8月2日(金)に放送のNHKの朝ドラ『なつぞら』の第107話。
演出した漫画映画が失敗に終わり、退職届を出す坂場。なつと約束した成功したら結婚の話もなかったことにと告げます。
これに対してなつはどんな思いをぶつけ、そして、坂場の考えはどう変わるのでしょうか？
こちらの記事では『なつぞら』第107話のあらすじ・ネタバレを含む、感想や見どころをご紹介します。
前回のあらすじ『なつぞら』第106話はこちら。
目次
『なつぞら』第107話の予告レビュー
次回の番組表をもとに、個人的な感想・妄想・希望を交えた予告レビュー（予想）です。
なつにとっては1年かけて制作した映画で失敗したショックに加えて、坂場との関係でも2重に落ち込むことになります。
結婚の約束を知らない咲太郎（岡田将生）は、亜矢美（山口智子）からその話を聞いて、坂場を許すことができません。風車にやってきた坂場は、今まで口にしてこなかった自分の想いを吐露することになります。
ついに2人の気持ちをしっかりと伝え合う様子が見られるようです。なつと坂場は無事結婚することにはなるのですが、そこまでの道のりは長く、来週に描くようです。
その来週には、三倉茉奈さんの出演が決まりました、『ふたりっ子』『だんだん』では双子役として三倉佳奈さんとともに名を知らしめました。さらに今回出演の三倉茉奈さんは、『べっぴんさん』にも出演しており、なつぞら名物の朝ドラ女優がまた一人登場することになります。
広瀬すずさんと中川大志さんファンにとっては、2人に焦点が当たる必見の週になります。さらに今までの登場人物が勢ぞろいする、熱い回が続くので注目ですよ。
↓↓ここからネタバレです↓↓
『なつぞら』第107話あらすじ・ネタバレ
坂場との結婚の約束が無しに？！落ち込むなつ・・・
坂場一久（中川大志）の演出を務めた映画が失敗し、責任を取って退職届を提出します。なつ（広瀬すず）との待ち合わせ場所に来た坂場は、結婚をなかったことにして欲しいと言い出します。その言葉になつは、自分の気持ちを溢れ出すように話し始めます。
坂場は社長から映画の失敗について問われる
坂場一久（中川大志）が演出を務めた「神をつかんだ少年クリフ」は大失敗に終わり、なつは職場で坂場を否定する声を聞いてしまいます。子供には難解すぎて、伝わらないとアニメーターが嘆いています。坂場にユーモアがないからだと話し、笑う声が聞こえてきました。
新社長の山川周三郎（古屋隆太）は、社長室に坂場を呼び出していました。予算と期日をオーバーしたのは君が信念を貫いた結果だと言って、関わったスタッフの昇給とボーナスのカットを要求しました。
映画部長の井戸原昇（小手伸也）は職を追われ、本社から来る社員によって、今後は自由に映画の内容を決められなくなるだろうと厳しい言葉をかけました。
それを聞いた坂場は、ポケットから辞職届を出して深く頭を下げました。
なつと坂場一久は喫茶店で会うことに
なつ（広瀬すず）が喫茶店で待っていると、坂場がやってきます。坂場は話があると言って、制作した映画が不入りだという話を始めます。坂場は穏やかな声で、良い映画を作れたと思っていると言います。するとなつも、今まで作った中で一番だ、大人の人にも見てくれるように宣伝してほしいと話しました。
しばらく黙ったあとに「僕には、もう作れないんだ」と話す坂場に、なつはまた映画を作りたいと明るく励まします。すると、坂場が会社を辞めてきたことを告げます。スタッフには待遇面で迷惑をかけるので、責任を取らなくてはいけないと話しました。
なつが仲努（井浦新）や露木重彦（木下ほうか）に相談して、もっとよく考えるように助言しますが、「僕はもう終わったんだ」と坂場は受け止めません。なつが「そう…」と受け止めたところへ、坂場は「だから、結婚はできない」と告げました。
なつは驚いて「仕事と結婚は別でしょ？」と言うと、「僕は嫌なんだ…」と話します。なつの才能を誰よりも活かせる演出家になりたかったが、「今の僕にはその資格が無い、君を幸せにする才能なんて僕にはなかったということだ」と語りました。
坂場の気持ちを聞いたなつ
なつは「…そういうことか」と言うと、坂場は「そういうことです、申し訳ない」と頭を下げました。なつは「おかしいと思った、一度も好きだと言われたことはなかったもんね」と言います。
なつはずっと坂場のことを、いつ好きになったのか考えていたと話し出します。なつが坂場にアニメーションとは何かと尋ねたとき、「ありえないことを本当のように描くこと、ありえないことのように見せて本当を描くことだと思います」という答えを出しました。
それには参ったと言って、「それ以来、その言葉に恋をしたんです！」と言います。ありえないことも本当のように描くこと、なつの人生にはそんなことばかり起きていると語ります。
戦争で不幸な状況に陥ったものの、ありえない家族との環境で幸せに過ごして、ありえないような幸運で妹にも会え、好きなアニメーターにもなれました。なつは、これ以上の幸せはないなと思っていたから、やっぱりこれ以上はありえなくても文句は言えないと話します。
しかし、「私はあなたの才能を好きになったわけじゃなりません、あなたの言葉を生きる力を好きになったんです」と力強く伝えます。
「あなたを好きになったの、ありえないくらい。だけどあなたは違った」「好きじゃないことを、才能のせいにしないでください。そんな人とは一緒にいたくない」と言うと、さようならと告げてなつは喫茶店を出て行きました。呆然とする坂場の姿が残ります。
落ち込むなつの様子を心配する亜矢美
なつは風車に、とぼとぼと帰ってきました。亜矢美（山口智子）が出迎えますが、なつの様子がおかしいことに気づきます。「どうした？」と声をかけますが、なつは首を振って「大丈夫です」と答えて2階へと上がって行きました。自分の部屋についたなつはヘタっと座り込みます。
次の日、坂場は中庭にぼーっと座っていました。そこに仲と下山克己（川島明）がやってきて、退職届を提出したことについて尋ねました。仲は1人で責任を負うことじゃないと言って、取り消すようにと頼みます。
坂場が「奥原さんはどうしていますか」と尋ねると、まだ来ていないと仲が答えました。完成した映画にも満足している、見たことのないものが日本で作れたと励まします。
しかし、坂場は「そんなことはどうだっていいんです！」と返答します。「それよりも大事な、もっと大事な物は僕は失ったんです…」と言って立ち去る坂場を、仲と下山は不思議そうな顔で見送りました。
その頃、風車プロダクションで仕事をする咲太郎（岡田将生）の元に電話がかかってきます。亜矢美は、なつが部屋から出てこないことを気にして掛けた電話でした。それを聞いた咲太郎は驚き、事情を聞こうとします。ずっと泣いているような感じがすると亜矢美が話し、心配しています。
なつは部屋の真ん中で寝転んだまま、ボーっとしていました。
『なつぞら』第107話の感想
作画課の自分の机で作業する広瀬すずさんのオフショット。イッキュウさんと、明日はどうなる〜？？？#朝ドラ #なつぞら #広瀬すず pic.twitter.com/2N9HbZmCu5
— 【公式】連続テレビ小説「なつぞら」 (@asadora_nhk) August 1, 2019
なつの自分の人生をすべて説明した長ゼリフ
坂場（中川大志）から結婚の約束をなかったことにされて、なつが返したセリフは、今までのストーリーを総括していましたね。
途中から見ても楽しめる心遣いは朝ドラあるあるですが、ここまでの説明ゼリフはちょっと驚きでしたね。
大人びてきていたなつの、子供っぽいところがまだ残っていたんですね。関係ないことまで口にしてしまうなつの性格は、序盤から描かれてきていました。
同じ服で次の日の昼まで天井を見ていたなつが心配ですね、この危機をどう乗り越えるのでしょう？
『なつぞら』第108話の予告レビュー
次回の番組表をもとに、今後の展開を予測した予告レビューになりますので、次回のなつぞらが気になる方はこちらをご覧ください。
『なつぞら』第107話の視聴率は？
8月2日(金)に放送された、第107話の視聴率は21.4％でした。（関東地区、ビデオリサーチ調べ）
全話こちらで更新中！
『なつぞら』の放送時間は？再放送はある？
『なつぞら』は月曜日から土曜日の朝8:00～8:15にNHK総合で放送されています。
朝見逃してしまった場合は、その日のお昼12:45～13:00に再放送があります。
また、まとめてダイジェストで見たい方は、NHK総合で以下のダイジェスト番組が放送されますので、チェックしてみて下さい。
「なつぞら一週間」日曜日 あさ11:00～11:20
「5分で『なつぞら』」日曜日 あさ5:45～5:50 夕方5:55～6:00
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