「NHKはぶっこわれてもいい」メンタリストDaiGoが京アニ事件の実名報道に怒りの投稿

2019年8月27日(火)、京都アニメーションの放火事件について犠牲となった人の実名が報道されました。

被害にあった犠牲者のうち、10名は報道されていたのですが、今回非公表だった残りの25人の実名報道を受け、メンタリストのDaiGoさんが怒りをあらわにしています。

DaiGoさんがYouTubeで語った怒りの声をまとめました。

実名報道に対して強い怒りを表すDaiGo

冒頭から興奮状態のGaiGoさん。

普段はあまり感情的にならないそうですが、今回に関しては「許せない」とブチ切れています。

それは、DaiGoさんが2012年に母親をガンで亡くしているからです。

当時は学生でまだお金がなく、先端医療もできなかったので、お金があったら助けてあげられたかもという後悔に苦しんだそうです。

そして、同じく大切な人を亡くす苦しみを抱えた京アニ事件の遺族の方々。

今まだ乗り越えていこうとしてがんばっている最中にも関わらず、そこをほじくり返して金に換えようというマスコミの汚さに強い怒りを表しています。

「二度とテレビに出れなくていい」と断言

今回実名が報道された25名のうち20名の遺族は実名報道について同意していません。

会社側も、被害者や遺族のプライバシーが侵害される可能性があるのでやめて欲しいと言われていました。

それにも関わらず、京都府警は全員の名前を公表することを決定しました。

NHKが報道に踏み切った理由

そこで報道に踏み切ったNHKのコメントが以下の通りです。

NHKは事件の重大性や命の重さを正確に伝え、社会の教訓とするため、被害者の方の実名を報道することが必要だと考えています。

そのうえで、遺族の方の思いに十分配慮をして取材と放送にあたっていきます。

NHKより引用

DaiGoさんは、NHKの報道は遺族に配慮ができていないと指摘。

公共放送が報道することで、マスコミが被害者の遺族に群がり、遺族のプライバシーを損ねる行為が行われないかを危惧しています。

今回の報道は大事な人との思い出を踏みにじる行為だとし、NHKは人の気持ちを分かっていないと強い怒りを表しています。

毎日新聞が報道に踏み切った理由

毎日新聞は事件や事故の犠牲者について実名での報道を原則としています。

亡くなった方の氏名を含め正確な事実を報じることが事件の全貌を社会が共有するための出発点として必要だと考えます。

遺族の皆さまへの取材に関してはその御意向を十分配慮し、節度を守ります。

毎日新聞より引用

DaiGoさんはこれに対し、事件の全貌を正確に判断するために、被害者の実名報道は必要なのかと疑問を投げかけています。

もしも真実味が必要なのだとしたら、この記事を書いた記者の本名や顔を出した方が、どんな人が書いているのかがわかるから、真実味が増すのでは?と語っています。

記者の実名ほど公開すべきと断言

実名報道は公益性がある場合にのみ認められると法律で定められています。

DaiGoさんは、今回の報道は誰に利益があるのかと疑問を提示しています。

被害者の実名をさらすことによって、得するのは誰かというと記者たちだけだと言及しています。

有名人やタレントは影響力があるのでプライバシーを侵害されることがありますが、記者も同様だとして、記者の実名公開を以下のように語っています。

  • 記者はその記事が真実なのか虚偽なのかについて責任を持つべき
  • 報道対象者を付け狙い、ひどい言葉を浴びせて泣き顔を写真に収めるような人こそ、実名を公開されるべき

DaiGoさんは叩かれるのを覚悟で、辛辣な言葉を選んで報道をする記者たちに対して「全力で潰したい」と怒りを表しています。

既得権益は共感能力が低下

Daigoさんは心理学的な側面から、今回の実名報道に対して説明をしました。

通常であれば、人の痛みを自分に置き換えたりなどして想像できるのですが、権力者や権力者に守られている人は、その共感能力が低下するとしています。

また、自分の意見はみんなの意見だと錯覚してしまっていると指摘。

「彼ら(マスコミ)は皆さんの意見をかってに代弁していると思い込んでるんですよ。

私たちは正義の名のもとに多くの人たちの意見を採用しているんだ。

みんなこう思ってるんでしょと思い込んでるんですよ、ヤバくないですか?」

こんなマスコミの書いた記事を信じてしまっていいのかと警告を発しています。

亡くなった人に対しての配慮が足りないと涙を流すDaiGoに共感の声

今回のことに関し、母親っ子だったというDaiGoさんは時折涙をにじませながら強い言葉で語っていました。

DaiGoさんの場合、まだ母は病気だったので時間がありました、でも、京アニの遺族の人たちは、急に大切な人との別れを余儀なくされました。

それも、残酷な形で。

大切な人を亡くした悲しみを乗り越えるという実体験を元に熱く怒りを表したDaigoさんに、共感の声が上がっています。

自分の頭で考えて行動することの大切さを訴える

DaiGoさんは、今は誰もが時分で発信できる世の中になったことで、本当の真実を見抜くチャンスがあると語っています。

以前はメディアの報道に踊らされていたけれども、これからは自分の頭で考え、自分の体で行動できる時代になっています。

何が正しいことなのか、権力に踊らされることなく判断してほしいと訴えています。

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