犬用スタンガンで子供3人を虐待した後藤孝宏容疑者はどんな父親?犯行をしつけと主張

福岡県警小倉南署は、今月29日、児童への暴行・傷害の容疑で、後藤孝宏容疑者(45歳・無職)を逮捕しました。後藤容疑者は、自身の子どもたちに対し、犬用のスタンガンを押し付けて、火傷を負わせるなどの行為に及んでいました。

虐待に使われたのは、ペットのしつけに用いられる首輪型のスタンガン。子どもたちの腕には、スタンガンを繰り返し押し付けられたことが原因と思われる、複数の傷痕が。中でも、長男(11歳)は腕に全治8日の火傷を負っていました。

虐待に使われた犬用スタンガンや、その内容はどのようなものだったのでしょうか。痛ましい事件の背景に迫ります。

後藤孝宏容疑者の事件の背景と詳細

後藤容疑者は、今年2月26日~28日に、専門学校生の長女(17)、中学生の次女(14)、小学生の長男(11)それぞれに、ペット用のスタンガンを押し付けて虐待した容疑に問われています。

今回の容疑については、長女が専門学校の教諭に「父親から虐待を受けている」旨の相談をしたことから発覚しました。学校はすぐさま児童相談所に報告し、相談所が子どもたちを保護。あわせて、福岡県警に通報する、という流れでした。

後藤容疑者は、子どもたちに対して日常的に虐待を行っていました。「宿題をやらなかった」「家のルールを守らなかった」ことなどを理由に、1日に何度もスタンガンを通電させることも。後藤容疑者は「しつけのつもりだった」として、容疑を認めています。

犯行に使われたペット用のスタンガンとはどのようなものか?

犬の吠え癖などを矯正する首輪型のスタンガン

スタンガンとは、文字通り相手を気絶(スタン)させるために開発された護身用の武器。暴漢を撃退するための防犯グッズとして、主に使われています。

一方で、ペット用のスタンガンとは、愛犬のしつけなどに用いられるもの。犬の無駄吠えなどをなくすために、リモコンを使って遠隔操作で電流を流します。今回使われたものは海外製で、首輪として装着するものでした。

しかし、犬に対しての使用でも「トラウマを抱えてしまう場合もある」と言われるほどに、苦痛を与えることもあるようです。

威力は低いが、安全とは言い切れない

しつけ用なので、当然ながら気絶(スタン)するほどの強い電流は流れません。しかし、「心臓に疾患がある場合は使用を中止するように」と使用上の注意があり、安全な器具とは言い切れません。

また、子どもたちの腕にはスタンガンの通電の痕がいくつも残されており、小学生の長男は全治8日の火傷を負っていました。毛皮で覆われている犬とは違い、人間の肌は剥き出しです。「ペット用だから、人間に使っても平気」は成立しません。

後藤容疑者の妻と子どもたちの関係は?

長女と次女は、妻の連れ子だった

虐待を受けていた子どもたちのうち、専門学校生の長女(17歳)と中学生の次女(14歳)は、後藤容疑者の実子ではなく、妻の連れ子であったようです。

後藤容疑者は、10歳年下の女性(現・妻)と10年前に結婚。女性は既に2人を出産していたため、後藤容疑者との直接の血縁関係ではありませんでした。

一方で、小学生の長男(11)については、後藤容疑者と妻の間に生まれた実子であるようです。

妻は「現場にいなかった」とするも、虐待は結婚当初から

調べに対して、後藤容疑者の妻は「犯行当時は現場にいなかった」と語っています。

しかし、現在17歳の長女が小学校に通っていたころから、後藤容疑者による虐待は始まっていました。実に10年ほどにも及ぶ虐待です。子どもたちの腕には、過去のスタンガンによる虐待の傷痕が、まだ残っています。

長女はSNSで、「スタンガンによる虐待は、小学校6年生の頃から始まった。泣き叫ぶほどに痛かった」と語っています。現場の周囲の人は、数年前から「子どもたちが『痛い、やめて』などと叫ぶような声が聞こえた」との報告も。

これほどまでの虐待に、同じ家に暮らしていながら、全く関知していなかったとは考え難いものがあります。彼女が虐待に加担していたのか、子どもたちを守ろうとしていたのか、知りながらも止めることができなかったのか、今のところは明らかになっていません。

「行き過ぎたしつけ」から生まれた虐待

自分たちの子ども相手に、ペット用のスタンガンで罰を与える行為を「しつけ」と呼んでいた後藤容疑者。

自分が考えた「家のルール」を強要させ、肌に火傷痕がいくつも残るほどの体罰を与える行為は、親としての養育の範疇を明らかに逸脱しています。

子どもたちの今後の生活や安全の保障と、後藤容疑者への厳罰が下ることを祈るばかりです。

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