神戸大学の岩田教授の経歴やプロフィールは?ダイヤモンドプリンセス号の悲惨な状況を動画で告発

船内での新型コロナウィルス感染拡大が続くダイヤモンドプリンセス号の船内を確認した専門家が、船内の状況が最悪であると警鐘を鳴らす動画を公開し、話題となっています。

動画を公開したのは、岩田健太郎氏です。

TwitterやYoutubeから動画を発信し、2月18日に発信した動画は1日経過した19日現在、早くも60万回以上再生されました。

これまでマスコミが報じてきたものとは一線を画した情報を発信している、岩田健太郎氏の経歴とプロフィールや、動画で告発された内容について紹介します。

岩田健太郎氏がダイヤモンドプリンセス号の内情を告発した動画とは?

岩田健太郎氏が、新型コロナウィルスの感染拡大防止のため停泊中のダイヤモンドプリンセス号の中に入り、その内情を告発した動画が話題です。

マスコミでは新たに何人が感染したという情報や、何人が下船できるといった情報が中心でしたが、岩田氏は船内の感染対策のまずさを厳しく告発しています。

岩田氏は、船内の状況を見た結果、船内で大量の感染者が出ることを「当然」と断じました。

医療従事者を含め、このままでは大量の感染者が出ると警告しています。

岩田健太郎氏は神戸大学教授で感染対策の権威、北京でSARS対策も

ダイヤモンドプリンセス号の船内状況を告発した岩田健太郎氏は、現在神戸大学で教授を務めており、神戸大学病院感染症内科のドクターをされています。

島根医科大学卒業後、コロンビア大学などで勤務をし、2003年には北京インターナショナルSOSクリニックでも勤務しています。

岩田教授が北京にいらっしゃった2003年は、中国でSARSが世界的な危機として報じられていた時期です。

岩田教授は、SARSやエボラとも向き合ってきた感染症対策の権威であり、医師の中でも感染症予防について深い見識を持っていることになります。

岩田教授が告発したダイヤモンドプリンセス号の状況、「COVID-19製造機」という言葉に多くの方が衝撃

岩田教授が2月18日にアップロードした動画のタイトルは、

「ダイヤモンド・プリンセスはCOVID-19製造機。なぜ船に入って一日で追い出されたのか。」

というものです。

COVID-19製造機という言葉が、非常に多くの方に衝撃を与えました。

岩田教授がダイヤモンドプリンセス号を「COVID-19製造機」と表現するのは、とにかく感染対策が徹底されていないということが理由です。

「レッドゾーン」「グリーンゾーン」が明確に区別されない船内を見た岩田教授は、20年以上感染症のプロとして勤務してきて、初めて自分が感染症になる恐怖を感じたと話します。

船内には感染対策の専門家がおらず、プロではない厚労省の役人が意思決定をしている状況を厳しく批判しました。

岩田教授が批判しているのは、現在船内で医療に従事している方々ではありません。

医療従事者も感染リスクが高い状況に置かれていて、彼らが船内から出たあとはそれぞれの勤務先で仕事をするという状況を危惧しています。

情報公開や専門家管理による感染対策が徹底されていないことについて、岩田教授は「日本の失敗」と厳しい評価を与えました。

多くの方に現状を知ってほしいという思いから公開された岩田教授の動画はかなり話題となり、拡散されています。

菅官房長官はこれに対し、19日の記者会見で、感染拡大防止に徹底して取り組んできているとコメントしましたが、岩田教授の指摘が的外れであるという反論はできていません。

岩田教授の告発が今後多くの専門家によって検証されることになれば、政府の対策が甘かったということで批判の目が向けられる可能性が高まります。

岩田教授が告発したダイヤモンドプリンセス号の実情、日本政府に対する怒りや恐怖の声多数

岩田教授がダイヤモンドプリンセス号の内情を告発する動画を視聴した方の多くが、政府の対策に怒りや失望の声を挙げています。

船内で医療に従事した方や、今も厳しく制限されていない中国からの渡航者により、日本でも感染が爆発的に広まるのは不可避だろうと、悲観的な見方をする方も少なくありません。

乗客の下船が始まった19日以降も、予断を許さない状況は続きます。

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