『呪術廻戦』最新話86話のネタバレと感想!真人を探す虎杖、しかし駅構内で遭遇したのはバッタ呪霊

2019年12月2日(月)に発売した週刊少年ジャンプ53号の『呪術廻戦』の最新話86話「渋谷事変④」のあらすじネタバレと感想をまとめて紹介します。

前話のネタバレを見逃した方は以下のページでレビューしていますので是非チェックしてみてください。

『呪術廻戦』85話のネタバレと感想はこちら

『呪術廻戦』第86話「渋谷事変④」のネタバレ

烏を使い駅構内を探る冥冥 地下を徘徊する改造人間たち

虎杖たちが辿り着いた、明治神宮前駅の構内を飛び交う複数の烏たち。

術式により、それらの烏たちと、視界を共有している、という冥冥は、それをもって駅構内の様子を探ります。

「何してんの!? 急がねぇと」

「シッ」

「姉様は今烏達と共有しています」

そう言って、急くように焦りを見せる虎杖と、姉を慮る憂憂。

その内に冥冥は、己が操る「烏」が、何者かに殺され、視覚が途絶された事を悟ります。

「…うん」

「大体分かった」

「虎杖君」

「弱い改造人間を沢山殺すのと」

「強い呪霊を1体祓うの、どっちがいい?」

そう言って、虎杖へと選択を投げかける冥冥。

冥冥は、改造人間と、それに襲われる一般人が、駅の地下4階にいる事。

「地下5階から下」と、「駅全体」を覆う「帳」を張った術師が、地下2階にいるであろう事を、告げます。

「再び上がってきた一般人を狩るつもりなのか」

「“帳”の条件の問題か」

「位置取りの理由もそもそもの地下5階隔離の目的も不明だが」

そう、今の明治神宮前駅構内の状況を、説明する冥冥。それを聞いた虎杖は、静かな怒りを瞳を湛えながら、言いました。

「いるんだな?」

「このすぐ下に」

「アイツが」

対する冥冥は、虎杖の予想を、肯定はしませんでしたが、「可能性が高い」であろう事を示唆。

同時に、自分と憂憂はたちは地下4階へ向かい、一般人の救出を。虎杖は、地下2階へ向かい、「帳」の解除を目指す事を提案します。

加え、虎杖に「やばくなったら地下4階まで降りておいで」と言いつつ、「帳」の解除に関し、「期待をしている」と言外に告げる冥冥。

「大丈夫だよ、冥さん」

「俺はもう」

「負けないから」

冥冥の言葉に対し、虎杖は、そう言って、強い意志を覗かせました。

2手に別れた虎杖たち そして虎杖は人を食うバッタの呪霊に遭遇

そして、地下2階へと辿り着いた虎杖。

そこで虎杖が見たのは、巨大なバッタと人間が融合したような異形の呪霊が、人間の死体を貪り食っている姿でした。

「オッオマオマエ」

「ジュジュチュじゅじゅちゅじゅっじゅっ」

「呪術師だろ」

そう、舌っ足らずな様子で、虎杖へと敵意を向けるバッタ呪霊。そんな呪霊に対し虎杖は、真人の行方を尋ねます。

「真人は下……」

「俺はココで“帳”ヲ守ってるンだ」

そう言って、真人の行方を素直に教える呪霊。

しかし虎杖は、あまり賢くない様子のバッタ呪霊が、駅を二重に覆えるような「帳」を、形成出来ている事に疑問を覚えます。

(コイツが“帳”を…? 2枚? なんだかな)

しかし、その時。虎杖は、バッタ呪霊の傍らにある床に、何か杭のようなものが刺さっている事に気がつきました。

(「降ろす」でも「張る」でもなく「守る」って言ってた)

(となるとアレかなり怪しいな)

(とりあえずブッ壊す)

そう考える虎杖をよそに、バッタ呪霊は、勝手に話を始めます。

「知ってるカ?」

「形を変えラレタ人間は」

「味が落ちるンだ」

「俺は賢いから」

「違いガ分かル!」

戦闘開始 「帳」を消すべくバッタ呪霊に攻撃を仕掛ける虎杖

そう、人間をなんとも思っていないような発言をするバッタ呪霊。

それを聞いた虎杖は、即座に呪霊へと近寄ると、いくつもの打撃を打ち込み、その体を壁へと叩い付けます。

「オマエらは」

「どいつもこいつも」

「人間舐めるのも大概にしろよ」

そう言って、呪霊へと啖呵を切る虎杖。しかし、対する呪霊は、さしてダメージを受けていない様子で立ち上がり虎杖へと言い返します。

「俺が何の呪いカ」

「分かってないダロ」

「知っテいるか? この世界ハ」

「賢くないヤツから死ヌんダ」

そう言って、虎杖へと凄んでみせる呪霊。しかし、呪霊の見た目は、見るからにバッタを元にしている事が明白です。

「……」

「バッタの呪いだろ?」

ゆえに、見たまま、呪霊に対し、そう指摘してやる虎杖。

「!」

対する呪霊は、驚きに目を見開きます。

(コイツ)

(賢いゾ!)

そう考え、バッタ呪霊は、虎杖への警戒を強めました。

『呪術廻戦』第86話を読んだ感想と考察

五条と特級呪霊たちの戦いが続く中、明治神宮前駅に出現した新たな「帳」。

補助監督から、「改造された人間」の存在を聞かされた虎杖が奮い立つ一方、冥冥は動物と視界を共有する術式で駅構内の様子を探ります。

そうして虎杖たちは、「地下4階へ降りて一般人を救出」する側と、「地下2階で“帳”の術師を倒す」側の、2手に分かれて駅構内へ突入。

地下2階へ単独向かった虎杖は、「帳」を発生させていると思しき呪具を守る、バッタ様の呪霊と遭遇します。

遂に視点が虎杖たち側へと移り、その戦いが描かれ始めた今回。明治神宮前駅に辿り着いた一行は、2手に分かれ、構内へと突入して行きました。

しかし、特級呪霊がいるかも知れない場所に、虎杖を単独で放り込む辺り冥冥は虎杖の事を、それなりに信頼している、という事でしょうか? 割と今まで接点が無かった事に加え、憂憂という新キャラも含んでの絡みですから、その辺りの人間関係がいまいち判然としていません。

あるいはもしかしたら、「死んでも死ななくてもどちらでもいい」くらいの、ドライな考えなのかも知れませんが……。

「メカ丸が内通者だった」という衝撃的な事実が、明らかになった事も記憶に新しいので、あまり掘り下げが無いキャラが単独行動を始めると、どうしても疑いの目を向けたくなってしまいます。

そして、本当に久々となる、虎杖の戦闘です。五条過去編が長々と続いていた事もあり、実に数十週ぶりくらいになるのではないでしょうか? その相手は、虎杖にとっての仇敵である「真人」、とは流石になりませんでしたが、それなりに会話の成り立つバッタ様の呪霊。

ボス戦前という事もあり、明らかなやられ役のようにも見えますが、「帳」を守っている事もあり、それなりに強力な呪霊なのだという事が窺えます。

そしてここで気になるのは、虎杖の戦闘。虎杖はずっと呪力を込めた格闘のみで、戦ってきましたので、1級術師試験も(恐らく)経たであろう今回、何か新たな戦法の披露など、あって欲しい所です。

以前五条も、「虎杖にはいずれ宿儺の術式が刻まれる」と言っていたので、あるいはその辺りの前振りが描かれる可能性も? いずれにせよ、このバッタ呪霊、ここで登場した以上、物語的には何かしら意味のある活躍を期待したい所です。

こうして、いよいよ五条以外の戦闘も描かれ始めた、「渋谷事変編」。とは言えやはり、夏油たちの目的は、あくまで「五条封印」である事でしょうから、それとは別で出現した「帳」である明治神宮前駅の動向は、かなり気にかかる所です。

あり得るとするなら陽動か、あるいは虎杖の中の宿儺に用がある、という所でしょうか? これまで「金で動く人間」である事が明言されてきた冥冥と、完全な新キャラである憂憂が、同行者である事を考えると何やらキナ臭さが漂うのも事実。

そうでないにしても、1級術師である冥冥が、順当に活躍すれば大抵の呪霊はどうにかなってしまうはずですので、何かしらの一波乱が待ち受けている事は、確実だと思われます。

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