宮迫博之さん・田村亮さんの記者会見後、吉本興業の芸人に対する扱い、企業体質の悪さを指摘する声が多く上がるようになりました。
ついには、吉本所属の芸人まで声を上げます。特に「スッキリ!」MCの加藤浩次さんは、「上層部が変わらないなら、僕は辞めます」と宣言するほどでした。
そんな中開かれたのが、岡本昭彦社長の記者会見でした。自身の責任問題については、「減俸50%」を発表し、辞任は否定しています。
この会見を受け、翌日のニュースで特に発言に注目が集まったのは、やはり「辞める」宣言までした加藤浩次さんです。
この記者会見に「嘘」があると指摘し、さらに上層部への批判を続けました。
加藤浩次さんが会見の内容について指摘した「嘘」について、簡単に整理したいと思います。
また、退社の可能性まで匂わせる、加藤さんと吉本興業の話し合いについても、現在の状況をまとめました。
目次
加藤浩次、スッキリで岡本社長の会見に嘘があると指摘
加藤浩次さんは吉本興業・岡本社長の会見について、7月23日「スッキリ!」で、「まだ嘘をついて、誤魔化そうとしている」とコメントしました。
嘘と指摘したのは、岡本社長が田村亮さんとの話し合いの中で、「クビにする」という、パワハラ発言があったことついての釈明です。
「冗談だった」と釈明し、藤原副社長に確認を取り、フォローしてもらうシーンがありますが、これを、実際には藤原副社長は同席していなかったと暴露しました。
このことは、加藤さんが田村亮さん本人から昨日(会見のあった22日)に聞いたと話しています。
岡本社長の会見は「熱いもの感じない」
嘘以外の部分についても、岡本社長の会見全体を通して、加藤さんの批判的な意見は多く見られました。
「令和の時代にこんな会見が行われて、悲しくなった」
「こういった笑いもあるんだな、と教えられた」
皮肉も交えた批判で、会見から熱いもの、伝わってくるものを感じないとバッサリ切り捨てています。
加藤さんが、まだ会社に対する不信感を強く抱いていることがわかるコメント内容でした。
加藤浩次は吉本興業・大崎洋会長と23日夕方にミーティング
加藤さんは岡本社長の会見前、22日放送の「スッキリ!」で、「上層部が刷新されなければ、僕は辞める」と話していました。
岡本社長の会見では当然、このことについても触れられます。岡本社長は、「まずは残っていただくことから」と話し、加藤さんと話し合いの場を用意することを明らかにしました。
23日放送の「スッキリ!」の中で、加藤さんもこのことを肯定。23日夕方、大崎洋会長とミーティングする予定と話しています。
ミーティングは大崎会長と行われ、岡本社長は予定があり欠席ということも明らかにしました。
上層部刷新なければ辞任の気持ちに変化なし
大崎社長と、加藤浩次さんの間で予定されているミーティングは、かなり注目が集まっています。
23日の「スッキリ!」でも、加藤さんは上層部の刷新がない限り、退社する意思があるという気持ちを変えていないことを、はっきりと表明しました。
「気持ちは決まっている」
「僕が芸能界でどうなるかは、それから」
と発言しているので、加藤さんの気持ちが変わらない場合、本当に吉本興業を退社する、という新しいニュースが舞い込む可能性もあります。
加藤浩次、田村亮については「戻らない」と推測
加藤浩次さんは、「スッキリ!」の中で宮迫博之さん、田村亮さんの今後についても推測しています。
岡本社長は2名について処分の撤回を発表しましたが、加藤さんは「亮は戻らないと思う」と話しました。
腹をくくり覚悟を決めて会見したのに、風向きが悪くなったらもう1回話し合いましょうは、「それはひどい」と思うのではないかと、改めて加藤さんは2人に同情します。
「戻ったところで体制は変わらない」と話す加藤さんから、改めて吉本興業上層部、役員の刷新を強く求めていることが強調されました。
吉本興業大崎会長・岡本社長と加藤浩次の話し合いの結果が待たれる
多くの吉本興業所属のお笑い芸人が、吉本興業に対して不満を表明しています。その中でも特に強く、現在の体制に反旗を翻しているのが加藤浩次さんです。
23日の大崎会長と加藤さんの話し合い次第で、加藤さんの退社が現実になる可能性もあります。
もし退社なら、加藤さんを慕う後輩芸人にも動きが出る可能性が高く、この話し合いは今回の騒動のターニングポイントとして注目が集まります。
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