僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)255話ネタバレと感想!相澤たちの言葉に反応した黒霧、一方の死柄木は……?

2019年12月23日(月)に発売した週刊少年ジャンプ4・5号の『僕のヒーローアカデミア』の最新話255話「ヒーロー志望」のあらすじネタバレと感想をまとめて紹介します。

前話のネタバレを見逃した方は以下のページでレビューしていますので是非チェックしてみてください。

『僕のヒーローアカデミア』254話のネタバレと感想はこちら

『僕のヒーローアカデミア』第255話「ヒーロー志望」のネタバレ

白雲への呼びかけを続ける相澤たち その中で黒霧に変化が……?

黒霧へと、悲痛な想いを吐露し続ける相澤とプレゼント・マイク。

当初は何の反応も示さなかった黒霧ですが相澤の言葉を受け、遂にその脳波に異常が見られ始めました。

「動揺しています」

計器を見ていた職員の報告を受け、脳無の製造元と死柄木の、居場所を探ろうと焦る塚内。

相澤は、かつての白雲との日々を思い返しながら黒霧へと疑問を投げかけます。

「誰がおまえを変えた!?」

「どこで脳みそいじられた!?」

「雄英襲撃(あのとき)──何も感じなかったのか!?」

それに対し、声と言葉に異常をきたしながらも、「何を言っているのか解らない」と答える黒霧。

しかし、繰り返される相澤とプレゼント・マイクからの呼びかけを受けるうち黒霧の様子に変化が見られ始めます。

「おまえは雄英高校2年A組」

「俺たちとヒーローを志した──」

「白雲朧!」

そう、相澤とプレゼント・マイクが呼びかけた瞬間。黒霧の顔を覆うモヤが一瞬、形を成します。

そこに見えたのは、まごう事なき相澤たちの同級生・白雲の面影。

「モヤが形を──…」

「静かに!」

そしてそれと同時。白雲らしき影に形を変えた、黒霧の口が言葉を発し始めました。

「しし」

「あ」

「ショシ」

何かを絞り出すようにして発せられる、その言葉。

「頑張れ」

その、相澤の言葉を受けた黒霧の口が、遂に1つの言葉を紡ぎ出します。

「病」

「院」

次の瞬間。黒霧の顔を覆うモヤが、まるで吹き出すようにして、激しく迸り始めました。

「おい!」

そして、相澤たちの呼びかけにも答えず、そのまま黒霧は、力を使い果たしたかのように、気を失ってしまいます。

情報を得る事に成功した一同 そしてその情報はホークスの元へ

『イレイザーヘッド! プレゼントマイク!』

『ここまでだご苦労だった!』

塚内の言葉を受け、2人はようやくと言った様子で緊張を解きます。

そうして、黒霧からわずかではありますが情報を引き出す事に成功した一同。

「もう少し具体的な話を探れそうでしたが」

「お役に立てず申し訳ありません」

そう言って相澤たちは、「タルタロス」を後にしようとします。

そんな2人を、「辛い話をさせた」と言って慮るグラントリノ。その会話の中で、「脳無とは何なのか」という相澤の問いに、グラントリノは、オール・フォー・ワンが発した言葉を思い出していました。

(ワインと同じさ)

(踏み躙ってしぼり出すんだ)

(私はただその味を愉しみ続けたいだけさ)

しかし、グラントリノは相澤の問いに、「わからない」とだけ答えます。そうして相澤たちは学校へと戻って行きました。

一方、「タルタロス」へと残った塚内たちは、今しがた得た「病院」というワードを公安の上層部へと伝達。

そして、その情報は、暗号を通し、戦線へと潜入中のホークスへと伝えられました。

『若雲病院にて暴漢が暴れています』

『救援求む!』

その通信を、「忙しいんでパス」と言って、無視するホークス。

ホークスは、元連合メンバーのトゥワイスと会話する中で、その通信を受けていました。

(病院──…)

「病院」というワードを、暗号越しに受け取り、何事かを確信した様子を見せた、ホークス。

(ピースが揃った!)

(あとは────)

ドクターから「処置」を受ける死柄木 「マスターピース」とは?

一方、パワーアップのため、何かしらの「処置」をドクターから受ける死柄木。

「完全なる自我を持ち」

「無限の力を持つ人間!」

「私とオール・フォー・ワンが求めた究極の人」

「マスターピース!」

「いいぞ死柄木弔!」

「万事順調想定以上じゃ!」

そう言って、嬉しそうに死柄木を眺めるドクター。

その前で死柄木は、ベッドに拘束され全身からおびただしい血を流しながら、大きな声で笑い続けるという異常な姿を見せていました。

『僕のヒーローアカデミア』第255話の感想と考察

黒霧の正体が、かつての相澤とプレゼント・マイクの同級生・白雲だと判明し、その事情聴取に協力していた2人。

相澤の必死の呼びかけに反応した黒霧は、ただ一言、「病院」というワードを発し意識を落としました。

そして、「異能解放戦線」に潜入中であったホークスは、そのワードから何事かを察した様子。一方、「ドクター」から、の「処置」を受ける死柄木も、「決起」へ向け、準備を進めていました。

相澤の言葉に反応を示し、一瞬「白雲」の顔を覗かせてみせた黒霧。

描写を見る限り、やはり黒霧という男のベースに白雲の遺体が使われている事は、確定と見て間違いなさそうです。

そして、心配されていた相澤の様子は、見た目には至って冷静な様子。白雲が「還ってこない」という事実も、現実のものとして受け止めていたようで、その辺りは流石、場数を踏んだヒーローだなという印象でした。

しかし、黒霧は未だ健在で、同じ刑務所に「オール・フォー・ワン」も捕らえられているというのは明確な懸念事項。

この先、何かしらの形で黒霧が解放され、因縁ある相澤の心身に何かしらの影響を与える……なんて展開も、いかにもありそうなところです。

そして、黒霧の口から語られた死柄木を示すヒントとなるワードは、「病院」でした。

しかし、元敵連合の今現在の潜伏先は、戦線のアジトである事に加え戦線との合流は、黒霧の逮捕後の事。

なのでこれはつまり、ドクターこと「氏子達磨」へと達するための手がかりであると考えてよさそうです。

そしてそのドクターの元では、死柄木が現在進行形で、「処置」を受けている最中。順当に行けば、「決起」より先にヒーローの手が死柄木の元へと届きそうな気配も、してきました。

このように、戦線だけでなくヒーロー側もまた死柄木の逮捕へと向け、準備を進めている事が描写された今回の話。

しかし、そのための計画の「柱」が、戦線にいるホークス1人に集中しすぎているのではないかというのが唯一の懸念事項です。

それはつまり、ホークスの正体が露見してしまえば、「決起」を防がんとするヒーロー側の対策が大きく後退してしまうという事。

ホークスの潜入任務が、今のところ順調そのものであるというところも、いかにも今後の展開の前振りのようにも見えますが……? ここ最近の「僕のヒーローアカデミア」は、最終決戦へと向けた、修行パートといった雰囲気でしたが、ここに来て更に予測のつかない展開へと踏み込んで参りました。

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