2020年3月16日(月)に発売した週刊少年ジャンプ15号の『鬼滅の刃』の最新話198話「気付けば」のあらすじネタバレと感想をまとめて紹介します。
前話のネタバレを見逃した方は以下のページでレビューしていますので是非チェックしてみてください。
目次
『鬼滅の刃』第198話「気付けば」のネタバレ
善逸と伊之助参戦 無惨を逃すまいと2人は攻撃を繰り出し続ける
もはや体力も尽きかけ、血鬼術を繰り出すことも、ままならなくなりつつある無惨。
そんな中、倒れた炭治郎と替わるように、駆けつけた、善逸と伊之助は、無惨を逃すまいと、次々と技を繰り出して行きます。
獣の呼吸・肆ノ牙「切細裂き」。そして、霹靂一閃・神速。
しかし、既に傷つき、重症を負っている2人にとっては、満身創痍の無惨であっても、その相手をするには、荷が勝ちすぎていました。
(体力が持たない)
(足が片方潰れた)
(次の一撃が、威力を保って出せる最後だ)
「神速」を使った事で、片足が使えなくなった善逸は、そう考えるなり、雷の呼吸・漆ノ型「火雷神(ほのいかづちのかみ)」を発動。
目にも止まらぬ速度で、無惨へと斬りかかって行きます。
しかし、「赫刀」に目覚めていない善逸の一撃は、無惨を傷付けるも、深手を負わせるには、至りません。
満身創痍の善逸は、技を出し終えた後、そのまま転倒。そして、その隙を逃さず、無惨の触手攻撃が、善逸を襲います。
しかし。倒れた善逸と交代するかのように、今度は、飛び込んできた伊之助が、素早く技を繰り出します。
伊之助は、伍ノ牙「狂い裂き」と、参ノ牙「喰い裂き」を使い、無惨を迎撃。
ですが、その乱打に耐えかねたかのように、無惨が再び血鬼術を発動し、例の衝撃波を放ちます。
「伊之助────!」
善逸の叫びも虚しく、無惨の血鬼術をまともに受け、体を硬直させてしまう伊之助。
そうして出来た隙を突き、無惨の触手攻撃が、伊之助の体を貫かんと、迫ります。
そこに飛び込んできたのは、無惨の血鬼術の影響を、日輪刀を使い無効化、どうにか復活を果たした、炭治郎でした。
日の呼吸「灼骨炎陽」。渦を巻くような炎を纏い、硬直した伊之助を、救った炭治郎は、続けて「烈日紅鏡」と、「火車」、そして「輝輝恩光」を放ち、無惨の腕と触手を、斬り飛ばします。
(衝撃波の攻撃)
(無惨は連続して出せなくなってる)
(一度出すと溜めの時間が必要)
伊之助たちの戦いを見て、無惨が間違いなく、弱体化を余儀なくされている事を、改めて悟る炭治郎。
続けて炭治郎は、「日暈の龍・頭舞い」を繰り出すと、そのまま無惨への追撃を、放とうとします。
しかし。正面の無惨へと、炭治郎が「飛輪陽炎」を放とうとした、まさにその瞬間。
炭治郎は、激しい咳と共に、おびただしい量の血を吐き、体勢を崩してしまいます。
(まずいっ…)
そんな炭治郎へと、容赦なく迫る無惨の左腕。しかし、先ほど善逸が、伊之助を助けた際と同じように。
また、血鬼術を受けた伊之助を、炭治郎が助けたのと同じように。今度は、伊之助の攻撃が、炭治郎と無惨の間に割り込み、その攻撃を、防ぎます。
伊之助によって助けられ、体勢を整え直した炭治郎は、すぐさま復活し、「日の呼吸」の技を再発動。
「炎舞」、「碧羅の天」、「幻日虹」を続け様に繰り出し、無惨へと、ダメージを重ねて行きました。
そして、それらの猛攻を見ていた善逸もまた、攻撃に加わるべく、己を奮い立たせます。
(立て! 立て早く!)
(攻撃が途切れたら無惨は逃げる)
(どんな一撃でもいいから放て、無惨を削れ)
(頼む、動いてくれ俺の体)
そんな善逸の脳裏に浮かぶのは、「雷の呼吸」の師であり、善逸を拾ってくれた恩人でもある、元「鳴柱」、桑島の姿。
(じいちゃん頼む)
(俺の背中を蹴っ飛ばしてくれ!)
そうして善逸は、渾身の力を込め、雷の呼吸・壱ノ型「霹靂一閃」を発動。
完全ではないながらも、炭治郎と伊之助に続き、無惨の体に傷を与えます。
技を出し続ける炭治郎たち 限界が迫る中無惨を壁際へ追い詰める
そして、それを見た伊之助・炭治郎もまた、攻撃を途切れさせず、無惨にダメージを与え続けるため、それぞれの技を発動。
伊之助の「狂い裂き」と、炭治郎の「円舞」が、同時に無惨へと襲いかかります。
しかし。満身創痍であるはずの無惨の攻撃は、未だ驚異的な威力を誇り、飛び込んできた攻撃をいなしたのち、伊之助を遠くまで吹き飛ばしてしまいます。
炭治郎は、伊之助の身を案じながらも、途切れさせる事なく技を発動。
「斜陽転身」に続く「日暈の龍・頭舞い」は、完全な発動には至りませんでしたが、先ほどの伊之助と同じく、今度は善逸の「霹靂一閃・神速」が、炭治郎のミスをカバーし、無惨の攻撃を、食い止めました。
その直後。もはや動く事もままならない、善逸は、反撃してきた無惨の攻撃を避けられず、今度こそ深手を負わされてしまいます。
しかし、善逸の攻撃により、また「日の呼吸」の技を繰り出すための、隙を作り出す事に、成功した炭治郎。
「日暈の龍・頭舞い」と、「烈日紅鏡」で、無惨を壁際へと追い詰めた炭治郎は、最後、渾身の力を込め、「陽華突」を発動。
無惨に、日輪刀の切っ先を突き立て、その体を、建物の壁へと叩きつけました。
無惨を抑えつける炭治郎 柱たちも駆け付け最後の攻防が始まる
(もうこれ以上俺は技を出せない)
(一秒でも長く、ここに無惨を縫い止める)
己の限界を感じ取り、無惨をその場に拘束する事に、神経を集中させ始める炭治郎。
しかし無惨は、無論の事、そのまま黙っているはずもなく、攻撃を炭治郎へと叩きつけるべく、腕と全ての触手を、振りかぶります。
しかし、無惨はその時、気が付きました。己が振りかぶった腕と、触手の一部が、強い力によって、引っ張られている事に。
その事実を怪訝に思い、無惨が目を向けた先。そこにいたのは、己の腕と触手を、まとめて両腕に抱え込み、強い力で引き寄せんとする、「恋柱」甘露寺蜜璃の姿でした。
「もういい加減にしてよぉ!」
「馬鹿ァ!」
激しい怒りの表情を浮かべ、涙を流しながら、無惨へと、そう叫ぶ甘露寺。
その腕に抱えられた、無惨の腕と触手は、甘露寺の怪力によって、まとめて引きちぎられてしまいました。
しかし。左側の腕と触手を、ほとんど失いながらも、無惨は炭治郎への攻撃を、止める事をしませんでした。
無惨は、己の腕を引きちぎった甘露寺へと、攻撃を放ち、無力化すると、残る右側の腕を、改めて振りかぶります。
そこへ駆け付け、先ほどの甘露寺と同じように、右側の腕と触手を、まとめて斬り払ったのは、おびただしい量の血に塗れながら刀を振るった、「風柱」不死川の姿でした。
「不死川さん…」
驚きの表情を浮かべる炭治郎の前で、不死川は、己の日輪刀を無惨の腕へと突き刺し、その場に無惨を、縫い止めようとする炭治郎をサポートします。
こうして、両方の腕を千切られ、斬り飛ばされ、その場に拘束される事を余儀なくされた無惨。
しかしその時、炭治郎は、目にします。
日輪刀を突き刺し、壁際へと追い詰めた無惨の顔面へと、唐突に、縦方向の亀裂が走ったのを。
それを見て、驚きに目を見開く、炭治郎の目の前で、無惨の顔面が、左右に分かれて行きます。
そうして開かれたのは、無惨の顔どころか、胸下までの範囲を左右に大きく割る事によって出来た、巨大な口蓋でした。
100に迫ろうかという牙と、巨大な舌。それらを大きく開け広げ、新たに生まれた無惨の口は、目の前のものを、食いちぎろうとでもするかのように、炭治郎へと迫ります。
(下がるな、後ろに下がるな!)
(無惨を逃がすな)
それを見て節句しながらも、覚悟を決め、その場を動こうとしない炭治郎。
しかし、次の瞬間。その牙の一撃を、頭部にまともに受けたのは、唐突に、炭治郎と無惨の間に割って入って来た、「蛇柱」伊黒でした。
「伊っ…」
自らを守り、犠牲になるような形で、致命傷にしか見えない傷を負った、伊黒を見て、炭治郎は、苦悶の表情を浮かべます。
そうして、炭治郎・伊黒・不死川の、3人掛かりで、無惨を抑えつけ続ける中。
「夜明けだ!」
「このまま踏ん張れェェェ!」
不死川の叫びによって、炭治郎もまた、気が付きます。
無惨の攻撃によって、見る影もなく、破壊し尽くされた、町の風景。その建物の先に見える、山陰の下、朝日の光が、見え始めている事に。
『鬼滅の刃』第198話を読んだ感想と考察
終始、まさに「総力戦」、と言った雰囲気で展開されていった、今号の「鬼滅の刃」。
炭治郎の同期たちが、存分以上の活躍を見せてくれた事も、嬉しいところでしたが、それ以上に、見せ場になったのは、剣士たちそれぞれが、もはや後の事など考えず技を繰り出し続けた、派手な戦闘シーンでした。
特に善逸の「霹靂一閃・神速」などは、両足を犠牲にしながら繰り出す、まさに最終手段と言うべき技。
それらを、惜しみなく繰り出しながら、しかし仲間との連携で、薄氷の上をどうにか渡るがごとく、無惨を追い詰めていったのは、最終決戦にふさわしい、総決算とでも言うべき、バトルでした。
そして、もはや炭治郎たちに、出すべき技が尽きかけた時、満を持して、倒れていた「柱」たちが、駆けつけてくれたのも、熱い展開でした。
治療を受け、すぐさま駆けつけた甘露寺に続き、身を呈してまで炭治郎の盾となった伊黒、そして、血塗れになりながら、無惨の腕を、切り飛ばしてみせた不死川。
特に伊黒の行動は、生前の「炎柱」・煉獄が言っていた、「柱ならば誰でも後輩の盾となってみせる」という言葉を、体現しており、「柱」たちそれぞれの、「人を守る」というメンタリティが、そのまま現れた、名シーンとなったのではないでしょうか。
このように、もはや出し惜しみなく、剣士たちが死力を振り絞る中、ついに朝日が昇り始める展開となった、「鬼滅の刃」第198話。
無限のように思われていた、夜明けまで、あと僅かなのだと思うと、長く苦しかった戦いにも、妙な感慨が湧いてくるというものです。
冨岡と悲鳴嶹までもが、後に控えている状況において、無惨にはもはや、手は残されていないように思えますが……果たしてどうなる事でしょうか。
『鬼滅の刃』の最新巻の単行本や過去作品を無料で見る方法
毎週、鬼滅の刃の最新話が待ち遠しいですが、単行本でまとめて読みたい、過去の作品をまだ見ていない方のために、最新巻や過去作品を無料で見る方法を紹介します。
やはり漫画は絵付きで読みたいですよね!鬼滅の刃の単行本を無料で読む方法を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
漫画『鬼滅の刃』を無料で読む方法&最新刊含め全巻無料で読めるか徹底調査!
- 『ONE PIECE』尾田栄一郎
- 『HUNTER×HUNTER』冨樫義博
- 『ハイキュー!!』古舘春一
- 『僕のヒーローアカデミア』堀越耕平
- 『ブラッククローバー』田畠裕基
- 『ゆらぎ荘の幽奈さん』ミウラタダヒロ
- 『鬼滅の刃』吾峠呼世晴
- 『約束のネバーランド』原作:白井カイウ 作画:出水ぽすか
- 『ぼくたちは勉強ができない』筒井大志
- 『Dr.STONE』原作:稲垣理一郎 作画:Boichi
- 『アクタージュ act-age』原作:マツキタツヤ 漫画:宇佐崎しろ
- 『呪術廻戦』芥見下々
- 『チェンソーマン』藤本タツキ
- 『神緒ゆいは髪を結い』椎橋 寛
- 『サムライ8 八丸伝』岸本斉史・大久保彰
- 『ふたりの太星』福田健太郎
- 『ビーストチルドレン』寺坂研人
- 『トーキョー忍スクワッド』田中勇輝・松浦健人
- 『夜桜さんちの大作戦』権平ひつじ
- 『ミタマセキュ霊ティ』鳩胸つるん
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