これまで「日立世界ふしぎ発見」では25年以上に渡って兵馬俑の取材を行ってきました。
今回の放送では、一番愛する漫画は「キングダム」誰かの誕生日に贈るプレゼントは「キングダム」そんな小島瑠璃子がミステリーハンターとして、中国に向かいました。
また、番組後半ではキングダム作者の原泰久先生との特別対談が実現しました!そこで明かされるキングダムの秘密とは!?
2019年1月12日(土曜日)放送の「日立世界ふしぎ発見」をまとめてみました。
目次
中華統一の王、始皇帝とは?
始皇帝は、これまでバラバラであった7つの国を統一した王として有名。
中国では誰もが知っている偉大な王であり、圧倒的な英雄でもあります。しかし、暴君として語られる一面が強くあり、血の臭いがする王でもあります。
始皇帝の偉業は文字と言語の統一と筆

始皇帝は、中華統一とは別に大きな偉業を残しました。
それは、文字と言語の統一です。
これによりその後の中国の歴史の中で国がバラバラになることが少なかったと言われています。
また、番組内でのラストクエスチョンだったのですが、秦の武将・蒙恬が伝達に不可欠なあるものを開発し、後世にまで残しています。
それは「筆」でした。

それまでは筆によく似たものを使用していたそうなのですが、蒙恬が複数の動物の毛を集め、より墨を吸い込んで長く書き続けられるようにし、始皇帝に献上したたということです。
顔の復元 始皇帝の妻がまさか…
番組では、AI技術によって顔面分析を行った頭蓋骨を紹介しました。
その頭蓋骨というのは、始皇帝の妻と息子の皇子です。
始皇帝陵から発掘された2体の頭蓋骨を特殊な機械でスキャンし、2000人以上から集めたデータを使って3Dプリンターで頭部を復元しました。
すると、そこで現れた顔は…

西洋人風の妻と、堀の深い顔をした皇子だったのです!
中国の一番西に位置した秦国なので、さらに西の西洋人を妻にしていてもおかしくない、と現在議論が行われているそうです。
もしそれが事実であったとすると、歴史的大発見ですよね!
今も発掘が行われている兵馬俑とは?
中国では貴人が死んだあとも寂しくないよう、生前と同じ生活ができるようにと、兵士、召使、妻、馬、家畜などをかたどった人形と一緒に埋葬する文化がありました。
兵馬俑というのは、埋葬するときに一緒に埋める粘土で出来ている兵士と馬をかたどった人形のことをいいます。
今回の世界ふしぎ発見のメインとなる兵馬俑は、始皇帝陵から2km離れたところにある兵馬俑。歴史の教科書で見たことがある人もいたるかもしれません。
発見から40年経った今もな発掘が続けられているそうです。
兵馬俑の第一発見者と接触!

兵馬俑は1974年に地元の農夫が水不足にあえぎ、鍬で水をもとめて掘っていた場所から傭が出現したということです。
こじるりはなんと!その第一発見者の人に会って、直接その時のことを聞きました。
始めは頭や腕がゴロゴロ出てくるのが気味が悪くて、ぶっ壊したそうですよ。
兵馬俑での新たなる発見

取材で分かったのは、兵馬俑には兵士や馬だけではないということです。
中には役人やパフォーマーといった人達の人形も発掘され、始皇帝は自らの国を墓の中に再現したかったのではないかと言われています。
また、多くの傭からは着色の跡が見受けられていることも今回の取材で明らかにされました。
元々は色彩豊かな人形であったみたいですが、2200年という長い年月と、発掘して空気に触れてしまったことで酸化され、色が落ちてしまったということでした。
しかし現在の技術によって発掘時に残っていた色彩は保護され、色を残したまま保存することが可能になっているそうです。
ギガヒット漫画!キングダムとは?
累計発行部数3600万部のギガヒット漫画キングダム。
ヤングジャンプで現在も連載中であり、18日には53巻が発売されます。
キングダムのあらすじを紹介

主人公は、始皇帝の友人であり配下の少年・信。
奴隷であった信の友人が嬴政(始皇帝)の身代わりとなって殺されてしまいます。
それがキッカケで信は奴隷から平民となり、嬴政の友人として、また自らの夢を叶えるために乱世に身を投じます。
キングダムの中の始皇帝
この中で始皇帝は暴君ではなく人間味あふれるリーダーとして描かれています。
幼少期は人質として敵国の趙で育ち、呂不韋の後ろ盾のもと若干13歳で王となります。
呂不韋は始皇帝の政敵であり、始皇帝が加冠の儀で成年王となるまでの間、始皇帝の命を狙い続けます。
始皇帝が亡くなれば、呂不韋は次の王になれるかもしれないからです。
始皇帝はその牙を巧みに隠し、その知恵と勇気と行動力と、持って生まれたカリスマ性で数々の苦難を乗り越えていきます。
戦は中華の統一のためには避けて通れないものと考えており、決して好んで戦ばかりやっていたわけではありません。
中華統一という、誰も成し遂げたことがない壮大な夢を実現するための手段なのです。
始皇帝が夢を語り、道を切り開き、民を思う優しい姿を見ると、男女問わず惚れてしまうこと間違いなしです!
キングダム作者・原泰久と対面!
原先生の仕事場へこじるりが訪問

キングダムファン歴9年、以前アメトーーク!でも熱くキングダムへの愛を語っていたこじるりが、ずっと会いたかった原先生の仕事場にやってきました。
入り口を入ると目に飛び込んできたのは、額に入った「秦」という文字とたくさんの丸が描かれた壁紙です。
目の前にキングダムの世界を彷彿とさせるものが飛び込んできて、こじるりのテンションが上がります。
そしてドアを開けると、作者の原先生が出迎えてくれました。
原泰久先生はこじるりがキングダムのファンだと公言していることをご存じで、いつかお礼を言いたいと思っていたそうです。
原泰久×こじるりとの対談で明かすキングダムの新真実とは?
原泰久先生が、こじるりとの対談でキングダムについて明かす。
実は、最初は仙人の話を書こうと思っていたと原先生は語りました。
始皇帝は悪役だった!?
原泰久先生は、キングダムという作品を生み出す過程で、キャッチーな登場人物を探していたところに、始皇帝の存在を思い出したそうです。
ちょうど悪名高い始皇帝がいるので、敵のボスにしよう、そう考えたことで、原先生は始皇帝について調べ始めました。
中華統一の皇帝ということしか知らなかった原先生は「史記」を読むことで始皇帝についての印象が変化したそうです。
特に取材で兵馬俑に行った時、武将を見て始皇帝のイメージが逆転しました。
鬼のような、仁王像のようなものを創造していたら、穏やかな顔をした武将の俑を目にした原先生。
意外と人格者でないと当時の武将にはなれなかったのかな、と思ったそうです。
そこで生み出された作品が「キングダム」でした。
キングダムの最終回が明かされる!
原先生は、武力統一は肯定してはいけないものだと考えていました。
その結果、秦は統一から15年で滅びてしまったわけですよね。
なので、原先生の考える最後は、武力統一をしてしまった信と政(始皇帝)がどういう顔をするのか。そこで終わってもいいかなと考えているそうです。
ただし、当の原先生も最後の二人にどんな顔をさせるのか考えていないそうです。
まだまだ連載が続いていく中で、二人がどう成長をし、どんな人間になっていくのか、それは原先生にもまだわかりません。
まだまだ歴史は変わっていく
番組では、兵馬俑を中心に始皇帝陵の発掘をメインに取り上げられました。
そこではまだ発掘はすべて終わってはおらず、今後新たな発見や、これまでの常識を覆すような発見があるのかもしれないと期待をさせられました。
漫画キングダムは現在連載中の作品です。もし今後、新たな発見があった場合、キングダムの内容はもちろん、ラストの二人の表情も変わってきますよね!
こじるりとの対談でキングダムの最後が明らかにされたわけですが、まだまだどうなるのかはわかりません。
4月には山﨑賢人さん主演の実写映画も公開されるキングダム!今後の展開に目が離せません!
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