『鬼滅の刃』最新話167話のネタバレと感想「風の呼吸」VS「月の呼吸」

2019年7月22日発売した週刊少年ジャンプ34号の『鬼滅の刃』の最新話をのあらすじからネタバレをまとめて紹介。

最新話『鬼滅の刃』第167話「願い」のネタバレ

「風の呼吸」による不死川の猛攻に、「上弦の壱」・黒死牟が、ついに己の刀を抜き放ち、月の呼吸・伍の型「月魄災禍(げっぱくさいか)」を放ちました。

不死川は、それをすんでのところでかわします。

「振り無しで斬撃を繰り出しやがる」

黒死牟の技をそう評した不死川は、風の呼吸・参の型「晴嵐風樹(せいらんふうじゅ)」で反撃。両者、激しい応酬を始めます。

「やりおる…肉体的にも技の…全盛と見た…」

そう語る黒死牟の攻撃。それは不死川の分析によれば、一振りの斬撃の周りに、不規則で細かな刃が無数に付いている、特殊なものであるとの事です。

(鳥肌が止まらねえ)

(更にこの速さ!)

鬼としての再生力に加え、「呼吸」の力を用い、速度・攻撃力を高めている黒死牟。

そんな相手に不死川は、「殺し甲斐のある鬼だ」と叫び、風の呼吸・弐の型「爪々・科戸風(そうそう・しなとかぜ)」を放ちました。

対する黒死牟は、不死川の斬撃を危なげなく迎撃。飛び込んできた不死川を受け止め、反撃を加えようとします。

しかし、次の瞬間にそんな黒死牟の不意を打ったのは、不死川が足先で持ち上げた弦弥の刀。

互いに互いの不意打ちをかわした後には、また2人の激しい剣撃の応酬が続きます。

ほう…まだ…ついてくる…私の技に…

不死川の強さを、余裕の表情でそう評する黒死牟。

しかし対する不死川には、一切の余裕がありません。

瞬きもできねえ! ほんの少し切先の振りをしくじっただけで即死だ!

そんな不死川の焦りを知ってか知らずか、黒死牟が、誰にともなく呟きを漏らします。

崩れる均衡 炸裂する「月の呼吸」の最大剣技!

古くは…戦国の…世だった…

私は…このように…

そうだ…風の柱とも…剣技を…高め合った…

そしてその直後。黒死牟の放つ月の呼吸・陸の型「常夜孤月・無間(とこよこげつ・むけん)」が炸裂。無数の斬撃が不死川を襲い、その全身に傷を穿ちました。

ふむ…随分耐えたが…ここまで…

動けば…臓物が…まろび出ずる…

瀕死の不死川に対し、黒死牟には未だ、目立った傷はありません。

ドクン

しかしそこで、黒死牟が、己の体に起きた異変に気がつきました。

脈拍が上がっている…何だ…?

そんな黒死牟の様子に、不死川が息を切らしながらも、笑みを漏らします。

猫に木天蓼(またたび)

鬼には稀血(まれち)

その言葉と同時。瀕死であると思われた不死川から、再び「風の呼吸」の剣技が放たれました。

咄嗟にそれを、刀で受け止める黒死牟ですが、その足元はフラつき、何かしらの異常が起きた事は明らかです。

不死川は猛攻を仕掛けつつ、黒死牟の体に起きた異変の正体を明かします。

俺の血の匂いで鬼は酩酊する

稀血の中でも更に希少な血だぜ

不死川が、その致命的なダメージを感じさせない、獰猛な笑顔を浮かべ、そして更に叫びます。

存分に味わえ!

『鬼滅の刃』第167話の感想

先週より引き続き、不死川実弥VS黒死牟戦です。

並み居る「柱」の中でも、見た目からして武闘派の不死川。

その実力はいかに、と思っていましたが、いやはや、無一郎を瞬殺した黒死牟相手に、中々の奮闘ぶりを見せてくれています。

「上弦」と言えば今までの戦いでは、「炎柱」と「蟲柱」が亡き者にされ、「音柱」が戦いのダメージから引退へと追い込まれています。

更には上弦撃破の折には、1対多が基本でしたから、最強の鬼を前にしてこの戦いぶりは、「柱」としての面目躍如といったところ。

さらには今回、不死川実弥が、「稀血」の保有者である事が明かされました。

「稀血」とは、以前には一般人の少年・清が保有者として登場した、特別な血を持つ人間の事。

鬼の強さ=人間を食った数、と言われる中、数十人分もの人間に匹敵する栄養を持つのが、「稀血」なのだと、作中では説明されていました。

そんな中でも更に珍しいという不死川の「稀血」。普通に考えればデメリットしかないような体質ですが、不死川はこれを武器として戦い、黒死牟戦の切り札とするようです。

しかし黒死牟の方も、底を見せていない、という意味では不死川と同様。一筋縄ではいかない雰囲気を醸し出しています。

鬼を酩酊させるという不死川の「稀血」。これは果たして、黒死牟に対し、致命の一打をもたらす武器に、なり得るのでしょうか。

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