映画『IT/イット(1990)』ラスト結末はどうなる?ネタバレありであらすじ詳細を解説!感想も紹介

2019年11月1日に映画「IT/イット THE END”それ”が見えたら、終わり。」が日本で公開されました。

イベントやSNSでの洒落たPRなどでも話題となり、日本で大ブームを起こしています。

前作「IT/イット”それ”が見えたら、終わり。」と、今作「IT/イット THE END”それ”が見えたら、終わり。」はリメイク作品となっていて、1990年に放送された2部作の「IT/イット」が元になっています。

では、元ネタとなった「IT/イット」はどんな作品だったのか、気になる方も多いと思いますので、前後編のあらすじと詳しい結末をご紹介いたします。

映画「IT/イット THE END”それ”が見えたら、終わり。」を見る前でも見た後でも構いません。比較してみると面白いので、ぜひ最後までご覧ください。

「IT/イット(1990)」子供編・あらすじ

デリーの町で子供の失踪事件が相次ぎ、町の図書館員をしていたマイクが再びペニーワイズが現れたと確信するところから物語が始まり、大人になった7人の元いじめられっこがマイクから連絡を受けて思い出した、それぞれの子供の頃の回想を繋げて物語を紡いでいます。

マイクがビルに連絡し、ビルが子供の頃を思い出します。

弟ジョージーのために船を作り、ジョージーが雨の中遊びに出掛けそのまま行方不明となります。責任を感じたビルはジョージーの葬儀の後、アルバムを見てジョージーとの思い出に浸りますが、写真のジョージーがウィンクして写真が真っ赤な血で染まっていきました。

次に、ベンが子供の頃を思い出します。

デリーの町に引っ越してきて間もないベンはいじめに遭っていました。ある日、死んだはずの父親が目の前に現れますが、次第にピエロ姿のペニーワイズに変わり、池の中から出てきた骸骨に足を掴まれそうになります。

そして、グループの唯一の女性ベバリーにも連絡がきました。

ベバリーが自宅の洗面所にいたところ、排水溝から声が聞こえてきます。するとその排水溝から赤い風船が現れ、とどんどん大きくなり、割れて血が噴出するとベバリーは全身に大量の血を浴びてしまいました。

マイクからの連絡で、エディも子供の頃を思い出します。

ある日体育の授業のあとでひとりでシャワーを浴びていると、全てのシャワーから水が出始め、排水溝からはピエロの姿をしたペニーワイズが出てきます。

マイクから連絡を受けたリッチーは、子供の頃を思い出しトイレで嘔吐してしまいました。

ランチの時間、食堂を汚してしまったリッチーがモップを取りに行きますが、ボイラー室で狼男に襲われます。なんとか逃げ切りましたが、目の前にピエロ姿のペニーワイズが立っていました。

この後、マイクとスタンの子供の頃の回想から一気に結末へと進んで行きます。

「IT/イット(1990)」子供編の結末は?

デリーの町でペニーワイズの再来を確信したマイクも、子供の頃を思い出します。

いじめっこに追われていたマイクはビルやベバリーらに助けられます。そして仲間に加わったマイクは、彼らが見たというピエロについて町の資料を取り出し200年前にはピエロが存在したことを話しました。すると勝手に資料のページがめくられ、古い写真にピエロが現れ「必ず殺す」と言うと写真からピエロの手が出てきます。

資料を手放すとピエロは消え、ビルたち7人はペニーワイズと闘うことに決めました。

マイクから連絡を受けたスタンは、風呂で子供の頃を思い出していました。

ベバリーにパチンコの才能があることが分かり、純銀製のピアスでペニーワイズと闘うことに決めます。そして、ペニーワイズと戦うため地下道に行きますが、いじめっこに遭遇しスタンが危険な目に遭ってしまいました。そこにペニーワイズが現れ、いじめっこの一人が連れ去られました。

7人が揃ったところでペニーワイズに襲われますが、ベバリーが撃った純銀のパチンコがペニーワイズの頭に直撃し、ペニーワイズは排水溝の中へと逃げて行きます。

地下道から脱出した7人は、もしまたペニーワイズが現れたら集まることを約束して別れました。

子供の頃の回想が終わり現代にシフトすると、自殺したスタンが妻に発見されて「IT/イット」子供編が終わります。

「IT/イット(1990)」大人編・あらすじ

ビルがデリーの町に戻り、弟ジョージーの墓参りをしているとペニーワイズが現れ、7つの墓穴を見せて「ひとつは埋まっている」と意味深に話しかけるところから物語が始まります。

ビルはジョージーの墓、リッチーは図書館、ベンはタクシーでデリーの町へ向かう道中、エディは薬局、ベバリーはかつて住んでいた自宅でペニーワイズと遭遇し、いずれもデリーの町から出ていくように脅されました。

一方、ビルが映画の脚本の仕事をほったらかして出掛けたため、妻のオードラは対応に困りビルを追いかけデリーに向かいます。そして、途中のモーテルでペニーワイズと遭遇しさらわれてしまいました。

中華料理店で再会した6人はスタンがいないことを気にしながらも、いじめっこのヘンリーの話題になります。ヘンリーは子供殺しで逮捕され、現在、精神病院に隔離されていました。そのヘンリーの前にもペニーワイズが現れ、6人を殺すように言うと、脱走に必要なナイフをヘンリーに渡します。

その後、食事をペニーワイズに邪魔され店を出た6人は図書館に行き、スタンに電話をしてスタンが自殺したことを知ります。そしてここでもペニーワイズに襲われてしまい、マイクの自宅へと向かいました。

マイクの自宅に到着すると、デリーの町では30年周期で不審な事故や虐殺などが起こっていることをマイクが語り始めました。

夜も更け寒くなってきたため2階へ毛布を取りに行ったマイクを、精神病院から脱走してきたヘンリーが襲い脇腹を刺されてしまいます。駆け付けたベンとエディのおかげで助かりましたが、もみ合いの際に胸にナイフが刺さったヘンリーは死亡しました。

翌朝、ビル以外の4人は帰るといって集まっていましたが、ビルが今度こそピエロを倒すと言うと、負傷したマイクを除き5人で戦うことに決めました。

ここからペニーワイズとの闘いが始まり、物語の結末へと繋がっていきます。

「IT/イット(1990)」大人編の結末は?

地下道に行った5人はビルの妻オードラのカバンを見つけました。すると、ビルはオードラを探すために地下道の先へと走って行ってしまいます。ビルに追いついた4人は、子供のころを思い出しながらペニーワイズが逃げていった排水溝のある場所に辿り付きました。

すると、ペニーワイズが現れこの町から出ていくように言います。しかし5人は恐れず、ビルがジョージーに作ってあげた船が流れていった方へと進んで行きました。

ペニーワイズは人間を食う化け物だから実態が必要だと考え、さらに奥へと進みむと大きな空間に出ました。5人はそこで蜘蛛の巣に絡まった人間を見つけ、その中にオードラを発見します。

オードラを助けに走ったビルの前に大きな蜘蛛が現れると、ベバリーがマイクにもらった純銀のイヤリングをパチンコで撃ち込みますが外れてしまいました。すると蜘蛛の中心部分が発光し、ビルは正気を失ってしまいます。続けてベンとリッチーも蜘蛛の光を見て正気を失ってしまい、エディも参戦しますが、蜘蛛に捕まってしまいます。

ベバリーが残ったもう片方のイヤリングを光に向かって撃ち込むと、蜘蛛はその場から逃げて行きます。ビル・ベン・リッチーは正気を取り戻しますが、エディは蜘蛛に捕まった時の衝撃で息絶えてしまいました。

ベンたちは蜘蛛を追ってさらに奥へと進み、弱った蜘蛛の腹を刺しペニーワイズを倒すことに成功、そしてオードラを助けることができました。

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映画『IT/イット』(2017)動画フルを無料視聴する方法!あらすじ・ネタバレあり

今後のスティーブン・キング原作映画にも注目!

映画「IT/イットTHE END”それ”が見えたら、終わり。」が人気爆発中ですが、元ネタの「IT/それ」の結末はリメイク版とはかなり違います。

そこで、ラストになぜ蜘蛛が?と思った方、いると思います。

それはですね、原作者スティーヴン・キングが大の蜘蛛嫌いだからです。スティーヴン・キングの作品にはよく蜘蛛が出てくるのもその影響があるんですね。

1990年の「IT/イット」は前後編ありきで作られた作品で、前編(子供編)と後編(大人編)が完全に繋がっていて、大人になった姿も最初から出てきています。

現在と過去を行き来するスタイルで話が進むため多少分かりにくいところがあるかもしれませんが、これがスティーヴン・キングの作品の特徴でもあります。

青春や恋愛ストーリー部分には懐かしさが漂い、30年の時を経て仲間が再び集い、悪夢と闘うという団結に心打たれる素敵な物語で、1990年に放送されたものですので多少古さは感じますが、それがまたいい味を出していて、ついつい魅入ってしまう、とても素晴らしい作品となっています。

近年スティーヴン・キング原作の映画が再燃しており、「IT/イット」以外にも、30年かけた大作が実写映画化され話題となった「ダークタワー」、そして言わずと知れた「シャイニング」の続編「ドクタースリープ」、ファンの多い名作「ペット・セメタリー」のリメイクなど、次々と新作やリメイクが公開されていますので、今後のスティーヴン・キングの活躍にも、ぜひ注目してくださいね。

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