『鬼滅の刃』最新話181話のネタバレと感想!無惨が炭治郎と冨岡の前に現れ信じがたい言葉を吐く

2019年11月2日(土)に発売した週刊少年ジャンプ49号の『鬼滅の刃』の最新話181話「大災」のあらすじネタバレと感想をまとめて紹介します。

前話のネタバレを見逃した方は以下のページでレビューしていますので是非チェックしてみてください。

『鬼滅の刃』180話のネタバレと感想はこちら

『鬼滅の刃』第181話「大災」のネタバレ

無惨の復活にうろたえる輝利哉 やがて柱集結の指示を飛ばす

無惨が復活し、多くの鬼殺隊の隊員たちを、手にかける中。

現鬼殺隊頭首・産屋敷輝利哉(きりや)は、その状況を見守りながら、後悔の念に、苛まれていました。

(僕のせいだ、僕が采配をしくじった)

(そのせいで大勢の人が虐殺される)

自身の補佐をする妹たちの声も、耳に届かず、呆然とする輝利哉。

しかしそんな中、妹の1人が突如、輝利哉の頬を張り、すさまじい音を立てます。

「しっかりなさいませお館様!」

「早く次の御指示を!」

「戦いはまだ終わっていません!」

妹の言葉を聞き、父、そして先祖たちが、感じていたであろう重圧を、感じとる輝利哉。

そうして輝利哉は、烏、そして隊員たちへの指示を再開し、自分に喝を入れてくれた、妹たちに、感謝の言葉を述べました。

上弦の肆を相手取る伊黒と甘露寺 その時謎の影が甘露寺に迫り?

一方、「上弦の肆」鳴女との、戦いを繰り広げていた、蛇柱・伊黒と、恋柱・甘露寺

2人のもとにも、無惨復活と、柱集結の報せが、届けられていました。

(時透も不死川の弟も死んだ)

(だが上弦の壱を倒している)

(それに比べて俺はどうだ、一体何をしている)

鳴女の血鬼術に翻弄され、延々と鼬ごっこをさせられている事に、苛立ちを覚える伊黒。

加え、鳴女を倒さなければ、柱たちの合流を阻まれる、と判断した伊黒は、現状の打破を画策します。

しかしその時。無惨復活の報を受け、判断を迷っていた甘露寺の背に、何者かの手が伸び、その襟首を掌握。

甘露寺は、背後に迫った人物を見て、困惑の表情を浮かべます。

しかし、そうしている間にも、「上弦の肆」鳴女は、血鬼術を発動。

琵琶を鳴らし、無限城の内部構造を、変化させて行きます。

そうして、琵琶の音が、再び鳴り止んだ時。

無限城を走っていたはずの、炭治郎と、冨岡の前には、復活した鬼の首魁・鬼舞辻無惨が、現れていました。

炭治郎・冨岡VS無惨 無惨の言葉に2人は激しい怒りを燃やす

(無惨!)

その顔を見るなり、炭治郎の脳裏には、惨殺された家族や、鬼となった禰豆子の顔、そして死んでいった、鬼殺隊の仲間たちの顔が、浮かびます。

激しい憤怒の表情を浮かべた炭治郎を、「落ち着け」と言って、諫める冨岡。

しかしその顔にも、今まで浮かべた事がないような、激しい怒りの感情が、現れていました。

そして、2人に向け、ついに無惨が口を開きます。

「しつこい」

そう言って、もう飽き飽きだと、心底うんざりしたような様子で、語り始める無惨。

「お前たちは生き残ったのだからそれで充分だろう」

無惨のその、炭治郎たちの怒りを逆撫でするような、物言いに、炭治郎と冨岡は、言葉を失ってしまいます。

「自分に殺されることは、大災に遭ったのと同じだと思え。死んだ人間が生き返ることはない。いつまでもそんなことに拘るな」

そんな、己の所業を顧みないような、信じがたい言葉を、次々と吐き出し続ける、無惨。

無惨はその後も、「ほとんどの人間は身内を失っても、それにこだわらず日々を生き続けている」と、解った風な物言いで、語り続けて行きます。

「何故お前たちはそうしない?」

「理由はひとつ」

「鬼狩りは異常者の集まりだからだ」

そう言って無惨は、鬼殺隊を、これ以上ない言葉で、貶めます。

「異常者の相手は疲れた」

「いい加減終わりにしたいのは私の方だ」

無惨の言葉を、黙って聞いていた炭治郎。

しかし炭治郎は、その言葉を聞くなり、静かに無惨に語りかけました。

「無惨」

「お前は」

まるで凪のように、静かに言葉を発する、炭治郎。

「存在してはいけない生き物だ」

怒りを通り越し、冷たい感情を瞳に浮かべた炭治郎は、無惨を、そう静かに評しました。

『鬼滅の刃』第181話を読んだ感想と考察

ついに復活した無惨に、惨殺されていく鬼殺隊の隊員たち。

輝利哉は、妹たちからの喝を受け、柱を含めた隊員たちを、集結させようとします。

そして、伊黒・甘露寺が、「上弦の肆」との戦いを繰り広げる中、遂に炭治郎・冨岡の2人が、無惨と遭遇。

無惨の、人を人とも思わない、卑劣で醜悪な言葉を聞き、炭治郎は、激しい怒りを燃やします。

復活した無惨に、数多の隊員が殺される中。ついに炭治郎が、諸悪の根源・鬼舞辻無惨と遭遇、言葉を交わした回でした。

ここまで、鬼の首魁として、存分に醜悪に描かれてきた無惨でしたが、今号で語ったその言葉は、その中でも、殊更に強烈。

「自分のことは大災だと思え」、「死んだ人間にいつまでも拘るな」、「鬼殺隊は異常者の集まりだ」、などと、とても通常の理の中にあるとは、思えない言葉を、次々と吐き出しました。

大勢の人間を、1000年もの間殺し続けておいて、鬼殺隊を「異常者」などとは、あんまりな言葉。

無惨は、「恐怖」や「驚異」ではなく、圧倒的な「不快感」を煽る、という意味で、「ジャンプ」史上でも、類い稀なラスボスとなったと、言っていいのではないでしょうか。

このように、ついに諸悪の根源・鬼舞辻無惨と炭治郎が、遭遇する事になった、今回。

ラスボス戦という意味で、順当な流れではありますが、先に「上弦の肆」戦や、禰豆子周りの話を進めると思っていたので、少々驚かされる、展開になりました。

とは言え、ここで無惨を見事倒しハッピーエンド……となるような甘い漫画ではない事も、解っているので、他の場面で何事かが起こるであろう事は必至。

まだまだ、油断のならない展開が、続きそうです。

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