2020年2月10日(月)に発売した週刊少年ジャンプ11号の『僕のヒーローアカデミア』の最新話260話「人生の全て」のあらすじネタバレと感想をまとめて紹介します。
前話のネタバレを見逃した方は以下のページでレビューしていますので是非チェックしてみてください。
目次
『僕のヒーローアカデミア』第260話「人生の全て」のネタバレ
明かされる氏子達磨の“個性” そして現れる脳無の群れ
蛇腔総合病院へと踏み込み、氏子達磨へと迫るエンデヴァー率いるヒーローたち。
それを見た氏子は、顔を強張らせ、狼狽えながら病院の廊下を逃げて行きます。
「何でっ…、何でェ!?」
その途中、相澤の捕縛帯により、足を取られ、その場に倒れ込む氏子。
相澤の「抹消」を受けた途端、その顔は、まるで数十年も老け込んだように老化してしまいます。
「やはり戸籍登録の通りではないようだ」
「『抹消』で視た途端老け込んだな」
「“個性”を持っている」
そこまで言った、エンデヴァーの言葉を引き継ぎ、氏子を問い詰めたのは、刑事・塚内でした。
「…その“個性”が」
「オール・フォー・ワンの長生きの秘訣か?」
塚内いわく、「黒い脳無」にのみ搭載されていた、という個性・「超再生」。
決してありふれたものではない、「レア個性」と呼ばれるそれを、脳無が持っていたのは氏子が持つであろう、「個性の復元」もしくは「人造個性」とでも呼ぶべき、技術によるものだとの事です。
「スゲーじゃん」
と、塚内の言葉を聞き、前に出たのは、雄英の教師も務めるプロヒーロー・プレゼント・マイクでした。
「そういうのよー、再生医療とかそっち方面で」
「ハイパーチートなんじゃねえの」
そう言って、氏子の白衣の襟を掴み、力任せに詰め寄る、プレゼント・マイク。
「何でこんな使い方だよジジィ!!!!」
同級生である白雲の体を、弄ばれた、因縁のあるプレゼント・マイクは、そう、氏子へと厳しい言葉を、浴びせかけました。
と、その時。
「ちょっと!」
「乱暴やめて下さい!」
そう言って、プレゼント・マイクと、氏子の間に割り込んできたのは、病院に勤めているであろう、白衣姿の一般人、2人の姿でした。
表向き、善良な医師である、氏子を庇い、エンデヴァーたちを責める2人。
塚内、そして数多のヒーローたちは、そんな2人を含めた一般人たちを、次々と病院から避難させて行きます。
そんな中、相澤は、「抹消」の個性を発動させながら、氏子へと語りかけます。
「特定の人間の指示でした動かないよう、脳をプログラミングしている事」
「指示がなければ脳無は只の遺体である事」
「これまでに捕えた個体を調べてわかったそうだ」
そう、相澤が言う間にも、病院内の避難活動とNo.5ヒーロー・ミルコによる、病院地下の捜索は進んで行きます。
そんな中で相澤は、氏子へと、自身の捕縛帯を巻きつけた上で、こう言って勝利を宣言します。
「弄んでは捨ててきた」
「数多の人が言ってんだ」
「次はこっちが奪う番」
そう言葉を放った相澤は、白雲を弄ばれた事への怒りによってか、冷たい目で膝を折った氏子を見下ろしていました。
それを受けた氏子は、先ほどとは打って変わった、皺の寄った顔で命乞いをします。
「いやじゃ…堪忍しておくれ!」
しかし、その表情から「何か」を読み取ったエンデヴァーは、地下を探索するミルコへと通信を繋ぎます。
そして、そのエンデヴァーの懸念を証明するように、氏子の口元に浮かんだのは笑みの形。
それと同時、地下を邁進するミルコの元に、廊下を這いずり動く、数多の脳無が押し寄せてきました。
No.5ヒーロー・ミルコの猛攻 複製個性の力で逃亡を図る氏子
「エンデヴァア~~~~~!!」
「動いてるぞぉ!!!」
驚異的な強さを持つ脳無、その大群に遭遇したにも関わらず、嬉しそうに笑ってみせるミルコ。
そして、それと同時。出現した脳無の一部が、地下から病院1階の床をぶち抜き、氏子を追い詰めるエンデヴァーたちへと、襲いかかってきました。
「チッ!」
そう、悔しそうに歯噛みするエンデヴァーと、氏子から「抹消」の個性を放つ視線を、放さざるを得なくなった相澤。
ヒーローたちの見る先では、なんと、脳無を操れるはずの氏子が、脳無の攻撃に、体を貫かれていました。
しかし、その時。氏子の体が、まるで溶け落ちるかのように、崩れて行く事に、一行は気が付きます。
「『二倍』による生成物は、『抹消』でも消えん…良い事知ったわ」
「ホホ! 複製技術の存在がわかっていたなら警戒すべきじゃったな!」
そう言って、勝ち誇ったかのように笑う、氏子。
それを見たエンデヴァーは、その体が、元「敵連合」所属、トゥワイスの「個性」による、複製だと察します。
しかし、時すでに遅く、氏子の体は、エンデヴァーたちの目の前で、完全に溶け落ちてしまいました。
一方、病院の地下施設で、死柄木への「処置」を、続けていた、氏子の本体。
氏子は、ヒーローたちの襲撃を受け、その場からの退避準備を、始めていました。
(“個性”一つ複製・培養するのに、どれだけの設備とどれだけの時間が必要だと!?)
(これ程の“個性”ストックを揃えるのに、ワシがどれだけ苦労したと!?)
そう考えながら、地下施設を移動する氏子の周りには、数百はあろうかという、小さなガラスケースと、「脳無」らしき人型を入れた円筒形の装置が、無数に並んでいます。
(ここには全てが詰まっておるんじゃ!)
(ワシの人生全てが!)
(オール・フォー・ワンとの血香る睦まじい日々が)
(全て!)
氏子の本体へ辿り着いたミルコ 正義の鉄槌が氏子へと迫る
一方、病院の地下、氏子の元へと至る廊下を進む、ミルコ。ミルコは、立ちはだかる脳無たちを、その圧倒的なパワーとスピードで、蹴散らして行きます。
そして、そうとは知らない氏子は、小型の脳無である「ジョンちゃん」へと駆け寄り、その内臓「個性」により、自分と死柄木を、ワープさせ、その場から退避しようと、目論見ます。
しかし、その時。地下施設にある、巨大な扉が、外側から砕かれ、その破片によって、「ジョンちゃん」は、押しつぶされてしまいました。
そして、その余波により、多大な衝撃を受け連鎖的に砕かれていく、氏子作の「複製個性」の入った、無数のガラスケースたち。
「てめェは」
「本物かぁ!?」
圧倒的なパワーをもって、氏子の元に辿り着き、地下施設の扉を破壊したミルコ。
その視線を受け、氏子は再び恐怖に顔を引きつらせました。
『僕のヒーローアカデミア』第260話の感想と考察
オール・フォー・ワンの側近・氏子達磨の潜む、蛇腔総合病院へと、突入し、その身柄を抑えたエンデヴァーたち。
しかし、一般人を避難させる中、病院の地下に潜んでいた数多の脳無たちが動き出し、さらに取り押さえた氏子も、トゥワイスの個性「2倍」を複製した個性による、コピーである事が判明します。
自らの「個性」によって培養された、数多の個性を保存する地下室から、逃げ出そうとする氏子達磨。
しかし、そこに現れたのは、動き出した数多の脳無たちをかき分け、地下室へと辿り着いた、プロヒーロー・ミルコの姿でした。
エンデヴァーたちによって取り押さえられ、更に相澤の「抹消」によって、正体を現したオール・フォー・ワンの側近、氏子達磨。
直近の回では、氏子は「無個性」との紹介がされていましたが、どうやら、「個性の複製」というオール・フォー・ワンとの相性抜群の個性を備えていたようです。
とは言え、その具体的な性能や能力などは、今回の話では明かされず終い。
新たに登場した「個性」が、紹介されない、というのは、本作では割と珍しいので、そこに、今後の展開に関わってくる、重要な情報が含まれているという事でしょうか?
そして、今回の話では、氏子の拘束→コピーである事が判明→ミルコの快進撃、と、有利不利が、二転三転する急転直下の展開となりましたが、その中で注目したいのは、ヒーローチャートNo.5の実力派ヒーロー・ミルコの存在です。
オールマイトやエンデヴァーが戦ったものと比べて、型落ちするとはいえ、強力無比な存在であるはずの脳無を、文字通り粉砕しながら進んでいく、ミルコ。
「サイドキックを持たない」という、異色の体制を取るヒーローながら、エンデヴァーからも、相応の信頼を寄せられている、様子が描かれており、その実力は折り紙付きです。
今週の話でも、脳無との戦闘シーンは、迫力ある見開きで描かれており、氏子を追い詰める最終ページの表情も、かなりの気合いの入れよう。
ミルコが、作者のお気に入りのキャラクターである事が、伺える1話になりました。
このように、先週から引き続き、氏子を追い詰めるヒーローたちの様子を描いた、「ヒロアカ」第260話。
追い詰められた氏子は、大方の予想通り、ただやられて終わり──というわけではなく、「2倍」個性による複製という、保険を張っていたようです。
とは言え、氏子本体の元には、ミルコという強力なヒーローが向かっており、加え地上で網を張るのは、No1ヒーロー・エンデヴァーと、「抹消」の個性をもつ相澤。
余程のことがない限り、盤石な布陣に思えるこの展開、果たして氏子と死柄木は、どのような反撃に打って出てくるのでしょうか? 描写が少なく、今週では様子の描かれなかった、「超常解放戦線」側の顛末も、気になるところです。
『僕のヒーローアカデミア』の最新巻の単行本や過去作品を無料で見る方法
毎週、『僕のヒーローアカデミア』の最新話が待ち遠しいですが、単行本でまとめて読みたい、過去の作品をまだ見ていない方のために、最新巻や過去作品を無料で見る方法を紹介します。
やはり漫画は絵付きで読みたいですよね!『僕のヒーローアカデミア』の単行本を無料で読む方法を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
漫画『僕のヒーローアカデミア』を無料で読む方法&最新刊含め全巻無料で読めるか徹底調査!
- 『ONE PIECE』尾田栄一郎
- 『HUNTER×HUNTER』冨樫義博
- 『ハイキュー!!』古舘春一
- 『僕のヒーローアカデミア』堀越耕平
- 『ブラッククローバー』田畠裕基
- 『ゆらぎ荘の幽奈さん』ミウラタダヒロ
- 『鬼滅の刃』吾峠呼世晴
- 『約束のネバーランド』原作:白井カイウ 作画:出水ぽすか
- 『ぼくたちは勉強ができない』筒井大志
- 『Dr.STONE』原作:稲垣理一郎 作画:Boichi
- 『アクタージュ act-age』原作:マツキタツヤ 漫画:宇佐崎しろ
- 『呪術廻戦』芥見下々
- 『チェンソーマン』藤本タツキ
- 『神緒ゆいは髪を結い』椎橋 寛
- 『サムライ8 八丸伝』岸本斉史・大久保彰
- 『ふたりの太星』福田健太郎
- 『ビーストチルドレン』寺坂研人
- 『トーキョー忍スクワッド』田中勇輝・松浦健人
- 『夜桜さんちの大作戦』権平ひつじ
- 『ミタマセキュ霊ティ』鳩胸つるん
コメントを残す