相次ぐ大会中止に夏の甲子園も中止が危ぶまれる!センバツに続く高野連の対応や発表はいつ?

甲子園

春の甲子園(センバツ)は、新型コロナウイルスの影響で中止となってしまいました。

球児たちの多くは、夏に向けて気持ちを切り替えようとしていたところですが、コロナウイルスは終息が見えず、夏の甲子園(選手権)も中止になる可能性が出ています。

夏の甲子園が中止となれば、それ以降現在高校3年生の球児たちが公式試合に出られるチャンスはやってきません。

夏の甲子園が中止になる可能性や、過去に中止となった事例などについてまとめました。

夏の甲子園が中止の危機!近日中に高野連発表の可能性大

3月11日、高野連は2020年開催予定だった第92回選抜高校野球大会(春の甲子園)の中止を決定しました。

無観客での開催も検討されていましたが、他のスポーツイベントも中止となっている状態で甲子園だけ開催することは難しいと判断され、中止となっています。

しかし、コロナウイルスの問題が長期化することがほぼ間違いない状況で、選手権大会(夏の甲子園)開催も危ぶまれています。

すでにインターハイの中止は決定しているため、野球だけ特別扱いというのは難しく、春と同じ判断が下される可能性は非常に高いです。

4月27日現在の時点で発表こそなされていませんが、いずれ開催の可否について発表がなされることは間違いありません。

高校野球は春季大会が中止、全中も中止で学生スポーツに多大な影響

高校野球は、春の甲子園に続いて春季大会も中止になっています。

沖縄県のみ開催されましたが、準決勝以降打ち切りになりました。

春季大会は全国大会やテレビ放送もなく、世間的にはあまり注目されていない大会ですが、各都道府県で毎年実施されているものです。

都道府県によって多少異なりますが、夏の甲子園出場校を決める地区大会のシード校を決める戦いでもあります。

もちろん、球児たちにとっては貴重な実戦の場でもあるため、仮に夏の甲子園が開催されるにしても、春季大会中止はすでに大きな影響が出ている状況です。

高校3年の1年間で急成長し、ドラフト候補になる球児も少なくありませんが、大会がなければその成長を披露する場もありません。

今秋のドラフト・高校生の指名にも影響が出ますので、プロ野球選手を本気で目指している球児には、大会中止は人生さえ左右しかねない一大事です。

高校野球以外でも、学生スポーツはすでにコロナウイルスで大きな影響を受けています。

全中(中体連)も中止が決まり、今年中学校3年生を迎える生徒にとっては、中学3年間の集大成を披露する場が失われてしまいました。

一部の部活では冬に大会があるものもありますが、最終学年で公式戦に出場できず引退するしかない中学生・高校生はすでに多数出ています。

コロナが終息しなければ特別措置・救済措置も出せませんし、学生スポーツにもコロナは大きな影を落としています。

過去に夏の甲子園が中止になったのは2度あった

中止の可能性が大と見られている夏の甲子園ですが、実は1915年の第一回大会から、2回だけ中止になったことがあります。

1度目の中止は、1918年でした。

この時に中止の原因となったのは、米騒動でした。

開催地(当時はまだ甲子園球場ではなく鳴尾球場)近く、神戸市でも騒動が発生し、治安が非常に悪くなっていたため、開催が断念されています。

2度目の中止は、1941年から5年間、太平洋戦争のための中止です。

戦後1946年から大会は復活していますが、それ以降の中止は一度もありません。

仮に春・夏共に中止となれば、まさに歴史的な出来事となります。

夏の風物詩、甲子園も中止のおそれ

単なるスポーツ大会だけでなく、夏の甲子園は夏の風物詩として定着しているため、多くの方が開催を待ちわびています。

とはいえ、コロナウイルスの問題が解決しないことには、中止もやむを得ないですね。

甲子園の前には地区大会(予選)などもありますから、開催可否決定までに時間的余裕はありません。

近日中に発表がなされると考えられますが、高野連はどのような判断を下すのでしょうか。

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