ティラミスヒーローズのパクリ疑惑は本当?パンケーキで有名なgramがネットで炎上

東京表参道に1月20日にオープンしたティラミス専門店「HERO’S」が物議をかもしています。

その理由は、シンガポールで有名なティラミス専門店との類似性です。

「HERO’S」の親会社である株式会社gramはパンケーキで有名な会社ですが、実はそこにも黒い噂があることが判明しました。

二つのお店を比較し、パクリ疑惑に迫ります!

表参道にオープン!ティラミス専門店「HERO’S」

広告に三浦翔平を起用し、オープン前から話題になっていたティラミス専門店が1/20にオープンしました。

猫のヒーローをモチーフにした瓶詰のティラミスが看板商品で、ティラミスの種類ごとに決まったヒーローがいるところが特徴です。

会社のホームページを見ると、神戸に2号店の出店予定もあります!

瓶に印刷された8人のヒーロー

「HERO’S」の瓶にはフレーバーごとに8人のヒーローが印刷されています。

主役はイタリア生まれのTOTTI!赤いマスクと赤いマント、赤いブーツを身に着けて、腰にはヒーローベルトが光ります。

他にもイチゴ味のEMILY、プリン味のSWITCH、チョコ味のLENAなど8人の個性豊かなヒーローがいます。

彼らの使命は「ティラミスを通して、世界をちょっとっだけ、幸せにする」です。

中のティラミスはどんな味?

メインのTOTTIは中はマスカルポーネとコーヒークリームを使った3層に分かれたティラミスです。

全種類3層に分かれているのが特徴で、まだオープンしたてなので味は8種類のみ。

今後期間限定フレーバーも登場してくるかもしれません。

シンガポールで大人気!「The Tiramisu Hero」

2013年7月にシンガポールにて「The Tiramisu Hero CAFE」をオープンし、国内に限らずファンを獲得。

日本でも同年の8月から百貨店や商業施設などで限定出店をし、固定ファンを獲得していました。

キャラクターはローマからやってきた猫のアントニオ。

その使命はとてつもなくおいしいティラミスを皆と分かち合うこと!

瓶に印刷されたキャラクター

「The Tiramisu Hero」のキャラクターは猫のアントニオのみ。

黒いマントで黒の覆面姿、黒い巻き毛が特徴です。

フレーバーやサイズによってプリントされている柄は異なりますが、すべてのティラミスをお届けするのは猫のアントニオ!

瓶の中にはアントニオのおすすめティラミスがぎゅっと詰まっています。

heros-gram

中のティラミスは4層仕立て

メインのママヒーローの中には、マスカルポーネとビスケット、エスプレッソクリームの下にまたビスケットという4層仕立てになっています。

フレーバーによっては3層仕立てになっているものもありますが、基本は4層。

中にはリキュールが使用されているものがあり、大人の味が楽しめます。

また、瓶には入っていない7インチヒーローというケーキ形も展開!

種類もサイズも豊富なので飽きさせません。

事の発端は「The Tiramisu Hero」のお知らせ

パクリ疑惑の騒動となったのは、シンガポールの会社の公式ホームページに記載されたお知らせからでした。

そこには、自社のオリジナルロゴがコピーされ、日本で利用ができなくなったこと。

日本進出に際し、名前を変更せざるを得なかったことが記載されていました。

問題点は商標登録

「The Tiramisu Hero」は昨年、出店にあたって別の企業が「ティラミスヒーロー」の名前を商標登録してしまった為、日本でその名前が使用できなくなりました。

よって日本での名称を「ティラミススター」に変更し、改めて販売を開始することになりました。

今回日本で「ティラミスヒーロー」の商標権登録をしたのは、表参道にオープンした「HERO’S」の会社です。

2017年に「ティラミスヒーロー」と「The Tiramisu Hero」を商標登録に出願して登録済み。

また「ティラミスヒーロー」はティラミス、飲食店のフランチャイズ事業に関わる情報の提供などの区分でも現在審査中になっているそうです。

奇しくも本家ともいえる「The Tiramisu Hero」の商標登録の出願は2018年の10月に行われていました。

一歩遅れたことで、これまで使用していた名前が使えなくなってしまったということです。

「HERO’S」側の意見

「ティラミスヒーロー」は「HERO’S」と共に弊社が弊社の商品を表示するため、

過去に取得した登録商標であり、特許庁が登録を認めているとおり

そのことに何ら法的問題はないと考えております

弊社の商品は弊社において独自に開発を進めてきた商品であり、

他社のティラミスと比較しても、独自性・識別可能性を有していると認識しております。

と情報番組で報道していました。

しかし、本日22日付けでホームページ上で新たなお知らせが掲載されました!

これで騒動は終息に向かうのでしょうか?

「THE TIRAMISU HERO」のロゴ(登録番号第6073226号)にかんしましては、

シンガポールの日本側運営会社に対し、

その使用権をお渡しする所存でございます。

皆さまにお騒がせ致しまして誠に申し訳ありませんでした。

gramがやらかした!?商標登録騒動

実は、今回の騒動の発端である「HERO’S」はパンケーキで有名な「gram」の高田雄史社長が立ち上げた会社でした。

調べてみるとこれまでにも、gramは様々なスイーツ店の名称を登録し、自分の物にしてしまうことが多々ありました。

もともとgramの名称からして乗っ取ったもののようです…。

詳しく見ていきましょう。

bran cafe(旧gram)

2014年に大阪心斎橋にオープンしたカフェgram。

分厚いスフレパンケーキが話題になったお店です。

しかし、翌年の8月には名称を「bran cafe」に変更してリニューアルオープンしました。

その理由は『商標権登録』!

旧gramは店名を商標登録していなかった為、高田社長がロゴと店名をそのままそっくり商標登録をしてしまい、店名変更を余儀なくされました。

その後、2018年の3月「bran cafe」はパンケーキ人気もgramに取られて閉店を余儀なくされました。

大阪のプリン専門店うっふぷりん


うっふぷりんの看板商品「ティラプリ」もgramが商標登録出願をしていることが判明しました。

今回gramが出願中なのはひらがな表記の「てぃらぷり」です。

なんとかセーフというところなのか。

まだ審査中なので、この騒動をきっかけに取り消しになってもらうことを願います。

奇跡のパンケーキFLIPPER’S

関東を中心に展開中のパンケーキ屋さんFLIPPER’Sも高田社長に狙われています。

現在gramが商標登録出願中なのは「奇跡のパンケーキ」です。

現在は奇跡のパンケーキといえばふわふわのスフレパンケーキFLIPPER’Sなのですが、もしこの申請が通ってしまうと名乗れないことに!

商品名ではもちろん、消費者の認識も広い名称なので、ぜひ死守してもらいたいです。

ティラミスヒーローはどっちのもの?

22日付けで「HERO’S」が名称を譲ることを公表しましたが、既に「The Tiramisu Hero」側は名称新たに販売を開始しています。

名称はもちろんですが、被ったキャラクターとコンセプトについて、高田社長は今後どうしていくつもりなのでしょうか?

宣伝になったとして、開き直って展開をしていくのか。

それとも、騒ぎになったので閉店してしまうのか。

もしかしたら、「HERO’S」のティラミスを食べられるのは今だけかもしれませんよ。

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