フルーツバスケット3話夾と由希の不仲の原因とは?名言連発のフルバ神回を語り尽くします!

白泉社のコミック誌「花とゆめ」にて、1998年16号から2006年24号まで連載された『フルーツバスケット』は、高屋奈月先生によるコミック累計3000万部突破の世界的に有名な超人気作品です。

2001年に初めてアニメ化され、2019年にキャストやスタッフを一新して二度目のアニメ化がされました

2019年版フルーツバスケットでは原作の高屋先生が総監修を務めており、「絵は原作に寄せないで欲しい」という高屋先生の要望によって原作とはまた違った魅力を持ったキャラクターデザインで作られました。

そんな『フルーツバスケット』のアニメ第3話をご紹介していきます!

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『フルーツバスケット』第3話あらすじ・ネタバレ

一か月後に文化祭が迫り、透たちのクラスでは”オニギリ亭”を出店することになりました。

具を何にするかみんなで考えていると、三色おにぎりやバトルおにぎりなどの案を透と夾が出しますが、いまいち決まりません。

そこで、由希が3つ買った人はオマケにもうひとつプレゼントするけど、それにはハズレも混ざっているというゲーム感覚のハズレおにぎりを提案すると、クラスのみんなは同意し、即決定となります。

それを見ていた夾は「なんでアイツの意見には従うんだ!」と拗ねますが、「キョンキョンが変すぎるんだ」といつの間につけられたあだ名で、クラスメイトにおにぎりの案をからかわれる夾なのでした。

いつのまにやら猫に群がられている夾に、女子生徒たちも群がります。

屋上へと逃げ出す夾

群がられることが苦手な夾は、屋上へと逃げ出し、透はその後を追いました。

屋上で猫とジャレる透は「やっぱり猫さんに好かれているのですね」と猫に頬ずりします。それを見ていた夾はあきれたように、勝手に寄ってくるのだと話しました。

夾から追ってきた理由を聞かれ、文化祭の準備に参加しないのかと尋ねますが、

自分がいなくても由希が居れば話は済むだろうし、由希は前から頭も要領も良いから人当りもよく好かれて信頼される。

武術を始めたのだって自分が先だったのに、今では由希の方が上手だと、次々に思いの丈を吐き出します。

夾の脳裏には、幼少期に子年に生まれた特別な子というポジションの由希と比べて、親戚から浴びせられた心無い言葉が浮かんでいました。

「むかつく。俺だってなれるもんならなってみたい…」と夾は呟きます。

由希の苛立ち

「大貧民をやりましょう!」と、教室で透が夾に声を掛けます。乗り気にならない夾ですが、魚ちゃんが勝負事から逃げるなんて情けないと挑発され、”負けたら掃除当番”という罰ゲーム付きで勝負は開始します。

一方の由希は女子生徒に呼び出されて告白を受けている最中でした。

いつもの通り断りを入れると、相手から「由希君は優しいけど、どこかで他人を拒絶している」と言われてしまいます。

その場を後にした由希は色々考えますが、教室の戻ると、大貧民に負けて掃除をしている夾と傍にいる透の姿がありました。

由希に気付き、次は一緒に大貧民をやろうと誘う透。

それを聞いていた夾は、次にゲームする時には絶対に勝つ事を宣言しました。対して由希は呆れた対応をしますが、夾は「お前に勝つことは俺の信念だ!目標だ!」と言い切ります。

しかし由希は「振り回される俺は迷惑だ」と突き放し、ついに二人はまた喧嘩を始めてしまいました。

夾が由希に勝つことを期待する透

一通り見ていた透は、ネズミと猫だからという理由だけじゃ語り切れない仲の悪さに困惑しつつも、先日夾が由希に勝って草摩家の一員になりたいと話していた事を思い出し、『夾が由希に勝てば猫が十二支に加われるという事?』と考えます。

つまり、猫が加わって十三支になれるのでは!?と心躍らせる透。

しかし、目の前で由希と夾の喧嘩はみるみるうちにヒートアップしていき、とうとう夾を蹴り飛ばした由希は「お前を見てるとイライラする」と言い、その場を後にしました。

金髪の少年との出会い

由希の様子を見て、『由希は沢山他人に気を使う分、気持ちを閉じ込めてしまうタイプなのかもしれない』と透は考え込みます。

そんなとき、歩いて考え事をしていたせいで階段から足を踏み外してしまった透を笑う人物が現れます。

その子は小柄な金髪の子供で、鞄から飛び出した教科書を見て「ホンダトオル? 」と、カタコトな日本語で話しかけます。英語が苦手な透は話せない事を伝えようとしますが、突然頬にキスをされて硬直してしまいます。

驚いてそのまま走り出した透は、その場に文化祭のチラシを落としていってしまいました。

由希が夾にイライラする理由

帰りが遅く、暗くなった事を心配して由希が迎えに来てくれ、二人で帰る事になった透。

思い切って透は、悪い夢は人に話すと吉になるとも言う事から、モヤモヤしたものがあるなら話して欲しいと伝えます。

それを聞いて由希は、『実家にいると監視されて檻に居る気分だった事』『普通の人に囲まれた普通の生活に憧れて実家を出てきた事』を話しました。

しかし、実際には草摩の家との関係を断ち切ることも出来ず、普通の人とも自然な距離で接することも出来なくて、他人を寄せ付けることの出来る夾を羨ましく思う気持ちがありました。

「十二支の仲間になれなくても自然体で普通の人と向き合える方が良いと思う」と、悲しそうな表情を見せる由希。

だから正反対の思いを抱く夾を見ているとイライラするのだと知った透は、由希の良い部分をたくさん伝えます。

しかし、「偽善かもしれない」と自らの優しさも否定する由希を見て透は、『由希も夾もそれぞれの素敵な部分があるのに』と感じます。

裏庭へ駆け出す由希

突然降りだした雨の中帰宅すると、紫呉から突発型台風が発生したらしいと聞き裏庭へ駆け出す由希。

透が追いかけていくと、そこには前に話していた由希の秘密基地である家庭菜園がありました。

野菜を守るためにシートを抑えるのを手伝う透に由希は優しいと言いますが、透は「良い人だと思われたくてしている偽善かもしれない」と笑います。

人は生まれたときは食欲などの本能しか持っていないから、体と同じく心も自分の中で育てていくもので、人によって優しさの形は違うと母に教えられた事を話す透。

優しさはそれぞれの手作りみたいなものだから、誤解されたり偽善と思われやすいと言います。

男のくせに悩む自分が情けないと落ち込む由希に、透は優しく「たくさん話してくれた分仲良くなれる気がして嬉しい」と笑いかけ、由希は前向きに人とうまく付き合えるように頑張ってみると笑顔で応えました。

誰の背中にも素敵な梅干しがついている

結局朝までシートを抑え、なんとか激しい台風の夜から野菜を守ることに成功した透と由希。

透は家に帰ると先ほど収穫したニラで文化祭に出品するためのニラおにぎりを作ります。

たまたま起きてきたニラ嫌いの夾が知らずにそれを食べると絶句し、すぐさま自分で器用におにぎりを握ります。上手におにぎりを握ることに透が驚いていると、修行の時は自分で握ってたからだと話しました。

自分でおにぎりを上手に握れることをとくに気に留めない夾を見て透は、「例えば人の素敵なものがおにぎりの梅干しのようなものだとしたら、その梅干しは背中についていて、世界中の誰の背中にも様々な梅干しがついているのに、背中についているせいで折角の梅干しが見えずに”自分には何もない”と思ってしまう」と話します。

自分を肯定する言葉に照れた夾は「もっとマシなもんで例えろ! 」と言いますが、透は焦ったように「シャケにするべきでしたか!? 」と答えます。

そんな透に、ぶっきらぼうながらに透の背中にも梅干しが見えると話す夾でした。

『フルーツバスケット』第3話の感想・見所

犬猿の仲ならぬ猫子の仲という感じで、昔から比べられていた分、お互いのの良い部分をたくさん知っている夾と由希はライバル視しながらも憧れている部分があったという本心がよく分かる回でした。

3話でも透の言葉によって由希や夾は救われ、名言の嵐で感動が止まりません…!!

人の素敵な部分をおにぎりで例えるなど、独特なセンスが面白くて魅力的です。

確かに 人の良い部分は見えやすいのに、自分の事となるとよく分からなくなってしまって、「自分は真っ白なお米だけだ」と感じ、自己嫌悪してしまう経験は誰しも一度はあると思います。そんな共感を出来る素晴らしい回でした。

ED直前では夾を訪ねる謎の美少女も現れ、謎が尽きません!次回が楽しみです。

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