2020年1月28日(月)に発売した週刊少年ジャンプ9号の『僕のヒーローアカデミア』の最新話258話「仲間」のあらすじネタバレと感想をまとめて紹介します。
前話のネタバレを見逃した方は以下のページでレビューしていますので是非チェックしてみてください。
目次
『僕のヒーローアカデミア』第258話「仲間」のネタバレ
スパイとして情報を集めるホークス 明らかになる「戦線」の構成
「ヒーローが消えた」と語られた、3月下旬の出来事より、約2か月前。
「異能解放戦線」では、「病院」とのヒントを受け取った、ホークスが、相変わらず情報収集に、努めていました。
「どうしましたトゥワイス」
そんな中、元「敵連合」の、トゥワイスからの相談を受ける、ホークス。
トゥワイスは、他の「戦線」メンバーと、談笑していたホークスに、手招きをし、用件を話し始めます。
「『行動理念』って何言や良い?」
トゥワイスは、自分が預かる部隊のメンバーから、部隊に対し、「隊長としての行動理念を伝えろ」との、要請を受けた事を告白します。
「隊長」としての責務に、萎縮したトゥワイスは、トイレに行く事を装って、その場から一旦、逃げてきたのだと言うのです。
「てなワケ! 助けて!」
そう言って萎縮するトゥワイスを、ひとしきり笑い飛ばすホークス。
ホークスは、トゥワイスに「理念を示せ」と、言ってきたメンバーを類推し、トゥワイスに、アドバイスを始めます。
超常解放戦線に潜り込み、しばらくを過ごしたホークス。
部隊として編成され、幹部がそれぞれの部隊長に就任した、「戦線」の構成員を、ホークスは、この1か月で、ほぼ把握し終えていました。
「戦線」を構成するのは、隊長たちと、その下に付くメンバーたち。
トゥワイスが率いる「BLACK」や、荼毘・外典が隊長を務める、「VIOLET」など、各部隊は行動目的別に分けられ、その中の実力者たちは、並のヒーローを上回る力を、持っているのだとの事です。
(先に動かれたら敗ける)
「戦線」の戦力を把握した上で、そう結論付けた、ホークス。幼少期より、公安に叩き込まれた交渉術で、ホークスは、「戦線」の中にわだかまる、ある「思想」を感じ取ります。
(現行制度への)
(敵意、恨み)
それを踏まえ、ホークスは、トゥワイスへと、こう助言します。
「『個の自由を至上とし、既存の仕組みを討ち滅ぼす』」
「とかでいんじゃないですか?」
「あと! リ・デストロへの忠信は必ず添えるように!」
そう言って、トゥワイスへとアドバイスを送る、ホークス。それを聞いたトゥワイスは、素直に礼を述べ、ホークスへと背中を向けました。
迫る「戦線」による破壊の日 そして明らかになる死柄木の居場所
そして、ホークスは、改めて、この1か月で調べ上げた、「戦線」の内情を思い出します。
それはつまり、「彼ら」が、一体何をしようとしているのか。
(現行制度)
(即ちヒーローの殲滅)
彼らの計画。それは、全国の主要都市を、一斉に襲撃し、日本が無法地帯となったところで、リ・デストロと心求党党首・トランペットが、政界へと進出するというものでした。
そして、その先で目論むのは、武器を市民に渡し、自衛を良しとする、混沌の世の中を作り、その世界の「王」に、死柄木を君臨させる事。
(オール・フォー・ワンの再演)
そんな、恐るべき「戦線」の計画に、緊張を高める中。
ホークスの視線の先のトゥワイスが、振り返り、改めてホークスへと、礼を言ってきます。
「やっぱいい奴だおまえは!」
そう言って、笑顔を見せるトゥワイス。その裏で、ホークスは、「ピースが揃ったのはあなたのおかげ」と、トゥワイスへと、内心での感謝を思っていました。
元「戦線」の中でも、特に強力な「個性」を持つ男。トゥワイス、本名・分倍河原仁。
トラウマを克服した、というトゥワイスに、元々ホークスは、最大級の警戒を、傾けていました。
(あなたが気の良い奴なのはわかっていた)
そう思いながら、ホークスが思い出すのは、かつて、「デストロ」の思想を、トゥワイスへと、レクチャーしていた際の事。
「ヒーローなのに解放軍のことよくわかってるよなあ」
「何で?」
そう言って、疑問をぶつけてくるトゥワイスに、ホークスは、建前として、こう答えました。
「共感できるからです」
「かつて憧れ夢見た世界は」
「雁字搦めの鳥カゴでした」
「自由に飛びたい」
「俺の居場所はあそこじゃない」
そう、現状のヒーロー世界を、批判してみせるホークス。その言葉を聞いた、かつてのトゥワイスは、ホークスに気を許し、「早く死柄木に会わせて監視を解いてやりたい」と、叫びます。
「なんで未だに会わせもしてくれないんですかね~~」
そう、疑問を放つホークス。そしてトゥワイスは、そんなホークスに、こう答えました。
「京都の山で強化中だからだよ」
「四か月かけて」
現在の死柄木の居所を明かす、その発言。ホークスいわく、「最後のピース」となるその情報を、ホークスはついに聞き出したのです。
しかしトゥワイスは、その台詞に、こう続けます。
「オフレコネタな、黒髪ロングが盗聴してるだろーけど、まー大丈夫だ」
「おまえ、俺たちの為に身を粉にして動いてるもんな」
そこまでを回想し、今しがたアドバイスを授けた、トゥワイスの顔を見返すホークス。
そんなホークスへと、トゥワイスは続けて、こう語りかけてきます。
「仲間の役に立とうって人間に悪ィ奴はいねぇ」
「一緒に好きに飛ぼうな!」
そう言って、ホークスへの、厚い信頼感を覗かせるトゥワイス。それを聞き、ホークスは、どこか複雑な笑顔を、その顔に浮かべました。
春の訪れ 集ったのはヒーロー社会を牽引するトップヒーローたち
そして、時はそれから2か月程流れ、現在。季節が、春へと移り変ろうとする中。雄英高校の、学生寮で過ごす出久たちは、自分たちのインターン先の事について、話していました。
「今度のインターン、遠征だって」
そう言って、メールを確認するお茶子と梅雨。すると、その日程と同じ日、A組の各員たちも同様に、インターン先での、「遠征」が予定されている事が、判明したのです。
そうして、「ある場所」に集ったのは、エンデヴァーや、雄英高校の教師陣を始めとする、現役のトップヒーローたちの姿。
一方、エンデヴァー事務所所属のヒーロー・「バーニン」に付き従い、集結するのは、出久たち、学生インターンに臨む、A組の面々でした。
「あの麓にヒーローたちがいる!」
「我々は後方で住民の避難誘導だ!」
そう言うバーニンに従い、街を見下ろせる位置に集結した、出久たち。
その現場には、かつてない戦いの気配が、漂ってきていました。
『僕のヒーローアカデミア』第258話の感想と考察
「ヒーローが消える」という事件が起きる、2ヶ月前。
「超常解放戦線」にて、情報を集めていたホークスは、幼少の頃より培った交渉術により、戦線の構成員とその内情を、完璧に把握するに至っていました。
そしてホークスは、元「敵連合」メンバー・トゥワイスから、死柄木が「京都の山」に潜んでいるという、核心となる情報を入手。
そして、その2ヶ月後。インターンに臨んでいた、雄英高校1年の面々は、皆揃って、ある「遠征先」へと、赴いていました。
前回の繋ぎ回とは打って変わって、「戦線」の内部を描く、ものものしい雰囲気から始まった、今回の「ヒロアカ」。
内容自体は、「ホークスが新たな情報を掴み、それを元にヒーローたちが動き出す」と、新展開への布石となるものだった訳ですが、その中で気になるのは、ホークスの心情です。
元「敵連合」のメンバーの中でも、特に強力な「個性」を持つ男、「トゥワイス」。
コミカルな言動と人格で、「敵」の中でも読者人気のある彼ですが、その、ある意味で「裏表のない」性格は、ホークスの心にも、何かしらの変化をもたらした模様です。
さすがにここから、「ホークスの裏切り」、なんて事は、無いとは思いますが、少なくとも「ヒーロー側」から見てみれば、なんとも不穏な布石です。
というか、万が一ホークスが裏切ったりしたら、ヒーロー勢力、もうお終いではないでしょうか? その辺りや、驚異的な情報収集能力も含め、「ホークス」という男の、重要度を、改めて思い知らされた、1話でした。
こうして、前回語られた「ヒーローが消える」事件への、布石となる展開が語られた、今回の「ヒロアカ」。
どうやら、死柄木の行方とその動向を追い、インターン生を含めたヒーローたちが、「決戦」に臨むべく集結、という流れのようです。
しかし、ここからどう、「ヒーローが消える」という展開に繋がるか、というのは、今のところ全くの不明。
順調に行けば、無防備な死柄木を、このまま捕らえてしまう事も、出来そうな展開にも思えますが……? まだしばらくは、平和な展開が続くと思っていた、「インターン編」。何やら、血生臭い匂いがして参りました。
『僕のヒーローアカデミア』の最新巻の単行本や過去作品を無料で見る方法
毎週、『僕のヒーローアカデミア』の最新話が待ち遠しいですが、単行本でまとめて読みたい、過去の作品をまだ見ていない方のために、最新巻や過去作品を無料で見る方法を紹介します。
やはり漫画は絵付きで読みたいですよね!『僕のヒーローアカデミア』の単行本を無料で読む方法を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
漫画『僕のヒーローアカデミア』を無料で読む方法&最新刊含め全巻無料で読めるか徹底調査!
- 『ONE PIECE』尾田栄一郎
- 『HUNTER×HUNTER』冨樫義博
- 『ハイキュー!!』古舘春一
- 『僕のヒーローアカデミア』堀越耕平
- 『ブラッククローバー』田畠裕基
- 『ゆらぎ荘の幽奈さん』ミウラタダヒロ
- 『鬼滅の刃』吾峠呼世晴
- 『約束のネバーランド』原作:白井カイウ 作画:出水ぽすか
- 『ぼくたちは勉強ができない』筒井大志
- 『Dr.STONE』原作:稲垣理一郎 作画:Boichi
- 『アクタージュ act-age』原作:マツキタツヤ 漫画:宇佐崎しろ
- 『呪術廻戦』芥見下々
- 『チェンソーマン』藤本タツキ
- 『神緒ゆいは髪を結い』椎橋 寛
- 『サムライ8 八丸伝』岸本斉史・大久保彰
- 『ふたりの太星』福田健太郎
- 『ビーストチルドレン』寺坂研人
- 『トーキョー忍スクワッド』田中勇輝・松浦健人
- 『夜桜さんちの大作戦』権平ひつじ
- 『ミタマセキュ霊ティ』鳩胸つるん
コメントを残す