使い捨てマスクが品薄になり、マスクを手作りする人がふえました。
マスクの生地はガーゼやニット地など様々なものが用いられますが、なかなか手に入りにくくなってしまったものの中にマスクゴムがあります。
そこで、マスクゴムの代用品の紹介と、使い捨てマスクを長持ちさせるマスクカバーについてまとめました。
目次
マスクゴムの代わりに使えるものは?
マスクを自作する人が増える一方、品薄になっているのがマスクゴムです。
マスクのゴムとして一般的に販売されているものの他に、代用できるものがあります。
それぞれに特徴があるのですが、代用品の大きなメリットとしては、耳が痛くなりにくいというものです。
一度使用すると、マスクゴムよりも快適という人もいるくらいです。
今回は4つのマスクゴム代用品を紹介します。
Tシャツヤーンはデザインが豊富
Tシャツヤーンとは、Tシャツに使われる伸縮性のある記事を細く裂いたものです。
毛糸のように編み物に使われており、Tシャツヤーンで作ったカバンや小物は色や柄も豊富で世代に関係なく人気があります。
肌触りがよく、柔らかで太いので、耳へのあたりも優しくなります。
オーガニックコットンのものもあり、小さい子供向けにもぴったりです。
マスクゴムが手に入らない方へ
「Tシャツヤーン」を使うと耳が痛くなくて良いですよ😊⭐️
結び方を変えているので、片方の紐を引っ張ると長さが調整できます#手作りマスク pic.twitter.com/nwTb5libym— 🍓くるみいちご🍓 (@kurumiichigo15) April 10, 2020
ニットの伸び止めウーリースピンテープ
ウーリースピンテープは、ニット生地の補強用に作られたものです。
伸縮性があり、柔らかな平織りのテープです。
価格も安く、マスクゴムの代用品として以前から用いられることの多いものです。
色数も豊富で、マスクの色ごとに変えることもできます。
マスクゴムの代替品として利用できる、グンゼ製のウーリースピンテープが入荷しました。濃紺色(近似色939)と濃い灰色(近似色3799)です。濃い色のマスクを制作される方にお勧めです。https://t.co/JrJjogkriL pic.twitter.com/jiemKrOb3C
— クロスステッチ館 (@shugei_net) April 13, 2020
伸縮性のあるオペコット生地
オペコット生地とは、レオタードなどに使用される布地のことです。
伸縮性に富み、保温と吸水性にも優れた生地です。
これは手芸屋さんがマスクゴムの代用品として提案したことから注目されました。
細く切った記事を裂いて引っ張ることで布が丸まり、Tシャツヤーンと同様の紐状になります。
好きな太さにできるので、耳の痛くなりにくいベストな幅に仕上げることも可能です。
オペコット生地を細く切って引っ張るとマスクゴムに、と布伝説さんに教えていただいたのでちまちま作ってます。マスクゴムより耳が痛くなりにくそう。 pic.twitter.com/OYQDZ0CzY9
— しょこら (@chocolayuridoll) March 26, 2020
どこでも手に入るストッキング
ストッキングも、伸縮性があって耳が痛くなりにくいのでマスクゴムには最適です。
しかもコンビニでも手に入るので、他の代用品が見つからない時にはぴったりです。
ストッキングもオペコット生地と同様に細く切って使います。
元々丸くなっているので結ぶ必要がなく、女性であればそのまま使えます。
【手作りマスクゴムの作り方✂️】
手作りマスクの材料不足が深刻な中、研究を重ねました。マスクゴムにはストッキングが良い!という結論に達しました(@^▽^@)ノ
(ご存知の方もいるかもしれませんが!)
マスクゴムや丸ゴムより柔らかいので、メガネ&マスクで耳が痛くなる人にオススメ!#手作りマスク pic.twitter.com/VDU8dfB7pL— ぬいほたる (@nuihotaru) March 13, 2020
紙マスクを長持ちさせるマスクカバーとは?
紙マスクは本来、取り外すたびに捨てる使い捨てです。
医療従事者の方は、これまで1日20枚使用することも普通でした。
しかし、品薄状態が続く中で同じマスクを何日も利用する人が増えています。
同じマスクを使用し続けると、衛生的にもよくありませんし、毛羽立ちや汚れも目立ってきてしまいます。
そこで、紙マスクを長持ちさせるためのマスクカバーを紹介します。
手縫いでもできるマスクカバーの作り方
1.まず、使用する紙マスクのサイズを測りましょう
プリーツタイプであれば、プリーツを広げた状態で測って下さい。
畳まれた状態が9㎝の場合、広げた中心のサイズは16cmでした。
そして、鼻からプリーツまでの長さ、プリーツ1つ1つの長さ、1番下のプリーツからあごまでの長さも測ります。
横のサイズも忘れずに測りましょう。

2.マスクカバーの布をマスクに合わせて布を裁断します
計測したマスクのサイズより、縫い代分と差し込むための遊びも考慮して縦横2cm多く取ります。
マスクが16cm×18cmの場合、裁断する布地は20cm×22cmとなります。
裏表で布地を変える場合は同じサイズのものを2枚用意し、同じ布地で縦の長さを裏面分として倍量にして下さい。
ただし、同じ布地の場合縫い代分が1ヶ所いらなくなるので
マスクが16cm×18cmの場合、裁断する布地は38cm×22cmとなります。
3.端の処理をする
マスクの横幅にあたる部分を1cmの幅で2回折り曲げて下さい。
すると切りっぱなしの部分が中に入り、内側もきれいになります。
折ったところを待ち針で固定したら、折端から2~3㎜の部分を縫いましょう。
4.マスクのプリーツに合わせて布を折って仮止めする
裁断できたら、①で計測したサイズに布地を折り、待ち針で固定し、アイロンでしっかり押さえます。
この時、表地と裏地の折り方は逆になります。
マスクを参考に、注意して折るようにして下さい。
折れたら、端から1cmをしつけ糸でプリーツを仮止めすると仕上がりがきれいになります。
5.プリーツを縫う
仮止めしたプリーツを端の処理をした縫い目に合わせて縫って固定します。
6.表と裏を縫い合わせて完成
出来上がったプリーツの表面通しを合わせ、端から1cmの部分を縫い合わせます。
この時、端のほつれが気になる場合、ほつれ止めを使うかかがりミシンをすると安心です。
縫い合わせたら表に返し、形を整えたら完成です。
マスクを差し込んで使いましょう。
工夫を凝らして快適なマスク生活を
手作りのマスクやマスクカバーは、気分によって自分の好みのデザインや柄を選ぶことができます。
曜日ごとに分けてもいいし、その日のコーディネイトと合わせてもおしゃれですよね。
布地とゴムの合わせ方も様々なので、ぜひ、自分の個性に合わせたマスク生活を楽しんで下さい。
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