ドラマ『HERO(2001)』は、2001年1月8日から3月19日までフジテレビ系月曜21時、いわゆる「月9」枠で放送されたドラマです。
当時人気絶頂の木村拓哉さんが型破りな検事を演じ話題になりました。視聴率もすこぶる高く、平均視聴率は34.3%、最高視聴率は36.8%、全ての回で30%を超えています。
その後2007年、2015年には映画化、そして2014年にはドラマの続編が放送されるなど、商業的に大成功しました。
ドラマのタイトル「HERO」の意味は本ドラマの最終回に明らかになります。
こちらではドラマ『HERO(2001)』の見逃し動画を視聴する方法や、あらすじや登場人物などのドラマ情報をご紹介していきます。
目次
ドラマ『HERO(2001)』見逃し動画の視聴方法は?
ドラマ『HERO』は、2012年に放送されたドラマです。現在、見逃し配信動画は全話FODプレミアムで視聴できます。
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ドラマ『HERO(2001)』のあらすじ
東京地検城西支部のメンバーは、趣味や不倫関係を大事にしながらマイペースに仕事をしている人たちでした。
ある日、久利生公平(木村拓哉)という検事が青森から赴任してきました。久利生はダウンジャケットとジーパンという検事とは思えない格好で、通販グッズを職場に持ち込む変わった検事でした。
城西支部には、雨宮舞子(松たか子)という事務官がいます。雨宮は内部試験で検事になりたいと思っており、そのために中村検事(大塚寧々)と久利生の事務官を兼務すると立候補します。いざ久利生に会ってみると、久利生の変人ぶりに撤回しようとします。
しかし久利生と実際に仕事をしてみると、保身第一の官僚主義に反発し、真実がわかるまで調査を続ける久利生に驚きます。雨宮は反発しながらも深夜遅くまで久利生の仕事に付き合ったり、聞き込みについて行ったりするようになります。
そして通販好きの久利生に影響されて買った“恋が叶うネックレス”をなくして大慌てで探したりします。今まで恋愛には無関心で勉強と仕事ばかりしてきた雨宮でしたが、久利生のことを意識するようになっていました。
そんな中、久利生はキャスター暴行事件の被疑者を不起訴処分とし、マスコミから叩かれます。久利生は無実を証明しますが、マスコミがそれを隠蔽し被疑者は自殺してしまいます。そして久利生はマスコミを騒がせたという理由で石垣支部へ転勤させられる決定がくだされます。
そして久利生は、桐山という被疑者に殺された咲坂という被害者の息子に出会います。咲坂は警備の仕事中に桐山に殺されたのですが、咲坂は評判が悪い男でした。
桐山が黙秘しているため城西支部在職中に起訴できなくなりそうになりますが、城西支部のメンバーも久利生を手伝って、とうとう久利生は咲坂が諸星という議員を庇って殺されたことを突き止めます。
咲坂の息子は、父親の名誉を挽回してくれた久利生のことをヒーローだと言うのですが、久利生は、未来の総理大臣を庇って死んだ彼の父親こそがヒーローだと答えるのでした。
ドラマ『HERO(2001)』の原作は?
ドラマ『HERO』は、脚本家福田靖さん、大竹研さん、秦建日子さん、田辺満さんによる書き下ろしです。中でも福田靖さんは続編や映画版については単独で担当しています。
福田靖さんは、漫画原作のドラマ乱発の風潮を危惧していてオリジナルの脚本を書くことにこだわりを持つ脚本家です。手がけた作品は軒並みヒットしています。
代表作は『龍馬伝』『海猿 ウミザル』『ガリレオ』『まんぷく』『CHANGE』などです。
ドラマ『HERO(2001)』のキャスト紹介
ドラマ『HERO(2001)』のキャストを紹介します。木村拓哉さんをはじめ個性豊かな俳優陣の共演が絶妙です。
久利生 公平(くりう こうへい)/木村拓哉
青森から東京地検城西支部に赴任してきた検事。ダウンジャケットとジーパンという格好で外に出て刑事のように聞き込みをする型破りな検事です。中卒で司法試験に合格して検事になったという経緯があります。
雨宮をはじめ城西支部の人たちは、その経歴や言動に対して馬鹿にしていましたが、徹底的に調べて処分を決める姿勢に影響を受けていきます。
徹底的に調査するようになったのは、久利生が学生の頃逮捕されたときに担当し不起訴処分にした検事の影響です。
雨宮 舞子(あまみや まいこ)/松たか子
東京地検城西支部の事務官で美鈴の担当でしたが、志願して久利生野事務官を兼任します。
久利生にたいし第一印象は良くありませんでしたが、だんだん尊敬の念を抱くようになり男性としても好きになっていきます。でも意地っぱりなところがあるからか最後まで久利生と付き合いません。
遠藤 賢司(えんどう けんじ)/八嶋智人
芝山検事の事務官。お調子者で口が軽く、合コンによく行っています。
横暴な芝山に対して頭にきていますが、芝山をかばって怪我したことを心配され喜ぶ一面もあります。
末次 隆之(すえつぐ たかゆき)/小日向文世
江上検事の事務官。ベテラン事務官で若手が見せない気遣いを見せます。
社交ダンスが趣味。雨宮に好意を寄せています。江上の理不尽な要求にイライラしています。
中村 美鈴(なかむら みすず)/大塚寧々
独身の女性検事で、芝山検事と不倫関係にあります。
キツい性格で雨宮に仕事を押しつけます。
芝山 貢(しばやま みつぐ)/阿部寛
検事。美鈴と不倫関係にありますが、娘を大事にしています。仕事が忙しくなかなか娘と会えません。妻のところへ子ども曰く「おじさん」が来ているらしいです。
担当事務官の遠藤に対して横暴です。有名な弁護士事務所への転職の話が来ていましたが断ります。
江上 達夫(えがみ たつお)/勝村政信
エリート検事。雨宮に好意を持っていて自分では付き合っていると思っていますが、雨宮から相手にされていません。
牛丸 豊(うしまる ゆたか)/角野卓造
城西支部刑事部の部長。立場的なこともあって保身第一ですが、熱いところもあります。
鍋島 利光(なべしま としみつ)/児玉清
東京地検の次席検事で、久利生のことを買っています。
「St.George’s Tavern」マスター/田中要次
久利生たちの行きつけのバーのマスター。オーダーしたものは何でも「あるよ」と言って出てきます。
ドラマ『HERO(2001)』の主題歌
ドラマ『HERO(2001)』の主題歌は、東芝EMIの宇多田ヒカルさんの『Can You Keep A Secret?』です。宇多田ヒカルさんの7枚目のシングルで、ミリオンセラーを達成しました。
当時、宇多田ヒカルさんの人気は驚異的でした。また、本ドラマ『HERO』の視聴率も最高視聴率36.8%と非常に高いものでした。
また、宇多田ヒカルさん自身がドラマにウェイトレス役でゲスト出演しています。
ドラマ『HERO(2001)』見どころは?
何といっても型破りな検事役を演じる木村拓哉さんのキャラクターが見所です。ブラウンのジャケットが久利生のトレードマークみたいになって話題になりました。
マイペースな性格なのに仕事はきっちりするのが木村拓哉さんのいつもの役柄です。また、変人ぶりに引いていた周囲の人たちがどんどん影響されていくのも木村拓哉さんにぴったりハマる役柄です。
ドラマ『HERO(2001)』は、そんなこともあって平均視聴率34.3%、最高視聴率36.8%と高視聴率を叩き出しました。
また、城西支部のメンバーの顔ぶれも見所です。検事や事務官を演じるベテラン俳優陣の個性が絶妙です。また、東京地検の次席検事を演じる故・児玉清さんの渋い存在感も要チェックです。最初から久利生を買っている理解ある上層部を演じています。
ドラマ『HERO(2001)』視聴率
平均視聴率は34.3%でした。
放送日 | 視聴率 | |
第1話 | 2001/1/8 | 33.4% |
第2話 | 2001/1/15 | 32.7% |
第3話 | 2001/1/22 | 30.8% |
第4話 | 2001/1/29 | 30.7% |
第5話 | 2001/2/5 | 34.9% |
第6話 | 2001/2/12 | 36.1% |
第7話 | 2001/2/19 | 34.5% |
第8話 | 2001/2/26 | 36.8% |
第9話 | 2001/3/5 | 34.4% |
第10話 | 2001/3/12 | 35.1% |
最終回 | 2001/3/19 | 36.8% |
(関東地区・ビデオリサーチ調べ)
ドラマ『HERO(2001)』1話から最終回まで各話あらすじ
第1話あらすじ
久利生検事の異動
東京地検城西支部に検事の久利生公平が異動してきます。補佐官には雨宮舞子が兼任。
久利生は、中卒で大検に合格し司法試験に合格。雨宮は、学歴や服装に驚きを隠せず、社会人としての常識や知識が足りないと部長に訴えます。
久利生着任後の一人目の被疑者は下着泥棒。久利生は、自分の目で確かめたいと被疑者の自宅を家宅捜索。警察からクレームが入り、久利生は部長の牛丸から注意されます。
城西支部の検事たちは収賄の疑いで起訴された岬代議士の強制捜査に踏み切ります。三崎にはアリバイがあり、それ以上の証拠が見つからず。
そんな中、久利生は突然いなくなり、雨宮はヨットハーバーに呼びだされます。
そこで久利生は、岬代議士が家族全員で写っていた写真を不審に思い、風が強く吹いていた日、海の上で誰が写真を撮ったのかを雨宮に問います。
雨宮は、検事たちに連絡し、見事アリバイは崩れました。そして久利生のアイデアで下着泥棒の真犯人も検挙。
二つの事件が久利生の洞察力によって解決しました。検事たちは、それには気がつかず雨宮一人、秘かに感動していました。
第2話あらすじ
真実を追い求める
久利生は、殴られ正当防衛で和菓子職人を死なせた被疑者・高井戸謙介の案件を担当。高井戸は黙秘権を使い何も話さず。
そこへ大物弁護士の坂ノ上が地検にやってきて圧力をかけます。坂ノ上は、鍋島の友人。
謙介を連れて帰りたいという坂ノ上をよそに、久利生は調べたいことがあると外に出て行きます。
久利生は証言した友人二人から聞き込みすると、二人は全く同じ証言をします。不審に思いながら、立証できないもどかしさを感じている久利生。
転落現場に行くとラーメン屋台が。久利生と雨宮はラーメン店主から証言を取ります。
そして拘留申請ぎりぎりの0時前、久利生は拘留申請を提出。殺人事件として起訴するために。
第3話あらすじ
恋愛を利用して
久利生は馴染みのバーで食事していたところ、男性が結婚を断られた腹いせで女性・島野佐江子をナイフで刺そうとした現場に居合わせます。
女性は軽傷でしたが告訴し、殺人未遂として宮川雅史が被疑者に。
宮川は、島野に「生まれ変わっても一緒になろうね」と言われた言葉に引っかかり、久利生は調べ始めます。
調査の結果、佐江子は過去に数件結婚詐欺で訴えられた経歴が。しかしどの事例も詐欺を立証できず、被害届は取り下げられています。
久利生は、宮川に結婚詐欺で告訴しないか?と持ちかけ、佐江子は逆に訴えられることに。
久利生は雨宮とともに、佐江子の結婚詐欺の証拠を集めようとしますが、どうしても見つけられず。最後は、佐江子に気持ちで訴えかけますが、かわされてしまいます。
久利生が自分の負けと認めたこと、そして雨宮が紗栄子に、「あなたより久利生さんの方が人間らしい」と言われた言葉が引っかかり、紗栄子は宮川への告訴を取り下げます。
結婚詐欺の立憲は難しいと思い知った雨宮。自分が負けることで紗栄子に告訴を取り下げさせようとした久利生の人間らしさかもしれません。
第4話あらすじ
ストーカー殺人事件
雨宮と江上は、ストーカー殺人の被疑者・小山田秀ニの取り調べを担当。被疑者は怯えており、殺したのは自分じゃないと主張。
小山田曰く、被害者宅の隣の姉の部屋を訪ねようとした時、血まみれの女性が抱きついてきたとのこと。
江上は警察に凶器が見つかっていないので、起訴できないと言います。ある日、小山田は病院から逃げ出し、警察は大激怒。
警察から抗議文書が城西支部に届き、検察の責任問題が問われることに。マスコミが騒ぎ出します。
検事達は、真犯人を探るため現場検証を始めますが、何も見つからず。
そんな中、友人宅に身を潜めていた小山田が再逮捕。責任を感じた姉がガスで自殺を図ろうとします。
現場検証に来ていた雨宮達が気がつき、助け出します。
久利生達が小山田の姉を部屋で見守っていた時、外にトラックの音が。トラックは毎朝同じ時間にマンションの前に車を停めていると聞いた久利生は、トラックの屋根に登ります。
そこには血痕が。犯人は3階の部屋からトラックに飛び降り逃げた模様。
近くに焼肉屋があり、ちょうど久利生が取り調べしていた無銭飲食の男が、殺人事件があった同じ時間帯に、トイレが一杯だったと証言。
ピンときた久利生は、トイレを調べるとトイレタンクの中に凶器のナイフが隠されていました。
久利生と刑事を見て逃げ出す店員。柴山の手で捕まり真犯人逮捕となりました。
第5話あらすじ
忘れられないための嘘
久利生と雨宮は、不倫の清算のため妻と愛人と話し合っているうちに、妻を刺してしまったという被疑者・矢口徹の取り調べをします。
矢口は、妻は自分から包丁を取り出し、自分で傷つけたと主張。妻や愛人の証言と食い違いがあります。
久利生と雨宮は、不倫相手の朝美の実家の旅館に聞き込みに。矢口が包丁で傷つけたということに間違いはないと証言の確認をします。
久利生は、朝美の財布やアルバムから、朝美はまだ矢口のことを好きなのではないかと直感します。そこで、久利生は雨宮に旅館に泊まると言い出します。
夜、雨宮がお風呂から上がると、食堂に朝美が。二人は何となく恋愛の話になります。雨宮は、自分は相手が幸せになれることを考えないと、恋愛はできないと朝美に言います。
翌朝、朝美は地検に行き証言をやり直すと言います。本当は妻が包丁を取り出したと以前の証言を撤回。
朝美は、矢口と妻との話し合いのとき、矢口が妻に弁解ばかりし、自分の方は見てくれなかったと。嘘をついたのは、自分を刑務所に入れた女のことは忘れないだろうからと語ります。
雨宮は、朝美の言ったことを理解できないと久利生に言います。久利生は、常識では理解できないこともあるんだよと返すのでした。
第6話あらすじ
恋愛運を求めて
雨宮は、通販で買ったある物をトイレでこっそり見て喜んでいます。いつものバーに行くと、久利生が知り合った真壁とダーツをしていました。
久利生が担当している殺人事件の被疑者が留置場で、自分は代わりに出頭しただけと言い出します。
雨宮が真壁にナンパされあるお店に行くと、警察がカジノ賭博のがさ入れに。とんだとばっちりを受けた雨宮でしたが、解放されると久利生が迎えに来ていました。
雨宮は、通販で買ったものがなくなっていることに気がつき、警察に押収品を探しに行きます。
検察に新たに被疑者・太田川が連れて来られます。太田川は、アリバイがあると殺人を否認。久利生は、アリバイ崩しのため調査します。
太田川のお店で見つけた大量のマッチを久利生は押収し、東京のお店全てに聞き込みに行きます。そして、雨宮が行ったHungry Heartsのお店を調べに行ったとき、マッチの違いを見つけます。
古いマッチと殺人事件があった2月8日以降のマッチでは、情報が違っていました。太田川に追及し、見事アリバイを崩すことができました。
いつものバーで久利生と雨宮が飲んでいると、久利生は雨宮にこれ探していたの?とペンダントを渡します。
ちょうどその時、テレビで通販番組が。それは、つけると恋愛運開けるという幸せのペンダントでした。
第7話あらすじ
事務次官の職務とは
雨宮は副検事任用試験に受けたいと牛丸に懇願します。条件は、10年以上事務官としての経験が必要。牛丸は、特例が申請できないか鍋島にかけあうとのこと。
久利生は、ある痴漢容疑の被疑者・綿貫の事情聴取を始めます。綿貫は、大手貿易取締役専務である自分がそんなことをするわけがないと容疑を否認。
そこへ新しい事務官・正木がやってきます。被害者は、同じ会社の従業員で、事件後解雇されていました。綿貫に聞き込みに行くと、専務は車通勤の綿貫ができるわけはないと否認。
久利生が被害者の朝倉智美に事情聴取中、出頭命令が出されていた綿貫は、面談をキャンセルします。
専務は、智美が過去に不倫していたことを持ち出し、これ以上調査すれば公にすると脅しにかかります。
久利生は、綿貫の運転手に聞き込みしますが、なかなか壁は崩せず。通い詰めたところ、運転手は業務日報を車に残してトイレに席を立ちます。久利生は業務日報を見てあることに気がつきます。
雨宮は、鍋島と牛丸と副検事の試験について面談中。久利生から連絡が入り、「自分は久利生さんの事務次官ですから」と面談の途中でかけつけます。
久利生は、綿貫に業務日報と会議の出席時間との矛盾をつき、とうとう綿貫は観念します。
今日は、正木の事務次官最終日。いつものバーで、城西支部のメンバーで送別します。正木は、ここで働いていたら事務次官を続けていたかもしれないとつぶやきます。
第8話あらすじ
検事と弁護士
弁護士・巽江里子は、痴漢事件の弁護士で答弁。久利生とは、過去に何か関係があった様子。
牛丸は、久利生に医療過誤の案件を頼みます。
そこへ江里子が城西支部へ。江里子が医療過誤の弁護士を担当するため、挨拶にきたのです。久利生と江里子は同じ事件を担当することに。
被疑者の本間医師は、初めは医療ミスを認めていましたが、一夜明けて容疑を否認。久利生は、一夜で証言を翻したことにひっかかっていました。
久利生は、田所病院へ手術に立ち会った関係者に聞くと、全員全く同じ証言でした。事件から3ヶ月が経過しており、調査は難航。
そこで美鈴があることに気がつきます。夜中に急患が2件あり、人手不足の場合、準看護師が手伝うことになっていると。
当時の準看護師は真山純子。純子は、既に病院をやめ、別の大きな病院で働いていました。
久利生は、純子に事件のことを聞いても、もう関係ないとの一点張り。久利生は、同じことを防ぐためだと訴えかけると、医療過誤があったと証言。
純子は、江里子に医療過誤のことを証言すると言うと、純子の母の店の援助も打ち切るとほのめかします。
久利生は、過去半年の急患の資料を読み込みます。そして裁判の日。純子は証言台に立つと、別の患者に対応していたと、以前の証言を翻します。驚く久利生。
そこで久利生は純子に、「その患者はどうやって病院まで来たんですか」という質問すると、「タクシーで来て歩いて病院に入った」と証言。
その患者は、生後8ヶ月の赤ちゃん。生後8ヶ月の赤ちゃんが額に血を流して歩いてこられるのかと、久利生は質問します。
そして、「あなたは本間医師の手術を担当していましたね?」という質問に、「すみません」と言う純子。証言は翻り裁判はひっくり返ります。
第9話あらすじ
俺が守ってやるから
ある日、城西支部に発煙筒が持ち込まれます。ピザやの店員に扮した男は、事務所を次々に破壊。久利生は、男を追いますが逃げられてしまいます。
「SMOKYピザ」と自作のピザケース。これで終わりだと思うなと脅迫文を残して。検事たちは、起訴した被疑者が容疑者ではないかと探し始めます。
久利生は、事件当時カチカチした音が聞こえたと証言。ピザのデザインも気になります。
雨宮と久利生は、雨宮のメガネ探しをしていると、雨宮のカバンに見知らぬ箱が入っていることに気がつきます。
中には爆弾が。雨宮は自分が狙われていると思い始めます。
怯えた雨宮は久利生の家に泊まることに。久利生は、担当刑事にカラースプレー缶のことを伝え、都内の交番に伝えてもらうようにお願いします。
刑事は、久利生に言われた都内の落書きの現場を写真に撮ります。市村という男性が捕まり、犯行を自白し事件解決。
雨宮は久利生と別れ、一人で歩いている時、1人の女性がナイフを持って現れます。
久利生は、逮捕された市村が、雨宮のことを全く知らず不審に思い、雨宮のことを追いかけます。
その女性は、遠野かおる。以前、美鈴が起訴した被疑者。かおるは裁判の結果釈放されましたが、事件が元で人生が台無しになり雨宮のことを逆恨みした犯行。
久利生は、検事として裁判官に真実を知ってもらうために取り調べは必要だったと言い切ります。そして、雨宮もまた、「反省してください」と、以前と同じことを言い毅然な態度をとります。
雨宮は久利生が選んだ眼鏡をつけていました。「おれが守ってやっから」久利生が言った言葉を久利生に投げかけます。
第10話あらすじ
真実は一つ
久利生は、不法投棄で取材したアナウンサー榎本由紀に全治1週間の傷を負わせた罪で、被疑者・古田の取り調べをします。
古田は取り調べで「自分はやっていない」と証言を翻します。久利生と雨宮は、由紀に聞き込みに行くと、以前会ったことがあるのですぐに古田だと分かったと断言。
久利生は、証拠不十分ということで不起訴に。由紀は、警察審査会に不起訴が正当かどうか調査の申請をします。
その後、由紀に番組を降板しろと脅迫状が送られ、由紀はマスコミに検察の不備を抗議します。由紀は何者かに襲われますが、現場に残っていた指紋は古田ではありませんでした。
由紀は、捕まれた時に見た腕の傷が気になり、矢口刑事に聞きますが、刑事はその証言をもみ消そうとします。
ある日、新聞に久利生の犯罪歴の記事が。そして、審査会から不起訴は不当との判断が下ります。
古田から久利生に電話があり、自分はやってない、その日は母の墓参りに行っていたと話します。
久利生達が古田の行方を追っている時、古田が自殺したと連絡が入ります。久利生は古田の所持品を確認すると、飛行機のチケットはなく。
久利生の逮捕歴は、過去に友人をかばって自分がやったと自供。その時の検事は、証拠不十分で不起訴にしました。城西支部の検事達は、久利生がいなくなったことに気がつきます。
雨宮は久利生を探しているとき、久利生から連絡が入ります。久利生は、由紀が番組を降板したことを知り、追いかけていました。
久利生と雨宮が現場検証をしているとき、ある男が由紀を襲おうとします。由紀は「もういでしょ」と思わず言いました。実はその男は江上で、久利生が仕組んだこと。
由紀は、古田が真犯人ではないことに気がついていました。そして、矢口刑事も。
城西支部のメンバーは、人を罰することの意義・理想について矢口に毅然と話します。そして、真犯人の捜査を依頼。
久利生は、古田のために改めて不起訴を申請します。
最終回あらすじ
雨宮との約束
久利生は、古田の事件で世間を騒がせたということで、石垣支部に異動を言い渡されます。
一方、久利生は、サッカーの試合で起きた警備員殺人事件の案件を担当。被疑者の桐山は完全黙秘。なぜか特捜が事件を担当すると城西支部にやってきて引き継ぐことに。
警備員の息子、良太が警察に来て騒ぎ出し、城西支部でしばらく預かることに。久利生は、被害者の聞き込みをすると、評判があまりよくありません。
被害者のお葬式で、香典500万円を置いていった人物が。桐山のことを聞き込みすると、社員たちはあまり知らない様子。その後の調べで、大物政治家・三枝が関係していることがわかります。
久利生達が聞き込みの結果、三枝と関係の深い政治家・諸星が当日スタジアムにいたことがわかります。そして、香典を渡したのは諸星の秘書ということが判明。
諸星は、三枝と対立しており、自分の命が狙われたとところ、警備員が自分の身代わりになったことを話します。公表したいが、誰と一緒にいたかを公にすることを恐れて、黙っていたのです。
久利生は、諸星にあなたはNew Leaderと言われていますが、そんなことないですねと指摘。そして、諸星は心を決め、事件と収賄のことを公にします。
諸星は、サッカースタジアムを訪れ、良太がサッカーをしているところを見学。そして、良太に真実を話し、「君のお父さんは自分の身代わりになってくれた」ことを話し謝ります。
良太は諸星に「許す」と一言。そして事件は解決し、久利生は姿を消します。
雨宮は久利生を探し、ようやく見つけ、約束していたカメルーン代表選手の名前を言います。ワールドカップに連れて行ってくれる条件として。
雨宮は全て言い終え、久利生は雨宮にあるものを渡し、その後ろには城西支部のメンバーが。
そして夏。久利生は石垣支部で干物泥棒の調査に。雨宮は石垣を訪れ、久利生に最後にもらった日焼け止めを持って、二人は再会します。
ドラマ『HERO(2001)』の感想・まとめ
雨宮舞子を演じる松たか子さんがかわいいのも注目です。キャリアウーマンを目指して勉強と仕事ばかりの超真面目系メガネ女子でありながら、どこか天然っぽいところがある女性です。
意識せずにふらっとナンパについて行ってしまうだけでなく、通販で買った“恋が叶うネックレス”をバーで落としてしまい、ネックレスを探して立ち入り禁止の場所にまで入って行ってしまう…天然としか思えません。
木村拓哉さんと松たか子さんはほかにも共演作がありますが、絶妙なコンビだと思います。本ドラマでは変人検事と真面目事務官という異色の組み合わせでおもしろいです。
久利生が石垣支部に転勤するとき雨宮はどうするのかなと思いました。転勤にはついて行きませんでしたが、雨宮がバカンスで石垣島に行くところでドラマが終わりました。またどこかで2人が一緒に仕事ができたらいいなと思いました。
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