ドラマ『教場』見逃し配信や再放送情報!木村拓哉主演・新春スペシャルドラマのあらすじネタバレや感想を紹介

フジテレビ開局60周年特別企画として、新春スペシャルドラマ『教場』が2020年1月4、5日に放送されます。

『教場』の原作は、推理作家・長岡弘樹さんの大ヒットシリーズで、満を持してのドラマ化です。主演は木村拓哉さんで、白髪・義眼の冷酷無比でミステリアスな警察学校教官の役を演じます。

また、警察学校の生徒役の顔ぶれが個性豊かで豪華で、こちらも見所です。

こちらの記事では、新春スペシャルドラマ『教場』の見逃し動画配信情報やあらすじ・ネタバレをお伝え致します。

ドラマ『教場』の放送日程・視聴率は?

新春スペシャルドラマ『教場』は2夜連続放送です。

  • 【前編】1月4日(土) 21:00~23:10 
  • 【後編】1月5日(日) 21:00~23:24

視聴率は前編15.3%、後編が15.0%でした。(関東地区ビデオリサーチ調べ)

ドラマ『教場』の再放送予定はある?

新春スペシャルドラマ『教場』の再放送についての予定はありません。

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ドラマ『教場』のあらすじ

警察学校は大変厳しい。全員を卒業させるという方針は決して取っておらず、警察官として向かない者は容赦なく切り捨てる。警察学校の生徒たちはそれを「篩(ふるい)」のようだと思っていた。

代理の教官として風間公親(木村拓哉)という教官がやって来る。風間は、白髪・義眼で口数少なく冷酷な教官で、すべてを見透かしているかのような雰囲気を持っている。そして、授業の様子をじっと見ている。

警察学校の生徒たちにはいろいろな背景や過去がある。優秀な生徒もいれば、落ちこぼれもいる。またお互いに対する嫉妬の感情を持っていたり、警察学校に来る前からの確執を隠していたりする。

風間は鋭い観察眼でそれらを見抜いて事件が起こるのを防ぎ、また起こってしまった事件を解決に導く。

ドラマ『教場』の原作は?

本ドラマの原作は、推理作家長岡弘樹さんの『教場』シリーズです。

原作は『教場』『教場2』およびスピンオフ作品の『教場0』から構成されていますが、ドラマは『教場』『教場2』から取られています。

原作を読む限り風間公親は、冷酷無比で観察眼の鋭い恐ろしい教官です。義眼の描写も怖さを醸し出しています。その一方で、風間が女子生徒に思慕されるエピソードもあります。

また原作では、警察学校の生徒たちの嫉妬や確執も緻密に描写されています。風間はそういう生徒たちの感情を目ざとく見抜いて事件を解決に導くのです。

Check!

原作は、『教場(1)』が6話、『教場(2)』が6話の編成となっており、各話異なる生徒がメインとなっています。

前編では(1)の第1話「職質」、第2話「牢門」、第4話「調達」からエピソードが採用されています。

また、前編最後に(2)の第1話「創傷」のエピソードの最初が出てきます。

ドラマ『教場』のキャスト一覧

出典:https://www.fujitv.co.jp/kyojo/chart/index.html

風間公親(木村拓哉)

冷静沈着、義眼の警察学校教官。警察学校の生徒たちの様子を観察し、冷淡に解決に導く。

  • 木村拓哉さんは、2019年秋ドラマ『グランメゾン東京』で、こだわりの強い有能なシェフ役として出演していました。

宮坂定(工藤阿須加)

事故で死にかけたところを警官に助けられたことで警察官に憧れて、警察学校に入校。成績優秀で落ちこぼれの同級生に手を差し伸べるが、それが原因で逆恨みされることとなる。

  • NHK連続テレビ小説『なつぞら』で佐々岡信哉役を好演し、『ニッポンノワール』ではパリピな刑事・名越時生役と幅広い演技を見せてくれました。

平田和道(林遣都)

警官の息子でありながら、様々な職を転々とし、クラスでは落ちこぼれである。宮坂と友達でありながら恨んでいる。

  • NHK連続テレビ小説『スカーレット』に大野信作役で出演中。『おっさんずラブ』の牧凌太役で知名度を上げました。

楠本しのぶ(大島優子)

元インテリアコーディネーター。最愛の人を亡くした過去があり、その恨みを警察学校である方法によって晴らそうとしている。

  • 元AKB48メンバーで、NHK連続テレビ小説『スカーレット』で熊谷照子として出演中。

岸川沙織(葵わかな)

頼りなく自信がない性格を変えるために警察官を目指しているが、ある過去がある。

  • 最近ではTBS日曜劇場『ブラックペアン』でヒロイン・花房美和として出演。また、ミュージカル『ロミオとジュリエット』なども舞台にも挑戦。

樫村卓実(西畑大吾)

ほかの生徒に何でも提供するお調子者な “調達屋”をしていたが、風間に見抜かれて窮地に立たされることになる。

  • 関西ジャニーズJr.ユニット、なにわ男子のメンバーで、『明日を駆ける少年たち』などの舞台で活躍。

日下部准(三浦翔平)

32歳と最年長の生徒であり、元ボクサーで、同い歳の妻と3歳の娘がいる。成績が欲しいことを樫村につけ込まれる。

  • 『ごくせん』の神谷俊輔役など多数ドラマ・映画に出演。映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』の中のバンドでボーカルを担当し、シングルも発売されています。妻は桐谷美玲さん。

都築耀太(味方良介)

成績優秀でそつがなく、感情をあまり見せない。自信があり、風間に挑むような姿勢すら見せる。

  • 舞台の実績が多数で、つかこうへい『熱海殺人事件』では最年少の24歳で木村伝兵衛を演じ、2019年で3年連続となる。

南原哲久(井之脇海)

人当たりが良いが、物に対するこだわりが強く、拳銃マニアという趣味が高じて警官を目指す。

  • 最近ではNHK大河ドラマ『いだてん』の坂井義則役、人気ドラマ『義母と娘のブルース』のヒロキ役、『集団左遷!!』の平正樹役で出演しています。

菱沼羽津希(川口春奈)

クラスいちの美貌で広告塔となり、かなりの自信過剰な女生徒。風間に憧れている。

  • 『イノセンス 冤罪弁護士』の和倉楓役、『一週間フレンズ』の藤宮香織役などヒロインを多数演じています。沢尻エリカさんの代役として、2020年大河『麒麟がくる』の濃姫に抜擢されました。

枝元祐奈(富田望生)

元女子レスリング選手で実直に授業を受けている。羽津希に“引き立て役”として利用されてしまうが、実は隠していることがある。

  • 最近ではNHK連続テレビ小説『なつぞら』で居村(門倉)良子役などに出演していました。話題作『3年A組ー今から皆さんは、人質ですー』にも魚住華役で出演。また、『ブスの瞳に恋してる2019』でヒロインの大山美幸役を演じました。

石山広平(村井良大)

クラスのムードメーカー。

  • 仮面ライダーシリーズで、小野寺ユウスケ・仮面ライダークウガ役として出演していました。

追加キャスト

前編が終わり、後編放送前に追加でキャストが発表されました。

どんな役になるかは放送までわかりません。

三浦貴大さん、伊藤健太郎さん、上白石萌歌さん、佐久間由衣さん、嘉島陸さんは、風間教官の新しい生徒として、教室に登場しました。

三浦さん以外はセリフもなく、とても贅沢な出演でした。もしかすると、このメンバーで続編があるというメッセージなのでしょうか?

明石家さんま

最後に旅館に現れた駐在役のさんまさん。キムタクドラマには友情出演することがお決まりなのでしょうか?

ずっと緊迫していたドラマだったので、一気に和みましたね。

ドラマ『教場』のネタバレあらすじ

義眼・白髪の警察学校教官、風間公親

警察学校は、パワハラをやめさせ職場改革を叫ぶ昨今の趨勢とは真逆の環境にあります。厳しい訓練と規律、上下関係に根を上げて辞めていく者が後を絶ちません。

ここは、入校した者全員を警察官に育てる場所ではありません。警察官に向いていない者を落とす“篩(ふるい)”のような場所なのです。

この警察学校に、体調を崩した教官の代理として風間公親(木村拓哉)という教官が来ました。白髪で、冷酷そうで威圧するような暗い雰囲気を持つ教官です。

風間は初日から全員の名前を把握しており、また鋭い観察眼を持っているため、生徒たちは油断しないようにとささやき合うのでした。 風間は、なぜ警察官を志したのかと生徒たちに問いかけます。

「警官に憧れて」と答える生徒が多い中、都築耀太(味方良介)は警察に思うところがあると答えます。風間は都築に、君は警官に向いていると答えて教室を去ります。 

職質

平田和道(林遣都)は劣等生でした。授業で失敗して担当教官に怒鳴られ落ち込んでいました。宮坂定(工藤阿須加)は劣等生の平田よりもさらに失敗が多く、罰としてトイレ掃除をさせられていました。

しかしながら、宮坂は実は劣等生ではなく平田を立てるためにわざと失敗しているのでした。宮坂は警察官である平田の父親に命を助けられた過去があるのでした。

平田は、宮坂に憐れみを受けていると思い込み、トイレの酸性洗剤と硫黄入りの入浴剤を混ぜ硫化水素を発生させて宮坂を殺そうとします。

数々の職で失敗してきた平田にとって、叱責されたり罰を受けたりすることよりも、見下されることが何よりもつらいのでした。いわば宮坂への逆恨みでした。

風間はその企みを見抜き中身をすり替え、殺人を未然に防ぎました。

平田は警察学校を辞めていきました。宮坂は警察学校に残ります。風間は宮坂に生徒たちの様子を逐一報告しろと命令するのでした。

牢門

楠本しのぶ(大島優子)は元インテリアデザイナーでしたが、警察学校に入校しました。

一方、岸川沙織(葵わかな)は気の弱い性格を直すために警察学校に来ていました。

岸川は一番の友達が楠本で、楠本に依存していました。しかしながら楠本のほうは、恋人のひき逃げ犯が岸川であると思い込み、嫌がらせの手紙を岸川に送りつけているのでした。

嫌がらせの手紙から楠本が花粉症対策に使うミントの香りがすることに気づいた岸川は、友情を裏切られた腹いせに楠本を立体駐車場の下敷きにします。

風間は鋭い観察眼で楠本と岸川の関係を見抜き、楠本を助けます。

岸川は警察学校を辞めていきます。楠本は大怪我を負いながらも警察学校に残ります。

楠本は内心風間に対して尊敬の念を抱き始めていました。なぜなら、立体駐車場の下敷きになっている楠本をその場で助けなかったのは、圧迫時間が長い場合に即座に救助すると命の危険性があることを風間が知っていたからでした。

楠本は岸川がアルバイトをする喫茶店に向かいます。岸川は楠本に依存しないことを心に誓い、依存せずに友達でいたいと思うのでした。

調達

日下部准(三浦翔平)は、もともとプロボクサーでしたが学科の成績に悩んでいました。

一方、樫村卓実(西畑大吾)は調達屋として持ち込み禁止品などを調達する“調達屋”でした。

日下部は調達屋が樫村であることを知ると、樫村は日下部に学課の成績を“調達”すると申し出ます。昨年の授業内容の調達を受け入れた日下部は授業でぼろを出し、ボヤ騒ぎの犯人と疑われてしまいます。

樫村は現役警察官の尾崎と組んで調達屋をやっているのでした。

尾崎は覚醒剤を調達しており、樫村はボヤ騒ぎの真犯人である尾崎を無罪にするため、日下部に罪をなすりつけようとしていました。

樫村はもちろん日下部にも退校を迫る風間に、日下部は食い下がります。ボクシングでもふるい落とされた自分はもうここでふるい落とされることはできないのだと言い張ります。

風間はマンツーマンで指導しても日下部を残すことに決めるのでした。風間が日下部に勉強を教えていると、都築が通りかかります。

日下部に生徒の情報を流させようとする風間に、都築は反抗します。風間は、自分も警察には恨みがある、自分のことを調べてみろと都築に言うと、都築は風間に興味があると答えます。

創傷

風間から生徒の情報を流すように言われている宮坂は南原哲久(井之脇海)の部屋で銃のカタログを見つけます。さらに、机の下に本物の銃を見つけ、驚きます。

その瞬間宮坂は殴られていました。振り返ると、南原がいました。 南原は趣味で銃の製造を行なっているのでした。

銃を見つけた宮坂は、南原から警察手帳を奪われ口外しないよう脅されます。宮坂は警察手帳を奪われたことがばれるのを恐れて点検教練を休みますが、風間に見透かされてしまいます。

一方、南原は休暇後、腕に怪我をして帰ってきました。風間はその怪我が銃の暴発による座裂傷であることを見抜き、宮坂の警察手帳紛失との関係を見透かします。風間は恐ろしい形相で南原を銃で脅します。恐怖を感じた南原は、警察手帳を隠した場所を告白します。

南原は警察学校を辞めますが、警察手帳をなくした宮坂は不問に付されます。

敬慕

警察学校にテレビ局の取材が来ることになり、誰がインタビューを受けるか投票を行なっています。美貌を誇る菱沼羽津希(川口春奈)には自分が選ばれる自信がありました。

枝元佑奈(富田望生)は優秀ですが、目立たない生徒で、菱沼は枝元が自分の引き立て役だと思っていました。

枝元は、得意な手話でインタビューの補佐をつとめ、生徒たちの間で好評価を得ます。菱沼は「教官を尊敬している」の部分を「好き」という手話に変えさせ、風間を誘惑しようとしました。

風間は菱沼の不遜な態度に対して退校届を突きつけました。身勝手で謙虚さに欠けることと、容姿や外見を気にしすぎることに加えて、仲間を尊敬できていないことが菱沼の問題点だと風間は言うのでした。

枝元の実家の旅館では兄が倒れ、枝元は落ち込んでいました。また、枝元は密かに風間のことが好きでした。菱沼と仲が良く、今まで菱沼の引き立て役に甘んじていた枝元は、授業で菱沼を蹴落とすような行動に出て菱沼を困惑させます。

そんな中、警察学校の広報誌の表紙モデルを決める投票で枝元が選ばれます。風間は、枝元が実家の旅館を継ぐため警察学校を辞めなければならず、枝元を表紙モデルにするわけにはいかないと言います。

風間は一度枝元に勝たせるために、それを明かさなかったのでした。菱沼は枝元に負けたことを認めました。風間は、菱沼の問題点のひとつ「仲間を尊敬できていない」ことが解消されたと菱沼に言いました。

菱沼が視聴覚室に行くと、枝元がインタビューの映像を見ています。警察官になりたかったと泣く枝元と、枝元の意思を背負って警察官になろうと思う菱沼は、お互いに友情を確認するのでした。

枝元が去った視聴覚室で菱沼がインタビュー映像を繰り返し見ていると、菱沼はあることに気づきます。「尊敬している」と言うところを「好き」に変えて手話通訳する枝元の輝く目を拡大すると、その瞳の中には風間の姿が映っていました。

実習訓練:退校届を突きつけられたメンバーたちの思い

風間教場の中のメンバー、都築、宮坂、楠本、日下部、菱沼は屋外での実習訓練に行きます。この中で都築以外は全員、一度風間から退校届を突きつけられ保留となっているいわば問題児でした。

一方、都築は退校届を受け取っていないものの、風間に対して反抗的でした。警察に対して恨みがあるようで、風間から自分のことを調べてみろと言われて調べていました。周囲が止めるのも聞かずに風間の過去を調べている中でのこの実習への参加でした。

実習は、模擬死体から事件を推理するというもので、指示をすると風間は去って行きます。人里離れた山林で5人は置き去りにされ、野宿をしながら犯人を推理しなければなりませんでした。

夜間たき火をしながら5人は推理をします。その間に、5人は思いを語り始めました。楠本は一度死にかけたことで今は自分が変わったような気がすると話します。人を傷つけたと同時に傷つけられたことで、警察官になってから生きてくると思うと言います。

日下部は、人から試験の点数を買うという卑怯なことをして退校届を突きつけられたときに、自分の中で何かがはじけたと言います。ボクシングで負けた自分が本当に戦う相手は弱い自分なのだと気づいたと語ります。

菱沼は、警察署長である親に叱られたことがないのに風間にプライドをズタズタにされ、さらに警察学校を辞めろと風間に言われて空っぽになってしまったけれど、ここから一つ一つ積み上げていきたいし、なんと言っても枝元のために辞めるわけにはいかないと語ります。

都築は他の4人から思いを聞かれると、特にないと答えます。風間について何を調べたのかと聞かれると、都築は、風間が刑事時代に部下が重傷を負い、風間も右目を失明したことだけ明かします。

翌朝5人が推理の結果を風間に報告すると、正解でした。ですが風間は5人を不合格とし、今日中に退校届を出せと言って去ります。5人にはなぜ不合格になったのかわかりません。

都築の思い、そして卒業へ

校内放送で教場に呼び出された5人は、この状態では現場に出られると自分が迷惑すると風間に言われます。

5人は困惑し、特に都築は怒りをあらわにします。風間は、工場の所長だった都築の父親について調べ上げており、敢えて都築を逆上させようとします。

都築が警察を嫌いなのは、警察官に対して暴力を振るった父親と同様で、警察が気にくわないから嫌いなだけだろうと、神経を逆なでするようなことをわざと言います。

都築は風間に殴りかかりますが、本音を語り出します。工場長だった父親は、子どものころの都築と遊んでくれる時間もないほど働き、都築の自慢の父親でしたが、不況で工場が傾いて税金が払えなくなって高利貸しから借金をするようになりました。

税務署の役人が工場の機械を差し押さえようとしたとき、高利貸しと税務署の役人が言い争いになり、都築の父親は止めようと間に入りました。その争いを止めようとした警察官に「役人に逆らうな」と言われ、都築は警察官を恨むようになったのでした。

パトカーに乗せられていく父親を見て、都築は自分が出会ったような警察官ではなく、苦しむ人に寄り添うような警察官になりたくて警察学校に入ったと涙ながらに風間に明かします。

今まで風間に反抗的だった都築は、言葉にすることであらためて自分の思いに気づきます。風間は都築のような警察官を待っている人がたくさんいると言って都築を励まします。

一度不合格と宣告された5人はこう付け加えました。自分たちは言葉が足りなかった、最後に「被害者はさぞ無念だったことでしょう」と言うべきだったと最後の回答を述べます。風間は5人に合格を告げます。

卒業式の日、風間は一人一人にはなむけの言葉をかけます。風間教場の生徒は決意新たに、それぞれの勤務地へ向かうのでした。

風間はまた、新しい生徒たちを教場に迎え入れます。自己紹介でたった一言「風間公親だ」と言うだけの少ない言葉で、警察官に敵さない者を容赦なくふるい落とす教場に…。

ドラマ『教場』の感想&見どころ(前編)

30代男性

5

某ドラマの影響もあり私の中でキムタクブームが再燃中だったので、この作品も楽しんで観ることが出来ました。彼があれだけ年配の男性役を演じるのは珍しいですよね。

そういった意味でも楽しめましたし、もちろんストーリーも謎多き内容になっていて面白かったです。

あの警察学校にはまだまだ問題児が隠れていそうですので、後編でも風間教官に活躍してもらって悪を全て炙り出してほしいですね。

見どころは?

警察学校の生徒達がそれぞれどんな秘密を隠しているのか?そして風間教官の真意がどこにあるのか? 

そういった部分を考えながら観ていくのが面白いドラマだと思います。

前編の最後にもとんでもなく凶悪な生徒がその本性をあらわにしましたし、それを風間教官がどうやって退学、あるいは逮捕に追い込んでいくのかがとても気になります。

そして秘密があるのは生徒達だけでなく風間教官も同様らしいので、彼の過去についても色々と推測しながら観ていくともっと楽しくなりそうです

20代男性

5

警察学校の中の話になっていて、教官の風間の人を見る観察眼と問題が起こったときの対応力がすごかったと思いました。

前半が終わった段階で風間教官に不信感を抱く者、戸惑いながらも信頼しようとする者いろいろですが、むちゃくちゃやってそうで実は生徒個人を見て動いている感じがしました。

指導する立場としての腕が実はすごく良いのが伺えると思いました。

見どころは?

風間教官の生徒に対しての発言と行動と観察眼が見所だと思います。

前半では風間教官の機転と知識によって命を救われた生徒が2人と、学校内でのボヤ騒ぎをなすりつけられた生徒を結果的に助けていました。

そのことで何人か辞めましたが、警官になれる素質のある人を探っていて、素質のある人には手を差し伸べている感じがしました。

40代女性

4.5

ドラマに出て来る生徒たちのキャラクターが、かなり濃くて驚きました。

教官の風間はもちろんなのですが、生徒たちまでそれぞれに問題を抱えていたり、中には犯罪を犯しているものまでもいて、現実的な感じがしませんでしませんでした。

実際の警察学校でもこんなハードなことをしているのか分かりませんが、問題山積みなだけに見ごたえはあったと思います。

見どころは?

風間教官の捉えどころのないキャラクターに、やはり惹かれます。

厳しい指導の中にも警察官を育てようという意識は感じられますし、認めるところは認めていたりと、優しい人間性も感じます。

その中で、問題を犯しながらも風間の人間性になぜかついて行こうとする生徒たちもいて、そのやり取りも見どころの一つだと思います。後編で風間の全貌が明らかになるのかと思うと見逃せません。

40代男性

5

教場というタイトルがてっきりしごき系のスパルタなドラマかと思ったら、内容が濃すぎて見ているとどんどん物語にはまっていきます。

実際は、鋭い推理から生徒の闇を暴くといったサスペンス的なドラマだと分かって、サスペンス好きの自分としてはこのドラマは素直に面白いと感じました。

ただ地上波放送ということもありますが、やたらCMが多すぎてせっかく面白く見ているのに話が途切れ途切れになってしまうのが残念でした。

見どころは?

風間公親役の木村拓哉は冷徹な教官です。それとクールでとても落ち着きがあって物事に動じません。

この冷徹な教官の振舞いが、まずこの作品の見どころの一つになっています。

そして警察学校の生徒たちは一にも二にも癖があり、木村拓哉の鋭い観察眼と推理力を働かせて生徒らの深層心理に迫っていくという作品になっている所も見どころです。

また、この警察学校での出来事をリアルに再現されているので、警察学校では一体今どんな問題を抱えているのかということを知ることができることも見どころの一つです。

50代男性

5

亡くなった父が警察官でした。父は職務や警察学校などについて何も話せないから、このドラマは楽しみにしていました。

ドラマ故に脚色が強く現実とはかけ離れていると感じましたが、警察学校の規律や厳しさが見え、父の若い頃も想像しながら拝見しました。

風間教官のように、冷静な判断と的確な言葉は、父を見ているようでした。

見どころは?

最近の若者が、警察学校で成長していく姿や挫折していく者を描いています。根性論でもあるが、視聴者は自分に重ね合わせ共感できることも多いと思います。

後半ではどのように進展して、どんな結末になるのか楽しみです。若手俳優の名前や顔も知らないキャストも多いが、演者の気持ちや迫力を感じる見応えのあるドラマです。

ドラマ『教場』の感想&見どころ(後編)

40代女性

5

ドラマのあらすじを読んで、風間はどんなに冷酷でひどい人なんだろうと思って見始めましたが、そんなことはなく、「なんだ、いい人じゃないか!」とちょっと拍子抜けでした。

一見、ひどいことばかり言っているような感じのする風間ですが、すべて生徒のためなんですよね。

最後のはなむけの言葉で、宮坂に「死ぬなよ」って一言だけ言ったのが、風間の心の内のすべてだった気がします。

最初から最後まで見てこそ、グッとくるとても見ごたえのあるドラマでした。

見どころは?

前・後編を通しての見どころは、風間に退校届を突き付けられた5人(都築はもらっていませんが)の変わりようです。

たった6ヶ月間だけど、人生を変える6ヶ月間。最後の卒業式は涙なしには見られませんでした。

そして卒業後、交番勤務になった宮坂たちの姿や、退校した沙織や祐奈のその後の姿まで描かれていて、とても満足感のあるラストでした。

特に祐奈が受付で何か書いていて、それが羽津希から教えられたほめられノートだとわかったとき、とても嬉しくなりました。

別れても、離れても、想いはどこかで繋がっている。想いが力になる。大事なことほど忘れそうになってしまうけど、何度でも思い出してまた歩き出せたら…そう思いました。

20代女性

5

怖いシーンもあったけど友情などもあり、最後まで飽きずに見られました。

警察官とは忍耐である、という言葉が印象的でしたね。警察学校とはさまざまなことを学び、体力と精神力を身につけるところなんだなと思いました。

逮捕術や職務質問などのテクニック、家宅捜査や事件の捜査の手順など勉強になりました。警察官を目指す理由も人それぞれなんですね。

見どころは?

警察学校の厳しさを知ることができるドラマだと思いました。どういう訓練をして、どのような知識や技術が必要なのかわかりました。

優しさだけでは務まらない職業だし、現場に出て本人が困らないようにあえて厳しくするところなんですね。

警察官になるには相当の覚悟と忍耐力が必要だということを教えてくれる内容で、警察官の方への尊敬の気持ちが大きくなりました。

50代男性

4.5

風間教官は厳しいですが、根性があるかないかを試していたようにも見えます。すぐ、退校届を出すので見込みが無いのかと思われましたが、違っていました。

先を読むことで、事件を未然に防ぐことができます。冷酷非情にも見えてしまった風間教官ですが、熱いハートを持っていました。

生徒達は、この教官に当たって感謝してると思います。

見どころは?

風間教官は、冷静沈着で相手の素性を把握してるところが素晴らしかったです。右目が見えていない理由は最後まで分かりませんでしたが、目を失った分感性が鋭くなった気がします。

ここでの経験は、警察になってから凄く役に立ちます。

途中脱落した生徒もいましたが、卒業試験では生徒達は、鋭い勘を働かせました。全員合格で、労いの言葉を掛けるシーンはジーンときます。

50代女性

4.5

教場は警察学校の生徒達を描きながら、その中で短編のミステリーがいくつか組み込まれている印象でした。

しかし、終わりに近づくほどヒューマンドラマの色合いが濃くなっていて、ミステリーと思って見ていたら、いい意味で裏切られました。

単なるミステリーではなく生徒達1人1人の成長物語でした。次々と起こる事件に目が離せず、最後は感動的に締めくくららていて本当に面白かったです。

見どころは?

それぞれの生徒達の事件や出来事も面白かったですが、最後を締めくくる卒業式が1番の見どころだと思います。

風間教官と1人1人が握手して短く言葉を交わすところが感動的でした。風間教官への感謝と警察官として生きていく決意に溢れていたと思います。

それぞれが素敵な警察官になり、温かい気持ちになりました。最後に風間教官がこれから教える新しい警察学校の生徒達が映されたのですが、before afterの対比がこれまた面白かったです。

30代男性

4.5

憧れと邪な思いが集まった警察官を目指す生徒たちの、病んだ部分が溢れ出る瞬間にゾッとさせられました。

特に警察官の父親がいるために採用試験で忖度されそうな道連れ自殺を計画した平田に、下手な横好きから弾丸が発射できるまでの拳銃を自分自身で作ってしまった南原の2人は、テロリストの域にある病的な心理を持っていた事には驚かされました。

代理として訪れた教官の風間が見抜けたから良かったものの、前の教官の植松たちや採用面接官たちは何を見ていたのかと苛立ってしまい、そもそも警察学校に入学させるなと思いました。

見どころは?

1.風間が教官となった瞬間から、宮坂や日下部に楠本などの社会生活を営んできた事で身に付いた個人的な癖を修整させて、警察官に必要な観察力と考え方を淡々とした言葉で上手く叩き込んでいた所。

2.優秀ではあるものの、甘ったれた精神を持つ菱沼を変えるために、仲が良い同期の枝元と対峙させて気付かせる所。

3.生徒の中でダントツで成績優秀な都筑は、恨みのある警察官への病んだ考えから、弱い立場の人に寄り添える警察官になろうとする気持ちを強く持たせて真っ直ぐと進ませようとする。

そして、教官という指導者があるべき姿を、個々の生徒たちの関わりの中で、行動で魅せる所が最大の魅力の物語だと感じました。

「このミステリーがすごい!」に選ばれた『教場』が待望のドラマ化され、主演はあの木村拓哉さん!ということで期待度MAXの新春ドラマでした。そして期待を全く裏切らない、というよりも期待をはるかに超えるいいドラマでした。

原作の風間公親は冷徹な教官というイメージが大きいのですが、ドラマでは木村拓哉さんが演じていることもあって、学生に尊敬されたり、時には敬慕されたりするような人柄がより強調されていたように思います。

個人的には、枝元の瞳に映る風間の姿と枝元の想いに無言のままでいる風間、都築から涙ながらの決意を引き出す風間が印象的でした。

木村拓哉さん演じる風間教官はなんといっても渋くてかっこいいのですが、生徒役の若手俳優も実力派をそろえているからか、とても良かったです。

楠本、日下部に加えて、生徒役では中心的な役柄だった宮坂も印象的でした。また、適性がないと判断されて教場を去って行った生徒たちにもそれぞれのドラマがありました!

ドラマ『教場』のまとめ

主人公の警察学校教官風間公親は外見がとても特徴的で、白髪・義眼です。白髪の木村拓哉さんを見るのはおそらく初めてなので、どんな雰囲気になるのか楽しみなところです。

原作では風間が義眼で生徒を見る様子が少し不気味に書かれていて、木村拓哉さんがそれを忠実に再現してくれるのか期待が高まります。

また、警察学校の生徒たちはお互いに嫉妬や確執があり、そのために数々の事件が起こります。若手俳優たちがそれらをどこまで表現してくれるかとても楽しみです。

その一方で、中には風間を思慕する女子生徒もいます。

白髪・義眼で冷酷でしかもはるかに女子生徒より年上なのに好かれるなんて、木村拓哉さんしかできそうにない役ですが、原作を読む限り浮ついた雰囲気はありません。

やはり原作の再現度が見所になると思います!

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