登山にもいろいろなスタイルがありますが、中には命の危険と隣り合わせの、登頂が困難な山に挑み続けることをライフワークにする方もいます。
2020年6月14日に放送される「情熱大陸」で取り上げられる、登山家・山岳カメラマンの平出和也さんもその一人です。
これまでも数々の厳しい山にチャレンジしており、事故に遭ったことも一度ではありません。
それでも苦難に立ち向かい、新しい挑戦を続ける日本屈指の登山家、平出和也さんについてまとめました。
目次
登山家・山岳カメラマンの平出和也に「情熱大陸」が密着
2020年6月14日放送の「情熱大陸」では、登山家・山岳カメラマンとして知られる平出和也さんに密着します。
2010年、2018年にも同番組の取材を受けていますが、今回の番組予告では「最後の悪あがき」と銘打たれています。
40歳を過ぎ、体力の衰えも出てくる年齢に差し掛かった平出さんですが、現在挑もうとしているのは、世界第二位の高さを誇るK2という山です。
この山は気象条件が厳しく、人里からも遠く離れていて、世界第一位の高さで知られるエベレストよりも登頂難易度が高いと言われています。
そのK2で前人未踏のルートを発見した平出さんですが、数々の山を踏破してきたベテランであっても、その道のりは簡単ではありません。
果てしない挑戦のためトレーニングを行う平出さんの姿がどのように放送されるのか、注目が集まります。
平出和也のプロフィールや経歴は?
平出和也さんは長野県出身の41歳、地元の東海大三高校(現:東海大諏訪高校)から東海大学に進学、学生時代は陸上部で活躍します。
その後陸上部から山岳部に活動の舞台を移し、すぐに頭角を現しました。
芸能人ではないため、平出さんの詳細なプロフィールなどは公開されていません。
わかっていることは年齢のほか、
- ICI石井スポーツ所属のアスリートである
- プライベートでは二児の父である
といった情報に限られています。
平出和也は東海大学出身で数々の受賞歴あり、未踏ルートにこだわるアルパインクライマー
平出さんの登山スタイルは、難関の山で未踏ルートにこだわり、道なき道を登っていくアルパインクライマーというものです。
非常に危険を伴う冒険であり、一つ間違えば命を落としかねません。
実際、かつてのパートナーであった女性登山家、谷口けいさんはその後、北海道の山で命を落としています。
平出さん自身も2005年の登山で、足の指を3本失う経験をしています。
2010年には、身動きの取れなくなった平出さんを救助しに向かったヘリコプターがクラッシュ、隊員が死亡するといった事故もありました。
救助隊員すら命の危険がある環境で、常に未開のルートを開拓し続ける平出さんは、トップクライマーとして数々の賞を受賞しています。
登山の技術だけでなく、カメラマンとしての腕も高く評価されているところが、平出さんの特筆すべき功績ですね。
これまでの主な受賞歴は
- 第17回ピオレドール賞(2009)
- 第21回植村直己冒険賞(2017)
- 第12回ピオレドールアジア賞(2017)
- 第26回ピオレドール賞(2018)
などがあります。
「ピオレドール賞」は、「登山界のアカデミー賞」とも称されるほどの国際的なネームバリューのある賞です。
日本人で、この賞を2度受賞しているのは平出さんのみであり、日本のアルパインクライマーの第一人者であることは疑いようがありません。
2020年平出和也は「世界最難関」とさえ言われるK2未踏ルートへ、成功なるか
2020年、平出和也さんは数々の有名登山家すら命を落とし、世界で登るのが一番難しいとさえ言われるK2の未踏ルート登頂の可能性を模索しています。
一度で登れるものではなく、他の山で経験を積むといった試登に向けたトレーニングも、かなり過酷なものです。
40代を迎えた平出さんの挑戦は、これまで以上に厳しいものであることは間違いありません。
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