映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』(R15指定)が、いよいよ日本でも公開となります。
日本での公開日は2019年11月1日、アメリカでは2019年9月6日にすでに公開されています。
前作「IT/イット“それ”が見えたら、終わり。」に引き続き、監督はアンディ・ムスキエティ、ピエロのペニーワイズはビル・スカルスガルドです。
「IT/イット」は2部作となっており、2017年に公開された「IT/イット“それ”が見えたら、終わり。」が子供編(前編)、今作『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』は大人編(後編)となっています。
子供の頃に対決したIT”それ”が再び現れたと連絡を受け、デリーの町に集結したルーザーズクラブのメンバーがペニーワイズとの最後の戦いに挑みます。
ただの続編ではない、過去と現在が交錯しながら紡がれる、壮大な物語の完結編。
遂に、IT”それ”と呼ばれたペニーワイズの正体が明らかになる!
目次
『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』作品紹介
世界64ヵ国No.1!すべての謎が明らかになる――。
『IT/イット』完結! ホラー映画歴代ナンバーワンの興行収入を樹立!
ベストセラー作家スティーヴン・キングの大人気作品を映画化したホラーエンターテイメントの最高傑作『IT/イット “それ”が見たら、終わり。』が、ついに完結!
小さな田舎町で再び起きた連続児童失踪事件。幼少時代、“それ”の恐怖から生き延びたルーザーズ・クラブの仲間たちは、27年前に固く誓った<約束>を果たすために町に戻ることを決意する。
だが“それ”は、より変幻自在に姿を変え、彼らを追い詰めて行くのだった……。
なぜ、その町では子供が消えるのか?
なぜ、事件は27年周期で起きるのか?
“それ”の正体と目的とは?
果たして、すべてを終わらせることができるのか!?
原作情報
映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』の原作は、言わずと知れた巨匠スティーブン・キングが1986年に発表した長編ホラー小説「IT/イット」です。
スティーブン・キングの小説は映像化されているものが多く、その中でも最大級のメガヒットとなった作品が2017年に公開された「IT/イット“それ”が見えたら、終わり。」で、それに続く『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』も、スティーブン・キング本人が大絶賛しており、アメリカでの公開後、映画評論家からの評価も高く、興行収入も申し分ない記録を残しています。
『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』キャスト紹介
映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』のキャストをご紹介いたします。
大人になったルーザーズクラブのメンバーに加え、前作で登場した子供たちは回想シーンや幻覚などで出演しており、ピエロのペニーワイズは引き続きビル・スカルスガルドが演じています。
ペニーワイズ/ビル・スカルスガルド
27年周期でデリーの町に現れるピエロの姿をした悪魔のような存在で、子供が感じる恐怖を餌にしています。
ルーザークラブのメンバーはIT”それ”と呼び、27年前に倒したと思われていましたが、それから時が経ち、またしてもデリーの町に現れ、大人になったルーザーズクラブのメンバーを呼び寄せます。
ジョージー・デンブロウ/ジャクソン・ロバート・スコット
ビルの弟で、幼少期ペニーワイズに連れ去られ行方不明となりました。
黄色いカッパと黄色い船を持っているのが印象的な、可愛らしい男の子です。
ビル・デンブロウ/ジェームズ・マカヴォイ
- 少年時代のビル/ジェイデン・リーバハー
ジョージーの兄で、ジョージーが行方不明になったあの日、一人で遊びに行かせたことを後悔しています。
大人になった現在は、ミステリー小説家で女優と結婚しています。
ベバリー・マーシュ/ジェシカ・チャステイン
- 少女時代のベバリー/ソフィア・リリス
子供のころ父親から性的虐待を受けており、ベンが送ったラブレターをビルから送られたものだと思っていました。
大人になった現在は、アパレルブランドを設立し、結婚して幸せな家庭を築いていると思いきや、夫のDVに悩んでいます。
ベン・ハンスコム/ジェイ・ライアン
- 少年時代のベン/ジェレミー・レイ・テイラー
太っていた子供の頃は壮絶ないじめに遭っていましたが、大人になった現在は建築家として活躍しており、スリム・イケメン・お金持ち、と3拍子揃た男になっています。
リッチー・トージア/ビル・ヘイダー
- 少年時代のリッチー/フィン・ウルフハード
眼鏡をかけていてよく喋るお調子者で、大人になった現在は人気コメディアンとして活躍しています。
マイク・ハンロン/イザイア・ムスタファ
- 少年時代のマイク/チョーズン・ジェイコブス
両親を火事で亡くし祖父に育てられ、ルーザーズクラブの中でただ一人デリーの町に残り、図書館の司書として働きながらペニーワイズの再来に備え調査をしていました。
デリーの町に再びペニーワイズが現れたことを確信し、ルーザーズクラブのメンバーを呼び戻します。
エディ・カスプブラク/ジェームズ・ランソン
- 少年時代のエディ/ジャック・ディラン・グレイザー
子供の頃は母親に溺愛されており、喘息持ちでした。
大人になった現在は、母親に似た女性と結婚し、保険会社で働いています。
スタンリー・ユリス/アンディ・ビーン
- 少年時代のスタンリー/ワイアット・オレフ
子供の頃は父親がユダヤ教の司祭だったためユダヤ教の教えを強いられていました。
大人になった現在は、愛する女性と結婚し、会計士として働いています。
『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』あらすじ
ペニーワイズ(ビル・スカスルカルド)が闇の奥へと消えて行ったあの日から27年が経ったある日のこと、男性が川で溺れ、そこに奇妙なピエロが現れ手を差し伸べます。探しにやって来た男の友人は、ピエロが男の心臓を食べる光景を目撃します。
その後、デリーの町では子供が行方不明になる事件が多発し、「COME HOME COME HOME(帰っておいで…)」の文字と赤い風船を見たマイク(イザイア・ムスタファ)は、ペニーワイズが再び現れ自分たちを呼んでいると確信し、町を出たルーザーズクラブのメンバーを呼び戻しました。
かつて、IT”それ”が再び現れた時、必ず戻ると血の誓いを結んだルーザーズクラブのメンバーが、それぞれの想いを抱き再びデリーの町に集結し、ペニーワイズとの戦いが幕を開けます。
一人町に残りペニーワイズの調査を続けていたマイクは、ペニーワイズの正体と弱点を調べ上げていました。それに必要なものを確保するため、メンバーらは行動を開始します。
遊園地、住んでいた家、ジョージがいなくなった側溝、地下に続く廃墟、3つの扉・・・
ペニーワイズに邪魔されながらもルーザーズクラブのメンバーは恐怖に立ち向かいます。しかし、そこにスタンリー(アンディ・ビーン)の姿はありませんでした。
スタンリーは何故いなかったのか、そしてペニーワイズの正体とは・・・。
長かった物語に、遂に終止符が打たれるときがやってきます。
『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』の見どころは?
映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』の見どころは、完全に物語を支配しているペニーワイズではないでしょうか。
ビル・スカルスガルド演じるペニーワイズの奇妙さには感服です。
前作「IT/イット“それ”が見えたら、終わり。」で披露された斜視や笑い方に加え、さらなる恐怖を与える表現方法にも注目ください。
27年後という設定で、青春時代の初々しさとは違った味わい深い表現をする役者が揃っています。大人役と前作で出演した子供役とが交錯しながら進展していくストーリーにも目が離せません。
170分近くある映画ですが、あっという間に感じられるほど濃い内容となっていますので、ぜひお楽しみください。
映画『IT/イット2』続編2019公開!ピエロのペニーワイズのモデルなどトリビアを紹介!
『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』感想
映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』を劇場へ観に行った方に、感想と見どころを伺いました。


ちゃんとそれぞれにエピソードを織り混ぜてくれてあるので、間が空いても変な感じはしなかったです。やや “それ”に時間をとられ過ぎた感じはありましたが、最終的には結束が見られて良かったです。
わいわいしているシーンも楽しめました。
見どころは?
一番の見所は大人になって帰ってきたルーザーズ・クラブのメンバーですね。呼び出しに対してのそれぞれの反応で、抱えているものの大きさが分かりました。恐怖の中から見え隠れする人間の心理に注目です。
あとホラーと言えば当然恐怖がつきものですが、イットの場合なかなかに凝った演出で予測できないのが凄いです。エンターテイメント性抜群で、怖いもの見たさについ、という言葉がピッタリです。

とても面白かったです。なんだか、ちょっと大袈裟なくらい怖い描写があって、ある意味笑ってしまいますが、そこが良いという感じです。
子どもが、ばんばんペニーワイズに食べられますし、これぞホラー映画という感じです。キャストたちも、子どもの頃の面影のある人を使っているので、前作のあの子たちがこんなに大きくなって・・・と思って見ることができました。
見どころは?
ペニーワイズの恐ろしさはもちろんですが、彼がトラウマとか怖いものを使って脅かすスタイルなので、登場人物それぞれが抱えてる闇を垣間見れてよかったです。
成功しているように見えて、ずっと恐怖に悩まされていたり、隠してきた恋心があったりと、切なくもなれるホラーだなと思いました。ペニーワイズが最後やられてしまうのですが、また復活してほしい悪役だなと思いました。

ITの前半を見たときには、大人になった次回ではどうなるのだろうとわくわくしました。実際に後半を先日見たときには驚きの連続でした。
ペニーワイズが最期にみんなに言った「お前たち大人になったなあ」と言うのが今までの戦いのすべてを物語っているようで深かったです。幻想で襲ってきたり、物質的に襲ってきたりと全体的に恐怖しかありませんでした。
見どころは?
最初から最後まで、恐怖を与え続けてくることです。5人分の回想とともに怖いシーンがやってくるとわかっているのに怖くて腰が抜けそうになります。
それなのに展開の素早さなどもしっかりとあり、ルーザーズの一人一人にしっかりとスポットが当たっているのでどれもが目を離せません。みんなの回想と恐怖に目を閉じずにしっかりと見るべきです。

しかし、ホラー映画にも関わらず、積極的にコミカルなシーンもあり、実際に映画館で友人と顔を合わせて笑ったシーンもありました。
前作を事前に見てからの視聴だったので、 ITのワンパターンな怖がらせ方にも慣れてしまい、終盤は何が来ても驚く事も無くなってしまいました。3時間という長い時間でしたが、飽きることなく見ることができたので良かったです。
見どころは?
一番の見所は中盤にある、ITを封印する為、それぞれが思い出の品を探して持ってくるパートです。
忘れていたITによる子供時代の恐ろしい体験を思い出す人、思い出の品を持ってくる最中にITに襲われる人など、短時間で様々なパターンでホラー映画をしてくれたのでとても満足度が高く、頭に残った場所でした。
映像の隅にコッソリ移る、変な動きをするおばあちゃんのシーンが特にお気に入りです。
原作者スティーブン・キングも大絶賛の完結編をぜひ劇場で!
映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』は、前作よりも恐怖感が多少減っているそうですが、1990年に放送された「IT/イット」の大人編を忠実にリメイクしているのなら、そこまでの差はないのではないかと考えられます。
原作の内容を下手に変えられることを好まないスティーブン・キングが大絶賛している作品ですので、内容もしかり、映像美もしかり、様々な要素で満足のいく出来上がりとなっているのではないでしょうか。
そんな映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』は、全米で公開され3日間で196億円を超える興行収入をたたき出し大ヒットしました。
評論家からの満足度も高い作品ですので、前作を見ている方はもちろん、まだ見ていない方はぜひ前作を鑑賞してから、映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』をご覧ください。
公開は2019年11月1日(金)となっています。
映画『IT/イット』(2017)動画フルを無料視聴する方法!あらすじ・ネタバレあり
前作からの完結編で、とても期待していました。ホラーの中にも人間性が多く表現されている作品なので好きな作品です。
展開的には前作と少し似ているようなストーリー展開で、予想がつきやすいかなと思いました。ラストシーンのピエロ(ペニーワイズ)の攻略法は、少年でも思いつきそうな考えで少しがっかりした感じがあります。
見どころは?
私が感じた見所は、ルーザーズクラブのメンバーの過去の記憶を辿り各々のストーリーが展開されていくところだと思います。
その各々のストーリーのなかで、待ちわびているピエロの罠がどういう展開でくるか、少し想像を掻き立ててハラハラしながら観ることができました。
各々の展開もあるので、ホラー映画の醍醐味である恐怖するシーンが多くありました。