映画『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』ネタバレあらすじ・感想!リメイク版も市村正親ら声優陣が続投!

2019年7月12日から公開された映画『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』は、ポケモン映画の第一作のリメイクです。

本格フル3DCGで前作とはまた違う迫力のあるバトルが実現しました。

また、ミュウツーの声は前回と同じ、俳優の市村正親さんが担当!

主題歌は第一作目と同じ「風といっしょに」を小林幸子さんと中川翔子さんがコラボで歌います。

ポケモン映画史上最高の、不朽の名作が令和になって復活です。

こちらの記事では、映画『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』のあらすじネタバレや感想・評価についてご紹介します。

映画『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』作品詳細

1998年公開のポケモン映画シリーズ第1作「劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」をフル3DCGでよみがえらせたアニメ映画。

全てのポケモンの“はじまり”と言われ、「清らかな心と、会いたいと強く願う気持ち」の2つを持つ冒険者の前にだけ現れるという幻のポケモン・ミュウ。

世界中のポケモン研究者がその行方を追う中、ついにある科学者がミュウの化石を発見し、それをもとに禁断の行為に手を染めてしまう。

人間のエゴによって生み出された伝説のポケモン・ミュウツーは、自身の存在理由も分からないままに兵器としての実験を繰り返され、心の中に人類への憎悪の念を宿していく。

劇場版第1作でミュウツーの声を演じた俳優の市村正親が再び同役を担当。

これまで数々のポケモンアニメを手がけてきた湯山邦彦と「ルドルフとイッパイアッテナ」の榊原幹典が監督を務める。

映画『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』作品データ

  • 製作年/2019年
  • 製作国/日本
  • 配給/東宝
  • 上映時間/98分

映画『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION キャスト一覧

  • 松本梨香/サトシ
  • 大谷育江/ピカチュウ
  • 林原めぐみ/ムサシ
  • 三木眞一郎/コジロウ
  • 犬山イヌコ/ニャース
  • 市村正親/ミュウツー
  • 小林幸子/ボイジャー
  • 山寺宏一/ミュウ

映画『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』スタッフ一覧

  • 監督/湯山邦彦/榊原幹典
  • 原案/田尻智
  • 脚本/首藤剛志
  • エグゼクティブプロデューサー/岡本順哉/片上秀長
  • プロデューサー/下平聡士/關口彩香/長渕陽介
  • アニメーションプロデューサー/小林雅士
  • CGIスーパーバイザー/那須基仁
  • 音響監督/三間雅文
  • 音楽/宮崎慎二
  • 主題歌/小林幸子/中川翔子
  • 主題歌(アレンジ)/亀田誠治
  • ナレーション/石塚運昇
  • アニメーション制作/OLM Digital

映画『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』のネタバレあらすじ

ここからは映画『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』の詳しい内容やネタバレを含みます。これから映画を楽しみたい!と思っている方はご注意下さい。

ミュウツーの誕生

ジャングルの中を歩く4人の研究者たちは、伝説のポケモン・ミュウの絵が彫ってある遺跡にたどり着きました。

遺跡にはミュウの化石の一部があったので、研究者たちはそれを持ち帰り、あることを行いました。それは、ミュウの化石からDNAを採取し、人工的に史上最強のポケモン・ミュウツーを作り出すことでした。

実験は成功し、カプセルの中にはミュウツーがいます。カプセルの中で目を開けたミュウツーは、カプセルを破壊して外に飛び出しました。静止しようとした研究者たちの声を無視し、ミュウツーは研究所までも破壊してしまいました。

その様子をたまたま見ていたのは、ロケット団のサカキです。サカキはミュウツーにむかって話しかけました。「お前を野放しにしておくと、世界がこの島のように破壊されてしまうが、お前の力をうまく利用すれば、ポケモンと人間っがよりうまく共存できるかもしれない」

ミュウツーが「私の力を制御するのは何をすればいい?」とサカキに問いかけると、サカキはミュウツーにアーマーを渡します。ミュウツーはアーマードミュウツーになりました。

人間に利用されるミュウツー

走ってくるポケモンたちを、ミュウツーとロケット団が捕獲していきます。ミュウツーは逃げ惑うポケモンを捕獲しながら、「私ははなぜここに生まれ、このように生きているのか」と自問自答します。

ロケット団の本拠地に行くと、また、サカキに同じ問いかけをしました。するとサカキは「お前は人間に作られたポケモンだ。だから人間の言うとおりに生きればいい」と答えたのです。

ミュウツーはその言葉に怒り、基地を破壊して、アーマーを捨て、飛び去りました。

ミュウツーからの招待状

サトシとカスミ、タケシたちが一緒に食事をしている様子をカメラを付けたオニドリルが監視しています。

ある建物の中で、不思議な女性がミュウツーに「サトシたちを招待しますか」と聞くと、ミュウツーは静かに頷きました。

カイリュウが招待状をサトシ達に渡す様子を、ロケット団は見ていました。ロケット団はカイリュウをフライパンで攻撃し、落とした招待状を拾います。それは、最強のポケモントレーナーと戦うための大会の招待状でした。

大会が行われる島に渡るために、街には選ばれたポケモントレーナーたちが集まっていました。しかし、その街でミュウツーが力を使って嵐を起こすのです。嵐のせいで島に渡る船が出せません。

それに、一週間前から行方不明になっているポケモンセンターのジョーイがいないので、島に渡ったとしてもポケモンを回復させることができません。タケシがポケモンセンターに張ってあるジョーイの捜索願を観て、どこかで見覚えがある顔だと思いました。

ポケモントレーナーたちは、自分たちのポケモンを使って嵐の中、島に渡ろうとします。サトシたちも後に続き、知らずに乗ったロケット団の船とゼニガメを使って島に到着します。

一方、なんとか島にたどり着いたロケット団ですが、島には扉があり、まともに正面から入れません。そのため、ロケット団は地下から入ろうと試みます。

ミュウも共に上陸しており、ニャースの背後に隠れます。ニャースは何かの気配を感じて振り返りますが、素早いミュウの姿を確認することができません。ニャースは不思議に思いますが、諦めてムサシとコジローについていきました。

ミュウツーとのバトル開始島に到着したサトシたち

無事にたどりついたのは、サトシたち以外に3人しかいませんでした。島に向かった人はとても多かったのにとサトシたちが驚いていると、不思議な女性が現れ 「この嵐を乗り越えて島にたどり着けなかった人は、大会に出る資格はないのです」 と言いました。

ミュウツーが姿を現すと、サトシたちより早く島にたどり着いていた男性が、いきなりミュウツーに攻撃をしかけました。ミュウツーは涼しい顔をして攻撃をはじき返します。他のメンバーも攻撃を次々に仕掛けますが、ミュウツーには歯が立ちません。

サトシのリザードンも攻撃をしますが、あっけなく倒されてしまいました。戦いの様子を見ていた不思議な女の人が、自分は行方不明になっていたジョーイであることを思い出しました。

挑戦者を倒したミューツ―は、超能力で城を動かし、闘技場を作り出しました。次にミュウツーは、リザードン、カメックス、フシギバナのコピーを出し、挑戦者のポケモンを倒していきます。

「おまえらが持っている他のポケモンのコピーもつくりだすぞ」ミュウツーがそういうと、どこからともなくモンスターボールが飛んで、無理矢理ポケモンたちを捕まえようとしました。

サトシは、フシギダネとゼニガメを先に自分のモンスターボールに入れますが、ミュウツーはその上からさらにモンスターボールを被せて捕まえてしまいました。「私の作り出したものに不可能はない」

ピカチューは、ミュウツーのモンスターボールから逃げ、10万ボルトで対抗しますが、体力を消耗したピカチューは、ミュウツーのモンスターボールに捕まってしまいます。

ミュウとミュウツー

サトシがピカチューの入ったモンスターボールをキャッチしますが逃がしてしまい、追いかけていくと、何かの研究所にたどり着きました。その研究所の中では、ポケモンのコピーが作られていました。

ピカチューのコピーを作らせまいと、サトシがモンスターボールにしがみつき、必死に抵抗します。そのおかげでピカチューはコピーを一旦は阻止できたものの、機械とのもみ合いで抜かれたピカチューの毛からDNAが採取されてしまい、コピーが生産されてしまいました。

コピーの生産を終えたポケモンは解放され、無事に研究所から出ていきます。しかし、大量のコピーを生産するミュウツーに対し、サトシは怒りを抑えきれません。解放されたポケモンたちと共にミュウツーの元に行くと、サトシはそのままミュウツーに殴りかかりました。

ミュウツーに遠くまで弾き飛ばされたサトシは、シャボンのようなものに包まれ、ミュウと出会います。ミュウに気付いたミュウツーは「どちらが本物か決めようではないか」と戦いを挑みます。

それと同じくコピーのポケモンも出てきて、コピーと本物のポケモン同士で戦いますが、力が互角なのでどのポケモンも決着がつきません。ミュウとミュウツーの互角の戦いもなかなか終わりません。

地上に降りてきた二体が波動を打とうとしたところで、サトシが間に入り、止めようとします。するとサトシは石になり、ピカチューや他のポケモンが悲しみの涙を流しました。

他のポケモンたちも、サトシの姿を見て涙を流し、その涙はサトシの周りに集まってきます。ポケモンたちの涙はサトシの元に集まり、石になったサトシにヒビが入り、サトシは元の姿に戻ることができました。

ミュウツーはポケモンたちの絆の強さに感銘をうけます。「お前も私も今は生きている。あるべき場所にもどらねばならない」コピーで生まれたポケモンたちとともに、ミュウとミュウツーは空に消えました。

闘技場は元にもどり、ジョーイさんも元居たポケモンセンターにもどり、傷ついたポケモンの治療をします。

映画『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』の感想・評価

リメイク前のものと比べて賛否があると思いますが、十分楽しめる作品でしたし、感動必須の大作でした。

人に作られた命について考えさせられる内容になっており、子ども向けにしては少し重めかな?と思う内容でしたが、周囲の子どもたちはみな、真剣に見入っていました。

人工的に作られた命が、自分の生きる目的を模索する姿は心が痛くなりました。しかも、人間によって作られたのだから、人間の為に生きればいいなんて……。

心無い言葉に傷ついたミュウツーはその後、大量のポケモンのコピーを作成し、人間たちに戦いを挑むのですが、私はそこに、ミュウツーの孤独を感じました。自分がコピーだからこそ、仲間を作りだしたかったのでしょうか。

そしてそこで、自分を生み出し、利用しようとした人間に復讐がしたかったのでしょう。3DCGという迫力ある映像もあり、心にグッと突き刺さる作品でした。

個人的に興奮したのは、島にたどり着いたメンバーの一人の服の柄が剣と盾だったことです。新作ゲームの「ソード」「シールド」がこんなところに!!と嬉しくなりました。

他にも、前作との違いや新作だからこそのメッセ―ジなど、比較して楽しむのもいいと思います。

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