山克己（川島明）たちと作りたいと決意しました。
なつは、麻子が森田桃代（伊原立花）たちを引き連れ、怪しげに手を招く姿を想像しました。神地は独り身で人生を捧げてきたのだから「世界の人があっと驚くような映画を作りたいんだ！」と宣言しました。「神っちなら・・・そのうちきっと良い人が現れるわよ」と言うと、神地が吹き出します。
帰宅したなつは坂場一久（中川大志）と食卓で話をしていました。なつは麻子が魔王のように見えてくると冗談を言い、「東洋動画を破滅させる気か！」と演劇調で坂場に言いました。
坂場は「魔王に魂を売ったらどうだ」と提案します。今、考えている企画があると言って「大草原の小さな家」という本を取り出しました。これは開拓者の話であり、「それをするなら君の力が必要だと思ってる」「一緒にやってみないか？」と坂場は問いかけました。
なつは東洋動画をやめるわけにはいかない、仲を裏切ってはいけないと断ろうとします。「もし辞めるとしたら…アニメーターかも、今は少しでも優の側にいてあげたい」となつは言います。坂場は「そんなにやる気を失っているのか・・・」と残念そうに嘆きました。
しかし、急がずに自由に読んで欲しいと坂場は話し、なつは本を手に取り柔らかく微笑みました。
そのころ十勝では天陽（吉沢亮）が退院して、アトリエでまた絵を描いていました。しかし8月に入ると再び帯広の病院に入院してしまいました。そこへ兄・山田陽平（犬飼貴丈）がやってきました。「起きてて大丈夫なのか？」と尋ねると、天陽はカレンダーの絵を出さなければいけないと言って、風景画を描いていました。
「俺はアトリエの書きかけの馬も良いけど、風景画も好きだ」と陽平が言うと、天陽は「つまらない風景画だよ」と笑いました。陽平は当てつけかと言って、一緒に笑いました。天陽はそんなつもりはないと話し、「アニメーションなら、そこに昔のなっちゃんを歩かせたりして…」と言って想像して微笑みます。
陽平ははっとしたような顔をして、「なっちゃんが会いたがってたよ」と伝えました。天陽は「なっちゃんも俺も、会えなくても、お互いに絵を描いていればそれで十分なんだよ」と微笑みました。
なつは東京で絵を描いています。忙しくて優と約束した夏休みを取れないでいました。天陽は咳き込みながら自転車を漕いでいました。家へと戻ってきた天陽の姿に、山田正次（戸次重幸）やタミ（小林綾子）、靖枝（大原櫻子）が驚きます。
天陽は青白い顔で2人の子供たちに抱きつきました。来週退院して良いと言われ、居ても立ってもいられなくなって抜けてきたのだといいます。天陽は子供たちを抱きしめ、「父ちゃん、もうちょっとで帰ってくるから。辛抱してな」と言うと、「辛抱できないのはあんたでしょや」と靖枝が背中を叩きました。
天陽は「畑も牛も靖枝に頼ってばかりだ、だから絵を描いていられる」と笑いました。「靖枝と結婚して良かったわ…俺は、俺でいられる」と言われ、照れながらアトリエを出ていこうとする靖枝。天陽は「もういっちゃうのかい…？」と言って靖枝の手を掴み、「ここにいろよ」と抱き寄せました。
靖枝は照れつつ微笑み、「絵の具がついちゃう！」と笑いながら、天陽の背中に腕を回しました。そして、「早く治してよ」とあたたかく声をかけました。
朝になり、天陽は汗を拭きながら、ベニヤ板に描いた馬の絵を完成させます。側で眠る靖枝を見て、流れる涙を拭きます。靖枝のことを起こすと、完成した絵を見て靖枝はため息をつきました。
「なつよ、もうすぐ夏が終わるぞ」と父（内村光良）が言います。
『なつぞら』第133話の感想
中川望と古川凛が天陽の子供役に
青白い顔で帰ってきた天陽（吉沢亮）が子供達に抱きついたシーンが印象的でした。靖枝（大原櫻子）との間にできた子供は、道夫（中川望）と彩子（古川凛）という名前でした。
2人を演じている子役さんの名前も形がそっくりで、本当の兄妹のようです。モデルとなった神田日勝の子供たちは同じように絵描きとして活躍、素晴らしい風景画を残しています。
天陽の子供時代を演じた荒井雄斗くんも絵を通して少しだけ登場し、坊主に上等ではない服を着ているところが親子そっくりでした。山田家は悲しいほど、人の様子も家も昔のまま変わりませんね。
『なつぞら』第134話の予告レビュー
次回の番組表をもとに、今後の展開を予測した予告レビューになりますので、次回のなつぞらが気になる方はこちらをご覧ください。
『なつぞら』第133話の視聴率は？
9月2日(月)に放送された、第133話の視聴率は20.8％でした。（関東地区、ビデオリサーチ調べ）
全話こちらで更新中！
『なつぞら』の放送時間は？再放送はある？
『なつぞら』は月曜日から土曜日の朝8:00～8:15にNHK総合で放送されています。
朝見逃してしまった場合は、その日のお昼12:45～13:00に再放送があります。
また、まとめてダイジェストで見たい方は、NHK総合で以下のダイジェスト番組が放送されますので、チェックしてみて下さい。
「なつぞら一週間」日曜日 あさ11:00～11:20
「5分で『なつぞら』」日曜日 あさ5:45～5:50 夕方5:55～6:00
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