『鬼滅の刃』最新話191話のネタバレと感想!驚異的な強さを発揮する無惨、そして炭治郎復活!

2020年1月27日(月)に発売した週刊少年ジャンプ9号の『鬼滅の刃』の最新話191話「どちらが鬼か」のあらすじネタバレと感想をまとめて紹介します。

前話のネタバレを見逃した方は以下のページでレビューしていますので是非チェックしてみてください。

『鬼滅の刃』190話のネタバレと感想はこちら

『鬼滅の刃』第191話「どちらが鬼か」のネタバレ

目を覚ます炭治郎 一方柱たちは「赫刀」を使い光明を見出す

「柱」たちが、「赫刀」を発現させ、無惨への攻撃力を高める中。離れた場所で愈史郎からの治療を受けていた、炭治郎は未だ危険な状態にありました。

「何本目だ!? そんなに打って大丈夫なのか?」

そう言って、炭治郎を心配する鬼殺隊の隊員。愈史郎は炭治郎の容体について、「かなりまずい状態」と、危険な状況にある事を説明します。

と、そんな時。炭治郎の傍らで先輩剣士・村田が、何かをしている事を愈史郎が見咎めました。

「いや刀を……」

「放してやろうと思って……」

そう言って、村田が見るのは、炭治郎の右手。日輪刀を握ったまま、気を失っている炭治郎は、未だ強い力で刀を持ち続けていました。

「……」

「戦いに向かう意思がコイツにはまだあるんだろ」

そう愈史郎が言った時。炭治郎を介抱していた剣士の1人が、炭治郎の脈がわずかながらに戻ってきた事に気が付きます。

「炭治郎!」

「頑張れ! 戻って来い!」

そう言って、炭治郎に声をかける村田、そして同僚の剣士。しかし炭治郎の意識は、戻る事なく愈史郎もまた、脈のあまりの弱さを悟り、その生存を諦めかけていました。

「炭治郎!」

「無惨が逃げちまうぞ」

「早く行かなきゃ」

しかし。村田がそう言って、炭治郎に語りかけたと同時。どこからか、鉄を軋ませるような、大きな音が、響いてきました。

「なっ」

「何だこの音…」

「刀だ」

その音に困惑し、狼狽する村田たちと音の源が炭治郎の手にある事を指摘する愈史郎。

するとその時。一際強い力が、炭治郎の手から日輪刀に込められるのと同時。無惨の細胞に、右顔面を侵された炭治郎の残された左目が、力強く見開かれました。

一方、「赫刀」の力で、無惨との激闘を繰り広げる、「柱」たちとカナヲたち。それを遠巻きで眺める、「隠」の隊員は、その状況に光明を見出していました。

(これもしかしていけるんじゃないのか?)

(夜明けまで保つかも)

そう思いながら、「隠」が眺める、無惨と剣士たちの激闘。そこでは、今もまた、悲鳴嶹の持つ、赫く染まった鉄球が、無惨の胴体を、穿ち貫いたところでした。

そうする中で、地面に落ちていた愈史郎の札を拾い、カナヲたちのように姿を隠す不死川。

戦いの最中にあっても、言い合いを続ける伊之助たちの姿が、途端に確認出来たのを見て、不死川は、この札の有用性を、確信します。

(なるほどこの札を)

(つけてる者同士は見えるわけか)

(面白ぇ、使えるもんは何でも使うぜ)

そうして不死川は、姿を隠したまま風の呼吸・漆ノ型「頸風・天狗風」を発動。無惨へと攻撃を仕掛けに行きます。

そして、同じように無惨へと攻撃を繰り返す悲鳴嶹。悲鳴嶹は、それだけではなく、「透き通った感覚」を用い、無惨の体を観察するような余裕まで手に入れつつありました。

(音の反響をよく聞け)

(感知したあの時と同じように)

そうして悲鳴嶹が感知した無惨の体。そこにあった、無数にある心臓と脳を感じ取り悲鳴嶹は、驚愕します。

(これが…!)

(この男が頸を切断されても死なぬ理由)

更に、戦いの最中にあっても移動を繰り返している、脳と心臓の存在を感じ、急所への攻撃の難しさを悟る悲鳴嶹。

それを感じ悲鳴嶹は、自分と同じように、「透き通る感覚」を持った剣士による、脳と心臓への、「12か所同時攻撃」に勝機を見出します。

「伊黒──っ! 体を注視しろ」

「見え方が変わらないか」

「他の誰でもいい!」

「体が透けて見えないか」

それを受け、言われた通りに無惨の体を注視する伊黒。

そうして見えた光景は、まごう事なく無惨の体の内部を浮き彫りにする、「透き通った世界」のものでした。

(今一瞬)

(体が透けた?)

しかし、次の瞬間。

大きな音が響くと同時。無惨の周囲の地面と建物の壁が、突如として、今までにない程の抉れ痕を作り出しました。

驚異的な力を見せつける無惨 絶体絶命の危機に陥るカナヲ

その音は、遠くで戦況を見守っていた、「隠」の隊員にも聞こえました。それを不審に思い、無惨の方へと視線を向ける、「隠」。

そうして見えたものは、どうした事が、「柱」たちが姿を消し、無惨1人だけが立っているという、異様な光景でした。

(あれ?)

(みんなどこ行った?)

そう、疑問に思い、更に身を乗り出す「隠」。しかし、そうして見えたものは、すぐ傍らの建物の壁に、体をめりこませ、片脚を切断され気を失った、「岩柱」悲鳴嶹の変わり果てた姿でした。

更に、遠く見える壁を貫通し、動きを失ったのは、「風柱」不死川。

悲鳴嶹と同じように、壁にめり込み、刀を持つ右腕を切断されていたのは、「水柱」冨岡。

更には、手足こそ無事であるものの、大量に血を流し、気を失った、「蛇柱」伊黒と、伊之助、善逸の姿も、確認出来ました。

(速)

(すぎる)

その中で、カナヲだけが、唯一難を逃れたものの、愈史郎の札を切り裂かれてしまい、無防備を晒してしまっていました。

そして、カナヲもまた、決して浅くない傷を負い、その場へと、座り込んでしまいます。

そして、そんなカナヲの前に迫るのは、無数の触手を生やし、冷たい目でカナヲを見下ろす、無惨の姿。

(早く)

(立って)

(足)

(動け)

(倒せ)

(コイツを)

いくつもの思考を巡らせ、しかし動く事の出来ない、カナヲ。

(死んでも倒す)

(私だって)

(姉さんみたいに最期までちゃんとやる)

そんな、絶体絶命の状況を見て、「隠」の隊員は、思わずカナヲの元へと、駆け寄ろうとします。

しかし無情にも、その助けは間に合う事なく、無惨は、無数の刃を生やした右腕を、カナヲへと向かって、振り下ろしました。

炭治郎復活 「ヒノカミ神楽」の剣技が無惨へと突き刺さる

しかし、その時。

「ヒノカミ神楽」

「輝輝恩光(ききおんこう)」

激しく燃え盛る、赤い炎によって、無惨の攻撃は阻まれます。

そうして攻撃を受けた、無惨の右腕は、肘から先を切断され無防備を晒していたカナヲは、遠く、「隠」の隊員の元へと、運ばれていました。

無惨の攻撃を防ぎ、カナヲを助け、瞬時に遠くへと逃げのびた影。それは、目を覚まし、すんでの所で救援に入る事の出来た、炭治郎の姿でした。

「炭治郎」

「炭治郎…」

「うん」

「遅くなってごめん」

炭治郎の名を、幾度も呼ぶカナヲと、一言、詫びを告げる炭治郎。

炭治郎は、怪我を負ったカナヲを、「隠」へと預けると、そのまま立ち上がり、無惨へと向き直りました。

「何という」

「醜い姿だ」

「これでは」

「どちらが鬼か」

「わからないな、竈門炭治郎」

そう言って、無惨が見たのは、無惨の細胞に侵され、顔面の右半分を歪に変形させた炭治郎の姿。

炭治郎は、そんな、明らかに重い傷を、負った状態のまま、無惨へと、半ば血走った、鋭い視線を向けます。

そんな炭治郎の姿を見た、無惨。その脳裏に、炭治郎の姿と重なるように、現れたのは、かつて無惨を殺しかけた、「最初の呼吸の剣士」・縁壱の、姿でした。

「……虫酸が走る」

そう言って、不快感をあらわにする無惨。

「終わりにしよう」

「無惨」

復活した炭治郎は、光を失った目で、無惨へと向け、そうとだけ告げました。

『鬼滅の刃』第191話を読んだ感想と考察

「柱」たちが、次々と赫刀を発現させ、無惨へと迫る中。

無惨の血を受け、昏睡状態に陥っていた炭治郎は、愈史郎の治療を受けていました。

一方、無惨と刃を交える悲鳴嶹は、無惨の体に備わる、計12もの脳と心臓を同時に砕くべく、仲間たちへと声をかけます。

しかし、それを察知した無惨は、一瞬にして周囲の剣士たちに攻撃を叩き込み、逆転。

カナヲまでもが殺される、という、あわやの所で駆けつけたのは、目を覚ました、炭治郎の姿でした。

人数も増え、「赫刀」も発現し、いよいよこれからだ、となった場面からの、無惨の一転攻勢。いや、容赦なさすぎでしょ……、というのが、第1に出た感想です。

単に吹き飛ばされただけならまだしも、描写を見る限り、少なくとも悲鳴嶹と冨岡は、欠損レベルの、重大なダメージを負っている様子。

その他、伊黒・不死川・善逸・伊之助も、致命傷と言っていい、ダメージを負わされたようです。ともすれば、「雑な退場」とも見えかねない、衝撃の展開。

参戦したばかりの、伊之助・善逸辺りには、まだ見せ場が残されているから大丈夫! くらいに軽く考えていましたが、これこそが「鬼滅の刃」なんだなぁ、と、改めて思い知らされました。

そして、満を持しての、主人公登場です。以前の回で、縁壱の過去を垣間見て以来、特に描写のなかった炭治郎。

無惨の細胞を顔に纏う様もそうですが、何やら、尋常ならざる様子です。

普通に見れば、「柱」たちを、一息に吹き飛ばしてしまった、無惨に対抗出来るとも思えませんが、何かしら、無惨に対する決定的な戦力を、得るに至ったのでしょうか? 考えられるとするなら、件の「ヒノカミ神楽・第13の型」。

あるいは、本当に炭治郎自身が「鬼」になってしまった、という事も、あり得るでしょうか。

ここ最近、鬼殺隊側の攻勢が続いており、「どうにかなるかも?」と思わせておいての、この仕打ち。

いや、このまま勝ってしまえる、とまでは考えていませんでしたが、「赫刀」の件や、冨岡と不死川の共闘展開もあり、最高の盛り上がりを見せてからの、これですので、何やら不意を打たれたような気持ちです。

しかし展開自体は、「主人公参戦」という、字面だけ見れば最高に熱い展開。どうにも不穏な気配は拭えませんが、いよいよ最終局面、といった具合です。

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