2019年8月5日に発売した週刊少年ジャンプ36-37合併号の『僕のヒーローアカデミア』の最新話238話のあらすじネタバレと感想をまとめて紹介します。
前話237話のネタバレを見逃した方は以下のページでレビューしていますので是非チェックしてみてください。
目次
『僕のヒーローアカデミア』第238話「解放」のネタバレ
覚醒の死柄木 リ・デストロの切り札登場
暴走するギガントマキアが迫る中、全ての記憶を取り戻した死柄木。
「こんなもの」
「要らないんだ」
そう言って死柄木は、心の拠り所になっていた無数の「手」、その中でも己を虐待していた父のものを掴み、砕き割りました。
対し、構わず動いたのは、もはや「個性」により見上げるような巨体になったリ・デストロです。
「ストレス100%」の力が、死柄木を押しつぶさんと高速で迫ります。
しかし、先ほどまで防戦一方だったはずの死柄木は、その攻撃に反応しました。
その時、泥花市の空に響いたのは、リ・デストロの肥大化した両腕が砕ける音。破壊力の余波が町へと流れる中、死柄木は、「振り切る前に壊せばそこまででもないな」と言いながら、無事な姿をリ・デストロの前へと現しました。
「でかいだけだなァ」
「わかるよ」
「目障りなモノを思いっきり壊すと…愉しいよな」
そう言って笑う死柄木。
対するリ・デストロは、「私の力は人々を解放するための手段だ」と反論しますが、死柄木のただならぬ様子に、狼狽を隠せません。
（恐怖？ いいや違う！）
（私は恐怖も力に換える！）
（ならば何故ーー）
（何故ストレスが引いてしまうのか）
そうしてリ・デストロが取り出したものは、己の巨大な体を覆う、鎧のような機械でした。
デトネラット社謹製、負荷増幅鋼圧機構“クレストロ”。「150%だ」と己の力を誇って言うリ・デストロに、しかし死柄木は、「ああそう」と、さしたる脅威を感じていない様子を見せます。
迫るギガントマキア 混迷を極める連合VS解放軍
一方、泥花市を破壊しながら進むギガントマキアは、一直線に死柄木の元を目指し、走っていました。
それに危険を感じるのは、死柄木以外の敵連合一行。コンプレスはドクターに連絡を取り、死柄木を守るべく転送を依頼しますが、ドクターはそれを拒否します。
「死柄木を追い込む必要がある」のだと述べたドクターは、いかなる狙いがあるのか、未だ静観の姿勢を崩しません。
そして、そんなギガントマキアの動向に不安を感じていたのは、敵連合だけではありませんでした。
今まで街中で荼毘と戦っていた、「氷」の個性使い。「外典」と呼ばれる解放軍の一員です。
（ごめんなさいリ・デストロ）
（あなたを心配してしまうなんて）
リ・デストロから信頼を受ける外典は、死柄木とリ・デストロの元へ向かうギガントマキアを止めるべく、攻撃を開始。
しかしギガントマキアの巨体には、広範囲の氷攻撃も通じる事はなく、外典は無造作な腕の一振りで迎撃されてしまいました。
異能解放軍、そして敵連合。それぞれの戦いが混迷を極める中、ついにギガントマキアが、死柄木とリ・デストロの元へと辿り着きます。
ギガントマキアとリ・デストロ 強大な相手を前に死柄木は……？
しかしそこで、ギガントマキア、そしてリ・デストロは、見ました。
「150%ね」
「プルスウルトラってやつだ？」
そう言いながら、「崩壊」の個性を持つ掌を、地面へと這わせる死柄木。
リ・デストロいわく、「全て解放されたかのような」口元を歪める笑みを死柄木が浮かべた、そののち。
泥花市に、破壊をもたらす激震が響き渡りました。
『僕のヒーローアカデミア』第238話の感想
ギガントマキアが死柄木の元へとたどり着き、リ・デストロは切り札らしきものを取り出し、死柄木は記憶を取り戻し。
ついに「敵連合VS異能解放軍」もクライマックスという様相です。
元々はギガントマキアを味方に引き入れようと奮闘する、死柄木たちの戦闘に端を発したこの戦い。
連合メンバーたちの成長と覚醒、死柄木過去編、などと色々ありました。長かった敵連合編も、ようやっとここまで来たか、という感じです。
とは言え、異能解放軍側には、まだまだ戦力が十分に残っています。というか作中で明確な掘り下げと戦闘があったのは、既にトガが倒してしまったキュリオスくらいだったので……他のメンバーの掘り下げも含め、まだまだ二転三転くらいはありそうな予感。
リ・デストロを倒し、ギガントマキアを仲間にし、それで万々歳……とはいかなそうですね。
連合のスピナーと荼毘にも、何か今後の成長フラグみたいなものが見て取れた今回のエピソード。
もしかすると、リ・デストロを失った状態での「敵連合VS解放軍」第2ラウンド、などという展開もあり得るのでしょうか？
いずれにしろ、死柄木の更なる覚醒、リ・デストロの行く末、ギガントマキアの反応など……次週の展開にも、見どころがたくさんありそうです。伏して待ちましょう。
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