2019年11月11日(月)に発売した週刊少年ジャンプ50号の『呪術廻戦』の最新話83話「渋谷事変①」のあらすじネタバレと感想をまとめて紹介します。
前話のネタバレを見逃した方は以下のページでレビューしていますので是非チェックしてみてください。
目次
『呪術廻戦』第83話「渋谷事変①」のネタバレ
突如降ろされた「帳」 その狙いは五条悟?
呪霊たちが、「五条封印」の計画を着々と進める中で、遂に訪れたハロウィンの日。
2018年10月31日の19:00、突如として渋谷に半径およそ400メートルもの「帳」が降ろされた事が判明しました。
「“一般人のみが閉じ込められる帳”です」
「一般人は侵入のみ、“窓”には個人差が」
「術師は補助監督役含め出入りが可能です」
東京メトロ渋谷駅13番出口で、そう言って、七海・猪野・伏黒の「七海班」に報告をする伊地知。
猪野が「帳」の特性を伏黒に説明して、先輩風を吹かせる中、七海は五条の動向を確認します。
そして、渋谷の別の場所、渋谷マークシティでも、また別のチームに補助監督役の1人・新田が、現状の説明しをしていました。
「人がいない!? 駅前のスクランブル交差点に!?」
「ハロウィンの渋谷よ!?」
「そこで何かがあったみたいッス」
「皆散り散りに“帳”の縁まで逃げてこう訴えています」
「『五条悟を連れてこい』と」
説明を聞き、驚愕する釘崎と更に衝撃の事実を明かす新田。
特別1級術師である、禪印直毘人(ぜんいん・なおびと)と、真希、釘崎で構成された「禪院班」は、「帳」の破壊に難航している現況を確認。
その手伝いをするものとして、真希は覚悟を固めますが、新田からもたらされた指令は、ただ1つ。「待機」というものでした。
五条悟のバックアップにつく術師たち 渋谷の地下には特級の気配
そして、また別の場所。JR渋谷駅・新南口では、1級術師・日下部とパンダで構成される「日下部班」が、現況を確認していました。
「高度な結界術に」
「五条悟を指名したこと」
「これは交流会を襲撃した連中と同一犯だ」
そう言った日下部は、更に上層部が被害を抑えるため「五条悟単独での渋谷平定」を決定した事をパンダに告げます。
「被害を抑える」というのが、術師のことであって一般人にまで及んでいないであろう事に、パンダは苦言を呈しますが、日下部はこの作戦こそが「最善」のものだと支持。
日下部は更に、先程確認してきた現状の「帳」が、あくまで一般人を「閉じ込めるだけ」のものであること、そして、渋谷ヒカリエの地下に、特級呪霊複数の気配を感じた事をパンダと共有します。
一方、降りた「帳」の内部では、外へ出られない現状に、一般人たちが小規模なパニックを起こしていました。
「はやく五条悟を連れてこい!」
「五条悟」が誰なのかも知らず、そう喚き立てる非術師たち。
それを遠巻きに冷静に見守るような人々も、いるにはいました。しかし、それを見た「パニック側」の男は、先程見た、「人間が駅の中に吸い込まれていった」という、怪奇現象がパニックの原因なのだと説明します。
五条到着 そして虎杖は冥冥と共に明治神宮前駅へ
そして、その時、時刻は20時31分、「帳」の境を抜け、パニックを起こしていた男の横を通り過ぎ、五条悟が遂に渋谷へと現着しました。
「こりゃひどい」
そうして、「帳」の中を確認する五条。五条は、「帳」の内側で「渋谷ヒカリエ」の地下から、更に同じ「帳」が発生している事に気が付きます。
「無下限呪術」を用い、宙を歩、周囲を探索していく五条。
「なんとなく狙いは分かったかな」
「乗ってやるよ」
そう言って、一般人が大挙する中、五条は自信をのぞかせました。
一方その頃、青山霊園では、虎杖と1級術師の冥冥、そして冥冥の弟である小学生と思しき少年・憂憂(ういうい)の3人で構成された、「冥冥班」が待機をしていました。
「姉様にバックアップをさせるなんて」
「五条悟…贅沢な男ですね」
そう言って苦言を呈すると同時、姉への尊敬の念を覗かせる少年・憂憂。
良好な仲を築いているようにも見え、しかしその一方で、「姉様が愛でているのは家族ではなく家族という雇用関係でしょう?」などと言ってのける姉弟の謎の距離感に、虎杖も困惑の表情を浮かべます。
と、その時、冥冥の携帯に「行き先変更」の報せが届きます。いわく、渋谷と同様の「帳」が、明治神宮前駅にも降りた、だとの事で虎杖たち一向は、そちらへと向かう事になりました。
渋谷副都心線ホームにて対峙する五条と特級呪霊たち
そして、五条が向かったヒカリエ地下。
「来たな」
そう言って、東京メトロ副都心線のホーム下で待ち構えていたのは、五条も以前戦った事のある特級呪霊「漏瑚」。
そして、漏瑚の横に控えるのは、同じく特級呪霊である花御と「九相図兄弟」の長男、脹相(ちょうそう)の姿でした。
「クックックッ」
「準備バッチリってわけだ」
「これで負けたら言い訳できないよ?」
「貴様こそ」
「初めての言い訳は考えてきたか?」
そう言って、五条と特級呪霊たちは、副都心線のホーム下、レールの上で言葉をぶつけ合います。
『呪術廻戦』第83話を読んだ感想と考察
突如としてハロウィンの渋谷に下された、一般人だけを閉じ込める「帳」。
緊急事態に対処するべく、集められた呪術師たちの中、「帳」の内側からのメッセージに従い、五条が単独で敵前へと突入して行きます。
半ば混乱に陥った「帳」の内部で、敵の狙いを探る五条。そうして五条がたどり着いた地下鉄では、3人の特級呪霊が待ち構えていました。
遂にハロウィンを迎え、動き出した呪霊勢力。その第一手は、「一般人を“帳”に閉じ込める」という、存外穏やかなものでした。
その狙いは、呪術師側が(少なくとも上層部は)、「一般人の犠牲を辞さない」構えである以上、五条を誘き寄せることにあると思われます。
しかし未だ、どのような手段をもって「五条封印」を成し遂げるのか、という点については全くの不明。
過去の話では、獄門疆(ごくもんきょう)という、特級呪物が、鍵になるような事を夏油が語っていましたが、その効果も明かされていません。
普通に考えれば、どのような手段を講じたとて五条が負けるような事は、あり得ないように思えますが……? 呪霊たちの最終目的が、あくまで「人間の廃絶」である事を考えると、ここで祓われてしまう事は避けたいはず。
そのための、完璧な策が用意されていると考えるべきでしょう。
そして今回の話は、今まで登場していなかった数名の呪術師、すなわち新キャラたちが登場した回にもなりました。
その中で特に注目したいのは、術師の中でも数が少なく、飛び抜けて優秀な「1級術師」である日下部。
「特級」には及ばないまでも、今まで登場した1級は、七海や東堂、冥冥など、実力者揃いでしたから彼の実力にも、大いなる期待を寄せたいところです。──などとは言ったものの、この日下部、五条などの特級呪術師たちや、東堂などと比べると、かなり常識人っぽいのが、少々気にかかるところ。
同じく常識人寄りな七海が、1回死にかけている事を考えると、特級呪霊たちへの、かませ犬にされてしまいやしないかと、ちょっと気が気ではありません。
このように、ハロウィンを迎え新章へと突入した「呪術廻戦」。
ずっと呪霊側が企てていた「五条封印」や、それを足がかりにした「人間の根絶」、また、虎杖と真人の決着や夏油の登場など、これまで溜めに溜めてきた前振りが、一気に解放されそうな雰囲気です。
しかしそうなると気になるのは、その後の展開。主立った敵がいなくなれば、宿儺だけが残る事になりますが、それは流石に最終章に残しておくでしょう。
そうなると、色々とキナ臭さを感じる、呪術師界隈に焦点が当てられる可能性も……? ともあれ、本作中でも、最大の山場だと予想される「渋谷事変編」。
まだ導入部ですが、順調な盛り上がりを見せているので、大いに期待して行きたいと思います。
『呪術廻戦』の最新巻の単行本や過去作品を無料で見る方法
毎週、『呪術廻戦』の最新話が待ち遠しいですが、単行本でまとめて読みたい、過去の作品をまだ見ていない方のために、最新巻や過去作品を無料で見る方法を紹介します。
やはり漫画は絵付きで読みたいですよね!『呪術廻戦』の単行本を無料で読む方法を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
- 『ONE PIECE』尾田栄一郎
- 『HUNTER×HUNTER』冨樫義博
- 『ハイキュー!!』古舘春一
- 『僕のヒーローアカデミア』堀越耕平
- 『ブラッククローバー』田畠裕基
- 『ゆらぎ荘の幽奈さん』ミウラタダヒロ
- 『鬼滅の刃』吾峠呼世晴
- 『約束のネバーランド』原作:白井カイウ 作画:出水ぽすか
- 『ぼくたちは勉強ができない』筒井大志
- 『Dr.STONE』原作:稲垣理一郎 作画:Boichi
- 『アクタージュ act-age』原作:マツキタツヤ 漫画:宇佐崎しろ
- 『呪術廻戦』芥見下々
- 『チェンソーマン』藤本タツキ
- 『神緒ゆいは髪を結い』椎橋 寛
- 『サムライ8 八丸伝』岸本斉史・大久保彰
- 『ふたりの太星』福田健太郎
- 『ビーストチルドレン』寺坂研人
- 『トーキョー忍スクワッド』田中勇輝・松浦健人
- 『夜桜さんちの大作戦』権平ひつじ
- 『ミタマセキュ霊ティ』鳩胸つるん
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