毛穴の黒ずみを解消する洗顔方法。毎日の洗顔を見直せばきれいに!

年齢を重ねるごとに、ちょっとずつ気になりはじめる毛穴の黒ずみ。鏡を見たとき、顔にぽつぽつと見える毛穴の黒ずみが気になっていませんか?

毛穴が大きかったり黒ずみが強かったりすると、ファンデーションを塗っても肌のボコボコが目立ち、どんなに丁寧にメイクをしても綺麗に見えません。また、肌の黒ずみがあるとどうしても肌がたるんで見えますし、不潔な印象を与えるので、女性にとって深刻な悩みになりがちですよね。

でも実は、毛穴の黒ずみに悩んでいる人の多くが「黒ずみの原因」を誤解していて、正しい洗顔ができていません。黒ずみを落としたいという気持ちが、肌のこすりすぎに繋がっていることも。あまり強く肌を擦ってしまうと、それは毛穴の開きと黒ずみの悪化につながってしまいます。

毛穴の黒ずみとサヨナラしたいなら、まず正しい洗顔方法を知ること。お肌が喜ぶ洗顔と自分に合った洗顔料を選べば、毛穴の汚れはちゃんと改善できます。

どうして毛穴の黒ずみができるのでしょう?

まず、毛穴に溜まった黒ずみというのは以下の4つに分けられます。

  • 毛穴の中に皮脂や古い角質が詰まってしまっている
  • 皮脂がたくさん分泌されすぎていて、毛穴に詰まった状態
  • 毛穴の汚れではなく、メラニン色素の沈着
  • 毛穴が開きクレーター状になったところに影ができるため、黒ずみのように見えてしまう

一言で「毛穴の黒ずみ」といっても、原因はこんなにあります。

どの原因で黒ずんでしまっているのかは人によって違いますが、黒ずみを落とすためのケアは「これ以上毛穴が大きく開かないようにする」ということがポイントになることがお分かりいただけるでしょうか?

たとえ毛穴の黒ずみが改善できたとしても、毛穴が広がって影ができれは黒ずんでいるように見えてしまいます。また、黒ずみを取りたいからと言ってあまり強くこすりすぎてしまうと、それはお肌の色素沈着につながる可能性が出てきます。

だから、毛穴の黒ずみをなくすには「普段からお肌に優しく、毛穴を広げない方法で洗顔する」ということが必要です。

毛穴の黒ずみを落とすには、二つのポイントを踏まえた洗顔が必要です

肌質は人によって違いがありますが、どんな肌質でも守った方がいい洗顔のポイントが二つあります。

顔の皮脂をある程度残せる洗顔方法であること

皮脂をあまり落としすぎてしまうと、毛穴は「皮脂が足りない」と捉えてしまうため「もっとたくさん分泌しよう!」と活発に働くようになってしまいます。

これが角栓や毛穴の開きにつながるので、皮脂を適度に残せる洗顔をしましょう。

肌に強い刺激を与えないこと

肌への強い刺激は、色素沈着や毛穴の開きを招きます。

このふたつを大切にしながら、お肌の黒ずみを少しずつ改善していける洗顔方法を紹介します。

まずはしっかりしたクレンジングを!洗い残しが黒ずみの原因になります

お出かけするときに必ず必要になるメイク。ファンデーションやアイシャドウなどのメイクアイテムには、お肌の汚れにつながりやすい油分がたくさん含まれています。

それだけでなく、空気の中にあるホコリや化学物質がつきやすくなるため、メイクがお肌に残らないように落としてあげなければなりません。メイクを落とすためのクレンジングは丁寧に行いましょう。

クレンジングとは、化粧品に含まれている油分を浮かせて落とすもの。ここで化粧品の油分をしっかり取り去ることが、毛穴の黒ずみを悪化させないポイントになります。

汚れが溜まりやすいTゾーンはできるだけ丁寧に落とすこと。クレンジング剤も肌に残らないよう、きちんと洗って流してください。手に力を入れて擦るのではなく、ぬるめのお湯を手のひらにのせ、お湯で肌を包み込むようにしながら洗うことが大事です。

次は、お肌の毛穴を開きます

クレンジングが終わったら、いよいよ洗顔…と行きたいところですが、その前にもうひと手間を。毛穴にたまった黒ずみを取り除くには、毛穴を開いて奥まで汚れを落とせるようにしてあげる必要があります。

そこで活躍してくれるのが、蒸しタオル。蒸気でもいいですが、手っ取り早く毛穴を開きたいなら蒸しタオルを用意するのがお勧めです。蒸気が良い場合は、50度から60度のお湯を洗面器に入れ、立ち上る蒸気を顔に当てましょう。

温かい蒸気やタオルは、毛穴を開くだけでなくお肌をとっても気持ちよくしてくれます。お肌にとっても女性の心にとっても、温かい癒しの時間になるかも?

正しい手順で洗顔を開始

十分にお顔を温めて毛穴が開いた状態になったら、いよいよ洗顔です。手は綺麗に洗って清潔な状態にしておきましょう。

石鹸・洗顔フォームのどちらを使用する場合でも、しっかりと泡立てます。ホイップクリームを泡立てたような、柔らかい泡ができるまで泡立ててください。

いちばん汚れが溜まりやすいTゾーンから泡を乗せ、顔を泡で撫でるような感じで洗いましょう。絶対に強くこすらないこと!

顔全体を洗ったらぬるま湯を20~30回ほど顔に当て、泡が完全に落ちるまですすぎます。清潔なタオルを使い、肌を抑えるようにしながら水分を取ります。

朝の洗顔は肌の状態に合わせて方法を選んでみて

朝の洗顔は、基本的にお湯で洗うだけで十分。毛穴の黒ずみの原因のひとつに、「顔の洗いすぎ」があります。

毛穴を綺麗にしたいからと言って何度も洗っていると、健康な肌を保つために必要な皮脂まで取り除いてしまうため、却ってお肌のトラブルになりがち。

朝起きたときに皮脂でべったり…という場合ならしっかり洗顔の方が良いですが、そうでない場合はぬるま湯で優しく顔を撫でるだけでも綺麗になります。朝もしっかり洗顔をしている人で「お肌が乾燥しがち」という人は、もしかしたら洗顔のしすぎで皮脂が少なくなってしまっているのかもしれません。

「しっかり洗顔」の回数を減らしてみると、お肌がみずみずしくよみがえるかも。

洗顔が終わったら必ず保湿を

洗顔が終わったら、必ず美容液などを使ってお肌の保湿をしましょう。皮脂の分泌が多いと「保湿は必要ないのでは」と考えてしまいがちですが、実は「皮脂がたくさん出る原因」が乾燥であることも。お肌が乾燥しているから、毛穴がたくさん皮脂を出しすぎてしまうという状態が「お肌のべたべた」に繋がっていることがあります。

どんなお肌であっても、洗顔の跡にしっかりと保湿をしてあげることはとても大事なこと。忘れずに保湿をして、お肌の適度な潤いを目指しましょう。

毛穴の黒ずみ落としは根気よく~美は一日にして成らず

毛穴の黒ずみを解消するには、毎日の正しい洗顔と皮脂のコントロールが必要です。皮脂を適度に残しつつ、お肌を綺麗にできる正しい洗顔をしていきましょう。
また、洗顔のあとは必ず保湿をすること。この手順を毎日の日課にしておくといいですね。

早く黒ずみを改善したいからといって、爪で毛穴をいじるような方法は絶対にやめましょう。

この方法だと毛穴が広がってしまう上に、傷ができて炎症してしまうとニキビをはじめとするトラブルの原因にもなります。

こうなるとお肌にはまた別のケアが必要になってしまい、却って手がかかることも…。そうならないように、根気よく洗顔をして黒ずみを薄くしていきましょう。毎日続けることで、いつか綺麗になったお肌を実感できるようになるはずです。

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