映画『初恋』窪田正孝主演・三池崇史監督作品の海外での評判やラスト結末は？

2020年2月28日(金)に公開予定の「初恋」。窪田正孝主演・三池崇史が監督を務め、その他豪華キャストが出演する注目の映画です。

カンヌ国際映画祭2019「監督週間」にも選ばれた作品であり、海外での評判やどの様な結末になるのか気になります。

今回は、映画『初恋』のあらすじをはじめ、日本公開より早く2019年9月27日に全米公開された、三池崇史監督作品の海外での評判やラスト結末についてまとめました。

映画『初恋』あらすじ

孤独な青年、プロボクサーの葛城レオ(窪田正孝)が、絶対に負けるはずのない相手に試合でKO負けをした。

試合後、診察を受けると、余命がほとんど無い病に侵されていることを知るのだった。そんな自分の状況に自暴自棄となったレオが繁華街を歩いていると、少女が男に追われていた。

条件反射的にその男をKOし、少女の後を追う。少女は自分の名をモニカ(小西桜子)だと言い、親の虐待から逃れてこの新宿歌舞伎町へとたどり着いたこと、そしてヤクザに囚われてしまっていたことを明かした。

レオがKOした男は悪徳刑事・大伴(大森南朋)で、ヤクザの策略家・加瀬(染谷将太)と手を組んで、ヤクザの資金源”ブツ”を横取りしようという計画のため、モニカを見張っていたのだった。

ヤクザと悪徳刑事から追われる身となってしまったレオは、どうせ余命も短い自分の人生、どうにでもなれ！と、自分の境遇と似ているモニカを、助けようと決意する。

一方、ヤクザ側ではモニカと共に資金源の”ブツ”が消え、さらにヤクザの一員・ヤスが殺されたことを、ヤスの彼女・ジュリ(ベッキー)からヤクザ組員一同に知らされ、復讐に燃えている。

また、一連の事件をチャイニーズマフィアの仕業だと推測した組織一の武闘派・権藤(内野聖陽)が、同組織の市川(村上淳)と共に復讐を決意、ジュリもその後を追う。

ヤクザ・チャイニーズマフィア・悪徳刑事の闘いという構図の中で、巻き込まれるレオとモニカの運命は一体…？

映画『初恋』海外での評判、ラストの結末はどうなる？

海外での評判はかなり良いようです。また、気になるラストの結末までご紹介します！

映画『初恋』海外での評判

「初恋」は、トロント国際映画祭2019のミッドナイト・マッドネス部門への出品や、第72回カンヌ国際映画祭2019「監督週間」に選出。

海外での評価はかなり高く、「タランティーノの作品のようだ」「三池監督やるじゃないか！」「最高！」といった声が上がっているようです。

また、全米100館規模での先行公開も2019年5月から開始されており、世界の”ミイケ”として、その名を轟かせています。海外から大絶賛の三池監督の演出に注目です。

映画『初恋』ラストの結末

ヤクザ・チャイニーズマフィア・悪徳刑事の闘いという構図の中で、巻き込まれるレオとモニカ。

モニカが”ブツ”を所持していると勘違いしているチャイニーズマフィアが、レオとモニカを追い、そこに同じくモニカを追う大伴と加瀬が到着。

そしてさらに、ジュリから加瀬の裏切りを聞きつけたヤクザたちも追いかけてきたため、大乱闘が始まってしまった。

レオとモニカは大伴と加瀬に、車に乗せられて逃走するが、車は大きく転倒し、レオとモニカだけが近くの大きな倉庫へ逃げ込む。そこで時間を携帯で確認したレオは、留守電が何件も入っていることに気がつく。

聞いてみると、それは病院からの電話で、

「余命残りわずかなのは、前の患者との手違い、レオは健康そのもの」

という内容だったのだ。

まだまだ生きることができることを知ったレオは、今の状況に愕然としてしまう。

そこに、以前中華街であったことのあるチャイニーズマフィアの女が一人やってきた。彼女は二人に銃を突きつけるが、レオが堅気の人物だと知り、逃すことに。

さらに逃走を続け、追いかけてくる輩を蹴散らしつつ、逃げ惑っていると、警察が現場を取り囲み始めた。

警察によって、チャイニーズマフィアもヤクザもやられていく中、悪徳刑事・大伴はじゅうで蜂の巣にされ、加瀬も頭を切り落とされて死んでしまう。

レオとモニカと生き残った市川らはコカインを抱えて脱出する中、レオは市川から組の一員にならないか、と誘われるが、「ボクサーを続ける」と言い断った。

たくさんの警察に追われる中、市川は警察を巻いてくれ、二人を車から降ろすのだった。

行き場所がなくなってしまったモニカに対して、レオは自分の家に来るように言う。

そして、レオはまたボクサーとして活躍をするようになり、モニカは薬物中毒克服のために病院へ入院。

時が経ち、退院したモニカは、レオと一緒に同じ部屋で暮らし始めるのだった。

映画『初恋』海外での評判やラスト結末まとめ

やはり、カンヌ国際映画祭2019「監督週間」にも選出されただけあって、内容や演出がかなり高い評価を得ているようですね。

今回は結末までご紹介しましたが、監督こだわりの乱闘シーンや、人間が追い込まれたときに見せる表情など、見所満載ですので、ぜひ映画館へ見に行って、体感しましょう！