2019年フィギュアスケートグランプリが開幕、日本のエース、羽生結弦選手は第二戦のカナダ大会を制しました。
日本時間28日に行われたエキシビションで羽生選手が使用曲として選んだのは、「パリの散歩道」、略してパリ散です。
2014年ソチ五輪でも使用された曲で、羽生選手のファンとしては嬉しくなる選曲となりました。
羽生選手のグランプリ2019第二戦エキシビションの様子や、フィギュアスケートで行われるエキシビションの意味合いについて紹介します。
目次
羽生結弦がカナダ大会スケカナ2019のエキシビションに選んだ曲は「パリの散歩道」ソチSPと同じ演技構成
羽生結弦選手はフィギュアグランプリ2019第二戦、カナダ大会に登場し、見事に優勝を飾りました。
28日に行われたエキシビションで羽生選手が選んだ曲は、「パリの散歩道」です。
ゲイリー・ムーアというロックギタリストの曲であり、羽生選手は2012年から14年あたり、この曲をショートプラグラムの曲に使用していました。
今回のエキシビションで羽生選手が披露したのは、2014年のソチ五輪ショートプログラムで金メダルを獲得した際とほぼ同じ演技構成のスケーティングです。
久しぶりに披露された「パリ散」に、ファンは歓喜の声を挙げました。
羽生結弦エキシビションの見せ場は美しい低空ハイドロ
羽生結弦選手がエキシビションで披露したパリの散歩道、見せ場はなんといっても地面すれすれの低空ハイドロ(ハイドロブレーニング)です。
ハイドロの姿勢😦😦😦 pic.twitter.com/wTv4NRzkdT
— 🎃ごま油のつくね🎃 (@yp1_ydct) 2019年10月27日
体を地面とほぼ水平にして滑る姿は非常に優雅であり、羽生選手の演技がジャンプだけでなく、非常に高い芸術性を持っていることを改めて実感させられますね。
羽生選手のハイドロブレーニングは、特に体と地面との距離が非常に近い、まさに「超低空ハイドロ」です。
体の柔軟さ、驚異的なバランス感覚、足腰の強靭な筋力、すべてを兼ね備えている羽生選手の凄さを、改めて実感させられます。
羽生結弦がエキシビションにパリ散を選んだ理由は「挑戦」、GP圧勝も飽くなき探求心
羽生結弦選手は2019年の今、エキシビションで「パリの散歩道」を選んだ理由について、懐かしいものをやってみたいという理由と同時に、「挑戦」を挙げました。
現在の羽生選手が、トーループ一本の構成のショートプログラムを滑って、どのくらいやれるのかという挑戦をしたと話しています。
カナダ大会を自己最高得点で優勝、ライバルとの点差も圧倒的な成績を残した羽生選手。
それでも上を目指し挑戦を続ける、羽生選手の飽くなき探求心には、非常に驚かされますね。
羽生結弦がパリ散を披露したエキシビションは上位選手の名誉、様々な制限なし
羽生結弦選手が久しぶりに「パリの散歩道」で演技をしたエキシビションは、大会後に上位選手が滑る、採点なしの演技です。
技や衣装、楽曲などの制限がなく、本大会では制限される小道具の利用や、歌詞入りの曲をバックに踊ることも許されます。
競技のフィギュアスケートというよりは、観客としてはアイスショーに近い感覚で楽しむことができる舞台と言えます。
観客の前でエキシビションを披露できるのは、大会で上位に入賞した選手だけで、エキシビションに出られること自体、選手にとってはたいへんな名誉です。
羽生選手は演技中こそ非常に真剣な表情ながら、演技終了後は非常にさわやかな笑顔を見せてくれました。
観客に「ありがとうございました」と大声で挨拶をするシーンもあり、全体を通して、羽生選手にとって非常に満足できる大会であったことが想像できますね。
2019グランプリも羽生結弦の強さ際立つ、第6戦日本大会は11月下旬
2019年も羽生結弦選手は男子フィギュアでトップクラスの優勝候補、カナダで行われた第二戦は圧倒的な強さで勝利し、エキシビションでも魅せてくれました。
日本で行われる第六戦は11月下旬、上位選手が出場するグランプリファイナルは12月上旬の開催となっています。
羽生結弦選手や紀平梨花選手など、日本人スケーターの活躍に期待しましょう。
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