僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)266話ネタバレと感想!ホークスVSトゥワイス決着、トゥワイスの幸福の形

2020年3月30日(月)に発売した週刊少年ジャンプ18号の『僕のヒーローアカデミア』の最新話266話「Happy Life」のあらすじネタバレと感想をまとめて紹介します。

前話のネタバレを見逃した方は以下のページでレビューしていますので是非チェックしてみてください。

『僕のヒーローアカデミア』265話のネタバレと感想はこちら

『僕のヒーローアカデミア』第266話「Happy Life」のネタバレ

荼毘乱入 ダメージを受けたホークスは「目的」を優先する

(“運が悪かった”なんて)

(てめェの尺度でのたまうな)

ヒーローと「超常解放戦線」の決戦の中。トゥワイスにとどめを刺そうとしていた、ホークスへと、莫大な炎を浴びせながら、荼毘は、そんな事を考えていました。

しかしその時。荼毘が足で踏みつけていたホークスが、残された「剛翼」を用い、炎の中から、脱出を果たします。

体を炎に巻かれ、ボロボロになりながら、床に転がるホークス。

しかし荼毘は、ホークスの武器たる「剛翼」が、その大半を、焼失させてしまっている事を確認し、余裕の表情を浮かべます。

「仲間も燃えるとこだったぞ…」

ホークスはそう言って、抱えていたトゥワイスを、傍らへと寝かせます。

対する荼毘は、ホークスがトゥワイスを助ける事を、計算の上で、炎を放ったのだと主張。

それが本当なのか、それともトゥワイスごとホークスを焼いてしまうつもりだったのか、その様子からでは、判断が付きません。

「わかってたかのような勢いだったけど…バレてた?」

あまりにも迅速な荼毘の対応を見て、そう疑問を口にするホークス。

対し荼毘は、「最初から何も信じちゃいねぇ」と、元よりホークスを信頼していなかった事を、明かしました。

「そ」

ホークスは、荼毘の言葉に素っ気なく答えながら、現状を分析します。

(焦げた羽根じゃ威力減、相性最悪の上に狭所…役満だな)

(目的を最優先)

そう考えたホークスは、元々の「目的」でもあったトゥワイスを、無力化できた事を、改めて確認しようと、傍らを確認します。

しかしその時。大きなダメージを与え、動けなくしたはずのトゥワイスが、不意に起き上がり、その「コピー」を用い、ホークスを拘束して来ました。

「燃やせェ!」

そう言って、荼毘の攻撃範囲から、逃がれるトゥワイス。その隙を逃さず、荼毘は、己の炎を放ち、建物の壁ごと、ホークスを焼き払いました。

荼毘はその結果に満足し、さらに、トゥワイスの解放を喜ぶように、笑顔を浮かべます。

「おまえ一人いれば、ヒーローなんか蹴散らせる」

「暴れろ、みんなが待ってるぜ」

その言葉を受け、トゥワイスは、嬉しそうに荼毘とハイタッチを交わすと、自らのコピーを精製しながら、扉の先、ヒーローと「戦線」メンバーが戦っている、広間へと、出ようとしました。

しかし、その時。荼毘の炎に巻かれ、窓の外へと吹き飛ばされたホークスが、その逆側であるはずの、扉の先に、姿を現しました。

トゥワイスと荼毘は、ホークスの登場を受け、驚きに目を見開きます。

(炎と共に外へ出て…周り込んだのか!?)

「速すぎだ」

現れたホークスへと、怒号を上げながら迫るトゥワイスと、振り返り、自らの「個性」である炎を放とうとする、荼毘。

そして、その時。手にした羽根の剣を振りかぶりながら、ホークスは、荼毘の言葉を、聞きました。

「鷹見」

「啓悟!」

その言葉を聞き、一瞬、ホークスは、身を強張らせます。

トゥワイスのコピーごと、ホークスを焼き付きそうとする、荼毘の炎。

それを受けホークスは、回避を優先させ、それによってホークスの不意打ちは、不発に終わります。

しかしホークスは、先ほどの荼毘の言葉に、疑念を抱きます。

(何故俺の名を知ー…)

(何だ…)

(何だ)

(こいつ)

どういう訳か、己の本名を知っていた荼毘。そんな相手へと、ホークスは、困惑を深めて行きます。

仲間の元へ向かうトゥワイス しかしホークスの追撃が迫り……

一方、ホークスの不意打ちと、荼毘の炎を潜り抜け、広間へと出る事に成功した、トゥワイスは、そこで暴れ回るヒーローと仲間たちを見て、「守らなきゃ」という思いを、強くしていました。

「ハァ…」

「ハァ」

(守れトゥワイス!)

(受け入れてくれた恩を)

(仇で返して終わるんじゃねえ!)

そうして、またもや向かってきた、ホークスの「剛翼」へと、己のコピーを繰り出し、反撃を試みるトゥワイス。

しかし。ホークスの「剛翼」を見据えるトゥワイスの、死角方向から、ひときわ大きな、羽根の剣を手にしたホークスが、襲いかかります。

ヒーローと「戦線」メンバーの乱闘。そして崩壊する屋敷の中、ホークスの剣が、相手を斬り裂く音は、小さく響きました。

(確かに俺の人生は)

(落ちて)

(落ちて)

(だまされて)

(哀れで無意味に映っただろうな)

そんな事を考えながら。ホークスに斬り付けられた、トゥワイスの体は、乱戦が巻き起こる、屋敷の大広間へと、落ちて行きました。

一方。屋敷の別の場所では、元「敵連合」の、Mr.コンプレスとトガが、腕から巨大な、蛇のようなものを生やすヒーローに、襲われていました。

「迫圧鉱、渡我被身子」

「確保! 飲み込みます!」

トガの戦闘技能が、通用しないのだという、そのヒーロー。

コンプレスとトガは、そのヒーローの、両手から伸びる蛇の口に、体を拘束され、最大のピンチを迎えていました。

「いかなる理由があろうとも、社会に仇なすのならば」

「それを許さぬのがヒーローだ!」

「今度こそ終わりだ、“敵連合”!」

しかし、蛇の個性を持つヒーローが、そう口上を述べた瞬間。

その後頭部に、分厚いナイフが突き刺さり、ヒーローは、大量の血を吹き出しながら、倒れ伏してしまいました。

トガたちを助けたトゥワイス しかし既に致命傷を負っており……

それを成し遂げたのは、「顔をマスクで覆ったトゥワイス」、つまりは、「本体」ではない、コピーの方の、トゥワイスでした。

「仁くん」

「来たー、ハイ勝ち!」

その登場を受け、トガとコンプレスは、嬉しそうに笑顔を浮かべます。

絶命した相手に、なおもナイフを突き刺し続けるトゥワイス。

そのうちに、ヒーローの手から伸びていた「蛇」も、力を失い、トガとコンプレスは、蛇の口から、脱出する事に、成功します。

「っしゃ!」

「増えまくれトゥワイス!」

「降りて地下へ逃げよう、トガちゃん」

そう言うコンプレスは、トガとトゥワイスと共に、その場から立ち去ろうとします。

しかし。

「ごめんコンプレス」

「増やせない」

そう言ったトゥワイスの体は、すでに、大きなダメージを受けた時と同じように、溶け出し、崩壊しかけていました。

「自分の形を留めるのに…」

「必死だ」

「ウンコ我慢してる時と同じだ」

「落っことされて…コンクリを転げ落ちたから」

そう、1つ1つ呟くように語りながら、体を震わせ、謝罪の言葉を述べる、トゥワイス。

「ホークスに」

「やられた」

「またやっちまった」

そう言って申し訳なさそうにする。トゥワイスは、トガの顔に傷がついている事に気が付くと、いつかトガから貸してもらったハンカチを、取り出します。

トガの礼を受けるトゥワイス その顔に浮かぶのは満足そうな笑み

「ハンカチ、返すよ」

そう言いながら、トガの顔をぬぐうトゥワイスの体は、すでに形を失いつつありました。

「トゥワイス!?」

その様子に困惑するコンプレスと、ハンカチで顔をぬぐわれながら、トゥワイスの溶けかけた腕に、目を向けるトガ。

トガは自分の顔に添えられた、トゥワイスの腕を、手に取りますが、その形は、どんどんと、溶け落ちて行きます。

「俺…もう…増えない」

「ごめん」

「最期まで…本当に」

そう言いながら、体の形を、失わせていくトゥワイス。

そんな中でトガの目は、溶けるマスクの下にある、トゥワイスの素顔の目に、注がれていました。

(自分を求めてさ迷って)

(自分よりも)

(大事な仲間に恵まれた)

そう、自分の人生振り返っている、トゥワイスの体は、もはや人の形すら失い、ただの粘土のような物質に、変わって行きます。

そんな中で、トガは。

「仁くん」

「たすけてくれてありがとう」

そう言って、溶けかけているトゥワイスの体を、抱き締めました。

(これより最高な人生があんのかよ)

トガの腕の中で、トゥワイスは、満足そうに笑います。

(死ねよホークス)

(“運が悪かった”なんて、てめェが決めるな)

(俺はここに居られて)

(幸せだったんだ)

『僕のヒーローアカデミア』第266話の感想と考察

ヒーローと「戦線」の激突の火蓋が切って落とされる中、ホークスVSトゥワイス・荼毘という展開が描かれた、「ヒロアカ」第266話。

トゥワイスという最大戦力を逃せば、ヒーロー側にとって、とてつもない不利が生まれる事になるので、そこを防げたのは、流石ホークス、といったところ。

しかし一方、「敵連合」内部においても、特に愛嬌のある存在として、作品序盤から長く描かれてきたのが、トゥワイスとトガという、2人でしたので、その絆を感じさせられる、複雑な展開となりました。

今号の中でひときわ輝きを放っていたのは、やはりNo.2ヒーロー・ホークスの活躍ではないでしょうか。

荼毘の炎を受け、普通に考えればそれだけで戦闘不能となっても、おかしくないダメージを負った、ホークス。しかしホークスは、その状態から更に、トゥワイスを炎から救ったり、荼毘の追い討ちをいなし、逃げようとするトゥワイスを討ちに行ったりと、八面六臂の活躍を、見せてくれました。

そして、この展開では流石に、トゥワイスの逃亡は阻止できない、と思いきや、その驚異的な速度と決断により、ホークスは見事、トゥワイスを撃破。ダメージを考えるに、継戦できるかどうかは微妙なところですが、見事その務めを、果たしてくれました。

という、「ヒーロー側」にとっての希望を描いた一方、今号の後半では、トゥワイスが抱いていた、仲間たちへの思い、そしてそれに対する、トガの反応が、描かれました。

いや、確かにトゥワイスが生きていれば、今いるヒーローたちを一掃できてしまう程の戦力ですので、その退場はやむなし、といったところなのですが……トゥワイスとトガに関しては、「敵連合」の中でも特に、コミカルな描かれ方をされていたので、非常に複雑な思いを抱かされる、1話となりました。

加え、この2人に関しては、単なる「犯罪者」ではなく、今ある「個性社会」の、ある種「被害者」である、という描かれ方をしていたので、読者の胸中はもはや嵐のごとく。

無論、殺人さえ犯している以上、彼らの「ハッピーエンド」はあり得ない事なのですが、トゥワイスは、それを願ってしまうくらいに、魅力的なキャラクターでした。

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