プリンセス美智子さま物語のキャストや相関図は?妃の知られざる苦悩の生涯に迫る

プリンセス美智子さま物語が、平成最後のフジテレビ特別ドラマとして、4月30日に放送されました。

多くの苦難を、乗り越えてこられた美智子様。その生涯を取材班による徹底取材と、美智子様の気持ちが記された秘蔵資料から、読み解きます。

番組キャスト情報や相関図、あらすじなどまとめましたので、御覧ください。

ドラマ『プリンセス美智子さま物語』の再放送が決定

天皇陛下の即位をお祝いする祝賀御列の儀(しゅくがおんれつのぎ)」が開催される11月10日(日)に、特番としてフジテレビで放送される『令和の即位パレード 華やか御列生中継スペシャル』の後の16:00~17:25に『プリンセス美智子さま物語』の再放送が決定しました。

前回、見逃された方は、この素晴らしいドラマを是非このタイミングで視聴されてみて下さい。

11月10日(日)の再放送も見逃した方は、フジテレビ系列の番組の見逃し配信は、FODプレミアムで放送されることが多いので、見逃し配信がないか是非チェックしてみて下さい。

ドラマのあらすじ

今回番組では、美智子さまの知られざるお気持ちがつづられた貴重な資料を独自入手した。

初めて民間から皇室に入られ、前例のない子育てやファッションが注目され、“ミッチーブーム”に世の中が熱狂した一方、伝統の壁や批判にさらされた美智子さま。

その時、美智子さまは何を思われ、そしてどのように逆風に立ち向かってこられたのか―。

実は当時、美智子さまは苦しい胸の内をノートにつづられていた。

そして美智子さまとごく親しいある人物が、それを一字一句、書き写していたノートが存在していたのだ。

番組ではそのノートを独自入手した。

「“伝統と進歩”というむづかしい課題の前で、いつも私は引き止められ、立ちどまって考えてしまいます」(原文ママ)

「憎しみに囲まれて何かをしようとしても、くずれくずれる砂山を足場にするように、何一つ実るものはございませんでしょう。これは、どんな“家”をとってみても、“職場”、“社会”をとってみても言えることではないかと思います」。

さらに当時浴びせられた批判に対しては「砂山をいたずらにふみつけ、その姿勢にばかり悲愴さをもち、その実、何の積極的進歩もない、そういうのが好きではないのです。でもそういう姿を見なければ、すべてが妥協だ、順応だと思いたい人達もおりますでしょう。」などノートには、美智子さまの本当のお気持ちがつづられている。

そして今回、美智子さまが書かれたイラストをそのまま書き写したページが初公開される。

そのイラストとそこに記された文章から、皇太子妃として、そして妻として母としてのご自身のお立場について思慮され、そのあり方を模索されていた切実な思いが明らかになる。

そして番組では、美智子さまの知られざるお気持ちが記されたその貴重なノートをもとに、『プリンセス美智子さま物語 知られざる愛と苦悩の軌跡(仮)』として、世紀のご成婚と美智子さまがこれまで歩まれてきた道のりを、東宮女官長の目線からドラマ化する。ご在位中の天皇陛下・皇后陛下の物語をドラマ化する。

キャストや相関図をご紹介

  • 浜村時子役:永作博美
  • 黒木従達役:山崎樹範
  • 東小路鶴子役:田島令子
  • 小泉信三役:伊武雅刀
  • 入江相政役:升毅
  • 藤永菊子役:若村麻由美
  • ノンフィクション作家役:草笛光子
  • 週刊誌記者役:上白石萌音
  • 週刊誌先輩記者役:和田正人
  • 雑誌編集者役:町田啓太

永作博美さんからのコメント

  • Q .美智子さまの物語をドラマ化するのは初めてになりますが、脚本を読んでいかがでしたか
    「日本の歴史として興味深く読んでいました。とても心温まる作品で驚きました」
  • Q .演じられる東宮女官長・教育係の浜村時子という女性をどのようにとらえていらっしゃいますか
    「フラットな方なのかなと。華族という誇りの中にもどこか安定感、安心感を思わせる方だったのかなと思いました」
  • Q .皇室内というあまり知ることができない世界ですが、演じられていかがでしたか。またどのように役作りされましたか?演じられる上で気を付けたこと、ご苦労などありましたらお聞かせ下さい
    「役を作りきれませんでした。そのくらい私のいる世界とはかけ離れた世界でした。言葉の違いにもかなり戸惑いました。知らない世界で常に張り詰めた緊張感。私の役どころについては、厳しくお勤めされていたようですが、やはりどこか人間くさい、人の情けのようなものを知っている方なのかなと。少しでも感情を出せるところは出したいと思っていました」

上白石萌音さんからのコメント

  • Q .出演のオファーを受けたときの感想は?
    「平成最後のドラマ、そして、初めて皇室を描いた物語ということで、この上なく光栄に思うと同時に背筋が伸びました。また、ご出演される先輩方のお名前を拝見するだけで、いち視聴者として放送を心待ちにする自分がいました。素晴らしいチームの一員になれてとてもうれしかったです」
  • Q .このドラマを通じて、美智子さまや皇室についてどのような印象をもたれましたか?
    「脚本を読みながらたくさんの気づきや感動がありました。特に、美智子さまのお心模様を知るうちに、女性として、人としての尊敬と憧れが増しました。わたしが演じるひろ子もそうやって影響を受けていくので、心から共感しながら演じました」
  • Q .昭和の週刊誌記者役を演じていかがでしたか。またどのように役作りされましたか。難しかったところなどありましたか?
    「当時の書籍や記事を読んで想像を膨らませました。男性社会で揉まれながらも、粘り強く意思を貫くひろ子のたくましさを出せたらと思いました。そして、美智子さまに影響を受けて少しずつ成長していく姿も、監督と相談しながら丁寧に演じたつもりです」
  • Q .ドラマを楽しみにされている視聴者の方へメッセージをお願いします
    「時代が移り変わっても、変わらぬ人の思いが描かれていると思います。生放送とともに、このドラマも楽しみにしていただけるとうれしいです」

若村麻由美さんからのコメント

  • Q .出演のオファーを受けたときの感想は?
    「まず、美智子さまの手記をドラマ制作できる事に驚き、その驚いた自分にも驚きました。また、伝統を象徴する大役をいただき、自分に務まるか不安でしたが、時代の節目の作品に参加させていただく事に様々な意味があると考えました」
  • Q .このドラマを通じて、美智子さまや皇室についてどのような印象をもたれましたか?
    「敗戦後、象徴天皇制となった事は、皇室史上最大の変化だったのではと改めて思い、その在り方を模索する難しさも感じました。それを実現するべく民間から選ばれたプリンセスの責務は想像をはるかに越えていましたが、皇室の中に家庭の温もりを作られた“勇気と信念”の女性と感じました」
  • Q .旧華族で天皇家ともゆかりのある藤永菊子ですが、演じる上での苦労や難しかったところなどありましたか?
    「プロデューサーや監督と、台本や資料を元に、ただの敵役としてではなく、伝統保守を使命とし、変わりゆく時代に取り残された誇り高き女性として、藤永菊子を創造しました。言葉、所作、習慣など、わからない事が多くありましたが、旧華族の方にお話を伺い、当時の帯や着物をいくつか使わせて頂けた事が大きな助けとなりました」
  • Q .ドラマを楽しみにされている視聴者の方へメッセージをお願いします
    「時代に思いをはせて私たちの知り得なかった事柄をドラマとしてお楽しみください。戦争の無かった平成から、戦争も災害も無い令和となるよう平和を祈ります」

草笛光子さんからのコメント

  • Q .出演のオファーを受けたときの感想は?
    「美智子さまとご一緒にお仕事ができるようでとてもうれしかったです」
  • Q .このドラマを通じて、美智子さまや皇室についてどのような印象をもたれましたか?
    「今だから言えることが新鮮でした。皇室と私たちとが近くなった気がします」
  • Q .物語のカギとなる人物で、“語り”も重要な役柄です。どのように役作りされましたか?
    「演じる者としては難しかったです。女優として演じるだけでなく、ノートの代読、和歌詠み人と、美智子さまと沿うことが多面的にあり難しかったです。このようなドラマは初めての経験でした。でも、私から美智子さまへのラブレターのつもりで演じました」
  • Q .ドラマを楽しみにされている視聴者の方へメッセージをお願いします
    「日本国民の象徴である陛下と美智子さまお二人への敬愛の情を持たれることと思います。これまでにない珍しいドラマです。皆さんのお心に染みるドラマになったらうれしいです」

皇后・美智子様とは?経歴をご紹介

  • 誕生日:1934年10月20日(84歳)
  • 諱:美智子(みちこ)
  • 旧名:正田美智子
  • 印:白樺
  • 氏族:正田家
  • 父親:正田英三郎
  • 母親:正田富美子
  • 配偶者:今上天皇
  • 結婚:1959年(昭和34年)4月10日
  • 子女:皇太子徳仁親王(浩宮徳仁親王)、秋篠宮文仁親王(礼宮文仁親王)、黒田清子(紀宮清子内親王)
  • 身位:皇太子妃 → 皇后
  • 栄典:宝冠大綬章
  • 役職:日本赤十字社名誉総裁、国際児童図書評議会名誉総裁

日清製粉グループ会長の娘として、生を受けた美智子様。その一生は、波乱に満ちたものでした。

1941年(昭和16年)に雙葉学園雙葉小学校に入学しますが、戦争被害を逃れるため、疎開をし神奈川県、群馬県、長野県と転校を繰り返します。そして、軽井沢第一国民学校にて、終戦を迎えることになります。

中学は、聖心女子学院中等科へと進学、成績はトップクラス、スポーツも得意で、ピアノ・絵画・料理・香道なども嗜む、文武両道なお嬢様へと順調に成長していく美智子様。

テニス大会で明仁親王と出会い交際することに

聖心女子大学文学部外国語外国文学科へ進学後は、勉学に懸命に励み主席で卒業、得意のスポーツでもテニスの関東学生ランキングの第4位となります。さらに、軽井沢で開催されたテニス大会がきっかけとなり、明仁親王と出会い交際を深めていきます。

けれどもこの当時、皇族にとって平民から妃を迎えるということは、あまりにも常識はずれであり、皇太子妃は皇族か伯爵以上または旧華族というのが習わしでした。

その後、二人は結ばれることとなりますが、多くのバッシング、週刊誌による虚偽報道、皇族・華族や女官からの苛め、暴漢からの襲撃事件、流産などさまざまな困難を経験することになります。

明仁親王の即位に伴い皇后へ

結婚60年の祝賀行事を終え、退出される天皇、皇后両陛下=10日、皇居・宮殿「松の間」[代表撮影]

明仁親王が即位することで、美智子様も皇后へとなります。それでも、週刊誌などのメディアによる誹謗中傷は相次ぎ、あまりのストレスに耐えきれず遂には失声症を患うことに。この時、59歳でした。

その後、熱心な宮中祭祀を行うだけでなく、積極的に阪神淡路大震災の被災者への支援活動や、日本人拉致問題への言及、新潟県中越沖地震や東北地方太平洋沖地震の被災者への訪問などを行うことで、批判は減っていきます。

天皇の妃でありながら、多くの苦労を背負ってこられた、御年84歳の美智子様。2019年4月30日を持って、今上天皇の退位に伴い自身も現役から退くことになりました。

ネットでの反応

フジテレビのドラマはFODプレミアムで見逃し配信中!

フジテレビのドラマを見逃した方は、FODプレミアムがおすすめです。


FODでドラマの見逃し配信動画を見る

現在放送中のフジテレビドラマ「ラジエーションハウス」「パーフェクトワールド」ストロベリーナイト・サーガ」「高嶺と花」などは、放送後から1週間は、登録せずに見逃し配信を視聴することができます。

ただし見逃し配信が見られるのは、その週に放送された回だけ。

もし「前に放送された話も観たい」という場合は、FODプレミアムに登録しましょう!

FODプレミアムは、月額888円で映画やドラマを楽しめる動画配信サイトです。

Amazon Payをお持ちの方であれば、1か月無料お試しも利用できますので、お持ちの方はぜひAmazon Payでご登録を。

※視聴にかかる料金は2019年4月時点の情報となり、今後変わる可能性があります。ご注意ください。

※登録の際は、必ず「FODプレミアム」公式サイトで詳細をご確認ください。

皇室の関連記事

『陛下と雅子さま 知られざる笑顔の物語』の放送内容は?ドラマあらすじやキャストを紹介!見逃し配信や再放送についても

雅子さま物語の放送日はいつ?あらすじやキャストも紹介!見逃し配信についても

ドラマ『陛下と雅子さま 知られざる笑顔の物語』の放送日はいつ?主演女優の美村里江のプロフィールや過去の出演作についても

プリンセス美智子さま物語のモデルになった牧野純子とは?ドラマのキャストやあらすじも

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です