賢者の孫35話シンとシシリーの関係に進展?アルティメットマジシャンズの新たな特訓とは?

アニメ、小説、漫画で大ヒット中の『賢者の孫』。その漫画版の第35話が公開されました。

主人公・シンの提案で、マジカルバレーをやることになった、アルティメット・マジシャンズの生徒たち。

魔法学院生が魔法の訓練のために行うので、普通のバレーとは全く異なります。

ド派手な魔法が、飛び交う超危険なバレー大会。いったい学院生たちは、どうなってしまうのでしょうか。ネタバレ含めご紹介していきますので、ぜひご覧ください。

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『賢者の孫』35話のあらすじ・ネタバレ

魔法学院内のバレーボールコートでマジカルバレーを、楽しむアルティメット・マジシャンズの生徒たち。

この世界にはもともとスポーツという遊技は存在しなかったのですが、シン=ウォルフォードの発案で取り入れられました。

魔法の技術や剣術以外で、このようにみんなと競い合うことの楽しさを知った彼らは、夢中になってマジカルバレーを楽しんでいます。

コートの脇では、シン=ウォルフォードと担任教師のアルフレッド=マーカスが、神妙な面持ちで会話をしていました。

というのも、軍の訓練として行う魔物狩りに、魔法学院生も同行することとなったというのです。

アルフレッド=マーカスの訓練での思惑

戦力的には、もはやひとり一人の魔力自体が魔物を倒すのに、十分なレベルに達していたので、あえて同行する必要もありませんでした。

したがって、この訓練では単なる魔物狩りではなく、何らかの付加価値を付与したい、とアルフレッド=マーカスは考えています。

つまり、最小限の攻撃で魔物を狩り、如何に少ないダメージで魔物を絶命させるかの訓練に、利用したいというのです。

シン=ウォルフォードもその意見に賛成で、あらためてアルフレッド=マーカスのことを教師として見直すのでした。

訓練当日、魔法学院生は軍人たちの訓練とはまったく離れて、単独の訓練を行うべく切り立った崖に囲まれた谷間で訓練を始めます。

前衛と後衛のペアになった二人一組が、放射線状に陣形を組んで魔物を迎え撃つ計画なのです。

シン=ウォルフォードが、魔力を溜めて魔物たちを引き寄せました。次々に集まった魔物たちが、四方八方から彼らに襲いかかってきます。

果たして、大量の魔物たちを相手にピンポイントの攻撃で、討伐することができるのでしょうか?

アルティメット・マジシャンズのさらなるレベルアップ

軍の魔物狩り訓練に同行することとなった魔法学院のアルティメット・マジシャンズの面々は、シン=ウォルフォードが前世の記憶から取り入れたスポーツ・バレーボールを楽しんでいます。

もちろん彼らのことですから、単なるバレーボールではありません。自らの魔力をバレーボールの技術に込めて試合をしています。

アールスハイド王国の王子、通称オーグが放つ雷の魔法・雷神撃でボールを打てば、レシーブはおろか誰もボールに触れることすらできません。

また、小柄な少女・アリス=コーナーは、先日ウォルフォード商会で購入した魔道具ジェットブーツを駆使して驚異の跳躍力を見せます。

シシリーに天井に届くほどのトスを上げさせて、アタックを颯爽と決めようとジャンプしたのは良かったのですが、制服がスカートであることをすっかり忘れて恥ずかしい思いをするという天然ぶりを発揮して、コート内は和やかな雰囲気が流れています。

しかし、彼らの担任教師であるアルフレッド=マーカスは、そんな彼らを見つめながらシン=ウォルフォードと、真剣な会話を続けていました。

今更アルティメット・マジシャンズが、ただ単に魔物狩りの訓練に参加するのはあまり意味がないことだと、アルフレッドは考えています。

どうせなら、アルティメット・マジシャンズの各人の可能性を、もっと伸ばせるような訓練にしたいというのです。

精密な魔力操作に加えて、冷静な判断力、集中力、身のこなしといった、さらなるレベルアップを計れるような訓練になるように、とアルフレッドはシンに協力依頼します。

それを聞いたシン=ウォルフォードは、アルフレッド=マーカスが担任教師として、生徒たちひとり一人のことを考えてくれていたことに、感心するのでした。

精密な魔法技術の向上を目指す特訓

軍の魔物狩りの当日のことです。前もって知らされていたとはいえ、本当に軍とはまったく独立して訓練を行うことに、少し戸惑うアルティメット・マジシャンズでした。

そして、彼らの指導に当たるのは、もちろん近衛騎士団所属のクリスティーナ=ヘイデンと宮廷魔法師団所属のジークフリード=マルケスの二人です。また、訓練の指揮を執るのは、ほかでもないシン=ウォルフォード。

シンが訓練に採用した陣形は、中心にクリスティーナとジークフリードを据えて、その周囲をアルティメット・マジシャンズが放射線状に配置されて魔物を討伐するというものです。

放射線状に配置されたアルティメット・マジシャンズの各人は、前衛と後衛の二人一組になり、前衛が襲ってくる魔物を討伐します。

そこで、前衛が取りこぼした魔物を後衛が討伐するというものです。後衛が突破されれば、中心の二人のところに魔物が到達するということになります。

この最後の結果は、実戦では許されないことなので、前衛後衛のペアは絶対に取りこぼさないように注意が必要となるわけです。

戦場では心の準備なんか待ってくれない

いよいよシン=ウォルフォードが魔力を集中させます。魔物たちは、シン=ウォルフォードの強烈な魔力を感知して集まってくるのです。

たちまち、彼らの周囲には数え切れないほどの魔物たちが、集まってきました。

全力を放って討伐するのなら、アルティメット・マジシャンズの各人にとってさほど難しいことではなかったでしょう。

しかし、この訓練の目的は、魔物に最小限の傷しか負わせずに絶命させることです。そのためには、魔力の調整や身体操作が必要となります。

しかも、討ち損じると後衛の負担となります。また、後衛は、前衛を避けながら援護しなければならず、味方を攻撃しないような慎重さと正確さを要求されるのです。

ひととおり魔物を討伐し終えると、前衛と後衛が交代します。みんなは、かなり苦戦を強いられていたために、少し休憩を挟みたいところでしたが、シンは容赦なく続けざまに魔物を呼ぶのでした。

疲労で連携が崩れるアルティメット・マジシャンズ

「まだ、心の準備が……」

と、魔法に集中できないアルティメット・マジシャンズは、連携が乱れます。

その場は、ひとまずシンが討伐して収まったものの、これが実戦だったら一巻の終わりです。

そのとき、クリスティーナの口から、「アナタ達は敵が『今から攻めますよ』とでも言ってくれると思っているのですか? 」と、辛辣な言葉が飛び出します。

そして、ジークフリードもまた、「わざと間を空けずに魔物を集めたんだろ。本当の敵は魔物じゃなく魔人--……。戦場で心の準備なんかさせてくれる相手じゃねーだろうからな」と、若き後輩たちに苦言を呈するのでした。

シン=ウォルフォードは、己に言い聞かせるようにみんなに告げます。

「厳しいと思われるかもしれないけど……オレは、この先誰も失いたくはない。その為にできる事は……何でもやっておくつもりだよ」

あらためて、気を引き締めるアルティメット・マジシャンズの若き魔法使いたちでした。こうして、さらなるレベルアップを目指して、訓練は続きます。

『賢者の孫』35話の感想・見所

『賢者の孫』35話では、アルティメット・マジシャンズの各人が魔力の力量だけで相手をねじ伏せるだけでは、魔物は倒せても知恵と理性を持つ魔人には勝てないため、さらなるレベルアップを試みました。

前半のマジカルバレーを楽しんでる様子は、見ていて微笑ましい光景でした。思い切りパンツ丸見えになってるアリス=コーナーは、ドジっ娘という印象で好感が持てます。

しかし、一方で担任教師のアルフレッド=マーカスは、このままではアルティメット・マジシャンズが先々で苦戦するであろうことが見えていたのでしょう。

自分の生徒ひとり一人の能力を分析して、何が十分で何が不足しているのかを知っていました。

だからこそ、彼らの訓練をシン=ウォルフォードに託して、アルティメット・マジシャンズ各人の魔力のレベルアップを計らせたのでしょう。

さて、シン=ウォルフォードが考案した陣形で、魔物たちを討伐するシーンはなかなかの見応えがあります。

これは、対魔人を想定しての陣形でしょうか。また、前衛と後衛が交代して、次々と魔物と対峙する光景は、どこかバレーボールの試合を彷彿とさせるものがあります。

最初の後衛配置を除いて、訓練終了までずっと前衛にシシリーを配置したシンでしたが、訓練後はしっかりとフォローして、さらには周りの目も気にせずイチャついていました。

シンとシシリーは、本当に見ているコチラがじれったくなります。

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