『鬼滅の刃』最新話201話のネタバレと感想!消える無惨が遺したもの衝撃の炭治郎鬼化

2020年4月6日(月)に発売した週刊少年ジャンプ18号の『鬼滅の刃』の最新話201話「鬼の王」のあらすじネタバレと感想をまとめて紹介します。

前話のネタバレを見逃した方は以下のページでレビューしていますので是非チェックしてみてください。

『鬼滅の刃』200話のネタバレと感想はこちら

『鬼滅の刃』第201話「鬼の王」のネタバレ

消え行く中「想いこそ不滅」だと悟った無惨 その衝撃の行動とは

(私にはいつも死の影がぴたりと)

(張りついていた)

かつて、平安貴族の家に生まれるも、虚弱体質というハンデを、出生時から、背負わされていたのだという、鬼舞辻無惨。

母親の胎内で、何度も心臓が止まっていた上、生まれた時も、半ば死産という状況から、奇跡的に蘇生したことで、無惨は、一命を取り留めていたのだと言う事です。

(私は私が強く念じたことを必ず叶えてきた)

(実行してきた)

そんな状況から、成長し、「鬼」の首魁となり、自らの望みを叶える人生を送ってきた無惨。

しかし無惨は、「自分1人でできることには限界がある」、という事実にも、気付いていました。

(産屋敷)

(お前の言ったことは正しかったと認めざるを得ない)

思いこそが永遠であり、不滅。そう言った産屋敷の言葉を、無惨は一笑に伏しました。

しかし今無惨は、死の際の中で、その言葉が事実であり、ついには、鬼の首魁である自分ですら、打ち負かしたのだという事を、強く感じていました。

(私はその事実を目の当たりにし)

(感動して震えた)

最期、陽の光から逃れるため、巨大な赤子の姿となって逃れようとした、無惨。その赤子の肉の中で、無惨は、感動のあまりに、涙さえ流していました。

自分が陽の光によって、まもなく滅びるであろう事を、もはや確信する無惨。

(だが)

巨大な赤子の肉の中。無惨は、肉の中に己とともに取り込んだ、炭治郎の顔へと、手を伸ばします。

(私の想いもまた不滅なのだ、永遠なのだ)

(私はこの子供に想いの全てを託すことにする)

もはや死に体であるものの、まだ細胞が生きているのだという、炭治郎の体。

巨大な赤子の肉の中、無惨は、炭治郎の首筋へと、指を食い込ませ、自分の血と力の全てを、注ぎ込みます。

(もしも即死を免れ、生きることができたなら)

(竈門炭治郎、お前は)

(陽の光をも克服し)

(最強の鬼の王となるだろう)

禰豆子の存在、そして、炭治郎が「日の呼吸」の、使い手であることを根拠に、無惨はそう確信します。

(私の夢を叶えてくれ炭治郎)

(お前が)

(お前が滅せ)

(私の代わりに)

(鬼狩りを)

炭治郎鬼化 悲壮感漂う中で冨岡は炭治郎を殺す事を決意する

そして、現代。

脈も心臓も止め、地面に膝をつく炭治郎の周りで、3人の「隠」、そして「水柱」の冨岡が、その死を涙を流しながら、悼んでいました。

そんな時、「隠」の1人が、目にします。

地面に膝をつき、ぴくりとも動かない炭治郎。その、無惨の細胞に侵された右目が、唐突に回復したかと思うと同時、炭治郎の両目が、ゆっくりと見開かれます。

そして、そうして開かれた炭治郎の両目には、細長い瞳孔という、「鬼」と同じ特徴が、見られました。

(え?)

炭治郎の周りの誰もが、事態を飲み込めず固まる中。

無惨によって肩から先を失われた、炭治郎の左手が、一瞬にして、再生を果たします。

それを見た冨岡が、目を見開くと同時、炭治郎の左手が、傍らにいた「隠」の、顔面へと踊ります。

鋭い爪でもって振るわれた一撃は、咄嗟に動いた冨岡が、「隠」へと体当たりすることで、回避されました。

ですが、冨岡がそうしなければ、「隠」が炭治郎の攻撃で、殺されてしまっていたであろう事は、明白です。

「えっ」

「何…」

「ええ?」

「炭治郎?」

「なんで?」

鋭い爪を構え、よだれを垂らして笑う炭治郎を前に、その傍らに立つ「隠」の隊員たちは、ただ呆然と、事態を飲み込めずにいます。

「離れろ────っ!」

そう叫び、戻ってこようとする冨岡の前で。炭治郎の爪が、もう1人の「隠」の顔面を、貫かんと迫ります。

しかしその時。もはや山陰から完全に顔を出した、朝日が、炭治郎の左半身を照らし、その肌を、焼き始めました。

「ギャッ」

叫び声をあげ、苦しみ始める炭治郎。そのおかげで、攻撃を受けようとしていた「隠」は、鼻先に傷を負うだけで済みました。

ですが「隠」は、陽光に苦しむ炭治郎を見ても、今なお茫然自失としたままです。

「惚けるな、離れろ!」

「でも炭治郎が…」

日輪刀を持って構えを取る冨岡と、その言葉を受けてなお、炭治郎を案じ、離れようとしない「隠」。

「動ける者──っ!」

「武器を取って集まれ──っ!」

冨岡のその叫びを聞き、周囲で無惨戦の傷を癒そうとしていた、鬼殺隊の面々と、愈史郎は、何ごとかと、困惑します。

「炭治郎が鬼にされた」

「太陽の下に固定して焼き殺す」

その冨岡の言葉を聞き、信じられない、とでも言うように、目を見開く、善逸と伊之助。

「人を殺す前に、炭治郎を殺せ!」

焦りを帯びた表情で、冨岡は、炭治郎に人殺しをさせまいと、心を鬼にして、そう指示を出します。

一方、体を陽光に焼かれていた炭治郎は、無惨戦で使ったバスの陰に入り、ダメージを抑えようとします。

しかし冨岡は、日輪刀による刺突を、炭治郎の脇腹に食らわせ、その体を組み伏せる事によって、思惑を阻止。

炭治郎の、激しい抵抗を浴びながら、冨岡は、先程炭治郎が、「隠」へと攻撃を放った際のことを、思い浮かべます。

(一瞬遅れていたら、間違いなく隠を殺していた)

その可能性に、肝を冷やす冨岡。

(頼む、このまま)

(炭治郎のまま)

(死んでくれ…!)

冨岡は、そう、断腸の思いを心に浮かべ、涙を零しながら、炭治郎を、日の光の下に、拘束し続けます。

しかし、その時。炭治郎の肌を焼いていた、陽光によるダメージが、唐突にその侵食を止めました。

そのまま炭治郎を、焼き殺そうとしていた冨岡は、想定外の事態に、激しく困惑。そののち、炭治郎の裏拳を顎に受け、拘束を、外されてしまいます。

駆けつける仲間たち しかし伊之助は炭治郎への攻撃を躊躇し……

そして、炭治郎の追撃が、冨岡の顔面を襲わんとした時。

今度は、ボロボロになりながらも、2本の日輪刀を構えた、伊之助が、炭治郎の攻撃へと介入、冨岡の窮地を、救いました。

そうして伊之助は、失血のせいで体を揺らす冨岡の代わりに、炭治郎の前へと、立ちはだかります。

「半々羽織りだぞ」

「仲間だぞ!」

そう炭治郎へと、語りかける伊之助。善逸もまた、「隠」に肩を借りながら、現場へと駆けつけますが、当の炭治郎は、まるで獣のように唸りながら、威嚇するような視線を向けるばかり。

その様子からは、理性の欠片でさえ、感じ取る事が出来ません。

「嘘だろ…」

「炭治郎」

そう、呆然と呟きながら、炭治郎と伊之助の様子を眺める、善逸。

「もうみんな戦えないよ」

「ボロボロで」

「こんなのあんまりだ」

「禰豆子ちゃんどうするんだよ」

「炭治郎」

そう善逸は呟きますが、当然その声は届かず、炭治郎は、「鬼」特有の、高い身体能力で、地面を蹴って疾走。刀2本を構えた伊之助へと、激しい攻撃を仕掛けに行きました。

炭治郎の爪と、伊之助の刀が、数合、攻防を重ねます。

そんな中で伊之助は、先日の「柱稽古」の中、善逸、炭治郎と共に、休息をとっていた際の事を、思い出していました。

(俺たちは仲間だからさ)

(兄弟みたいなものだからさ)

(誰かが道を踏み外しそうになったら、皆で止めような)

3人で握り飯を食う中、笑顔でそんな事を言っていた、かつての炭治郎。

(どんなに苦しくても、つらくても)

(正しい道を歩こう)

そんな回想を思い浮かべる伊之助へと、しかし「鬼」となった炭治郎は、容赦なく迫ります。

「炭治郎やめろ──っ」

そう叫ぶ善逸と、迫る炭治郎を前にして、その頸を斬る決意を固めようとする、伊之助。

(俺が斬る、俺が止める)

(俺が…っ)

しかし。

(伊之助)

(これも食べていいよ)

伊之助の脳裏には、そう言って、自分の分の焼き魚を差し出す、優しい笑顔を浮かべた、炭治郎の姿が、ありありと浮かびます。

右手の刀を振り、炭治郎の頸へと、狙いを定める伊之助。もはやそれを振り切れば、炭治郎の頸を落とせる、という、そんな状況です。

(斬れねえ)

しかし伊之助は、爪を立てて、自分へと攻撃を見舞いに来る、炭治郎を目の前にしても、その刀を振り切る事が、出来ませんでした。

(だめだ、炭治郎)

(できねえ)

もはや直近へと迫った、炭治郎の爪。それを前にして、伊之助は、その猪の被り物の目から、大粒の涙を、零しました。

『鬼滅の刃』202話のネタバレと感想はこちら

『鬼滅の刃』第201話を読んだ感想と考察

ついに無惨を下したものの、炭治郎を含め、多くの犠牲が出てしまい、さてどうなる事か、という思いの中で公開された、「鬼滅の刃」第201話。

辛い……辛すぎる……。炭治郎が鬼化するのでは? という予想は、無惨戦の最中、いろいろなところで目にしたものですが、まさかここまで典型的な「鬼」になって、周囲に害を及ぼしにかかるとは。

「人間と鬼の間で葛藤する」などのシーンが挟まればまだ救いはありましたが、炭治郎は、「鬼」として覚醒してすぐさま、傍らにいた「隠」へと、攻撃を仕掛けてしまいました。

「鬼」となれば誰しも「そう」なってしまうのは周知の事柄ですが、冨岡が止めなければ、炭治郎が人殺しになってしまっていた、という、あまりにも救いのない事実。

冨岡が発した、「炭治郎のまま死んでくれ」というモノローグもあわせ、絶大な悲壮感漂う1話と、なりました。

無惨が死に、しかしその思いを受け継ぎ、「鬼」となってしまった炭治郎。普通に考えれば、「鬼」となって元に戻った例は、 禰豆子以外に存在しない訳なので、仲間の誰かが炭治郎を斬ることでしか、決着はありえません。

そして、これまでの展開をふまえるなら、例え炭治郎といえど、人を手にかければ、その行き先は地獄。先代産屋敷の後押しを受けた、禰豆子も駆けつけてきていますが、この展開、どのような決着が、待っているのでしょうか。

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