18日に起こった京都市伏見区のアニメ制作会社、京都アニメーション第1スタジオの放火殺人事件の発生から1週間が経ちました。
京都府警は25日までにDNA型鑑定で犠牲者34人全員の身元を特定したと明らかにしました。
司法解剖を終えて、「被害者支援班」の支援のもと遺族に遺体の引き渡しを始めているとのこと。
身元の公表時期や方法については、遺族や京都アニメーション側とも協議を続けているそうです。
犠牲者34人の年齢や死因、名前の発表の時期などについてまとめてみたいと思います。
犠牲者34人の年齢や主な死因は?
今回の事件の犠牲者の方達の年齢や主な死因は何だったのでしょうか?
犠牲者は女性21人、男性13人で、いずれも京都アニメーション従業員の20~60代。
半数以上が20~30代の方達でした。
死因については、目視で遺体の状況を調べる検視の段階では、34人のうち28人が一酸化炭素中毒とみられると判断されていました。
その後、司法解剖を進めた結果、8割に当たる26人の死因が焼死であることもわかりました。
その他は一酸化炭素中毒死が4人、窒息死が2人、全身やけどが1人、残る1人は現段階では死因が特定出来ていないそうです。
被害者支援班とは?
今回の事件で発足された「被害者支援班」とはどのようなチームなのでしょうか?
「被害者支援班」は捜査本部とは別に、安否不明者の家族や負傷者を支援するために発足されたチームです。
犯罪などに巻き込まれた人のケアについて専門的な研修を受けた「指定被害者支援要員」の警察官ら約100人の態勢でケアにあたっているとのことです。
支援班のメンバー6班に分かれ、家族の安否を問い合わせて来た人への対応や、入院している負傷者の家族を病院まで送り迎えしたり、事情聴取に付き添ったりします。
その他には身元確認のために行われているDNA型鑑定の案内や心配事の相談対応、カウンセリングなどを通じ、心身のケアにあたっているそうです。
家族や被害者の希望で、連日同じ宿泊施設に泊まるなどして付き添っている職員の方もいるようです。
府警警務課の上田博之次席は「家族や関係者の心痛は計り知れない。少しでも支援していきたい」と話しているそうです。
>DNA鑑定等で身元特定を進めていた。安否不明者の家族や被害者のケアを行うために発足させた「被害者支援班」の支援の下、順次遺族への引き渡しを開始
>身元について近く公表する方針。遺族や京アニ側と時期や方法について検討中
改めて悲憤の感情を覚える。許すまじ。https://t.co/H2Y9k14cgC— 歩き目です (@arukime01) 2019年7月25日
犠牲者の名前の公表は?
犠牲者34人の方達の身元は判明したとのことですが、名前の公表はいつ頃になるのでしょうか?
中には実名などの公表を望まない人もいます。
公表時期を巡っては、身元が特定した段階ですぐに公表してほしいという人、全員まとめて発表してほしいという人など、様々な意見が出ているようです。
府警は京都アニメーション側とも協議しながら、公表方法などについて検討しているとのことです。
自分の好きな作品に関わる方の安否を心配して、犠牲者の名前を知りたいというファンの方もたくさんいると思います。
しかし、ご遺族の中には名前を公表することを望まないという方がいらっしゃるのも理解したいところです。
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