2019年10月12日(土)に発売した週刊少年ジャンプ46号の『呪術廻戦』の最新話79話「これからの話」のあらすじネタバレと感想をまとめて紹介します。
前話のネタバレを見逃した方は以下のページでレビューしていますので是非チェックしてみてください。
目次
『呪術廻戦』第79話「これからの話」のネタバレ
夏油の離反を受け、「自分だけが強くてはダメ」だと悟った五条。
そこで五条は、かつて「好きにしろ」と言われ、任された、禪院家の血を引く、伏黒の息子・恵の元を、訪れます。
恵の元を訪れた五条 その言葉を聞いた五条は何かを決意する
「君見える側だし持ってる側でしょ」
「自分の術式(ちから)にも気付いてるんじゃない?」
そう言って、恵にその境遇の説明をする五条。更に五条は、恵の父が、今どうなっているか、という説明をしようとします。
「別に」
「アイツがどこで何してようと意味ない」
しかし、五条の言葉を遮り、恵の口から出たのは、父親への恨み事。
「津美紀の母親も少し前から帰ってない」
「もう俺たちは用済みで」
「2人でよろしくやってるってことだろ」
そんな恵の、小1らしからぬ物言いを聞き、面を食らいながらも、口元に笑みを浮かべた五条。そうして五条は、伏黒の話を打ち切り、続けて恵に、今後の話をします。
「君はどうしたい?」
「禪院家行きたい?」
そう言った五条に対し、恵が案じたのは、義理の姉である津美紀の事。
「そこに行けば津美紀は幸せになれるのか?」
「それ次第だ」
しかし五条は、その恵の言葉を、強い口調で否定。「100%ない」と断言し、恵に、苦い顔をさせます。
それを見た五条は、楽しそうに笑うと、「後は任せなさい」と言って、恵の頭を一撫で。
「強くなってよ」
「僕に置いていかれないくらい」
そう言って五条は、その日は、恵の前から去って行きました。
そうして時は流れ、2018年10月19日。
居眠りから、目を覚ました五条の前には、虎杖と釘崎、そして、五条の手により保護され、呪術高専に入学する事になった、伏黒の姿がありました。
集められた3人は歌姫の指示で「内通者」へ襲撃をかける
高専の教師の1人・歌姫によって、地下駐車場に集められた、虎杖・伏黒・釘崎の3人。
「五条から内通者の話は聞いてるわね」
そう言って、話題を切り出した歌姫。彼女は3人に、呪詛師と通じているであろう、内通者が、少なくとも2人以上存在する、という話をします。
「1人は学長以上の上層部。コッチは私じゃどうしようもない」
そして、その上層部へと情報を流す「もう1人」。それが、今回の標的なのだと、歌姫は3人に説明します。
「で」
「京都校の誰ですか」
東京校の3人に、任務を依頼した経緯から、京都校の誰かが、「内通者」なのだと、当たりをつける釘崎。
そうして歌姫の口から語られた「内通者」。それは、「天与呪縛」による「傀儡操述」を操る、準1級術師、究極(アルティメット)メカ丸でした。
歌姫の案内で、メカ丸の本体・与幸吉(むた・こうきち)がいる、部屋へと案内される3人。
「誰も怪しくない」事からの消去法、そして日本全土で、傀儡を操る事が出来る、という理由で、内通者だと疑われた、幸吉の部屋へと、虎杖たちは踏み込みます。
しかし、歌姫に案内された部屋は、もぬけの殻。ですがその事が逆に、メカ丸が「内通者」である事を、決定づけました。
一方、メカ丸の本体・幸吉はその頃、3人がいるのとは別の場所で、客人を迎えていました。
「呪縛の恐ろしさは君が身をもって知っているだろう」
「相変わらずカビ臭くてやんなるね」
そう言って、メカ丸の前に姿を現した2人。それは、呪霊勢力に味方する呪詛師・夏油と、「人」から生まれた特級呪霊・真人の、2人でした。
真人の「無為転変」で体を治す、という「縛り」によって、情報を提供していた、というメカ丸。
しかし、「京都校の人間には手を出さない」という「縛り」を破った、夏油たちに対し、メカ丸は、協力関係を反故にする、敵対宣言をします。
「やったのは花御だもーん」
「八つ当たりはやめてほしーなー」
そう言っておどけて見せる、真人。しかしメカ丸は表情を変えず、「さっさと治せ」と、「縛り」による契約を果たすよう、迫ります。
他者間との「縛り」を破る事の恐ろしさを説き、真人に、メカ丸を治す事を促す夏油。
その「罰(ペナルティ)」が、どのようなものになるか、分からない、というリスクから、結局真人は、メカ丸の体を、「無為転変」によって、治します。
全身の包帯から解放され、体の調子を確かめる、メカ丸こと幸吉。
「かわいくないなー」
「もっとハシャげよ」
「…それは」
「事が済んだ後だろう」
そう言って、真人とメカ丸は、睨み合います。
「縛り」を果たし、メカ丸を治した真人にとって、契約を反故にしたメカ丸は、既に倒すべき敵でしかありません。
「始めようか」
真人と、幾体もの呪骸を操る準1級術師・与幸吉との、死闘が、始まりを告げました。
『呪術廻戦』第79話を読んだ感想と考察
長かった五条過去編もついに終了。舞台が現代へと戻るなり、話題は件の「内通者」へ。
そして、その正体が、京都校の準1級術師・メカ丸だと明かされるなど、展開の速さに、とにかく驚かされた、第79話でした。
色々とありましたが、まずは、幼少期の伏黒恵について。
過去、恵については、「五条によって禪院家への売却を事を防がれた」事。そして、「呪術師として働く代わり、津美紀と共に、金銭的援助を受けられるよう、五条が取り計らった」事が、語られていました。
今週の話は、その辺りを補足する内容となるものでした。細かい会話や、五条の内心はともかくとして、驚かされたのは、恵が当時から、津美紀を大事に思っていた、のだという事。
過去の話で語られた限りでは、恵は、保護者面で自分に関わってくる津美紀を、鬱陶しく思っていた、との事だったので、その内心が幼少期から「こう」であった事は、少し意外でした。
「片親同士がくっついて姉弟になった」との事なので、付き合い自体は、そう長くないはずのこの姉弟。
津美紀が今、呪いによって寝たきりになっている件も含め、その辺りの事情も、今後明かされる事に、なるのでしょうか。
そして、交流戦以降、五条と歌姫が密やかに探っていた「内通者」に関しても、明かされました。
その正体は、メカ丸。意外かそうでないか、と言えば、そうでもないですが、家が貧乏な三輪や、九十九が師匠である東堂、など、怪しい人材はたくさんいたので、そんな中でのメカ丸、というのは、少し面食らってしまいました。
そうして始まる事になった、メカ丸こと幸吉VS真人の、対戦カード。
真人は、本作においては、虎杖の因縁の相手であり、どこかしらでボスとなる存在だと思っていたので、ここでその戦いが描かれる、というのは、少し楽しみではあります。
しかし、そう考えると、真人・夏油という特級2人を相手取る幸吉にとって、これは相当に分が悪い状況。
唯一の望みは、メカ丸を東京校1年3人が追っている、という状況なので、久しぶりの現代編、1年3人の戦闘シーンが描かれる事にも期待して、次週を待ちましょう。
『呪術廻戦』の最新巻の単行本や過去作品を無料で見る方法
毎週、『呪術廻戦』の最新話が待ち遠しいですが、単行本でまとめて読みたい、過去の作品をまだ見ていない方のために、最新巻や過去作品を無料で見る方法を紹介します。
やはり漫画は絵付きで読みたいですよね!『呪術廻戦』の単行本を無料で読む方法を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
- 『ONE PIECE』尾田栄一郎
- 『HUNTER×HUNTER』冨樫義博
- 『ハイキュー!!』古舘春一
- 『僕のヒーローアカデミア』堀越耕平
- 『ブラッククローバー』田畠裕基
- 『ゆらぎ荘の幽奈さん』ミウラタダヒロ
- 『鬼滅の刃』吾峠呼世晴
- 『約束のネバーランド』原作:白井カイウ 作画:出水ぽすか
- 『ぼくたちは勉強ができない』筒井大志
- 『Dr.STONE』原作:稲垣理一郎 作画:Boichi
- 『アクタージュ act-age』原作:マツキタツヤ 漫画:宇佐崎しろ
- 『呪術廻戦』芥見下々
- 『チェンソーマン』藤本タツキ
- 『神緒ゆいは髪を結い』椎橋 寛
- 『サムライ8 八丸伝』岸本斉史・大久保彰
- 『ふたりの太星』福田健太郎
- 『ビーストチルドレン』寺坂研人
- 『トーキョー忍スクワッド』田中勇輝・松浦健人
- 『夜桜さんちの大作戦』権平ひつじ
- 『ミタマセキュ霊ティ』鳩胸つるん
コメントを残す