2019年6月に、20代の夫婦がメルパルク仙台で結婚式を挙げました。
本来であれば感動と喜びで包まれるはずの結婚式が、式場の不備が重なり、残念な結婚式になってしまったのです。
新婦の友人がSNSにその内容を投稿し、テレビでも取り上げられたことで炎上してしまったのですが、実は真実と異なる内容が拡散されてしまったことで、言われのない誹謗中傷をされた人がいます。
メルパルク仙台の結婚式トラブルの真実と、不確かな情報に踊らされてしまうネットの世界の闇をまとめました。
目次
メルパルク仙台で起きた結婚式トラブルとは?
20代の夫婦は、担当のプランナーと事前に何度も打ち合わせをして、1年前から貯金をしながら結婚式の準備をしていました。
しかし、3月に入ると急にプランナーが変更し、前日の飾りつけができなかったり、頼んでいたことが行われなかったりと多くの不備が発生したということが、当初言われたトラブルです。
以下がネットの情報で出ていた具体的な内容です。
- 打ち合わせの時の見積もり等で毎回下の名前の漢字が違う
- 訳あって式では絶対に旧姓を言わない約束だったのに、外部打ち合わせで毎回旧姓で呼ばれ、来ない両親への演出を聞かれる
- 会場は1日1組で他の花嫁とは鉢合わせしない契約だったが、実際は別のカップルが結婚披露宴で使っていた
- 会場装飾を自由に自分達で出来るはずが式の二週間前に会場を使うので出来ないと言われる
- 当日着付けを30分早められる。
- ドレスとタキシード姿で待機中に突然カーテンを閉められ出て来るなと言われる
- ドレス用グローブの毛玉が多かった
- 新郎のブートニアがそっぽを向いたままだった
- 写真室で練習した立ち位置が逆に入れ替わる
- 絶対にやめてと言っていた旧姓を司会者にアナウンスされる
- 電報を読まない約束だったが読まれた
- 本来は期日が終了していて使えない招待状のデザインを一度は承諾し実際には使用出来なかった
- 2歳の子供にノンアルコールドリンクを勧める
- お子様を危ないエレベーターの近くに誘う
- 受付をやってくれた方達にドリンクが提供されない
- ウェディングケーキがお子様4名分提供されない
- ドリンクフルコースにしていたはずがビールしかない
- 巻き寿司がケーキとコーヒーの後に出される
- ゲストの引き出物の中に原価を細かく書かれた発注表が同封
- 駐車料金が発生する人としない人がいた
このトラブルを発信したのは新婦の友人
精神的な苦痛を感じた花嫁のことを思い、このトラブルをネットに投稿したのは新郎新婦の友人です。
当時、新郎新婦の友人は、新郎新婦の担当者と思われたプランナーAさんに対して、名前が特定されるような情報をネットで公開しました。
しかし、これがそもそもの勘違いで、新郎新婦の担当者ではなかったプランナーのAさんがネット上で顔を晒され、ひどいバッシングを受けました。
実際の担当者は別におり、バッシングを受けてしまったAさんはただの濡れ衣だったのです。
この友人は現在、本名でTwitterを作成し、トラブルの経緯などを綴っています。
私安保益美は、メルパルク仙台の結婚式問題において、(担当者Aさん)に対して著しく名誉を傷つけるツイートをしました。
この場を借りて謝罪致します。 本当に申し訳ありませんでした。
事実を確認せず、夫婦の言葉を鵜呑みにしてツイートしてしまったことは許されることではありません。
なぜ濡れ衣を被りバッシングされた担当者に直接謝罪をせず、Twitter上での謝罪をしているのでしょうか?
それは、10月8日に担当弁護士に直接謝罪をしたいと申し入れた時に余計なことを言ってしまい、謝罪に応じてくれないかもしれないと思ったからだそうです。
せめて謝罪の気持ちを伝えたいと、Twitter上で謝罪をすることにしました。
しかし、謝罪の場を設けてもらえるならば、誠心誠意謝罪をしに伺うそうです。
結婚式トラブルの真相は何だったのか?
メルパルクで結婚式当時起きたことは
事実です— 安保益美 (@negi391) October 10, 2019
新婦の友人は、今回のトラブルが実際あったことは真実ではあるが、新郎新婦から聞いた担当者が別人であったことを明かしています。
バッシングされたAさんは、新郎新婦の受付担当であり、打ち合わせをしたプランナーは別のBさんでした。
結婚式当日、会場のバーカウンターにいたのにドリンクの異変に気がつかなかったり、プランの伝達ミスなどもBさんです。
しかし友人は新郎新婦から、悪いのはAさんだと聞かされており、友人の結婚式を台無しにされたという怒りから、Aさんの名前を入れたツイートをしたそうです。
友人は新郎新婦からの情報のみを鵜呑みにしたことで、Aさんは身に覚えのないバッシングに苦しむことになりました。
不確かな情報でバッシングされた被害者
ネットで名前を晒されたAさんは、その後顔写真まで出回り、ひどいバッシングを受けました。
ある事ない事をネットに書かれ、住んでいる地域まで特定されました。
また、本来ならば職務上のトラブルであり、人違いでバッシングを受けているAさんを守るべき会社も、Aさんに対してひどい扱いをしました。
例として
- まとめサイトの記事削除依頼は自分でやりなさいと支配人に言われる
- 警察に行く時、自分で記事やTwitterを印刷しなさいと言われ、身に覚えのない誹謗中傷をずっと印刷する
- 決済がなかなか降りず、弁護士をつけるのが遅れる
- 会社は家族にも酷いことをした
- Aさんの同意なく、Aさんの名前入りで会社が謝罪文を発表する
などが上げられます。
Aさんは受付担当だっただけなのに、どうしてここまでのことをされないといけなかったのでしょうか?
現在もTwitterではAさんの名前がハッシュタグになっており、誹謗中傷の名残があります。
一度ネットに出回ってしまった情報をすべて削除することは難しく、友人が書いた1番最初のツイートは11万人以上が閲覧し、リツイートや拡散をしています。
1人の思い込みが1人の人間を徹底的に追い込むことが簡単にできてしまうネットの世界の怖さを感じます。
拡散してしまった友人の現在
結婚式トラブルを拡散してしまった友人は、現在Twitterにて、自分の知る限りの情報を発信しています。
- なぜAさんを攻撃してしまったのか
- 新郎新婦はトラブルに対しどんな対応をしているのか
- 今、友人と新郎新婦はどんな関係になっているのか
そこには、Aさんへの罪悪感にかられ、新郎新婦と揉めている様子が記載されています。
新郎新婦に殺されても
Аさんに殺されても
しょうがない人間です
申し訳ございません— 安保益美 (@negi391) October 16, 2019
許されないのはわかってます
償うためにもやっていますわたしは
自分の実名が晒された時は生活保護
児童虐待している
殺人犯とも拡散されていましたとても怖いと実感し深く反省しています
— 安保益美 (@negi391) October 15, 2019
友人の強い反省の気持ちと罪の意識が感じられます。
友人がTwitterに上げている情報については、友人目線での内容であり、もしかしたら新郎新婦とは意見が異なるかもしれません。
ただ、ネットに公開した1つのクレームが多くの人を巻きこみ、不幸にしているという事実があるということを知ってください。
一時の感情に流されず立ち止まる勇気が必要
今回の騒動は、ネットだけでなくテレビにも取り上げられました。
新郎新婦の元には取材が訪れ、多くの人達がこのトラブルを知ることになりました。
そして、今では誰でもが気になる情報を検索し、拡散できるようになっています。
一旦ネット上で公開された個人情報や書き込みはデジタルタトゥーと呼ばれ、今後の人生にも大きく影響を及ぼす場合があります。
自分の投稿する内容が、将来の自分や家族、そして対象となる人にどんな影響を及ぼすのか、一時の感情に流されずに考えてみて下さい。
「対象者を陥れようと思っていなかった」「友人や家族を守ろうと思った」というあなたの行動は、本当に正しいのでしょうか?
自分の書いた内容を投稿前に保存し、一晩考えてから読み直してみてください。
安易な投稿で対象者だけでなく、自分や周囲を不幸にすることがないように立ち止まることが、これからのネット社会でのマナーになっていくのかもしれません。
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