安倍首相は全国の学校に対し、3月2日から春休みまで臨時休校にするよう要請し、全国の公立学校もその要請に応じています。
これで困るのは保護者の方々で、仕事を休まなければならないなど、さまざまな心配事の種ができている状態です。
休校中、子どもたちにどう勉強させるかは、保護者・教職員共通の悩みとなっています。
そんな状況で、JACSTという組織が休校中の子供たち向けに特設ページを公開し、話題となりました。
JACSTが公開したコンテンツや、JACSTという組織について紹介します。
目次
JACSTが休校中の子供たちに見てほしい面白デジタルコンテンツを公開
JACSTは2月29日、「休校中の子供たちにぜひ見て欲しい科学技術の面白デジタルコンテンツ」という特別ページを公開しました。
特別授業(ライブ配信)
さっと見られる映像
他にも、「のんびり延々と見たくなる映像」「ゲーム系」「よみもの」「工作」「VR対応映像」などの子供たちが楽しめる、科学技術についての動画やゲームなどのデジタルコンテンツを紹介し、まとめたページです。
「休校中の子供たちにぜひ見て欲しい科学技術の面白デジタルコンテンツ」はこちら
子供たちが学校に通うことができず、新型コロナウィルスの感染を恐れ、遊びに行くのもためらわれている時期に、非常に粋な取り組みですね。
子供たちはもちろん、保護者の方からもたいへん好評です。
休校中の特別措置については、JACST以外にもいろいろな企業がWeb上に特設ページを用意しています。
「週刊少年ジャンプ」などは、ネットで漫画の無料公開をしました。
N高は学習アプリの「N予備校」を、Z会は「Z会の通信教育」の一部を無償提供しています。
進研ゼミも春の総復習ドリルを無償配布するなど、特に教育業界で子供たちの学習支援をする取り組みが進んでいます。
家でひとりで過ごさなければならない子供も多い中、こうした取り組みが広まり、学習はもちろん、娯楽も楽しめることはとても嬉しいですね。
保護者の方にとっても、子供たちが家で退屈せずに済むことは、負担の軽減につながります。
デジタルコンテンツ提供のJACSTは研究機関や大学の広報による組織
休校中の子供たちに向け、面白いデジタルコンテンツを紹介したJACSTという組織は、各研究機関や大学の広報が集まっている組織です。
JACSTによると、現在はおよそ80の機関、140名の広報担当者が参加し、広報活動を助け合っています。
現在公開しているデジタルコンテンツも、各研究機関の広報担当が、面白いと思うもの、見てもらいたいものをセレクトしているものです。
現在事務局幹事を務めている方の1人、中道氏が所属しているNIMS(物質・材料研究機構)は、Twitterで次のようにページをPRしています。
今日から休校になった小中学生のために、研究所の仲間たちが力を合わせて、急きょこんなサイトを立ち上げました!
「休校中の子供たちにぜひ見て欲しい科学技術映像」
NIMSの他、10以上の研究機関が大集結してます!
圧巻…
byしんまい広報室長https://t.co/XVrsBL2FmQ— NIMS (物質・材料研究機構) (@NIMS_PR) March 2, 2020
10以上の研究機関が集結し、子供たちのために休校中楽しめる動画を紹介しているだけあって、紹介されているコンテンツ数はかなりの数に上ります。
JACST紹介のデジタルコンテンツは大人も楽しめる、ゲームもあると話題に
JACSTが公開したデジタルコンテンツのページは、子供だけでなく大人たちからも非常に話題となっています。
紹介されているのは短時間で閲覧できる動画だけではありません。
360度動画やゲームなどのコンテンツも用意されていて、長く楽しめるようになっています。
紹介されているYoutubeやニコニコ動画のリンクにジャンプすると、そこからまた関連動画がチェックできるので、興味をさらに広げることもできますね。
各研究機関がおすすめのコンテンツを紹介しているだけあって、科学の動画でも、その内容はかなり多種多様です。
天文・自然・生物などいろいろな分野の動画や読み物を楽しむことができます。
JACSTが面白デジタルコンテンツを紹介、子供たちが科学に興味を持つきっかけに
JACSTが休校中に子供たちに向けてデジタルコンテンツを紹介したのは、子供たちに少しでも科学技術に興味を持ってほしいという願いがあってこそです。
このような取り組みから、子供たちが科学に興味を持ち、将来科学者を志してくれるとしたら、とても素晴らしいことですね。
もちろん、新型コロナウィルス騒動がいち早く終結し、一人で楽しむコンテンツだけでなくみんなで仲良く遊ぶことができるようになることが最善です。
コメントを残す