菅原経済産業大臣の後任となる梶山弘志とは?これまでの経歴プロフィールや人物像を調査!過去に県知事選で現金バラ撒き疑惑が

公職選挙法違反の疑いで、野党から厳しい追及がされていた菅原経済産業大臣が、とうとう辞表を提出しました。

有権者にカニやメロンを配ったという疑惑に加え、週刊文春により有権者に香典を渡していたことが報じられたことで、完全に逃げ道がなくなった形です。

辞表を提出した菅原氏の後任として指名されたのは、梶山弘志衆議院議員でした。

今回は、新しく経済産業大臣に就任する梶山弘志氏のこれまでの経歴や人物についてまとめています。

菅原経済産業大臣、香典問題でとうとう辞表提出、後任は梶山弘志衆院議員

地元選挙区の有権者にメロンなどを配っていた疑惑がかけられていた菅原経済産業大臣は、週刊文春でスクープが報じられ、とうとう辞任に追い込まれました。

秘書が香典として現金を有権者に渡していたという記事で、安倍総理も菅原大臣を擁護できなくなった形です。

25日午前には、すぐに後任の人事が決まり、梶山弘志衆院議員が新しく経済産業大臣に就任することになりました。

菅原大臣の辞表提出も25日午前ですから、自民党としては、菅原大臣の辞任に備え、前もって後任人事を考えていたことがわかります。

菅原大臣の後任となる梶山弘志経済産業大臣は当選7回、改造前安倍内閣では地方創生大臣の経験

菅原大臣の後任として新しく経済産業大臣となった梶山弘志衆院議員は、茨城県の代議士で、これまでに当選7回の経験があります。

父・梶山静六氏の秘書から、父の地盤を引き継ぎ議員になった二世議員です。

梶山衆院議員は第三次安倍内閣・第四次改造前安倍内閣で地方創生大臣に任命されていますので、キャリアという点では納得の人選と言えます。。

今回の経済産業大臣就任は、実に1年ぶりの大臣返り咲きという形となりました。

自民党の中では特定の派閥に属しているわけではなく、無派閥の議員に多く見られる、菅義偉官房長官と近しい関係にある人物です。

政治の世界に身を置く前は、動力炉核燃料開発事業団で勤務していた経験があります。

現在日本の課題となっている、原子力エネルギー問題に関連する団体出身ということで、経済産業大臣就任後はこの分野に影響が出るかが注目されます。

梶山弘志経済産業大臣の父、静六氏も自民党の大物で元内閣官房長官・法務大臣、親子二代で茨城県を地盤に

梶山弘志大臣の父、梶山静六氏も茨城県を地盤に、長く衆院議員を務めていました。竹下総理から橋本総理の時期には、大臣も経験しています。

梶山弘志氏も、父の地盤を引き継ぎ茨城県で7度の当選を果たし、現在は自民党の茨城県連会長です。

茨城県を含め北関東は、伝統的に自民党が強い「自民王国」と言われます。

親子2代で地盤を固めている梶山大臣は、かなり議員としての地位が安定していると言えますね。

県知事選で県議に現金の疑惑も

公職選挙法違反、いわゆる政治とカネの問題で辞任した菅原前大臣ですが、新大臣の梶山弘志氏も、この問題で気になる記事が出たことがあります。

自民党、茨城県知事選に向け現金6000万円分配る?県議が証言

2017年の茨城県連で、これまで6度当選していた橋本昌氏を下ろし、新たに大井川和彦氏を擁立するため、地元県議に現金を配っていたという記事です。

もちろん選挙資金として、領収書もきちんと取り、政治資金報告書に記載があれば問題はありません。

しかし、このような古い時代の影を感じる「金権選挙」を報じる記事があることは、前大臣の辞任理由が理由だけに、一抹の不安要素となります。

香典記事で菅原経済産業大臣が令和初の大臣中途辞任し梶山弘志氏に、野党の追及は続く

以上新しく経済産業大臣に就任した梶山弘志氏についての紹介でした。

菅原経済産業大臣は、残念ながら令和最初の中途辞任大臣となります。

辞任こそしましたが、野党は安倍総理の任命大臣や、菅原元大臣の議員辞職を求め、なおも追及していく構えです。

自民党としては、新任の梶山大臣含め、これ以上の不祥事はなんとしても避けたいですね。

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