女性にとって、夏の紫外線は天敵ですよね。今は季節を問わず紫外線対策が必要ですが、それでも真夏の日差しの強さは別格!
できれば一歩も外に出ず過ごしたいところですが、仕事の出勤のためにはどうしても出かけなければなりませんし、夏は楽しいレジャーの誘惑もいっぱい。
野外フェスや、プールにお出かけをしたい!という女性も多いでしょう。
でも、日焼け対策を万全にしたつもりでも、家に帰ると「ヒリヒリして痛い!」「日に焼けたところが痒い」「美白を目指していたのに、黒くなってしまった」など、いろいろなトラブルが出てくるものです。
そんなときのケアや、日焼け後に美白を目指す方法についてまとめてみました。
目次
知ってた?日焼けには2つの種類がある
日焼けと言っても、人によって出てくる症状は様々。
赤くなるだけで黒くならない人もいれば、ちょっと日に当たっただけで真っ黒になってしまう人もいます。
「私は真っ黒になるのに、あの子は赤くなるだけで白い…」と思ったこと、ありませんか?
実は、これには理由があります。
日焼けにはふたつの種類があって、紫外線を浴びたあとにどうなるかは自分の肌のタイプによって決まります。
サンバーン
サンバーンは、日焼けをすると赤くなるお肌のこと。
サンバーンの人の場合は、もともと体の中にメラニン色素が少ないことから、日焼けをしても黒くなりにくいです。
そう聞くと「羨ましい」という声が聞こえてきそうですが、メラニン色素が生成されるのはお肌を守るためです。
そのメラニン色素が少ないと言うことは、他のところでダメージを受けやすいので注意しなければなりません。
日焼けのあとに、お肌が火傷をしたように真っ赤になる・水ぶくれになるなどのトラブルが起きやすいのもこのお肌のタイプの人です。
サンタン
紫外線を浴びた後に、黒くなるのが「サンタン」というタイプの人。
もともとお肌の色が黒い人は、タイプがサンタンであることが多いですね。お肌が黒いと言うことは、それだけメラニン色素が多いということになるためです。
日焼けしやすいのも、このサンタンタイプの方ですね。
サンタンタイプの人は、紫外線を浴びたときに黒くなりやすく、さらにシミやシワにもなりやすいです。
どちらのタイプかによって、日焼けした後の対策も違ってきます。
日焼け対策だけじゃダメ!その後のケアもすごく重要です
最近は、夏の紫外線の危険性があちこちで叫ばれているため、ほとんどの女性は日焼け止めを愛用しているはずです。
以前は「日焼け止めと言えば女性だけのもの」と思われがちでしたが、最近は子供用の日焼け止めも販売されるようになり、紫外線の危険性は多くの人の共通認識となっています。
でも、日焼けをした後のケアってちゃんとしていますか?
日焼け止めを塗って、それだけで「大丈夫」と思い込んでいませんか?
外に出た後にはちゃんとそのケアをして、日焼けのダメージができるだけお肌に残らないようにしてあげなければなりません。
ケアの方法は、どれも簡単に実践できるものばかりです。
メラニン色素を作らせないためには72時間以内のケアが必須!!
お肌のシミの原因は、メラニン色素であることは良く知られていますよね。
太陽の暑い光にさらされた肌は、紫外線のダメージから皮膚を守ろうとします。
このときに発生するのが「メラニン色素」です。
メラニン色素ができたとしても、ターンオーバーが正常であればすぐ剥がれて白い肌に戻ります。
しかし、ターンオーバーが正常に行われなかったり、ケアが十分ではなかったりすると、メラニン色素はお肌の色素沈着としてそのまま残ってしまいます…。
これが、いわゆる「シミ」ですね。
悪いことに、このシミはすぐに出てくるものばかりではなく、何十年も経ってから出てくるものも多いのです。
「日焼けをしたけれど、シミにはならなかった!」と思って放っておいたら、「忘れた頃になってシミが浮き出てきた」ということもあるので、注意しなければなりません。

日焼けをしてから、そのダメージがお肌に定着するまでの時間は72時間。
日焼けをしたら、72時間以内にしっかりと必要なケアをしておきましょう。
ケアをすることで、日焼けのダメージを最小限に抑えられる可能性があります。
日焼けをしたからといって、あきらめない!
少しでもお肌へのダメージを減らすために、以下のケアを実践しましょう。
お肌と体をしっかり冷やしてあげましょう
日焼けをすると、ヒリヒリとお肌が痛くなりますよね。これは実は火傷と同じ状態です。
火傷をした時も肌が赤くなってヒリヒリと傷みますが、まさにそれと同じことがお肌に起きてしまっています。
火傷をしたら、まず何をしますか?冷たい水や氷で冷やすことをするのではないでしょうか?
お肌もそれと同じで、日焼けをしてしまったらすぐに冷やしてあげる必要があります。
冷たい水や、氷をくるんだ濡れたタオルを使うと手軽に冷やせます。保冷剤を使ってもいいでしょう。
肌が熱を持った状態が収まるまで、じっくりと冷やしてあげてください。
これだけでも、お肌へのダメージを食い止めることができます。
日焼け止めやメイクはしっかり落とすこと
日焼けをしたお肌から、日焼け止めやメイクをしっかり落としましょう。
酷い日焼けをするような状態だと、お肌から汗がたくさんでるために「メイクも日焼け止めも落ちた」と思いがちですが、少しでも残っている成分を落とすことが大事です。

ただでさえ日焼けでダメージを負ってしまっているお肌に、日焼け止めやメイクの残りがあることは「汚れ」となってお肌に悪影響を及ぼしかねません。
また、メイクや日焼け止めは油分が含まれているものが多く、皮膚に残っていると化粧水や保湿のためのローションが肌に浸透しにくくなる可能性もあるため、きちんと落としておく必要があります。
いつも以上にお肌に刺激を与えないように、いっぱいの泡で優しく洗いましょう。
乾燥を防ぐ~スキンケアでしっかり保湿を!
日焼けをした状態のお肌は、延焼を起こしているのと同じ。
バリア機能が低下し、乾燥しやすくなっているお肌を助けるには、やはり保湿重視のスキンケアをしてあげる必要があります。
自分に合ったスキンケアをすることが大事ですが、できれば美白に重点をおいたものを選びましょう。
美白効果があるというスキンケアアイテムは、白いお肌を守るためにメラニン色素が増えるのを防いでくれるだけでなく、日焼けによるダメージが蓄積されることも軽減してくれます。
注意したいのは、効果が高いからといって成分が強いものを使わないこと。
成分が強いものを使うと、それもまたお肌へのダメージにつながってしまいます。日焼け後のデリケートなお肌だと、ダメージがさらに広がることもあるので、自分に合ったものでケアをしましょう。
シミに効果的な成分リコピンが多く含まれている食材に注目
美しいお肌を作るためには、まず美しい体を作る必要があります。
日焼けをしたら、お肌にいい食べ物を心がけて献立を作りましょう。

日焼けをすると、体には活性酸素が発生します。
活性酸素があまりに活発になってしまうと、体が酸化してしまい、老化につながることも。
それを防ぐためにも、活性酸素を抑える抗酸化作用のある食べ物を摂取することが望まれます。
体にいい食べ物をバランスよく体に入れることが大事ですが、中でも意識して食べたいのが「リコピン」。

リコピンには高い抗酸化作用があり、メラニン色素の生成も抑えてくれるという役割があります。
リコピンといえば、トマトにたくさん含まれていますね。
トマトと言うと生で食べることが多いですが、リコピンは加熱した方が量は多くなることが解っているため、ミートソースやスープにして食べてみて。
また、以下の成分も意識して摂取したいところ、
- ビタミンC…日焼け後の対策に摂取したいものと言えば、ビタミンCを含んだ食べ物。ビタミンCは、抗酸化作用があることで良く知られている食べ物です。
- ビタミンE…こちらも、抗酸化作用が高い成分です。摂取するときは、ビタミンCを含む食べ物と一緒に食べるとより高い効果が得られます。
- ビタミンA…乾燥肌の予防に効果がある成分です。もちろん抗酸化作用もありますので、ビタミンCやEと一緒にAも忘れずに体に入れてあげましょう。
あまりにひどい場合は皮膚科・美容皮膚科に行くという選択も
日焼けがあまりにもひどく、痛みや赤みが引かない場合は、皮膚科や美容外科に行くという選択もあります。
日焼けのケアもしつつ、美白も目指したいという人は、できれば美容皮膚科を選ばれると良いでしょう。
美容皮膚科では、日焼け後のケアとして高い濃度のビタミンC点滴などを受けることができ、より強力なお肌のフォローをしてもらうことができます。
もちろんお金は安くありませんが、「さらに確実に日焼けのあとのダメージを防ぎたい!」という方は行ってみて損はありません。
日焼け後のケアで美白を取り戻す!
日焼けをしたあとの対応で、一番よくないのは「放置する」ということです。
たくさん紫外線を浴びてしまうと、あきらめの気持ちから何もしないことを選択してしまう人も多いのですが、その後のケア次第ではダメージを軽減できますし、白いお肌も目指せます。
何よりも、素早い対応が大事。
お肌を冷やしたり、保湿をしたりして労わってあげましょう。
時には美容皮膚科を利用しながら、日焼けに向き合っていくことが美肌づくりのポイントになります。また、日焼けの前に対策をしておくことも忘れずに。
日焼けの対策をしておけば、紫外線のダメージを少なからずカットできます。
予防とケアの両方を念入りに行って、夏以降も美肌を守りましょう。
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