19日の記者会見の発表によると、国名に「ヴ」の使用をやめる改正法案の衆院可決が、発表されました。
理由として、担当大臣である河野外務大臣からは、なじみやすい表記に変えるため、というコメントが発表されています。
またこの河野外務大臣ですが、顔色が悪いため、アトピーなのでは?と心配の声が上がっています。また、珍しい時計を付けていますが、どこのブランドなのでしょうか?
国名の見直しがあった国や、変更後の出版社の書籍への対応など、気になる情報も、合わせてご紹介していきます。
目次
河野大臣はアトピー?時計はどこのブランド?

河野大臣のプロフィール
- 生年月日:1963年1月10日(56歳)
- 出生地:神奈川県平塚市
- 出身校:ジョージタウン大学国際学部比較政治学専攻
- 前職:富士ゼロックス社員、日本端子社員
- 所属政党:自由民主党(麻生派)
- 称号:B.A.in Political Science
- 親族:父・河野洋平(元衆議院議長)
- 祖父・河野一郎
- 大叔父・河野謙三(元参議院議長)
- 公式サイト:河野太郎公式サイト
顔色が悪いのはアトピーが原因
ご自身のブログで、アトピー性皮膚炎であることを、発表されています。
小さい頃から、アトピーに悩まされ、ストレスが溜まったりすると特に悪化するとのこと。
また、治療のため、長年ステロイド治療を続けているようですが、これの副作用で悪化している可能性も考えらています。
時計はフィリピンのマニラで行われたASEAN50周年式典の記念品
フィリピンのマニラで行われたASEAN50周年式典で記念品として配られた時計です。とても軽いのと金属やプラスチックのバンドと違って手首のアトピーがひどくならないので、愛用中です。 pic.twitter.com/5RfxNfHRJB
— 河野太郎 (@konotarogomame) 2017年10月2日
河野大臣が付けている腕時計が、珍しいということで話題になっています。
本人のツイッターアカウントでの発表によると、これはフィリピンのマニラで行われたASEAN50周年式典で、記念品として配られた時計とのこと。
見た目から、判断する限り素材は、竹製であることが考えられます。
河野大臣は、手首のアトピーも酷いため、こういった竹や木製の腕時計は、アトピー反応がなく大変助かる様子。オシャレとして付けているわけでは、ありませんでした。
どこの国名が見直しになる?詳細は?

世界からヴが消える?2カ国の国名が変更
表記変更となった国名は、以下の2カ国になります。
この変更に合わせて、現地大使館の名称なども、変更となる見通しです。
中南米の島国「セントクリストファー・ネーヴィス」
↓
「セントクリストファー・ネービス」に変更
西アフリカの島国「カーボヴェルデ」
↓
「カーボベルデ」に変更
外相肝いりの改正案が衆院で可決
在外公館名称位置給与法改正案が19日、衆院本会議で全会一致により可決しました。
河野太郎外相は、記者会見で、「ヴ」の使用をやめる理由を、このように述べています。
なじみのない表記は変え、分かりやすい表記に統一すべきだ。
一般に使われている名称と違う名称を使うことは、国民にとって全くメリットがない
多くの国民に、理解していただけるよう努力していきたい
ツイッター(Twitter)・ネットでの反応
くだらん
“世界の国名から「ヴ」が消える” 変更法案が衆院で可決 (NHKニュース) – http://10.0.10.10/news/2019/03/19/73402/— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2019年3月19日
国名から「ヴ」が消えるとな?
外務省は他にやることがあるのでは…。 pic.twitter.com/7k9dQC52Ls— 東盛あいか (@aihigarad) 2019年3月19日
— みきてぃー (@kyu104Love_224) 2019年3月20日
ヴが消えるってどこ情報?どういうこと?なんで消さなきゃいけないの?
— ポジティブな怠け者@次節染谷奮闘予定 (@REYSOL_18) 2019年3月20日
他の国や地域の名前も変更?

今回の国名変更ですが、国以外の地名や地域の名称は、変更にならないのでしょうか?
また過去に、国名変更された国が他にないのか、調べてみました。
国名見直しは過去にも多数行われた
今回改正された、在外公館名称位置給与法改正案ですが、2003年に大改正されたことがあります。
その時は、60カ国も国名の見直しが行われました。
- ジョルダン → ヨルダン
- ノールウェー → ノルウェー
- アルゼンティン → アルゼンチン
- エティオピア → エチオピア
- ヴィエトナム → ベトナム
- ヴェネズエラ → ベネズエラ
河野氏は、19日の記者会見で、03年当時にも国内で一般的に使われている呼び名に、名称を合わせるよう求めていたことを明らかにしています。
この発言内容から、今後も国名の見直しは定期的に行われると、考えられます。
ヴが名前に入る地域・地名
現在、国名以外の名称変更は、発表されていません。
しかし、記者会見で河野外相は、地名変更を進めていきたいと話していたことから、今後国名以外の名称も、変わる可能性があります。
南オセチアの首都ツヒンヴァリ
ラオスの首都ヴィエンチャン
ガボンの首都リーブルヴィル
コンゴ共和国の首都ブラザヴィル
アイスランドの首都レイキャヴィーク
ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエヴォ
リトアニアの首都ヴィリニュス
ヴが入る日本の名称

今回の国名見直しは、「ヴ」という日本語が、一般的なものではないという理由からでした。
けれども、ヴは果たして日本語では、本当に一般的な言葉ではないのでしょうか。
そこで、ヴが名称につくものを調べてみました。
13,210人に、名前に「ヴ」がつくもので思いつくものを、調査した所このような結果が出ました。(参照:「みんなの声」)
- ルイヴィトン
2697人が解答- エヴァンゲリオン
2653人が解答- デヴィ夫人が解答
1169人が解答- クリスマスイヴ
1152人が解答- ヴェルディ川崎(現・東京ヴェルディ1969)
751人が解答- ヴァンパイア
593人が解答- ヴィジュアル系
330人が解答- リヴァイ兵長
304人が解答- 電気グルーヴ
241人が解答- ヴィックスヴェポラッブ
212人が解答- アヴリル・ラヴィーン
187人が解答- ヴィダルサスーン
151人が解答
教科書やすでに出版されている書籍はどうなる?

今回の国名変更を受けて、すでに出版されている書籍や、教科書などはどうなるのでしょうか?
書籍への影響
出版されている全ての教科書や、その他の書籍を書き換えるとなると、あまりにも膨大な作業量が必要となります。
しかし、調査した所、すでに今回の変更後の名称で、ほとんどの書籍は記載されていることが、判明しました。
9種類の資料を調査
「広辞苑」「大辞林」「現代用語の基礎知識」など全部で、9種類の資料を、1冊ずつ調査してみました。
結果、今回変更となった2カ国のうち、「ヴ」を使っていたのは、ともに1冊だけでした。
なんと残りの8冊は、「ビ」や「べ」を使っていたということが、判明しました。つまり、国名変更になっても、ほとんどの出版物には、影響がないということになります。
このように、辞書の表記と外務省の表記が、違っていると外務省のホームページで、辞書の表記を入力し検索しても見つからない場合が、今まで起こっていました。
こういった世間と、政府の「ズレ」を是正するために、今回の改正が行われたということです。
福沢諭吉が広めた「ヴ」
「ヴ」という文字を広めたのは、1万円札に印刷された肖像画で、有名なかの福澤諭吉です。
日本で外来語が、使われるようになったのは、明治時代からです。ただ、すぐにはカタカナ表記は定着しませんでした。
大正時代に入ると、外来語をカタカナ表記することが定着してきますが、第2次世界大戦で状況は一変します。
「米英色を抹殺しよう」というキャッチコピーの元に、日本国民は一斉に外来語を消してしまいました。
けれど、戦後になると今度はアメリカへの憧れから、一気に外国語が入ってきます。
現地のネイテイブ発音を、多くの人が真似しようとしますが、聞き手によって発音は微妙に違ってきますので、様々な呼び名が誕生してしまいました。
国名の変更の難しさ

世界の国名だけでなく、人名などでも表記方法が錯綜することが、多いカタカナ表記。
外務省では、現地の大使館を中心に決めているそうですが、報道陣と呼び方が微妙に違っていることもよくあります。
ただ、どちらにせよひとつひとつの言葉には、それぞれの時代の人の考え方や努力が、色濃く反映されています。
消えてはまた現れを、繰り返す表記問題ですが、また再び「ヴ」が戻ってくる日が、来るかもしれません。
そんなことを、考えながらカタカナ表記を見ると、また一味違った見方ができるかと思います。
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