小学館の「ゲッサン」にて、2012年6月号より連載の『MIX』。
女性漫画家のあだち充先生の最新野球漫画とあって、その人気ぶりはとてつもないものです。
増刷しても増刷しても連載誌の品薄状態が続き、第1話はなんと3回も「ゲッサン」と「週刊少年サンデー」に連載されることになりました。
物語の舞台は『タッチ』の30年後の明青学園。すっかり弱小野球部と化した明青学園の野球部で、立花投馬・走一郎たちが上杉達也らとともに甲子園を目指す青春ストーリー。
2019年からはアニメ化もされました。そのアニメの第9話のあらすじやネタバレ、無料で視聴する方法などもご紹介していきます。
目次
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『MIX』9話あらすじ・ネタバレ

仕事帰りの英介(投馬の父親)は、いつもの野球部のグラウンドで、練習試合をしているのを目にします。しかも、投馬の登板と知って様子を眺めますが、顔をしかめてしまいます。
5対0と大差をつけられた様子を見て、家に帰った英介は、不機嫌に冷蔵庫を開けてビールを抱え、「大山のやつ大げさに投馬のことを褒めて、ただ酒を飲もうと言うハラだな。吾郎が来る前に全部飲んでやる」と息巻きました。
真弓(英介の妻)の相手は何処なのという問いに、英介は初めてスコアボードを思い出し、そこにあった東秀の名前に、今更ながら驚愕します。
甲子園でベスト8に上り詰めた有名校が、目の前で試合をしている事実に思い至り、大慌てで二階にあがり、いつものスポットで双眼鏡を覗き込みました。
そこにいたのは、確かに東秀のベストナイン、そしてマウンドを支配するエース・三田浩樹の姿で、立花家史上類を見ない贅沢な観戦が始まりました。
パーフェクト目前の浩樹
8番を打つ好打者・走一郎は、浩樹の投球を明青でほぼ唯一前に飛ばす打者ですが、それでもあっけなく内野ゴロに討ち取られてしまいます。
浩樹は、続く投馬も三球三振に切って捨て、最後のストレートは7回を迎えて最速を叩き出し、圧倒的に容赦なく明晴学園を抑えていました。
その様子に、フェンスの向こうで観戦していた浩樹の妹・亜里沙は、隣の音美と一番に対抗心を燃やしながら、一人もランナーを出さない試合を、なんていいましたっけ、と挑発します。
音美は、野球は9回まであるんだから、慌てないでください、と笑顔で返し、一番にも同意を求めます。もともと凄すぎる浩樹にパーフェクトをやられても、特に驚きはしないけど、とむしろ投馬に注目しました。
3回途中に登板して以来、当たり損ないのヒット一本に、甲子園ベストエイトのレギュラー陣を抑えている、一年生ピッチャーに驚愕していたのです。
南郷と浩樹の対決
東秀のベンチでは、顧問の米山がどういうことですか、と監督に詰め寄り「あの程度のピッチャーであれば甲子園には何人もいたはずで、打てないのはおかしい」とプレッシャーをかけました。
監督は確かに的さえ絞れれば打てますが、あのキャッチャーが絞らせてくれないんですよ、と一番も気づかなかった走一郎のリードの巧妙さを見逃しません。
ベンチに戻って息をつく投馬に吾郎(監督)は、わざとらしく両手で素麺でも伸ばすかのようなジェスチャーを繰り返し、登板継続を伝えました。
さらに、南郷と駒に代打を指示し、ポジション獲得のために必至にアピールしてこい、と檄を飛ばしますが、今井はその采配をあまりに打てないから宝くじを買い始めた、と揶揄します。
走一郎は、どうせ当たらないならまだ宝くじの方が、といいかけてボールを打つ金属音に言葉が止まり、特大の内野フライを打った駒に、ベンチ一同で肩を落としました。
風がアレばフェンス超えだったと息巻く駒に、そんな風が吹いたら先にフェンスが壊れると辛辣な投馬は、次打席・南郷が鳴らした快音に、目を見張ります。
これもフェンスを叩いてファールに終わりますが、久しぶりにヒットを期待させる打撃に、両ベンチとも歓声が上がりました。
良い当たりだったが、必ずファールになるコースだったと状況を冷静に見ている走一郎と投馬は、実際にはバッテリーの思惑の中にいる南郷に不安を呈します。
しかし、南郷が実践したのは、セーフティーバントで、辛くもボールの勢いを殺しきれずに、ファーストでアウトになってしまいますが、一瞬だけ浩樹の意表を突きました。
投馬のピッチングに信頼を寄せる春夏
意外に冷静な南郷の攻撃に、少し評価改めた投馬達の様子を、校舎から春夏が見下ろして、音美に声をかけます。
新体操のリボンを振りながら、試合がどうなっているか尋ねる春夏に、7回を終わって5対0で負けている、と音美が答えると驚きを顕にしました。
「投馬君が投げてるのに、5点もとらたの~?!」
しかし、音美から3回に変わってからは、打ちそこねのヒット1本だけで、投馬は0点に抑えている事を伝え聞くと、そうよねおかしいと思った、とそれが当たり前といった対応で、校舎の中から呼ぶ声に帰っていきました。
一番はそんな彼女の様子に、あの美人は誰だと音美に訪ね、監督の娘であることを知りますが、それよりも投馬の凄まじい成績が当たり前のような顔をした春夏に、相手が東秀だとわかってるのかと半ば憤慨し、音美はさあ? と少し思案する表情です。
投馬と走一郎、なんとか8回を抑える
キャッチャーとして、投馬の投球を受ける走一郎は、8回に入って投げ込み不足で球威は落ちても、走り込みのおかげで下半身が生きており、コントロールが効いていると投馬の状態をきっちり見極めます。
コントロールさえ効いていれば、野手の正面にボールが飛ぶようになっている、と昔からのいわれを思い起こしますが、流石にエラーまでは責任持てないとトンネルをした野手に、ドンマイの声をかけました。
コントロールさえ間違わなければと再び思い至り、走一郎はリードを利かして、続く三者をフライとライナーに打ち取ります。
8イニングを迎えた浩樹
しかし、8イニングを迎えた浩樹は、それまでよりもさらにボールにキレがました様子で、手も足も出ずとはこのことというように、またしても三者三振にとって捨てました。
野球は何回まででしたっけ立花さん、といよいよ現実的になってきたパーフェクトゲームに、亜里沙も勢いづいて音美を挑発します。
東秀のベンチで、浩樹は監督に投馬の投球を自分の1年の時と比べたらどうかと訪ねますが、いくらなんでもお前と比べるのは可愛そうだろうと監督は、1年でマウンドに立った浩樹のデビュー戦を思い起こしました。
三年連続で甲子園に出場中だった三光学院に対して、一年生でデビュー戦を果たした浩樹の投球に、三光打線は全く刃が立たちません。雨天7回コールドで終わったゲームは、監督にとって忘れ得ぬものでした。
監督は、あの試合で出したヒットは何本だっけと弘樹の問いかけに、二本ですとの答えを聞いて、あの時の三光の監督の顔は忘れられないと笑います。
小気味良い音と共に、二本目のヒットが出たことを喜ぶ監督でしたが、浩樹は冷静に、二本目ですあいつの7イニングで打たれたヒット、と告げるのでした。
監督は、スコアノートを記録係の選手から奪い取り、その内容に顔を青ざめてベンチに座り込んでしまい、浩樹はそれでも冷静に言葉をかけます。
「そんな顔してましたね。三光学院の監督も」
またバットの音が響きましたが、これは完全に走一郎の思惑の範囲で、見事にダブルプレーに討ち取って、先程のエラーで出した走者すら料理してしまいました。
監督はバッテリーのナイスピッチを記憶から消しさって、嫌な思い出に変えるには、パーフェクトゲームしかないなと浩樹に声をかけ、浩樹は派手な結果がなければ驚かない妹がいるから、最初からそのつもりですと答えます。
パーフェクトゲーム
泣いても笑っても、最後の攻撃だ! と意気込む監督・吾郎でしたが、打順を記録係に聞いて、いよいよパーフェクトゲーム目前と知り、今更愕然としました。
打順は、7・8・9番、走一郎、投馬という最後に対決を控えたまさに演出されたような打順で、音美はちゃんと回ってくるようになってるんだな、と真剣な表情です。
「野球はドラマだ!」
まずは、と試合を見守る一番と音美の前で、7番バッターは三振に討ち取られ回った走一郎の打席、初球、直球を見送り、ストライクに取られました。
明らかにこれまでと比べて走一郎の表情は固く続く2球目、バットに当てるもファールで、後方のフェンスにボールは止められます。
そして三球目、しっかりとそのボールに照準を合わせて、目を切らずにコンパパクトに振り抜いた、好打者・走一郎のバットは、完全に振り遅れてミットを叩くボールの音が響き渡りました。
一番は、三振と呆然とし、音美はその尋常ならざるピッチングに開いた口が塞がらず、投馬も頼りにならねえ兄貴だなと下がる走一郎に声をかけます。
走一郎は軽く笑みを残しただけで、何も言わずにベンチにさり、笑ってごまかすなと投馬にたしなめられますが、もちろん投馬にもその打席でヒットを打つことが、凄まじく困難であるとわかっていました。
最終打者になるかも知れない投馬が、バッターボックスに立ち、一球目、二球目とストライクに取られ、あっと言う間に追い込まれてしまいます。
最大の集中力をもって、三球目を振っていった投馬でしたが、ボールを捉えることは出来ずど真ん中に決められて、見事にパーフェクトゲームをやってのけられました。
一番は、音美に、「あれ、ドラマは?」と拍子抜けに問いますが、音美は少し沈みがちに、「言ったでしょ、期待したら裏切られるって」と独り言のように漏らします。
浩樹のメッセージ
吾郎は、スコアノートをまじまじと眺め、やおらパーフェクトゲームを記録したページを破ってもみくちゃにし、おつかれおつかれ~と引きずりませんでした。
「なんですかね、あの9回のピッチングは」と驚嘆と共に振り返る投馬に対して、静かに走一郎は答えます。
「メッセージだよ、8回までのピッチングで驚いていた、おめでたい俺たちにな」と表面上ではただただ圧倒されたゲームに、隠された意思を語りました。
手が届かないところにいるから、諦めろってか、と分かっていながら浩樹を悪役にしようとする投馬に、走一郎は再び答えます。
「そんなつまらないメッセージじゃなかったろ、あのピッチングは」
今度は投馬も、真剣な表情でマウンドを再び振り返り、そこに立っていた男とその投球を思い描きながら、だよなと答えるのでした。
夏野と浩樹の会話に慌てる音美
浩樹は音美達のもとに、妹は? と訪ねて近寄ってきますが、亜里沙なら赤井のサッカーの試合が始まるからって、中等部のグラウンドの方に言ったというのです。
しかも、8回が終わってすぐにその場を離れており、浩樹が全身全霊で投げ込んだ9回を、目にしていないとわかり、浩樹は鋭い目つきで怒りを顕にしますが、すぐに失礼と目をそらしました。
去り際に、サッカー部の赤井君て言うのはどんなやつかなと問う浩樹に、同じクラスでサッカー部のキャプテンと学級委員で、誰からも好かれるクラスの人気者と音美が答えます。
重ねて、といっても外面の良い世渡り上手で、男としては面白みに欠く、更には赤井は亜里沙を相手にしていないと臆面なく伝えてしまいました。
相手にしていないとは……と表情を固くする浩樹を他所に、あいつはつまらなくても、女を見る目はあると音美を示し、それはどういうことかなという浩樹の問に更に、つまりお宅の妹さんは……と続けようとして、夏野ぉ! と音美が一喝して止めに入ります。
音美に羽交い締めにされるというラッキーな展開にも一番は止まる気配なく、お宅の妹さんは顔は良くても性格が酷いと震える浩樹を前に、再び音美が夏野ぉ! と強く止めるのでした。
赤井と音美のやり取り
フェンス越しでの一幕を、自宅に戻ってパンチの散歩の準備をする投馬に話す音美は、フェンスがなければ一番は殴られていたかも、と振り返ります。
投馬は、「そいつは惜しかった暴力事件を起こしてくれれば、今年の強敵がひとりいなくなる」と冗談を言いますが、本気で言ってる? と音美に凄まれて、投馬は半分か1/3くらいと減らしてはみたものの、バケツでどつかれてしまいます。
「妹思いのお兄さんになんてことを」
という音美のセリフに、そっくりそのまま返してやると頭を抑えた投馬でしたが、大丈夫ですかお兄様と音美は悪びれもせずパンチの鳴き声に、早く散歩にいけと走一郎にまで一括されました。
言ってらしゃいお兄様と門を出てもまだふざける音美と、パンチを連れた投馬の前に、足を引きずりながら自転車を押す赤井が通りかかります。
挨拶を交わして、今日の試合は2対0で勝ったんだよと笑顔の赤井でしたが、試合のことより足は大丈夫なの? と音美は親身に訪ねました。
赤井は、保健室の先生に大したことないと言ってもらえたと楽観しますが、音美はアレは先生の口癖だと反って深刻で、病院にいきなさいと強めに出ます。
今日は様子を見て、痛みが引かないなら明日行くという赤井に、音美はこれからだと道路を渡って駆け寄り、彼の自転車を奪って後ろに乗れと急かしました。
「いちいちうるさいぞ! 黙って乗れ!」
音美は無理やり赤井を荷物にして、自転車を押して行ってしまいバケツを持たされた投馬は、沢山出しても大丈夫だぞパンチ、と蚊帳の外で散歩に出発します。
『MIX』9話の感想・見所
今回のエピソードでは、強豪・東秀高校と明晴学園との練習試合が終結し、それぞれのチームの物語における役割が、予感される結末を迎えました。
東秀高校は、守備においても攻撃においても、やはり明晴学園を圧倒しており、あくまでも強者の立場から、投馬達と関わっています。
しかし、その中で一点、投馬と走一郎のバッテリーだけは引けをとらないどころか、甲子園ベスト8のレギュラーを手玉にとり、さしたるピンチも見られないまま無失点に押さえ、強者の肝を冷やかしました。
この結果に向かう中では、投馬の快投はもちろんのこと走一郎のリードの巧みさがうまく表現されており、ピッチャーだけでなく、バッテリーを高く評価する敵の監督の姿で、印象付けられます。
しかし、高い評価を勝ち取った彼らさえも、驚嘆を禁じ得ない9回裏の尋常ならざるピッチングに、浩樹が託した言葉はさっさとここまで上がってこいであり、ふさわしい場面で、ふさわしい勝負をしたい敵手として、明青学園を指名したということでした。
一方、亜里沙の奮闘を他所に、赤井の存在また音美との関係が気にかかるエピソードでもあり、赤井の怪我が今後は人間関係や野球部に、どのような展開を呼び込むのか、非常に気になるラストで、また来週が楽しみになります。
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