話題の第三の生理用品「月経カップ」とは?詳しい使い方や入手方法について紹介

欧米では認知度も高く、年々ユーザーも増えている月経カップって知っていますか?

今、日本でもナプキンたタンポンに変わる新しい生理用品として注目されているんです。

経済的で衛生的でしかもエコ!女性に優しい仕様になっている、月経カップの詳しい使い方や入手方法について紹介します。

月経カップとは?詳しい使い方を紹介

月経カップは別名、生理カップとも呼ばれています。

月経カップはシリコンでできた円錐形のカップのことです。

カップを膣内に挿入することで経血を外に排出せずに受け取めるという仕組みで、これまでの吸収する方法とはまた違ったケアです。

使い捨てせず、消毒をして何度も洗って使えるので経済的ですし、実は、ナプキンやタンポンに比べてとても衛生的なんです。

月経カップの使い方

  1. 使用前にカップは煮沸消毒するか、専用の消毒薬でつけ起きする
  2. 使用前によく手を洗う
  3. カップを折り畳み口が中で開くようにして膣内に挿入する
  4. 6~8時間ごとに、入れる時と同じようにカップを折るようにして取り外す
  5. トイレでカップ内にたまった経血を流す
  6. 再装着するときは、カップを水洗いするか、ウエットティッシュで拭いてから装着
  7. 生理が終わったらまた消毒をして片付ける

これまでの生理用品との比較

生理用品の代表、紙ナプキン、布ナプキン、タンポン、そして生理カップのメリットデメリットを紹介します。

紙ナプキン

メリット

  • 誰でも簡単に使える
  • 使い捨てができるので衛生的
  • どこでも気軽に購入できる

デメリット

  • 季節や量によって蒸れやすい
  • 激しい運動をすると漏れる時がある
  • 小まめに替えないといけない
  • 臭いが気になる

布ナプキン

メリット

  • オーガニックなどの素材が豊富で肌に優しい
  • 洗って繰り返し使えるので経済的
  • 形によっては繰り返し折りたたんで使えるので交換頻度が高くない
  • デザインが豊富
  • 紙ナプキンに比べると臭わない

デメリット

  • 捨てられないので外出時にかさばる
  • 洗うのが面倒くさい
  • 干している時やつけ置き洗いの時の家族の目線が気になる
  • 厚みがあるのでゴワゴワする

タンポン

メリット

  • 激しいスポーツや入浴、プールなどで心配がない
  • 吸収力があるので交換頻度が低い
  • 臭いが気にならない
  • アウターに響かない
  • 漏れの心配があまりない
  • 蒸れやかぶれとは無縁

デメリット

  • 挿入に慣れるまでが大変
  • 紐が切れてしまった時が大変
  • 排尿時に紐が濡れると不衛生
  • 正しい位置に挿入しないと違和感がある
  • 長時間の使用で雑菌が繁殖する恐れがある

月経カップ

メリット

  • 漏れの心配があまりない
  • 臭いが気にならない
  • アウターに響かない
  • 激しいスポーツや入浴、プールなどで心配がない
  • 10年間連続で使用できるので経済的
  • 手入れに時間がかからない
  • 蒸れやかぶれとは無縁
  • かさばらない
  • 6~8時間使用可能

デメリット

  • 慣れるまでは扱いが難しい
  • 手が汚れる
  • 外出先での取り外しがしづらい
  • 初期投資がかかる

いかがでしたか?

月経カップとタンポンのメリットは似たものが多いのですが、それぞれのデメリットを比較すると月経カップの良さがわかると思います。

デメリットのほとんどは慣れて行けば解消するものばかりです!

月経カップの不安を解消!

従来の生理用品とは違い、カップを中に入れるということで使い方に不安を感じる人も多いと思います。

そこで、初めての人が不安になりやすい生理カップの使用についてまとめました。

月経カップって思ったより大きい!入るの?

紙ナプキンにも夜用や羽根つきなどの種類があるように、月経カップにも種類があります。

殆どの場合は製造元によっての違いとなり、メーカーによって柔らかさやサイズが異なります。

そこそこ厚みもあるので、本当に入るのかと不安になる人も多いと思います。

実は、これはこのままでは入りません。

折りたたんで挿入し、中でカップが自然に開き、膣内に栓をするイメージで使用します。

ある程度の厚みがないと中で開かないので、ソフトタイプの柔らかいものは使い慣れた上級者向きだと思ってください。

カップの口の部分を細く折りたたむことでスムーズに挿入できますよ。

外出時の交換はどうしたらいいの?

まず、月経カップに慣れるまでは一日家にいる日を選んで使用してください。

いきなり外出となると、カップがうまく取り出せなくて、服や周囲を汚してしまうことがあります。

ただ、外出時と言ってもカップのサイズや経血の量によって8~10時間くらい取り出し不要なので、心配しなくても大丈夫です。

外出時に取り出しが必要な場合、必須アイテムはウエットティッシュです。

まず、お手洗いに入る前に手をしっかり洗って清潔にしましょう。

個室に入ったら、服や下着を汚さないように注意し、座った状態でカップを取り出します。

そのまま経血はトイレに流してしまい、使用したカップはトイレットペーパーで拭くか、ウエットティッシュで拭いてまた入れ直します。

最後に、手が汚れてしまうのでウエットティッシュで汚れを拭いてから出ましょう。

手を洗う前にざっと汚れを取っておくと、持ち物が汚れませんよ。

この時、除菌や消毒用のウエットティッシュだと刺激が強すぎることがあるので、ノンアルコールのものや、赤ちゃんのおしりふきのような低刺激タイプがおすすめです。

月経カップが取り出せなくなったらどうするの?

タンポンと違い、外に紐が出ているわけではないので不安ですよね。

でも、月経カップはタンポンほど奥に挿入しないので取り出せなくなる可能性はほとんどありません。

例え奥の方にいってしまった場合でも、何度か力むと下におりてくるので、心配いりません。

引き抜きやすさを重視するのであれば、カップの下がリング状になっているものは指がひっかけやすくておすすめです。

月経カップはどこで買えるの?

月経カップは日本ではまだ広まっていないので、ドラッグストアやスーパーなどでの取り扱いが殆どありません。

購入はインターネットが一番種類も豊富で便利です。

Amazonや楽天で販売している他に、月経カップのメーカーサイトもあるので、じっくり比較して自分にあうものを見つけて下さい。

月経カップで快適な生理週間を過ごしてみませんか?

慣れるまではお風呂場で片足を上げてチャレンジしてみるのがお勧めです。

汚れたらそのままシャワーで洗えますし、取り換える時も汚れはもちろん、使ったカップをそのまま洗って挿入し直せます。

慣れるまでは難しいこともある月経カップですが、それは自転車に初めて乗る時と同じです。

慣れれば自分のベストな位置がわかりますし、身体の感覚として交換のタイミングがわかるようになってきます。

一度慣れてしまったらノンストレスの生理週間が待っていますよ!

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