【GDA2021】TREASURE(トレジャー/トレサ)が新人賞受賞!Going Crazy(ミチョガネ)が話題になった理由を解説

2021年1月9日・10日に行われたGDA(ゴールデンディスクアワード)にて、2020年デビューの新人アイドルグループTREASURE(トレジャー/トレサ)が新人賞を受賞しました。

デビュー年に新人賞を取るのは多くのアイドルの夢。デビューまで苦労が多かったTREASUREの快挙に、多くのK-POPファンが拍手を送りました。

この記念すべきGDAのステージにて、TREASUREが『Going Crazy(ミチョガネ)』という曲を披露したことが話題に!TREASUREにとって、ミチョガネはとっても大事な曲ですよね。

ここでは、TREASUREがGDAで歌った『Going Crazy(ミチョガネ)』について、どうして特別な曲なのかを解説します。最近嵌った方必見です!

GDA新人賞のTREASURE「Going Crazy(ミチョガネ)」の披露にファン感涙

2021年1月10日。YGエンターテイメントの新人グループ「TREASURE」が、GDA(ゴールデンディスクアワード)にて新人賞を受賞しました。

 
 
 
 
 
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GDAは35年の歴史を持つ韓国の大きな賞ここで新人賞を受賞できるのは大きいです! 

YG期待の新人と言われたTREASURE、ここで大きな爪痕を残しましたね。

このドヤドヤワイワイ入ってくるところがYGらしさ。デビューから半年ほどが過ぎ、TREASUREもすっかりYGの空気に馴染んだようです。メンバーのヨシノリは日本語で挨拶も。

彼らが新人賞をとっただけでも大きなニュースですが、さらに大きなニュースが!

このGDAにて、TREASUREは『Going Crazy(ミチョガネ)』を披露!これが大きな話題になりました。

多くの人が知るように、「TREASURE」はYGエンターテイメントのサバイバル番組「YG宝石箱」から生まれたアイドルグループです。『Going Crazy(ミチョガネ)』は、その番組内で披露されていた楽曲。当時とは振り付けが少し違いましたが、確かにミチョガネ!

デビュー以来披露してこなかったこの『Going Crazy(ミチョガネ)』を、彼らは新人賞の舞台で披露したのです! 

この粋なはからいに、TREASUREのファンダムは大盛り上がり。世界トレンドに入るくらいの反響を呼びました。

TREASUREの『Going Crazy(ミチョガネ)』ってどんな曲?

では、TREASUREの『Going Crazy(ミチョガネ)』とはどんな曲なのでしょう?

最近ファンになった方、TREASUREを知った方のために、この曲が持つ特別な意味を解説してみましょう。

『Going Crazy(ミチョガネ)』は成績上位者だけが歌えた曲

『Going Crazy(ミチョガネ)』は、2018年11より放送されていた『YG宝石箱』の中で披露されていた曲です。

初めて披露されたのは第4話。この回では、選出されたデビュー候補7名と、席替えでのデビュー(実力でデビュー候補生の席を奪い取る)をかけた練習生の対決が開幕。『Going Crazy(ミチョガネ)』は、デビュー候補生として選ばれた7名が踊りました。

踊ったメンバーは以下の通り。

  • イェダム
  • ハルト
  • ジュンギュ
  • ユンビン
  • ジョンファン
  • マシホ
  • ジョンウ

『YG宝石箱』は、YGエンターテイメントが主催したサバイバル番組。YG練習生29名に対して行われたもので、ここで選ばれた13人(現在12人)が「TREASURE」としてデビューしました。

練習生たちが歌とダンスを競い合う「YG宝石箱」の中で、選び抜かれた成績上位者のみが披露できたのが『Going Crazy(ミチョガネ)』です。日本人ファンの間でも、「ミチョガネ」と呼ばれてとっても有名。

2020年1月にMVが公開されています。

デビューを目指す練習生たちにとって、『Going Crazy(ミチョガネ)』は特別な曲でした。堂々と踊る成績上位者に、その姿を様々な表情で見守る練習生たち。この曲を歌えることへの憧れ、歌えないことでの嫉妬、口惜しさ……。

成績上位者にとっても、そうじゃないメンバーにとっても、『Going Crazy(ミチョガネ)』はとてもとても大切な曲だったのです。もちろん、熾烈な戦いを見守る視聴者にとっても。

デビューメンバー発表の日は、ファイナリスト13名で披露しました。このときの感動は忘れられません。

デビューまで苦しかった!TREASUREが辿った苦悩の道のり

TREASUREは、韓国芸能事務所のYGエンターテイメント主催のサバイバル番組『YG宝石箱』からデビューした12人組のアイドルグループです。

サバイバル番組を勝ち抜くだけでも苛酷なのに、デビュー決定以降にYGがある事件(後述します)に絡んだため、デビューがかなり遅れました。また、当初は7人組だったメンバーが12人組へと変化しています。

これらの流れを紐解くと、『Going Crazy(ミチョガネ)』がより特別に聞こえてくるはず。TREASUREがデビューまでに辿った道のりを解りやすくまとめました。

初期メンバー7名の決定から「TREASURE13」の発表まで

まず、『YG宝石箱』で決まった初期メンバー7名について、そこから13人グループの「TREASURE13」の誕生までを解説します。

解りやすく箇条書きにしてみました。太字のところがポイントなので、ここは絶対に押さえておきましょう。

  • 2018年11月16日 YGエンターテイメント練習生29名によるサバイバル番組『YG宝石箱』放送開始。
  • 2019年1月18日 デビューメンバー4名が番組で発表される(イェダム、ハルト、ジョンファン、ジュンギュ)。
  • 2019年1月21日 デビューメンバーのジョンウが公式サイトで発表される。
  • 2019年1月22日 デビューメンバーのジェヒョクが公式サイトで発表される。
  • 2019年1月23日 デビューメンバーのヒョンソクが公式サイトで発表される。計7名のメンバーがここで決定。
  • 2019年1月28日 7人のグループ名が「TREASURE」に決定。
  • 2019年1月29日 YGエンターテイメントは、『YG宝石箱』落選者から新たに6人組グループをデビューさせると発表。
  • 2019年1月30日~2月4日 新グループのメンバーが1人ずつ発表される(ユンビン、マシホ、ドヨン、ヨシノリ、ジフン、アサヒ)
  • 2019年2月7日 YGエンターテイメントは、6人組のグループ名を「MAGNUM」と発表。「TREASURE」と「MAGNUM」は同一のグループ「TREASURE13」としてデビューするとも発表。

簡単に言うと、サバイバル番組で決定したメンバー7人のグループ「TREASURE」の次に、落選組からメンバーを選出した「MAGNUM」が誕生。

「TREASURE」「MAGNUM」を1つのグループにして、「TREASURE13」としてデビューさせることにしたのです。

落選組のデビューは賛否両論でした。全員が粒ぞろいの練習生だったため、「落選組からデビューできる子がいて嬉しい」という声もあり、「オーディションの意味はあったのか」という声もあり……。

番組放送中に注目されたメンバーがどちらにも入らなかったので、批判ももちろんありました。ともあれ、ここから「TREASURE13」が始まることになったのですが……。

ここから「TREASURE」のデビューは先送りされることになります。

「スンリゲート事件」によりYGの信頼が失墜、TREASUREのデビューは先送りへ

話は少し遡って、2018年11月24日のこと。YGエンターテイメント所属のBIGBANGメンバーSUNRI(以下、スンリ)経営のクラブ「バーニングサン」にて、暴行事件が発生しました。

この事件の概要を簡単に説明すると、クラブにいた女性がセクハラされるのを庇った男性客(被害者)が、なぜかクラブのスタッフと駆けつけた警察官に暴行されたというものです。

この事件のことが、被害者本人のSNSから広がって社会的な問題へ発展しました。同時に、「バーニングサン」にまつわる様々な闇が飛び出しました。女性への暴行や薬物の販売などです。この一連の事件は、「スンリゲート」と呼ばれています。

騒動の拡大を受け、スンリはBIGBANGからの脱退とYGエンターテイメントの退社を発表。

この事件はスンリを中心に拡大。ある女性記者がスンリを含めたカトクルーム(LINEグループのようなもの)の内容を告発するに至りました。ここには、男性芸能人が猥褻動画を共有した証拠があり、関与していたアイドルメンバーが脱退・退社をしています。

もちろんスンリが所属するYGエンターテイメントも無事ではいられませんでした。YGエンターテイメントの社長ヤン・ヒョンソク氏(以下、ヤンサ)は、様々な疑惑やスンリゲートの責任を取り2019年6月14日に辞任。

ヤンサはあのBIGBANGを作った人物であり、YG宝石箱でメンバー選びをした人物でもあるので、影響は小さくありませんでした。この事件でYGの株も20%以上下落……。

韓国国民のYGへの反発心も大きく、「TREASURE」のデビューも不透明に……。この時期のメンバーは不安だったはずです。夏デビューと言われていたのに、目立った活動もありませんでした。

2020年ようやく「TREASURE」のデビューが発表される!

2020年に入り、ようやく「TREASURE」の今後が発表されます。

2020年1月6日。YGエンターテイメントはユンビンの脱退・退所と、12人が「TREASURE」としてデビューすることを発表しました。ユンビンくんは「やりたいことがグループではなくソロに近い」と考え、会社と相談の上で脱退を決めたそうです。才能がある子ですから、またどこかで会える日を待ちたいですね。

こうして12人になったTREASUREは、1月8日より活発な活動を開始。メンバーのプロフィール写真が発表され、17日からはリアリティ番組も放送開始となりました。

1年経って、少年たちも大人になりましたね。

そして満を持した2020年8月7日。TREASUREは、アルバム「THE FIRST STEP : CHAPTER ONE」でデビューを果たします。このアルバムは予約だけで10万枚を突破。新人アイドルでは驚異的な数字です! 

タイトル曲となったBOYSのMVを見て、こみ上げるものがあった方も多いはず。やっとデビューのステージに立てましたね。

GDAの『Going Crazy(ミチョガネ)』にファンがより感動する理由

前述したとおり、『Going Crazy(ミチョガネ)』は『YG宝石箱』に深い縁がある楽曲です。番組の中で、成績上位者のみが歌うことを許された憧れの曲。それはつまり、彼らの努力や涙・汗の末にたどり着くことができた曲ということです。

でも、それだけではありません。魂をかけて戦い、ようやくデビューの切符を掴んだ彼らは、大人たちの都合で夢を潰されかねなかったのです。実際、サバイバル番組で勝ち残りながら、デビューが立ち消えになったアイドルもいます(YG宝石箱にもいました)。

デビューをかけて戦った彼らは、今度は13人(12人)一体となって逆風と戦いました。そしてようやくデビューを果たし、新人賞と言う金字塔を打ち立てた末の『Going Crazy(ミチョガネ)』。

GDAという舞台で、この『Going Crazy(ミチョガネ)』を歌うことの重さ・意味を考えれば、ファンの感動はひとしおだったのではないでしょうか。

カムバも絶好調のTREASURE!2021年はさらなる高みへ

GDAで見事に新人賞を獲得したTREASUREは、直後の1月12日にフルアルバム「THE FIRST STEP:TREASURE EFFECT」でカムバック。MV『MYTREASURE』を公開し、話題沸騰中です。これから音楽番組にもたくさん出演するでしょうね。

初のフルアルバムは、なんと予約だけで25万枚を越えたそう! 

苦労したぶんだけ、デビューの喜びもひとしおだったはずのTREASURE。2021年も快進撃を見せ、YGを牽引する存在になってほしいですね。

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