毛穴の黒ずみをとるために必要な保湿!おススメの化粧・化粧品の使い方

毛穴の黒ずみをなくすためには、お肌の乾燥を防いで潤いを保つことがとても大事。でも、お肌の保湿をするためには正しいスキンケアアイテムを選び、日常生活の中でも積極的に保湿を意識していく必要があります。

保湿のためにはどんな化粧品を選び、どんな場面で気を付ければいいのか。そのポイントについてまとめてみました。

どうして黒ずみをなくすためには保湿をしなければならないの?

どんな化粧品を選べばいいのか?の前に、お鼻にできる黒ずみについてお話をしましょう。

あなたは、肌の黒ずみの原因は何だと思いますか?黒ずみの原因は、皮脂・ホコリ・落とし忘れたメイクの汚れなど、その原因は多々あると考えられますが、いちばんの原因は古くなった角質が毛穴に詰まることだと言われています。

健康なお肌は、角質と言う細胞がお肌の表面を覆い、水分の蒸発を防いだり雑菌を入れないようにしたりと色々な場面でお肌を守ってくれています。

しかし、お肌が何らかの形でダメージを受けてしまうと、本来であれば守られるはずの水分が足りなくなってしまったり、毛穴が傷んだり…と様々なトラブルが起きはじめます。
この状態によって引き起こされるのが、お肌の乾燥です。

お肌が健康な状態であれば、古い角質と新しい角質を入れ替えるターンオーバーのときに、古い角質は綺麗に剥がれ落ちていきます。しかし、乾燥したお肌だとそれが上手くいかず、剥がれるはずの角質が肌に残って皮脂と混じり合い、汚れとなって残ってしまうことに。この状態を「角栓」と呼び、多くの人を悩ませる黒ずみの正体です。

だからこそ保湿が大事

このメカニズムからも解るとおり、毛穴の黒ずみは乾燥による肌荒れが大きな原因。

仮に黒ずみを取ったとしても、お肌の乾燥を改善して健康な状態にしてあげない限り、原因となる角栓は次々と作られるということになってしまいます。

本当に毛穴の黒ずみを無くしたいのであれば、お肌の保湿をして潤いが逃げないような工夫をして、黒ずみの原因となる角栓が造られないような対策をしていかなければなりません。

黒ずみを掘り出すのではなく、新しい角栓が作られることのない肌を目指しましょう。毛穴の黒ずみができるメカニズムについて、よりこちらで詳しく解説をしています。

→解説のページへ

美肌を目指すためにも、まず黒ずみの原因についてよく知ることをお勧めします!

保湿方法のポイントその1・化粧水の役割と選び方って?

お肌の保湿に欠かせないものと言えば、スキンケアアイテムでしょう。今は多くの種類のスキンケアアイテムを見ることができ、自分のお肌に合ったものを選ぶことができるようになっています。

そのスキンケアアイテムの化粧水・乳液・クリームにも、それぞれ違った大切な役割があります。お肌を正しく保湿するためにも、それぞれの役割について知っておきましょう。

化粧水って何のために使うの?

朝に洗顔をした後や夜にお風呂に入った後に、必ずすることといえばスキンケアです。「洗顔をしたらスキンケア」という習慣は、女性ならもはや当たり前に身についていますよね。そのスキンケアで、一番に使うものは化粧水です。

化粧水にはいろいろな種類がありますが、役割はひとつ。お風呂上りや洗顔のあとに、お肌に水分の補給をしてくれます。

お風呂や洗顔では、顔についている汚れを落とすと同時に、お肌に必要な水分まで取り除いてしまいます。お肌から水分がなくなれば、待っているのは乾燥によるトラブル。

この乾燥こそが毛穴の開きや黒ずみの原因になるため、化粧水を使ってケアしてあげることはとても大切なことになります。お風呂や洗顔のあとは、化粧水でしっかりとお肌に潤いを足してあげましょう。

インナードライの人はより水分が重要に!

顔を触った時に、なんとなく「肌がベタついた感じがする」という人はいませんか?この状態を「潤いが足りている状態」と勘違いしてしまう人がいるのですが、お肌がベタベタであると言うことは、足りない水分を皮脂で補おうとしている状態です。

つまり、ベタベタお肌の人ほどお肌は乾燥していて、水分を足して潤いをあげなければなりません。この状態のことを、「インナードライ」と呼んでいます。

お肌がベタベタな時に皮脂を無理に取り除いてしまうと、却って乾燥が酷くなるので注意!「水分が欲しい」というSOSだと受け止めて、しっかりと化粧水で潤いを浸透させてあげましょう。

お肌にいい化粧水の選び方

化粧水は人によって合う・合わないがあるため、まずはいろいろなものを使ってみることをお勧めします。ただし、よりお肌に良いものを選ぶなら無添加・無香料・無着色のものがおススメ。敏感肌の人は、さらにアルコールが入っていないものを選ぶと安心です。

また、化粧水によくある「さっぱりタイプ」「保湿タイプ」のどちらを選ぶか迷ったら、保湿タイプを選んでみて。繰り返しになりますが、毛穴の黒ずみを改善するために一番必要なのは保湿です。同じブランドの化粧水であっても、保湿タイプの方がよりしっかりと保湿できる可能性が高いです。

お肌にいいと言えばデパコスのスキンケアアイテムが注目されがちですが、自分のお肌に合うものが高いものとは限りません。今は気軽に試せる「お試しセット」も販売されていますので、まずはこちらを試してみると、より自分に合うスキンケアアイテムを見つけられるのではないでしょうか。

収れん化粧水は乳液やクリームのあとに使用しましょう

最近になり、良く聞くようになった「収れん化粧水」。収れん化粧水とは、体のなかの血管や毛穴を引き締める効果がある化粧水のことです。

一般的な化粧水の場合

  • お肌に水分を浸透させて潤いを与える
  • 保湿をしてくれる
  • キメの細い肌へと導いてくれる
  • お肌を柔らかくしてくれる

収れん性化粧水の場合

  • ・キメの細かい肌への手助け
  • ・毛穴の開きを引き締める
  • ・皮脂によるテカリとベタベタ感を抑えてくれる

他の化粧水との違いお分かりいただけるでしょうか?

収れん性化粧水は「毛穴の引き締めができる」という点で、他の化粧水とは大きな違いがあります。この効果を謳っているからこそ、毛穴のたるみや開きをなくしたい!という女性の多くが、この収れん性化粧水に期待を寄せています。

でも、ここで注意点があります!実は、多くの収れん性化粧水には以下の効果がありません。

収れん性化粧水にはないと思われる効果
・お肌に水分を浸透させて潤いを与える

つまり収れん水化粧水を使っても、一般的な化粧水のようにお肌に水分を浸透させることは難しいのです。収れん性化粧水を使うときは、以下のような手順で使用しましょう。

  1. 水分を浸透させることができる化粧水を使用
  2. 乳液・クリームで保湿
  3. 収れん性化粧水

収れん性化粧水は、一般的な化粧水より後に使用することがポイント。資生堂でも、自社の収れん性化粧水については上の手順を推奨しています。

企業によってはクリームや乳液の前に使用することを勧めているところもあるようなので、購入の際には必ず使用順序をチェックしてみてください。ただし、収れん性化粧水にはアルコールが含まれていることが多いため、敏感肌の人は要注意。

こちらも「ある程度はいろいろな種類を使用して、自分に合ったものを見つける」という努力が必要です。

保湿方法のポイントその2・乳液とクリームの役割

乳液とクリームの役割と違い

洗顔をしたあとに化粧水をお肌に浸透させたら、次は乳液やクリームをお肌に馴染ませていきます。

最近は化粧水・乳液・クリームがセットになって販売されていることも多く、あまり深く考えずに乳液やクリームを使っている人も多いと思いますが、乳液・クリームには化粧水とは違う大切な役割があります。

化粧水の役割とは、洗顔やお風呂でお肌から逃げた潤いをお肌に浸透させること。乳液とクリームは、その潤いが逃げないようにして保湿の時間を長くしてくれる役割を持っています。

乳液がしてくれること

化粧水で潤いを与えたお肌から水分が逃げてしまわないように、油分を補います。なので、化粧水に比べてトロっとした手触りであることが多いですね。水分も含まれているため、化粧水のあとにさらに潤いを足すこともでき、乾燥したお肌の強い味方です。

ほかにも、お肌のキメ細やかさを整え表面を柔らかくしてくれます。

クリームがしてくれること

乳液とクリームの違いは、まずクリームの方が多くの油分を含んでいるという点です。このため、乳液を使用したあとにクリームを使用するとより保湿力が上がり、お肌の水分をより守れる可能性が高くなります。

まずお肌の水分を逃がさないようにしてくれるのが乳液で、それをさらに強化するのがクリームだと考えると解りやすいです。より保湿に力を入れたい!という人におススメなのは、化粧水+乳液+クリームの組み合わせですね。

クリームは必要な場所にだけ使用する使い方も

保湿力をさらにアップできるクリームですが、必ずしも使わなければならないというわけではありません。まずは化粧水と乳液の組み合わせで使用してみて、肌の状態を見た上で「もう少し保湿力が欲しい」と思った時に使うだけでもOKです。

また、乾燥しやすいポイントのみに使用するという方法も。

  • 特に乾燥しやすい目元や口元に使用する
  • 乾燥して荒れている部位にのみクリームを使う
  • 乾燥するシーズンのみ、保湿を強化するときだけ使う

などという使い方もできますので、お肌がどんなケアを求めているのかをチェックした上で使い方を決めるといいでしょう。

化粧直しに乳液を使ってお手軽保湿

朝と夜のスキンケアが大事なのはもちろんですが、実は日常のメイク直しに乳液を使うという手で、さらにしっかりと保湿ができます。

外出先でメイクを直すときに、崩れた部分のふき取りやファンデーションを塗りなおすときの下地に乳液を使用しましょう。そうすることで、メイクをしている間も乳液がお肌を乾燥から守ってくれます。

メイク直しに使用する乳液は、いつも使用しているブランドの旅行用・おためし用の小さなボトルが使いやすいです。普段使用しているボトルから小さなボトルに移し替えると、衛生的に不安がありますし、ものによっては成分の変質も心配ですよね。

旅行用やお試し用のものなら最初から小さなボトルで作られていますので、このような心配がありません。もちろん価格も安いです。持ち歩きのコスメたちと一緒に、乳液をひとつポーチの中へどうぞ。

ミスト化粧水は乳液と併用が◎!単品で使うよりもいい理由とは?

日常で使える保湿アイテムといえば、ミスト化粧水を思い浮かべる女性も多いのではないでしょうか?

ミスト化粧水とは、化粧水をスプレーのボトルに詰めたもの。外出先で「お肌が乾燥したな」と思ったときに、このミスト化粧水をシュッと一吹きすれば、化粧水が霧状になってお肌を包んでくれます。

しかし、ミスト化粧水には思わぬ注意点も。吹きかけた瞬間は潤いを与えられている気がするものの、メイクに使用しているファンデーションやアイシャドウに含まれている油分が、水分をはじいてしまう可能性が。

水分の割合が多い化粧水ほど蒸発しやすい。

アルコールが入っている化粧水には注意!吹きかけた瞬間は爽快感があっても、水分を余計に蒸発させてしまう可能性がある。また、敏感肌の女性の場合は肌荒れが起きる心配も。アルコールは水よりも蒸発が早いため、すぐにまた乾燥してしまう。

便利なミスト化粧水も、万能なアイテムではありません。特に、潤いを与えるつもりで使用していても、すぐに蒸発してしまうという点には注意が必要です。

ミスト化粧水は乳液やクリームと一緒に使う

そこでおススメしたいのが、ミスト化粧水と乳液を併用するという使い方です。ミスト化粧水だけではすぐに水分が蒸発してしまうため、乳液やクリームを重ねて使いましょう。

保湿は乳液だけでもできますが、ミスト化粧水を先に使っておけば、より水分を肌に与えられる可能性が出てきます。

ミスト化粧水を使った後にもうひと手間をかけて、より高い水分の保護を目指してみませんか?乳液やクリームを一緒に使うと、メイクがヨレにくくなるとも言われているため、メイク崩れ防止にもなり一石二鳥です。

黒ずみを目立たなくしたい時に意識したい成分はこちら!

毛穴の黒ずみを目立たなくしたいなら、毎日のスキンケアに使用する化粧水・乳液に含まれている成分選びも重要なポイント。

黒ずみにアプローチして、肌のキメを整えてくれる成分にはどんなものがあるのでしょう?意識しておきたい成分をまとめました。

ヒアルロン酸

美容成分として、とても良く知られているヒアルロン酸。ヒアルロン酸は人の体の中にあるムコ多糖類の一種で、保水の役割を果たしてくれます。

ほんの少しのヒアルロン酸で、数リットルもの水を貯えることができるというヒアルロン酸は、保湿をしたいときに特に意識したい成分のひとつ。体の中にあるヒアルロン酸は年齢とともに減っていくため、これがお肌の老化にもつながると言われています。

スキンケアだけでなく洗顔料などにも配合されていることが多いので、他の場面と合わせて総合的に取り入れることもできます。

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多くの美容液に使われていて、価格も安くて続けて取り入れやすいこともおススメしたいポイントです。

コラーゲン

ヒアルロン酸といえば、コラーゲンを紹介しないわけにはいきませんよね。コラーゲンはたんぱく質の一種・ヒアルロン酸はムコ多糖類という明確な違いがあるものの、この二つの成分は連携して綺麗なお肌をづくりに貢献しています。

コラーゲンは肌の基礎を作る役割を果たし、それをつなげる作用をもつのがヒアルロン酸と考えてください。建物に例えると、コラーゲンが家に使うレンガなら、ヒアルロン酸はその間を埋めて接着させるコンクリートのようなものです。

ヒアルロン酸の量が減ってしまうと、お肌から潤いがなくなって乾燥が酷くなります。コラーゲンが減少すると、お肌がしぼんだ風船のようになってしまい、ハリがなくなってシワが増えます。

このことからも解るように、コラーゲンとヒアルロン酸はお肌になくてはならない成分。そして、この二つの成分が揃ってこそ「毛穴の黒ずみのない、きめ細やかな素肌」を手に入れやすくなります。ヒアルロン酸と一緒に、このコラーゲンも意識して取り入れたいものです。

セラミド

美容にいい成分として、近年に大注目されるようになったのがセラミドです。

セラミドはお肌の潤いを守ってくれるだけでなく、肌のバリアとなって外からのダメージを防いでくれるという成分。お肌の内部が乾燥している「インナードライ」にアプローチしてくれる可能性があり、乾燥肌に悩む女性に選んでほしい成分です。

保湿に使う化粧品・化粧水はその場によって使い分けましょう

毛穴の黒ずみや広がりを改善し、綺麗なお肌を手に入れるためには、まず保湿をすることが重要になります。日々のスキンケアだけでなく、日常の場面に応じて保湿をしていきましょう。

メイク直しのときに乳液を塗ったり、化粧品に含まれている保湿成分をきちんとチェックして使用するだけでも、保湿ができる可能性は広がります。

毛穴のトラブルはすぐに改善できるものではありません。それでも、毎日の積み重ねがお肌のトラブルを減らし、透明感を生み出してくれる日がくるはずです。その日を信じて、場面に応じた保湿を心がけてみてはいかがでしょうか。

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