トヨタ自動車の豊田章男社長が2019年1月6日にアメリカ・ラスベガスで会見を開きました。
そこで発表されたのは、トヨタの実証実験都市の開発構想です。
ウォーブン・シティという愛称になる実験都市の規模や入居対象者、建築計画についてまとめました。
目次
トヨタの実験都市「ウォーブン・シティ」とは?
今回発表されたのは、現在トヨタが所有する静岡県裾野市にある、東富士工場の跡地に実験都市をつくる計画です。
この実験都市は、自動運転や人工知能などの実証実験を行うことが目的です。
実際に人が暮らし、最新のテクノロジーとの生活を体験します。
愛称のWoven City(ウォーブン・シティ)とはつながる都市という意味です。
機械と人がつながる場所、そして研究者やエンジニアが自由な発想で開発し、テストができる場所になります。
トヨタが発表した実験都市「ウォーブン・シティ」の動画です。来年2021年から、入居などが始まるとのこと。 pic.twitter.com/G7PEDWkHCq
— Toshi Ogata (尾形 聡彦) (@ToshihikoOgata) 2020年1月6日
ウォーブン・シティ建設場所はどこ?
ウォーブン・シティの建設場所は、静岡県裾野市にあります。
現在、トヨタ自動車東日本 東富士工場がある場所です。
ここは「ポルテ」や「ジャパンタクシー」を生産している工場で、2020年末に閉鎖が決定しています。
跡地を利用して開発されるウォーブン・シティが、将来的に約71万平方メートル規模になる予定です。
ウォーブン・シティはどんな街になる?
あらゆるモノやサービスがネットを介して繋がる都市ということで、自動運転やAIを使用した最新テクノロジーが多く導入されます。
住民は、室内用ロボットを導入したり、健康管理もセンサーが取得したデータをAIが分析するなどして行われます。
また、自動車を運転する必要はなく、自動運転の車に乗車して目的地まで移動します。
街の建物は、自然との調和をテーマにし、太陽光パネルを利用した発電を行います。
電線などはなく、すべて地下に埋め込まれるので景観を損ねることもありません。
ウォーブン・シティの居住者は誰?
最新テクノロジーとサービスで埋め尽くされた未来型都市。
一体どんな人が居住できるのかとても気になります。
一般でも入居できるのかについてか明らかにされていません。
現在わかっているのは、トヨタの従業員やプロジェクトの関係者約2000人が居住予定だということです。
実験都市なので、はじめは機械のトラブルなどが発生するかもしれませんが、慣れたらとても快適な生活ができそうですね。
実験都市を知ったネットの反応
ネットでは、「住民がうらやましい」「ワクワクする計画だ」などと言った、未来型都市に対する憧れの声が多く上がっています。
しかし、中には街とはいえ閉鎖された空間であるkとから、警察がどこまで介入できるのかということを心配する声もあります。
今後運用していくにあたって、生活の面だけではなく、防犯や防災など考えていくことが多くありそうですね。
今までと異なった近未来的な地域になりそう
もし社員とかではなくても住めるのであれば住んでみたい#実験都市— 鰻 (@eeleel_eel) 2020年1月7日
#実験都市#隔離#隠蔽
実験都市って閉鎖都市化しそうで怖いね。
もともとそんなつもりじゃなかったけど気づいたら手遅れな事をしていた事って間々あるでしょ?
管理と監視、ホウレンソウが大事だね。— 独 蒼灰 ~怠惰で空虚~非正義 《低浮上》 (@abysscoa) 2020年1月7日
トヨタの実験都市は私有地内だけど警察とかどうするんだろ……。実験都市内でロボット暴走とかあったらワクワクするよね。もしくはアンブレラ社みたいなバイオハザードとか。
— えっ、素材他にもまだたくさんあつめないといけないの (@kairei) 2020年1月7日
着工は2021年初頭を予定
この都市開発の着工は、工場が閉鎖してすぐの2021年初頭を予定しています。
完成時期についてはまだ明らかにされていませんが、都市をつくるということなので、多くの年数が費やされると思います。
この場所で先進技術の実験や開発をしたい企業などとの連携も考えているということで、大きなプロジェクトになりますね。
夢に描いていた未来都市が実現すると思うと、とても楽しみです。
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