『呪術廻戦』最新話87話のネタバレと感想!虎杖VSバッタ呪霊、虎杖の圧倒的実力が呪いを祓う

2019年12月9日(月)に発売した週刊少年ジャンプ54号の『呪術廻戦』の最新話87話「渋谷事変⑤」のあらすじネタバレと感想をまとめて紹介します。

前話のネタバレを見逃した方は以下のページでレビューしていますので是非チェックしてみてください。

『呪術廻戦』86話のネタバレと感想はこちら

『呪術廻戦』第87話「渋谷事変⑤」のネタバレ

バッタの特性を活かし戦う呪霊 虎杖はその攻撃を見極めんと動く

明治神宮前駅にて、「帳」を守るバッタ型呪霊に遭遇した虎杖。

「蝗害」などの被害から古くから人間に恐れられる、「バッタ」の呪いである、その呪霊は、素早い動きと強力な顎の力そして4本の腕をもって虎杖へと猛攻を仕掛けて行きます。

(すっげえバネと顎)

(言葉が分かるってことはそれなりの級(レベル)の呪いだよな…)

そう、相手の事を分析しながら攻撃を避けていく虎杖。4本ある腕を活かしながら強力な突きを放ってくるバッタ呪霊ですが、虎杖は素早い動きでそれを回避して行きます。

(逃げテバッカリ…)

そう、苛立ちを覚えるバッタ呪霊。その時バッタ呪霊は唐突に「オマエドッチだ?」と問いを放ってきます。

「何がだ?」

と、問い返す虎杖へと、バッタ呪霊は答えます。

「賢いノカ」

「賢くないノカ」

「俺は…賢い…」

しかし虎杖は、その問いに間髪入れず、こう答えました。

「賢い奴は」

「あまり自分のことを賢いって言わん」

(そ──なの!?)

そう、大きな衝撃を受け、驚愕に身を強張らせるバッタ呪霊。そうして虎杖とバッタ呪霊は仕切り直すかのように正面から拳をぶつけ合い始めました。

2本腕対4本腕 一見不利な虎杖はしかし圧倒的実力で呪霊を祓う

(手数勝負)

人間であり2本の腕しか持たない虎杖と、4本の腕を持つバッタ呪霊。2人は互いに強力な打撃を正面から見舞い合い猛攻を重ねて行きます。

しかし、やがて。2人のラッシュの打ち合いは、虎杖が一方的にバッタ呪霊を殴り続けるものへと、その形勢を傾いて行きました。

(腕も顎モ目も)

(人間ヨリ俺の方が優れテいる)

(ナノになンで)

(なンで俺だけ)

(殴らレる!??)

虎杖の猛攻を受けバッタ呪霊は、そう困惑をあらわにします。そうして打撃を受け倒れ込んだバッタ呪霊へと、なおも無傷の虎杖が追撃を放たんとして迫って行きました。

その時でした。バッタ呪霊は、虎杖の不意を突き口から血とも体液とも付かない液体を噴出。しかし虎杖は、油断なくそれを避けバッタ呪霊の懐へと潜り込みます。

(デモ)

(やっパり)

(俺の方ガ…賢い!)

地中へと産卵するため、長く伸びる特性を持つバッタの腹部。バッタ呪霊は、硬く出来たその先端を懐へと入ってきた虎杖の顔面へと叩きつけんとします。

(俺の勝チ──)

しかし虎杖は、驚異的な反射神経で、それすらをも回避。バッタ呪霊の伸びた腹部を殴り潰してしまいました。

決定的となってしまった互いの形勢。その中で虎杖は、恐怖に顔を硬らせるバッタ呪霊へと声をかけます。

「オマエ」

「人を喰ったんだ」

「覚悟は」

「できてるよな?」

小細工では、決して埋まらない実力差。それをもって虎杖はバッタ呪霊を撃破。「帳」を降ろしていたであろう楔型の呪具を破壊する事に成功しました。

そして、地下4階で改造人間と戦っていた冥冥・憂憂の両者も、それを感知します。

「“帳”が上がったね」

「虎杖君を待って地下5階に向かおう」

「帳」を消し地下へと向かう一行 しかし真人は姿を消し……

一方、虎杖たち一行が今から向かおうとしている、東京メトロ明治神宮前駅・地下5階、副都心線ホーム。そこには、冥冥の予測通り虎杖の仇敵・真人の姿がありました。

「蝗GUYが祓(や)られたか」

「腕のいい術師が来てるね」

そう言って、1人ホームを歩く真人。

「残念」

「俺も闘りたかったな」

「でも仕方ないよね」

「仕事だもん」

そう言って真人は、そこで待つことなく、いずこかへと向かい姿を消しました。

『呪術廻戦』第87話を読んだ感想と考察

明治神宮前駅に突入し、バッタの姿をした呪霊と遭遇した虎杖。呪霊が守る「帳」を消すため、虎杖は呪霊との戦闘に入りました。

人の言葉を解するほどの「力」を持つバッタ呪霊は、4本もの腕が持つ手数と強力な顎などバッタとしての特徴を活かし虎杖と善戦を繰り広げます。

しかし、虎杖の格闘センスを前に、バッタ呪霊は敗北。「帳」は解除され、冥冥・憂憂もまた、それを察しますが地下5階ホームにいた真人は、それを待つ事なく渋谷方面へと去って行きました。

久々の虎杖の戦闘が存分に描かれた今週の「呪術廻戦」。本作における戦闘は、呪術と呪術の派手な能力バトルも魅力ですが、素手のみで戦う虎杖の格闘センスも特徴の1つでした。

その意味で今号のバトルシーンは大満足の出来。回避と接近を繰り返す虎杖の高速戦闘を、大胆な構図やコマ割りを用いて表現する「マンガ力」は、相変わらず優れたものでした。

そして、新たな戦法や能力こそ見られませんでしたが、虎杖は強力な呪霊(だと思われる)「蝗GUY」を相手取り見事圧勝。久々の主人公の活躍であった事もあり、総じて満足感の高い回となりました。

そして、明治神宮前駅地下には、やはり虎杖の仇敵・真人の姿がありました。しかし真人は、虎杖とは戦わず、渋谷方面にいるであろう仲間たちと合流する構えのようです。

ここで気になるのは真人の「目的」。渋谷から離れた明治神宮前駅に「帳」を張るからには、何か具体的な「目的」があったであろう事は明白です。

しかし今のところは、ただ駅構内を「荒らした」だけというのが実情。

虎杖と「宿儺」を、おびき寄せたのかと思いきや虎杖が明治神宮前駅に来ている事すら察していない様子ですし……? いずれにせよ、これが夏油の「策」の1つならば虎杖にも何か大きな「障害」が待っているはず。

次週以降も、濃密な戦闘シーンが見られる事を、期待したいと思います。

しかし「蝗GUY」て。

『呪術廻戦』の最新巻の単行本や過去作品を無料で見る方法

毎週、『呪術廻戦』の最新話が待ち遠しいですが、単行本でまとめて読みたい、過去の作品をまだ見ていない方のために、最新巻や過去作品を無料で見る方法を紹介します。

やはり漫画は絵付きで読みたいですよね!『呪術廻戦』の単行本を無料で読む方法を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

漫画『呪術廻戦』を無料で読む方法を紹介!

週刊少年ジャンプ連載中の漫画一覧

『呪術廻戦』の関連記事一覧

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です