上皇后美智子さま乳がんで手術へ。病気の重症度や転移の可能性は?体力の低下が心配される

8月9日、上皇后美智子さま(84)が早期の乳がんと診断されたことが宮内庁から発表されました。

今年に入ってから心臓の弁の異常や2回の白内障手術を行い、体調を崩された美智子さま。

美智子さまの乳がんの重症度や転移の可能性はあるのか、また、美智子さまは今後どのような治療を受けることになるのかについて調べてみました。

美智子さまが乳がんと診断された経緯や現在の状況は?

朝日新聞 DIGITAL」によると、

7月12日の乳腺エコー検査で左胸に腫瘤(しゅりゅう)が見つかり、同15日に東大病院で乳腺MRI検査を受けた。

悪性を疑わせる所見がみられたため、今月2日に宮内庁病院で針生検による組織検査を受けて乳がんと診断された。

美智子さまは10年以上、定期的に乳腺検診を受けてきた。9日に上皇さまと診断結果を聞いたが、淡々と受け止めた様子だったという。

宮内庁からの発表では、先月に定例の健康診断でエコー検査を受けた際に左の乳腺に腫瘤が発見されたため、今月2日に改めて検査を行ったところ、早期の乳がんと診断されたそうです。

乳がんの症状や早期発見方法とは?

乳がんとは乳房の中の乳腺という器官にできる悪性腫瘍のことです。乳腺というのは母乳を作る器官のことで、その殆どが皮膚に近い部分である上皮細胞にできるがんです。

しかし、ごく少ない確率で発見される小葉という器官にできるがんの中でもリンパ腺に浸透し全身に転移する可能性のあるものは浸潤がんと呼ばれていて、数cmの小さな腫瘍でも死亡する危険性のある非常に怖い病気です。

発見される主な症状はしこりの発生や皮膚の変化があり、これらの症状を自覚して病院に行き発見されることほとんどです。

また、乳がんと似た症状が発生乳腺症や乳腺炎、乳腺線維腺腫といった病気もあり、似たような症状が出た際には自身で判断をなさらずに医師の診断を受けることが推奨されています。

乳がんは早期発見・早期治療をすれば完治する可能性がある病気です。乳がんの早期検診を定着させ、乳がんを撲滅するための活動「乳がん撲滅キャンペーン」なども世界で開催されています。

さくらももこさんも乳がんで亡くなった

最近では昨年の8月15日に「ちびまる子ちゃん」の作者で知られるさくらももこさんが乳がんを患い53歳の若さで亡くなっています。

さくらももこさんは40代半ばで乳がんを診断され、手術を受けずに闘病の道を選びました。そしてなくなるまでの約10年、仕事のペースを落とさずに漫画を書き続けていたそうです。

美智子さまの乳がんの重症度や受ける治療法は?

乳がんにはしこりの大きさやリンパ節への転移といった内容でステージ0からステージ4まで段階分けがされていて、早期のがんというのは乳腺内にがんがとどまっている状態であるステージ0のことを指します。

美智子さまは早期の乳がんという発表がありますので、ステージ0であると予想されます。

そのため、手術の内容はがんとなっている一部を切り取る部分切除となることが予想されます。

美智子さまの今後はどうなるのか?

美智子さまの乳がんは早期のがんであり、手術も予定されていることから完治する可能性が高いと考えられます。

しかし、乳がん以外にも心臓の弁の異常など体調を崩されていることや、再発なども考えられるため、今後も美智子さまの健康状態が心配される状況は続きそうです。

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