マスコミによる京アニ被害者の身元公表申し入れに反対の声!SNSで炎上、公表する理由は?

前月に起きた京都アニメーション 第1スタジオにて起きた放火殺人事件ですが、現在の時点では被害者の35人のうち10名は実名が公表されています。

残りの25名はご遺族の意思により身元が公表されていない状態です。

そんな中、今回の事態に対して8月20日(火)「洛新聞放送編集責任者会議」が、未公表の25人の身元を公表するように、京都府警に書面で申し入れたというニュースが流れました。

このニュースを受けて、たくさんの批判の声が上がりSNSでは大炎上となりました。

今回はマスコミが実名公表を申し入れた理由や、SNSで上がった声などをまとめてみたいと思います。

京アニ被害者25人の実名の公表を申し入れ

あの痛ましい京都アニメーションの放火殺人事件が発生してから約1ヶ月。

まだ事件の動揺から冷めやらぬ中、今回流れて来たニュースは、8月20日(火)に「洛新聞放送編集責任者会議」が、京都府警の植田秀人・府警本部長宛に、速やかに未公表の25人の犠牲者の身元を実名で公表するよう、書面で申し入れ書を提出したというものでした。

「洛新聞放送編集責任者会議」とは日本経済新聞社などを初めとして、京都府内に本社・支局を持つ新聞・通信・放送などの起業で構成する、マスコミ12社で作る会なのだそうです。

申し入れ書を提出したのはこちらの12社だそうです。

  • 朝日新聞 京都支局
  • NHK 京都放送局
  • 京都新聞社
  • 京都放送
  • 共同通信社 京都支局
  • 産経新聞 京都支局
  • 時事通信 京都支局
  • 中日新聞社 京都支局
  • 日刊工業新聞社 京都総局
  • 日本経済新聞 京都支局
  • 毎日新聞社 京都支局
  • 読売新聞社 京都支局

京アニ被害者の実名公表申し入れの理由は?

京都アニメーションの放火殺人事件が起こった7月18日(木)から、1ヶ月以上経過しても、被害者の実名の発表がないことに触れ、申し入れ書では

「事件の全体像が正確に伝わらない」

と懸念を伝えた上で、

「過去の事件に比べても極めて異例」

として速やかな公表を求めました。

被害者や遺族の取材については

「節度ある取材のあり方を考えながら報道にあたっている」

としました。

被害者実名公表の申し入れに対して府警の返答は

今回の申し入れに対して、府警の井上基総務部長は

「遺族・関係者と調整し、適宜適切な時期に応対したい」

と述べているそうです。

京都アニメーションの公式発表でも「ご遺族の気持ちを最優先に考えて実名報道を控えてほしい」という旨が書かれていましたよね。

京アニ被害者実名公表にSNSでは反対の声多数

賛否両論はありますが、大多数は反対という意見が多いように思います。

身元公表の強制に対する反対署名なども始まっているようですね。

実名公表はデリケートで難しい問題

マスコミが主張する「事件の全体像が正確に伝わらない」は、論旨がズレているように感じます。

今回の京アニ被害者実名公表の件については、自分の好きな作品に関わっている人が被害に遭われていないか、心配に思って知りたいと思っている方も、少なからずいるとは思います。

まだ事件から1ヶ月しか経っていない点から考えても、突然に前触れも無く、こんな残酷な形で身内を失ってしまったご遺族の心境を考えると、実名の公表はご遺族の気持ちを優先するべきなのではないでしょうか。

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